小1時間ほど待って、ようやく診察室に呼ばれました。
さきほどのドクターが、同じように座っていて、手術説明書に沿って説明をうけます。
名前と年齢を確認して、病名は皮膚腫瘍。腫瘍という字をみて、一瞬ドキっとしてしまいました。なにかできているからそれは、腫瘍になるんですね。現在の症状は、左こめかみに皮膚腫瘍。もう2度目なので、ドキっとはしませんでした。手術の目的は切除。予定日は5月21日14時〜約半時間。半時間で終わるそうです。その時間をみてかなりホッとしました。局所麻酔で切除、縫○(判読不能)。
手術の合併症は、出血、感染、創開縫、創跡、麻酔ショック。切るから血は出るわけで、そうすると感染症もあり、傷跡が残るのもあり。麻酔ショックというのにちょっとビビリました。これまで麻酔は?と聞かれたので、「ありません」と答えると、「歯科は?」と聞かれたので、「それはあると思います」と言って、そのときは大丈夫だったことを言いました。そのときに、今かかっている病気やこれまでの病気、薬のアレルギーなどを聞かれて、すべてないと答えて、「ケロイド」のことを聞かれたときだけ、傷が治りにくい(たとえば、蚊にかまれた跡が残るという)ことを伝えました。そうすると、やはり傷跡のことを気にされていました。
それから1週間後に抜糸して、経過観察をすること、それから、術後にはそのまま不変の場合もあるけど、増大する可能性もあることも言われました。そして特記事項として、腫瘍を病理組成検査を行うこととありました。
これで腫瘍がどういうものか、診断できるということでした。
今まで、どういうものかを説明してもらえなかったのは、どういうものかがわからないからでした。
そのあと説明書にないことを、いくつか聞かれました。
まず手術時間変更の場合の連絡先です。携帯番号でいいようなので、正確に言うために、電話をみたら、病院なので電源を切っていました。「つけたらダメですね」と聞くと、「電源いれるだけならいいですよ」ということで、プロフィールをみて正確に伝えました。なんか自分の番号も人の番号も覚えなくなってしまいました。
次に「どういうお仕事されてますか?」という質問が、実はとっても困るのです。わたしのしている仕事は一言では説明できないのです。でも、ドクターはそういうことを聞いているのでなく、「激しく身体を動かしたり、汗をかいたりしないか?」ということでした。そういうことは全然なくて、じっとしている仕事ですと答えました。ただ、汗のことが気になったので、「運動とかはしないほうがいいんですか?」と聞くと、「汗をかかないほうがいい」ということでした。「何かやってられるんですか?」と聞かれて「マラソンです」と答えると、「お仕事で走っているということはないですねぇ」となぜか聞かれて、「いえいえ、遊びで走っているだけです」と。それから、今、歯科の治療中であることも言ったら、影響はないということでした。でも、同じ顔のところでふたつの治療を並行するのは精神的に辛いものがあったので、21日のオペまでに治療がすまなければ、しばらく歯の治療は休むようにしようとそんなことを考えていました。実際には、歯の治療はその日で終わってしまったので、このことは杞憂に終わりました。
ひととおりのことが終わったら、「手術同意書」にサインをします。印鑑はなかったのですが、「サイン」でいいそうです。
そのあと、「なぜ、とろうと思われたのですか」と聞かれたので、「これから走るときに髪の毛をくくると見えてしまうので」と正直に答えました。でも、もし走ってなくても、髪の毛で隠すというのはあまり好きではないので、切除するという選択をしていたと思います。別にとらなくても、ということなのかどうか、よくわからなかったけど、「とる、とらない」についてもう少し、話をしてもよかったような気もしています。もっとも、小森医院からの紹介状は「とる」ことを前提にしていたのかもしれないので、そういうことになったのかもしれないです。でも、切除して、検査して「大丈夫」ということがもらえればそれでいいし、もし「大丈夫でない」なら、それが見つかったことで前進できるのですから、よしとしたらいいのでしょう。
手術は約1ヵ月後です。ドクターに「よろしくお願いします」と言って診察室を出ました。
そのあとは、会計の手続きをして整理券をもらって待ちます。わたしの整理番号の「624」が表示されたら、そこの窓口に行って支払をして終わりです。
支払手続きは、15分もあればできました。
こうやって、今日の国立病院詣では終わりました。
13時半をとっくに過ぎていて、お腹が減ったなぁー、疲れたなぁーと思いながら、帰りました。
次は、来月21日のオペの様子を書きたいと思いますので、しばらくお待ちください。