思いつくままに

 観戦ガイド(全然ガイドになってないですけど)を書いてみて思ったことは、「20キロ超を走れる選手を10人揃えるのは、相当たいへん」ということです。往路重視という最近の傾向もあって、復路になると29分1桁の選手も、少なくなってきます。
 その中で、駒大は、7区揖斐くんが28分台、8区太田くん、9区高橋くん、10区河村くんが29分10秒以内ということは、やはり選手の全体的な底上げができているからでしょう。箱根の区間はすべて20キロ以上、最長で23キロです。それなのになぜ1万の記録で比べるのかは、よくわかっていないのですが、1万の記録をおっていけば、だいたいの傾向はつかめていくようなので、ここでもその数字をかなり参考にしています。
 一方、順大は、岩水くん以外は30分台。ここで「層」の違いをみせつけられる感じです。区間が短く、6人で争う出雲で優勝するものの、全日本、箱根では、駒大有利といわれている所以でしょう。
 そう思って往路優勝の神奈川大学をみてみると、9区相馬くんが28分台、6区浅尾くん、7区竜田くんが29分30秒台、8区河井くんが40秒台と、かなり安定しています。スーパーエースはいなくても7区、8区できっちり繋ぐ走りができれば、総合優勝も十分可能性ありだと思います。
 大東大は、6区の金子くんが28分台。金子くんの場合は、それよりも3年連続で60分切りの走りですから、今年も当然、積極的にでていくと思います。7区佐々木くんが29分20秒、8区山口くんが30分01秒、9区山脇くんが29分09秒、10区宇田川くんが29分47秒ですから、大東大の復路も目がはなせません。あと補欠に入っていて、たぶん往路走っていない田子くん、柴田くんが走るということもあるのでしょうか。(チーム事情のわかる人なら、こういうことも見越せるのですが、全然、よめません。)
 往路4位の早稲田は、1年生の空山くん(30分01秒)の走りが楽しみです。9区の後藤くん(29分51秒)がポイントでしょうか。補欠に入っている桜井くんのエントリーはあるんでしょうか。

 さて、中央大学です。
 エントリー変更としては、原田くんが9区にはいるのか?というところでしょうか。河合くんは、今日のアンカーの藤原くんの付き添いをしていたのかな?(ちゃんと確認していません。河合くんタイプの子は他にもいるので、信頼性低いです)。
 6区の野村俊輔くん(29分37秒)は、大学でははじめてのメジャーデビューですが、強さは去年の都道府県駅伝のときにデビュー済みです。他大学もここは、強いランナーを揃えているでしょうけど、下りの強さを発揮してもらって、卒業した報徳出身の永井さんに続いて欲しいと思っています。大東大の金子くんを追って頑張って欲しいです。日体の記録会では、途中、遅れそうになりながらくらいついていった強さがあります。7区は岡本くん。ここで29分24秒の岡本くん(29分24秒)を配置できるのは、中大の層の厚さでしょう。駒大はここで揖斐くんでレースを作ってくると思われます。いつもの岡本くんの走りをすれば大丈夫です。8区は家高くん(やだか 30分26秒*ロード)。ロードに強いということですから、ここも他大学のビッグネームはなく、1年生の多い、「新人戦」になります。家高くんは、出雲も全日本も走っているので、その自信を力にして頑張ってほしいです。9区荒巻くん(30分24秒)。ここは適性からして原田くんと言われているので、どう書いたらいいのかわかりません。9区は、他大学もビッグネームがエントリー予定です。原田くんの強さを発揮したインカレハーフの走りを期待しています。10区の杉山くん(29分)は、唯一の4年生です。杉山くんはどんな位置で襷をもらうのでしょうか。まったく、みえません。杉山くんほど強いランナーはいないときいています。高校のときに競い合った揖斐くんに負けない走りを最後の箱根でみせてほしいです。

*見る人が見たら、まったく素人の展望記で、笑われるかもしれません。でも、ちょっと知って観たら、テレビ観戦ももっと興味をもってもらえるのではないかと思い、書いてみました。「こういう書き方はよくない」ということがあれば、是非、教えてください。勉強中の身ですから、何でもご指摘いただければ嬉しいです。
 
 明日走る、75人のランナーが力を十分に出し切れることを願っています。(了)

*記録は、中大以外は月陸の「箱根駅伝ガイド」より。中大は、日体の記録会の記録も含みます。

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