羅須地人協会
当時北上川近くにあった羅須地人協会の建物は、現在は花巻農業高校構内に
移されている。入口前の黒板には、「下ノ 畑ニ 居リマス 賢治」と今も
チョークの字が見える。(場所が違うため、畑はない。)
羅須地人協会の建物は高校で鍵を借りて入ることが出来る。
賢治はここで農民達と何を語ったのだろうか。
農業の(そして農民の意識の)改革を目指した賢治だったが、その行動は
(売れ残った野菜をただで人にあげたりするなど)農民達の目には奇異に
映ることも多く、「金持ちの息子の道楽」と見られることもあったという。