最初は親指だけ立ててやってみる、１０分位たった頃一台の車が「プップ〜」と止まってくれた。乗せてくれたのは仕事で富来町役場まで行く２人組の女性だった。
２人に最初言われた言葉は「ドロンズみたいですね〜」
う〜んやっぱり言われた、別にドロンズが嫌いなわけではない、むしろ実際に旅してるみたいで面白かったが、自分は猿岩石の時よりも前にヒッチハイク等してたのでなんか複雑だな〜
まあいろいろな事を話していたら、「道が不安になってしまった」と言い、地図を見ても良くわからないと言うので地図を見せてもらうと、それは旅行雑誌"るるぶ"だった。
「仕事に来てるのになぜ"るるぶ"なの？」と聞くと「会社の人にこれ持っていけと言われたの」
「・・・」とてもステキな会社だなと思いつつ、地図を頼りに無事に役場に到着。
私はお礼を言いここで降ろしてもらってまた歩き出した。

今度は目的地を書こうと思いマジックでノートに"やせの断崖"と書いて立ってみた、すると５分位でステップワゴンが止まった。（らっきー、乗ってみたい車に乗れるぜ）と思った。
その人はサーファーでこれから海岸線の海を見ながら北に向かうそうだ、この人は海の事が詳しくいろいろ教えてくれた。途中何カ所がサーフィンのポイントを見て"やせの断崖"に着いた。