電子商取引

インターネット上の商取引、インターネットショッピングといっていいでしょうね。
特定商取引法の通信販売のひとつの形です。(つまりクーリングオフにはならない)


利用する上でどういうことを注意すればいいかを考えれば、特徴がみえてきます。
というか、特徴を考えれば、注意することがみえてくる、でしょうか。

まずは、買い物をするには、個人情報を出さないといけないので、それがちゃんと守られること。とくにクレジット決済の場合は、クレジットカードの情報が漏れないこと。
それから、取引相手の業者が信用できるかどうかです。
お金を振り込んでも商品が届かないという、詐欺に巻き込まれないようにすること。
それからネット特有のこととして、機器の誤操作にどう対応するか。

その前に電子契約法では、1操作ミスの救済2消費者に承諾の通知が着いた時点で契約が成立するということになっています。

トラストマーク(存在が確認できている業者)
プライバシーマーク(情報を漏らしませんという表明)
クレジット番号の暗号化
エクスクローサービス


800字で書けばこんな感じです。

 電子商取引は、インターネットを通じて行われる商取引であり、ブロードバンドの普及に伴って、広く利用されている。電子商取引は、特定商取引法のなかの通信販売のひとつであり、クーリングオフが適用されない点は注意が必要である。

 インターネットというツールの特徴から、電子契約法では誤操作に対する救済が義務づけられている。そして事業者からの承諾が消費者に届いた時点で契約が成立する点も、事業者の実体が見えにくい点を考慮してのことである。

 このように電子商取引では、事業者の実体が確かめにくく、そのことが利用する上での不安になっている。申込をしてお金を振り込んだのに商品が届かない。在庫がないのにあるような表示がされている。利用者の個人情報、とくにクレジットカードの情報が漏えいなどの不安がある。

 特定商取引法による所在地や代表者の表示がされていることがまず必要であるが、さらに消費者の不安を少しでも解消するために、事業者の側でとられている対策がある。トラストマークは、業界が事業者の存在を一定、確認できている事業者に表示されている。プライバシーマークは、個人情報の管理が一定レベルである事業者が表示することができる。

また、クレジットカードの情報を暗号化して送信するシステムをとっていることも重要である。そして確実に商品が届けられるエクスクローサービスもある。

 これらのシステムをもっているかどうかが、安心して利用するためのひとつの目安になる。しかし、インターネット取引では、どういう商品なのかの確認に限界があるうえ、確認画面の多さから安易にクリックしてしまうこともある。クリックひとつで容易に買い物ができる便利さの裏には誤操作の可能性があることに注意しなければならない。


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