競技会は朝8時30分に1組が、10組が14時50分に出走してと進んでいきますが、次の組から変則的になるので、観るほうも注意をしておかなければなりません。16組、17組、15、14……11組という進行で、また、予定の組の前後で出走ということもあるので、プログラムの前後を確認したり、アップしている中大の選手をチェックしたりとしていました。
9、10組を観戦しているあたりから、まだ14時台というのに、随分と気温が下がってくるのが実感できました。選手にとっては好条件で、それは喜ばしいことなのですが、グランドでじっとしている観戦者にとっては辛いところもあります。まず、単純に寒い→温かい飲み物が欲しくなる→トイレにいく、という悪?循環が始まります。競技会は1組に30分程度かかるので、競技の途中で中座?するのは心もとないので、そういうことも考えてプログラムをみてと、あれこれ考えていました。
いわゆる部活動の場合、競技会のときに更衣室があるわけでもなく、選手の方々がグランドのまわりで着替えているというのは、当たり前のこととはいえ、目の前で着替えられると、「えぇー、ちょっと待ってよ、一応、おんなの人なんだけど」と言いたくなる事態もありです。わたしも駅のコインロッカーの前で着替えたりするんで、それよりよっぽどまともなんですけど、でも、いわゆる有名選手もそこいらで「勝手にお着替え」という感じには、びっくりしました。
また、選手のつけているナンバーカードが結構、「いい加減」な感じで、「これが公認の競技会?」と思ってしまいました。プログラムによると「ナンバーカードは各自で用意し、男子は白地に黒字、女子は白地に赤字で大きく書き、胸部、背部につけること」とあるのですが、選手のつけているナンバーカードは、白い布(きれ)にマジックで手書きしたもので、大きさも整っていないというか、競技会の寸前にあわてて準備したって感じがするものあり、別の試合で使用したナンバーカードの裏に、マジックで手書きしたというものもあり、これまた驚きでした。もちろん、そのナンバーで走るのは、1回限りかもしれないけれど、でも、公認のレースで、「○○記録」というのも出るかもしれないんで、そういうときにしょぼいナンバーカードをつけているところを写真に撮られたイヤではないかなぁと、そんなことを考えたりしていました。わたしは、市民大会には何度も出ていて、ナンバーカードというのは、進化しないなぁといつも思っています。安全ピンでつけるというやり方も、原始的だし。でも、これで不都合があるわけではないので、大きなお世話なんですけど。
16組には、中大からのエントリーはなかったので、レース全体を観ることができました。出走の39人中30人が実業団選手でした。1周のラップは、最初は66〜68秒、途中70、71秒台で、後半はまた67秒くらいでした。キロごとも、2分46秒から50秒台前半とそれまでの組とは違うラップを刻んでいました。でもその速さというのは、観ていて実感するのではなく、アナウンスがあって初めてわかるものでした。
16組は、横山さん(富士通)、太田さん(NEC)が28分51秒25で1位、2位。28分台は11位の原田くん(神奈川大学)が59秒53まででした。駒沢大学の北浦くん、太田くん、田中くんが、それぞれ29分3秒8、5秒55、6秒73と、29分1桁で入っているのが、目につきました。(実業団の選手が多いなかで、駒沢大のユニホームが光ってみえました。)
また、青東駅伝で応援していた埼玉チームからは、原島さん、村田さん(自衛隊体育学校)が29分6秒73、27秒77という記録でした。
16組は最終ランナーが30分台で、28分51秒から30秒のあいだに34人が入るという結果でした。
4分の1の選手が実業団所属ということもあって、「実業団強し」ということを見せつけられたような展開でした。