さて、組としては最終組になる17組です。16組が始まる前から、すでに17組にエントリーの選手はアップを始められています。グランドの16組が走っているのを観つつ、アップしている選手もしっかり見るという感じで、「スター選手」が、目の前をビュンビュンと通っていくのです。最初は、ひとりひとりに「あっ、○○選手」という感じでドキドキしていましたが、それやってたら多すぎてもたないことが判明。スターをみてもドキドキしないようにしました。
どんなスターかというと、三代さん、藤田さん(富士通)、瀬戸さん、井幡さん(カネボウ)、実井さん(日清)、梅木さん(中国電力)、前田さん(アラコ)。
大学生では、駒沢大学から、高橋くん、揖斐くん、松下くん、内田くん、神屋くん、関東学院大から、尾田くん、寺尾くん、秋葉くん、日本大学から清水将くん、和田くん、大東から金子くん、秋山くん、法政から徳本くん、黒田くん、国士舘から堀口くん、東洋大から三行くん、山学から高見沢くん、神奈川大、吉村くん、そして中央大学からは野村佳くんと池上くん。
全員で30人のうち学生と実業団は半々くらいでした。
今日のお目当てのひとりは、千葉国際駅伝で力強い走りで、感動させてもらった油谷さん(中国電力)だったんですけど、残念ながら欠場でした。それからこの組に限ったことではないですが、早稲田大学の選手はひとりも出走されていませんでした。また、おそらく今日のレースを引っ張るであろうと思われていた平成国際大学のカーニーくんも欠場でした。これはちょっと残念な気がしました。でも、日本選手権でもそんな感じだったんですけど、トラックレースといえば、「外国人ランナーが先頭で引っ張る」という「絵」を当たり前のように思ってしまうのは、どうなんでしょうね。日本選手権は、来年から出場資格が見直されるようですが。
また中大OBで本田技研の小林さんも出走です。(小林さんは、うちにHPのとある箇所にお名前を書かせてもらっているので、ただそれだけなんですけど、どきどきしてしまいます。青東駅伝で応援していた自衛隊体育学校の松村さん、小出さんのお名前も発見です。
最終組前後に選手以外で目撃した「有名人」は、駒大の大八木監督、日体大の別府監督、城西大の平塚潤監督(この肩書きよりS&Bのと書きたくなります)、日体大の別府監督、本田技研の碓井監督、そして中大の木下監督と川久保コーチです。全日本大学駅伝のときにも書きましたが、木下監督は実際の感じと写真のイメージがびっくりするくらい一致します。それから日テレのアナウンサーも取材にこられてたそうです。(これは、たかさんに教えていただきました。)
レースは静かに始まりました。やはり出走ランナーの「豪華」さからでしょうか、応援、観戦の人がかなり多いという感じです。でも「すごい」選手が集まると、そのすごさに感覚がマヒするのかもしれません。かえってその静けさに身震いするくらいです。
さて、注目はもちろん野村くんと池上くんです。1週間ほど前の府中ハーフでは、野村くんは1時間4分で優勝、池上くんは1時間11分で100位台という対照的な結果だけに、楽しみと不安が入り混じっていました。出走の選手の記録からすれば、当然、28分台でレースが進むのですから、是非、28分台をと観ているほうは思ってしまいます。
昨年のこの大会で藤原くんは28分17秒3というジュニア新という記録で、大いに盛り上ったときいています。中大で28分台というのは、その前は98年の小嶋さんの31秒以来ですから。これは調べてみると随分と意外な気がしました。
観戦しにきた者の一方的な願望ですが、「28分台がみたい」という気持ちでいっぱいでした。