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 『泉鏡花自筆年譜』 泉鏡花を読む

 明治十三年四月、町より浅野川を隔てたる、東馬場、養成小学校に入学。これより先、母に草双紙の絵解を、町内のうつくしき娘たちに、口碑、伝説を聞くこと多し。
 明治十六年十二月、年二十九にして。……
 明治十七年六月、父にともなはれて、石川郡松任、成の摩耶夫人に詣づ。径の流れに合歓の花咲き、池に杜若紫なり。なき母を思ひ慕ふ念いよいよ深し。学期より金沢高等小学校に入学。後一年ならずして、北陸英和学校に転ず、西洋人によって経営されたるミッションスクールなり。ウィルソン第一読本よりはじめて、パレイ万国史にいたる。

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