森 麻季 with バッハ・コレギウム・ジャパン


2004/11/18  19:00 東京オペラシティコンサートホール・タケミツメモリアル  


メラーニ/カンタータ《陽気な嘆き》
J.S.バッハ/シンフォニア(カンタータ第42番 BWV42より)
       教会カンタータ《わが心は血にまみれ》BWV199
       教会カンタータ《もろびとよ歓呼して神を迎えよ》BWV51
ヘンデル/オルガン協奏曲 ヘ長調 Op.4-4 より 1,3,4楽章
      歌劇《リナルド》より “ああ、惨い人、私の涙が貴方に憐れみの情を惹き起こしますように!”
      歌劇《エジプトのジューリオ・チェーザレ》より “嵐の海で難破した小舟は”
 アンコール
  ヘンデル/歌劇《リナルド》より “涙の流れるままに”
        《メサイア》より “シオンの娘たちよ、大いに喜べ”
         歌劇《エジプトのジューリオ・チェーザレ》より “つらい運命に涙はあふれ”


《ソプラノ独唱》 森 麻季
《指揮・オルガン独奏・チェンバロ》 鈴木雅明
器楽:バッハ・コレギウム・ジャパン

オーケストラ
  トランペット:島田 俊雄
  オーボエ:三宮 正満、尾崎 温子
  ヴァイオリン I若松 夏美(コンサートミストレス)、竹嶋 祐子、戸田 薫
  ヴァイオリンII:高田あずみ、荒木 優子、山口 幸恵
  ヴィオラ:森田 芳子、渡部 安見子

 〔通奏低音〕
  チェロ:鈴木 秀美  コントラバス:西澤誠治  ファゴット:堂阪清高
  オルガン:鈴木優人  チェンバロ:鈴木雅明


《森麻季 with バッハ・コレギウム・ジャパン》
 森麻季の声の美しさも、芸風の華やかさも、まさしく日本を代表する春の声にふさわしいものです。
世界の名花と較べていささかの遜色もない日本の名花は、評価も人気も現在急上昇中です。
プラシド・ドミンゴや小澤征爾ら、世界のトップから認められた透明感溢れる天性の美声と深い音楽性。
新しいディーヴァの誕生です!(チラシ掲載文)

【コメント】
 作曲家ごとに衣装のお召し替えもあり、目にも耳にも贅沢な一夜でした。
BWV199CD第4巻の演奏と違い第6曲のコラールのオブリガート旋律32分音符の装飾があるヴァージョンで演奏されました(この件については「Q&A」のQ53をご参照ください)。ピッチがa'=415でしたからライプツィヒの再演稿での演奏を想定しての演奏であったと思われますが、BCJの主催公演ではないことも関係してか、ライプツィヒ稿での本来のオブリガート楽器であるヴィオロン・チェロ・ピッコロでなく、ヴィオラ(独奏:森田芳子さん)で演奏されていました。是非BCJの演奏会で本格的なライプツィヒ再演稿をうかがってみたいものと思います。

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