私のJWC.bat

 最近のバージョンアップは起動オプションでの機能アップがほとんど。

[JWC_bat]に起動オプションとして記述しなければこの追加・拡張機能は使えない。逆に、すべての起動オプションを記述してしまうと、思わぬ動きをする。追加機能を良く理解した上で設定しないと失敗する。

下記の赤文字が、私の設定している起動オプションである。

私の起動オプション

 %1 -A -B600 -C3,FFFF -F&100 -k -L3# -Ma -o -P3 -S180 -V70 -Za -Z8

私の起動オプションを元に、それぞれの拡張機能を解説する。

オプション 拡張機能
%1 WIN95の「エクスプローラ」で、JWCファイル(拡張子:jwc)を開ける。

通常、「エクスプローラ」上で、JWCファイルを開く場合、[JW_CADV.exe]を指定するが、これだとJWCの画面色が通常とちがったり、終了後、同じディレクトリに[000ファイル]等の余計なファイルが自動作成されてしまう。

それを避ける為には、「JWCファイルを開くアプリケーション」として、この[%1]を記述した[JWC_bat]を指定しなければならない。

[%1]を記述していない[JWC_bat]では、「JWCファイルを開くアプリケーション」として指定できない。エラーメッセージが出てしまう。

-A 基本的には、AUTOモードを使用可能にする。その他このオプションでの追加機能は数が多いので、役に立つと思うものだけ上げる。詳しくは解説書を参照して下さい。
1) レイヤウィンドウの書込みレイヤを右クリックすると、そのレイヤのデータが赤表示される。(レイヤグループでも同じ)
2) プロテクトレヤ(書き込み不可)の指定が出来る。(レイヤグループでも同じ)
3) 角度取得ができる。角度入力時、作図ウィンドウの任意の線を下方向にドラッグすると角度取得が出来る。左ボタンドラッグで線に平行角度、右ボタンドラッグで線に対する直角角度。
4) メッセージバーの頭に[・]印がある状態で、作図ウィンドウから画面周囲にドラッグすると、線消去・文字記入・文字移動等のコマンドが使える。
5) [図形]の[他図面複写]で「切取り複写」が出来る。またメッセージバーの[他図面複写]の位置から作図ウィンドウにドラッグすると前回選択した図面にジャンプできる。
-B600 自動保存の間隔を設定する。私の設定は10分間隔。

注:[B000]に設定すると、自動保存が行なわれないだけではなく、[図形]コマンドの[他図面]も実行できなくなる。

-C3,FFFF クロスラインカーソルを初期設定を指定。私の設定は紫色(3)・実線(FFFF)カーソル。

Cn,mmmm]とすると、

n
黒:0 青:1 赤:2 紫:3 緑:4 水色:5 黄色:6 白:7
mmmm
実線:ffff 点線1:9999 点線2:c3c3 点線3:e7e7 1点鎖線1:ebeb
1点鎖線2:f99f 2点鎖線1:d5d5 2点鎖線2:f24f 補助線:2222  
-F&100 ファイルインデックスの最大表示ファイル数の指定。

最後の数字部分が[Index]で表示される最大ファイル数の指定。

[&]は「ファイル選択画面」で、全てのファイルを名前順(昇順)に表示する設定。

ファイルにどういう名前を付けるか?(初級講座:JWCファイル管理、にもよりますが、1っのディレクトリに30以上のファイルがある場合、ファイルの名前順(昇順)に表示する[-F&n]の設定が便利です。

-k 画面を拡大した時、文字を2ドット以下の点で表示。

文字の多いデータでは、再描画が早くなります。

-L3# このオプションでの追加機能も数が多いので、役に立つと思うものだけ上げる。詳しくは解説書を参照して下さい。
1) 表示レイヤのデータを灰色(DOS/V機)で表示する。(98 機画色は青色。)

「書込・読取レイヤ」と「表示レイヤ」の区別が一目で解る。レイヤ整理が正確に行われている場合は、非常に有効な機能。

「交点」「反転軸」など、一部のスナップでは、「表示レイヤ」のデータもスナップ可能である。

2) [図形]の読込後、[他図面]での読込後、メッセージバー[1)倍率指定X,Y]部分 を、 右クリック
右クリック1回 倍率(-1, 1) 左右反転
右クリック2回 倍率(1, -1) 上下反転
右クリック3回 倍率(1, 1) 元図

で、読込データが切替わる。

3) [#]追加で、[線伸縮]コマンドの線伸縮が使いやすくなる。(と、私は思っているのだが・・・。)
-Ma [図形]コマンドで「他図面」での[測定]コマンドが実行できる。

[図形]コマンドでのメッセージバー表示が、

<他図面>|7)測定|8)複写|

に変わり、[7)測定]をクリックすると「他図面」上での各種[測定]が実行できます。

-o 各ファイル選択画面のとき「F1」キーを押すと「ディレクトリツリー表示によるファイル選択」が可能になります。

[ファイル]を右クリックすれば、そのディレクトリにあるファイルの「ファイルビュー(縮小表示)」が可能。([-M9]オプションとの併用が必要)

-P3 [図形]コマンドのメッセージバーの[3)表示]と[6)レイヤ]の初期設定を指定。
  [6)レイヤ]=書込レイヤ [6)レイヤ]=元レイヤ [6)レイヤ]=元グループ
[3)表示]=ファイル 無指定 [-P2] [-P4]
[3)表示]=図形 [-P][ -P1] [-P3] [-P5]

「無指定」の場合は、[3)表示=ファイル]・[6)レイヤ=書込レイヤ]である。

[-P3]は、[3)表示=図形]・[6)レイヤ=元レイヤ]を指定している。

[-P3]の指定は、「読込元」のレイヤが「読込先」に反映される。非常に有効な機能であるが、「読込元」と「読込先」で、同じレイヤ整理が行われていなければ、意味を成さない。

-S180 スクリーンセーバーが起動するまでの時間(秒数)を設定する。私の設定は3分。
-V70 JW_CADを800×600dotで表示するための設定。

詳しい設定は「上級講座800×600表示参照

-Za 作図ウィンドウで[両ボタン左上方向ドラッグ]で[縮小画面表示]が可能。
-Z8 サブウィンドウ内に表示画面を登録することが可能になる。

サブウィンドウ内の登録部分をクリックすると、その画面にジャンプできる。

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