・眼の充血があるか
・かゆみがあるか
・くしゃみ、鼻水などの程度
成分名 | 薬物名 | 主な働き |
---|---|---|
●抗ヒスタミン剤 | マレイン酸クロルフェニラミン、マレイン酸カルビノキサミン(=シベロン)、フマル酸クレマスチン | かぜ薬のページ参照 |
塩酸ジフェニルピラリン | ジフェンヒドラミンと同系の成分。抗ヒスタミン、抗コリン作用とも強力。 | |
メキタジン(スイッチOTC薬)、酒石酸アリメマジン | くしゃみやかゆみを緩和する作用の他、鎮静作用もあるので体のだるさを感じることもある。メキタジンは、他の抗ヒスタミン成分に比べて眠くなるという副作用が少なく、効きめは長い。 | |
塩酸イプロヘプチン | ||
●抗アレルギー剤 | クロモグリク酸ナトリウム、エメダスチンフマル酸塩(スイッチOTC薬)、ケトチフェンフマル酸塩(スイッチOTC薬) | アレルギー反応による化学伝達物質の放出を抑制し、症状を改善する。エメダスチンフマル酸塩・ケトチフェンフマル酸塩は、抗アレルギー作用、抗ヒスタミン作用、炎症抑制作用の3つの働きを持つ。 |
●交感神経興奮剤(血管収縮剤) | 塩酸フェニレフリン、塩酸ナファゾリン、塩酸(硝酸)テトラヒドロゾリン,塩酸プソイドエフェドリン(PSE) | 交感神経のα受容体を刺激することによって拡張した血管を収縮させ、鼻粘膜の腫脹、浮腫のある部分への血流を減少させ、うっ血を取り除いて鼻づまりを緩和する。副作用にも注意が必要。 |
●副交感神経遮断剤(抗コリン剤) | ベラドンナアルカロイド | 多年生植物べラドンナの根を乾燥したもの。主成分はアトロピン、スコポラミンなど。抗コリン作用があって鎮痛、鎮痙効果をもつとともに、鼻水を少なくする働きなどがある。口の渇き、目のチカチカ、便秘などの副作用が出る場合もある。 |
ヨウ化イソプロパミド | 副交感神経を遮断する作用によって粘液の分泌を抑え、鼻水を少なくする。副作用はベラドンナアルカロイドと同じ。 | |
●消炎酵素剤 | 塩化リゾチーム、ブロメライン、セラペプターゼ | かぜ薬のページ参照 |
●消炎剤 | グリチルリチン酸ジカリウム | 生薬のカンゾウの成分。副腎皮質ステロイドによく似た構造をもつため、ステロイド剤と同じような抗炎症・抗アレルギー作用もあるといわれる。 |
●中枢神経興奮剤 | 無水カフェイン | かぜ薬のページ参照 |
●消毒剤 | 塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム | 殺菌・消毒作用で鼻粘膜を清潔にし、二次感染を防ぐ。 |
●局所麻酔剤 | リドカイン | 皮膚や粘膜の局所の知覚神経を麻痺させる作用により、鼻粘膜の痛みやかゆみを改善。 |
●生薬 | カンゾウ、シンイ、ショウキョウ | 鼻の通りをよくする。鼻粘膜の炎症を緩和し、排膿を促進する。 |