Harmonica tips

ハモニカを骨の髄までしゃぶる法

<その3>

4 サードポジション(3rdposition)

・サードポジション(3rdposition)とは、ハーモニカのキーの2度上(7度下)の曲を演奏することをいう。例えばCのハーモニカでDの曲を演奏することになる。
とりあえず、対照表をご覧いただきましょう。

3rdposition
SONGCDbDEbEFF#GAbABbB
HARPBbBCDbDEbEFF#GAbA

・サードポジションにはなんといっても、吸音4、5、6、7番のコード(ルートをXとしてXm6)の暗く、鋭い響きの印象が強い。いや強すぎる。 早速、このポジションでのスケールを見てみよう。

fig.8 3rdposition "F#" on "E"

・上図は、EのハーモニカでF#のダイアトニックスケールを吹いたところを表している。(緑の円がルート音を示している。)中音域こそ3rdとメジャー7thの音がないものの、低域と高域は何とかなりそうだ。このように、サードポジションでもメジャースケールの唄ものを吹くことはできるし、メジャー7thが低域で使える分、凝ったラインを作ることができる。ただし、コード的にはマイナーチューニングになるので、隣の音に混ざらないよう一音一音を丁寧に処理する必要があるけれど...。続いてペンタトニックスケールを見てみよう。

fig.9 3rdposition "F#m pentatonic" on "E"

・このように、必要な音は全てカバーされている。このため、サードポジションでブルーズセッションに乱入すれば相当のことができてしまう。

・ところで、サードポジションといえば、マイナー曲。マイナースケールを見てみよう。

fig.10 2ndposition "F#m" on "E"

・マイナースケールでは、中音域のマイナー6thが出てこない他は、ほぼ全て必要な音が網羅される。冒頭のコードワークと絡めれば、ステージが盛り上がったところに乱入してもひんしゅくを買うことはないだろう。

4−2 サードポジションの活用法

・サードポジションは、ルートのマイナートライアッドが出せることから、やはりマイナースケールで使っていくのが本来だと思う。

・ただし、中低域を丁寧に紡いでいけば、メジャーの曲にも対応できるし、おもしろいラインが作れそうだ。

・次のページは、その他のポジションについて...

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