検索結果詳細


 『草迷宮』 鏡花とアンティークと古書の小径

 茶店の婆さんが申したも、その事でございます。
 唯今お話を伺いました。そんなこんなで村の者も行かなくなり、爺様も夜は恐がって参りませんから、貴下《あなた》の御容子が分らないに因って、家つきの仏を回向かたがた、お見舞申してはくれまいか、というについて、推参したのでございますが、いや、何とも驚きました。

 855/1510 856/1510 857/1510


  [Index]