電話03（5766）6880 住所：東京都港区西麻布4-3-7
昼：12:00〜15:00(L.O.13:00)、夜：18:00〜23:00(L.O.20:30)　
月曜定休。
地下鉄広尾駅3番出口下車、外苑西通りを西麻布交差点方面へ。アパホテルを過ぎたら次の道を左折してすぐ右手。徒歩7分。西麻布交差点からは徒歩3分。

2008年9月

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ひらまつグループのお店。料理のレヴェルは高く、雰囲気もよく、しかもワインが安い。

食べたもの(三人分)

アミューズ◎鶏のリエット、野菜スティック、グリッシーニなど

前菜◎フォアグラのソテー　バナナのコンフィチュールとキャラメル・バルサミコ

前菜◎ラングスティーヌのパルマンティエ風　ブイヤベースのジュレ

魚料理◎リカールで蒸し焼きにしたイサキ　ディルの香るペルノーソース

肉料理◎福島・川俣シャモの備長炭焼き　パンブリュレのスープとヴィネガーのきいた野菜のマリネ

肉料理◎幻霜ポークロース肉の備長炭焼き　黒いジュ・オニオンと緑のクーリ

肉料理◎骨付き仔羊の鉄鍋焼き　ペルシヤードの新しい形

デザート1◎柑橘フルーツの爽やかなスープ

デザート2◎ココナッツ風味のスフレ　パイナップルとマンゴーのシャーベット

小菓子◎マカロンとクッキー

飲んだものはこちら

• お手ごろな値段でひらまつを楽しめる、ミシュラン東京2008一つ星の店。地下は110席のサロン、1階は厨房、2階は個室、屋上はルーフガーデン。そして3階がメインダイニングで50席。
  12人の厨房をまとめるのは「ひらまつ四天王」の次の世代の池田シェフ。支配人は高橋さん。

  夜のメニューは内容が固定されたコースが一つ。アミューズ、前菜、魚料理、肉料理、デザート2品、ミニャルディーズ、お茶という構成。税込みサ抜きで7350円。
  アラカルトは前菜7品(2200円〜3000円)、魚料理、肉料理それぞれ4品（3200〜4800円）、デザート5品(1200円〜1800円)。それぞれにハーフポーションがある。詳しくはお店のHPへ。

• 料理は穏やかなモダンフレンチ。尖がったところや挑戦的なところはないけれど、現代フランス料理の流れをふまえた軽やかかつ間違いのない料理。

  夏を意識してか、果物を使ったさわやかな料理が並ぶ。コース料理の構成が面白く、バナナやキャラメルと合わせたフォアグラからはじまり、魚料理は白身魚を蒸してディルと合わせる定番の組み合わせ。ペルノー酒のスターアニスが生きていた。肉料理のシャモは備長炭の焦げた香りが香ばしく、デザートのココナッツスフレもまた芳しい。

• 「ひらまつ」なので、サーヴィスが影の主役。アミューズが出てきてから前菜が運ばれてくるまで少々時間がかかったが、あとはゆったりと流れる時間を、暖かくかつレヴェルを保ったままカジュアルにサポートする雰囲気。これでサーヴィス料は10%。お水を頼むとミネラルのシャリオがやってくるが、水道水を頼んでも笑顔を崩すことがない。また、トイレにある小道具は必見。

  さらに特筆すべきはワインの値段。種類が揃っているのはいうまでもないが、10000円までの価格帯、特に5000円前後で飲んでみたいものがたくさん用意されている。贅沢したい人にはDRCのラ・ターシュやリシュブールがある。

  料理はパリの一つ星レヴェルで、雰囲気は中ほどから上位に位置する。平日だったからだろうが、客の入りが少なかったのが不思議。おしゃれでおいしく、一流のサーヴィスを受けられ、しかも安い穴場のレストラン。週末のパーティーでの利益を平日に回しているかのよう。

• 会計は3人で37990円。内訳は以下の通り（端数は値引きされた）。
  一人はコース料理(7350円)＋サーヴィス料金10%(735円)。
  一人は基本コース料理で、肉料理を羊に変更のため7850円＋サーヴィス料(785円)。
  一人はアラカルト。前菜(1650円)＋魚料理(2000円)＋肉料理(2400円)＋デザート(1500円)＋お茶(840円)＋サーヴィス料(839円)。

  ワイン代は白(5200円)＋赤(5800円)＋サーヴィス料(1100円)。

• 料理の写真

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