●市販薬の成分<発毛・育毛の薬>


成分名薬物名主な働き
●ホルモン剤安息香酸エストラジオール、エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール女性ホルモンの成分。特に男性に多い髪の毛の脱毛は男性ホルモンが相対的に多すぎるのも一因とされることから、これらの女性ホルモンを配合し、ホルモンのバランスを取り戻すことで脱毛を抑える効果を狙っている。
(プロピオン酸)テストステロンメチルテストステロン男性ホルモンの成分。髪の毛以外の体毛を濃くする作用があるところから、まゆげや腋毛などの増毛剤として利用される。頭皮に使うと、かえって脱毛が進んでしまう可能性があるので要注意。女性ホルモンも男性ホルモンも長期間・大量に使うと体内に吸収されて、男性ホルモンの使用の場合は女性の男性化、女性ホルモン使用の場合は、男性の女性化といった副作用があらわれることもある。
●副腎皮質ステロイド剤ヒドロコルチゾン炎症を抑える作用により、頭皮の炎症やかゆみをとる効果がある。
●血管拡張剤塩化カルプロニウム頭皮の血管をひろげることで血流をよくし、毛のうに作用して発毛を促すといわれる。かゆみ、刺激痛、局所発汗、熱感などがあらわれることがある。
ミノキシジル最初は高血圧の薬としてのみ用いられていたが、髪を育成し脱毛症を回復させる効果が発見された。副作用として最も多いのが、頭皮のかゆみ。低血圧になられる方もいる。その他の副作用として、日中の眠気や頭痛、性欲減退、体重の増加、むくみなどに加えて、胸の痛み、動悸などといった心臓や血管に関係したものもある。
●抗ヒスタミン剤(塩酸)ジフェンヒドラミン抗ヒスタミン作用による鎮痒作用でかゆみを抑える。
●殺菌・消毒剤レゾルシンにきびの薬のページ参照
ヒノキチオール血管をひろげて血流をよくする作用があるとともに、強力な殺菌作用をもつため、発毛促進と頭皮を清潔に保つ効果もある。
●局所刺激剤l−メントール局所刺激作用、鎮痒作用により頭皮のかゆみを抑える。
トウガラシチンキ血管拡張、皮膚刺激作用があるといわれ、これによって発毛を促進すると考えられている。痛みやかゆみが、かえって増す場合は副作用の可能性もある。
●角質軟化剤サリチル酸角質軟化作用などにより、ふけを抑えたり、薬を頭皮にしみやすくする。
●ビタミン剤ビタミンE(酢酸トコフェロール)頭皮の血行を促進する効果を期待して配合される。
ビタミンB6(塩酸ピリドキシン)、パントテン酸カルシウム頭皮の脂質代謝をよくし、毛母細胞の機能を活発にして頭髪の成長を促す効果を期待して配合される。ビタミン・カルシウムのページ参照
パンテノール、パンテニールエチルエーテルパントテン酸カルシウムと同じような働きをもつ
●生薬カシュウタデ科ツルドクダミの根を乾燥したもの。頭皮の脂質代謝をよくし、育毛を促進することを期待して毛髪用剤に配合される。他に便通作用もあるため、下剤などにも用いられる。
チクセツニンジンウコギ科トチバニンジンの根を乾燥したもので、日本特産。脱毛予防の効果があるといわれるサポニン成分を含む。他に血行促進、止血作用、消炎作用などもあるとされている。
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