詐欺未遂のその後 ['99.01.10]


 前回詐欺に会いそうになったという話を書いたが、今回はその後の話をしてみたい。

 まず、前の話と同じ業者。お馬鹿なことに、別の担当者が全く同じ話で再度電話をかけてきた。もう手の内は分かっているので、あんたの話は信用できない、信用して貰いたいのならそっちの住所と電話番号を明らかにしろとせまったら、やっぱり向こうから唐突に電話を切ってきた。芸のない(笑)。

 んで、それから1週間くらい経ってから、「最近過去の通信講座の再契約を迫られるような電話がなかったでしょうか?」とかいう電話がかかってきた。話を聞くと、「そういった業者に今後そのような勧誘の電話をかけさせないように各社に通知する事が出来ますが、どうなさいますか」という。

 これも思いっきり怪しい話で、要は全国に約2300社あるその手の会社に対して、私宛にそのような勧誘を行わない事を求める文書を送付するらしい。それにかかる費用はこちら持ちで1件当たり200円、全部で46万円かかるという。

 もうこの時点で私は「いい加減にしてくれ」と言う気持ちでいっぱいだったのだが、とりあえず、特にそちらで対処して貰わなくてもこちらで何とかします、と言って断ったら、この業者は比較的素直にそうですかと諦めてくれた。

 この業者、私が不在だったのでフリーダイヤルの電話番号を教えてくれるわ、業者にやっぱり名簿が出回っていたと言う事実を教えてくれるわ、すぐに諦めてくれるわで、なんて良い会社だろうと一瞬思ったのだが、考えてみればそうやって安心させといてだまし取ろうとしてたのだから、手口としては前のよりも悪質かもしれない(^^;)。

 私が精神的に一番参ったのは次にかかってきたヤツで、手口としては一番最初の業者とほぼ同じだが、ここで終了して(やっぱり)40万円支払うか、他の業者で新たに講座を継続して行うかの二者択一を迫ってきたのである。

 この業者も最初のと同じで連絡先を教えようとしない。こっちが裏をとってから改めてかけ直すというと、「元の業者と連絡を取られてそっちで契約がまとまってしまうと困るから」という全く意味不明の理由を言ってきた。こっちは継続する意志がないと言ってるのに・・・(--;)。

 結局1週間後に業者の方から電話をかけてくると言うことでその場は電話を切った。今回はシャレにならんかもと思ったので消費生活センターに相談してみることにした。

 消費生活センターの話によると、最近名簿が出回ったのは本当で、この手の相談が増加しているという。とにかく業者の話には根拠がないので、言質を取られるような曖昧な返事はしないではっきり断るべし、との回答を得たので、肝に銘じて1週間後に備えた。

 ・・・が、1週間経っても電話はかかってこなかった(笑)。まぁ、後で落ち着いて考えてみれば向こうは非合法だというのが分かっているはずだから、ゴネてる相手に構って話がややこしくなるよりはどんどん次のカモを探した方が良いという判断であろう。

 ということで、この話もそのまま収束してしまった。今はちょっと会社から離れているため、この手の勧誘からは逃れているが、また会社に戻ればいつ電話が来るか分かったモノではない。

 とりあえず会社には電話番号通知をしない相手先を受け付けないサービス(名前なんて言ったか忘れた)を申請して欲しいとお願いしたのだが、それで防げるかどうかは謎である。

[終了]

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