ワインに目覚めて11年。
おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。
自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。
お手紙待ってます!
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評価の一応の目安は、
・・・探してでも買うべし ・・・売ってたら買うべし ・・・お金があったら買うべし
・・・飲みたい日なら買うべし ・・・買うべからず
9月30日
Lamiable Brut/Tours-sur-Marne/Champagne(ラミアブル・ブリュット/トゥール・スュル・マルヌ/シャンパーニュ)
特級畑のシャンパーニュ。グリーン系。前へ前へと出るのではなく、一歩さがったところで地味に、でも確実に光っているタイプ。泡も数は少ないけれど細かさとキラキラとした湧き上がる様はまさに特急。味も同じくで、すごく個性的というのではないが、典雅。繊細な料理と合わせるとよいのかも。77点。Liquor Worldで3412円(2008/8/24)。
9月23日
Givry 2001/Louis Latour(ジヴリ/ルイ・ラトゥール)
2001年産のブルゴーニュはなかなか縁がなかったけれど、いま飲み頃。もわっと煙たく、樽の香りがいっぱい。いかにもブルゴーニュという感じで、男性的。とげとげしたところは全くないほどタンニンはよく溶け込んでいるが、よく味わうと酸味がしっかりとある。75点。赤穂のフォーティーセヴンリカーズで2500円のところ処分価格1500円(2008年9月14日)。味は銀賞まではいかないけれど、この値段なら「売ってたら買うべし」。
9月21日
Henriot/Brut Souverain/Reims/Champagne(アンリオ/ブリュット・スヴェラン/ランス/シャンパーニュ)
色は緑、味は柑橘系のシャンパーニュ。泡は細かくとてもクリーミー。よく味わうと酸味が凝縮されている。軽やかでいてどっしりしているのはそのせいかも。80点。Liquor Worldで3412円(2008/8/25)
9月18日
Zolotoe Shampanskoe/Polusukhoe(ザラトエ・シャンパンスコエ/パルスホエ)
ソ連時代に売っていたロシア製のスパークリングと同名。ラベルもほとんど同じ。でもグルジア産。北イメレチ、テラヴィ地方のツィスカ、チヌリ、ゴリ・グリーン、ピノ、カベルネのブレンド。でもロシア文字かつロシア語で銘柄が記されているので、たいていのロシア人は間違えて買ってしまうだろう。ドゥミ・セックなので甘ったるく、味のベースはグルジア白によくある饐えた感じの藁っぽさだが、相当冷やしていないと飲みきれない。56点。五反田のグルジアレストラン「ガンバルジョ」で3900円。
Napateuli 2006/Teliani Valley(ナパテウリ/テリアニ・ヴァリ)
グルジアの赤。若いブルゴーニュのようなお花畑系の香り。大味で分厚い層がある。味はつけもの的。70点。「ガンバルジョ」で4200円。
Kakhetian Royal 2005(ナパテウリ/テリアニ・ヴァリ)
白ワインなのにとても色か濃いと思ったら、皮ごと醸造とのこと。カツェテリ、ムツバネ、キクヴィ種が白ぶどうだから皮ごとでも赤くならないのかな?古い紅茶やぞうきんの香りがしたのでブショネかも。味はとても平板。55点。「ガンバルジョ」で4200円。
Alaverdi 2001/Mukuzani(アラヴェルディ/ムクザーニ)
ムクザーニはグルジア赤として有名な銘柄。アラヴェルディとはカヘティ地方テラヴィ市郊外にある有名な修道院の名前。明るい系で、タンニンが溶け込んでいるけれどヴォリュームは軽い。ヴォトカ「スタルカ」のようなブランデーっぽい香り。今まで飲んだことのあるムクザーニはいぶし銀的で素朴ながら味のあるものだったけど、これは近代的というか、随分違う。65点。「ガンバルジョ」で5400円。
Kakhetian Royal 2005/Mukuzani(アラヴェルディ/ムクザーニ)
上のワインと同じくサペラヴィ種。新しい作りを狙いすぎたのか、花の香りというより合成洗剤。残念ながらダメダメでした。52点。「ガンバルジョ」で5400円。
世界最古のワイン産地のひとつグルジアは、作りを現代化すれば相当なレヴェルアップが狙えるといわれている。でもリノヴェーションは(成功)せずに強気の値段で輸出し、ある意味逆ダンピング。これで世界市場に食い込むのは相当難しいのでは?
9月17日
Muscat 2006/Trimbach(ミュスカ/トランバック)
ひらまつラベルのミュスカ。ほんのり蜂蜜的。重さこそないけれど品種の味が生かされた立派なつくり。74点。キャーヴ・ド・ひらまつで5720円(税・サ込)。辻さん、渡邊さんと。
Moulin a Vent 2005/Piron(ムーラン・ナ・ヴァン/ピロン)
魚料理くらいから飲める、でも羊にもいける手頃な赤という難しい条件でソムリエと相談してこれに。ボジョレだけどブルゴーニュ村名ワインにに勝るとも劣らないはずのムーランナヴァン。熟成しないと力がでないかもという心配もあったけれど、2005年産なのでばっちり飲み頃。革の香りが前面にでていて、ボルドーみたい。味は還元的でもあり、フルーティーさもあり。少々発泡的なところがあるので酒質はやや難ながら、CP的にも十分満足。76点。キャーヴ・ド・ひらまつで6380円(税・サ込)。辻さん、渡邊さんと。
9月16日
Bouzeron 2006/Michel Briday(ブズロン/ミシェル・ブリデ)
豊かな酸できりりとしまっており、しっかりした構造が感じられる。鼈甲飴のような焦がしたような香りにハニーさが加わっている。74点。ぐるなびクーポンで無料。オ・デリス・ド・本郷で。
Vouvray 99/Huet(ヴヴレ/ユエ)
9年もののスパークリングなのにフレッシュかつ泡がきめ細かい。梅酒のような酸っぱさと青い草のような柔らかさがある。77点。オ・デリス・ド・本郷で6825円。
9月15日
Chateau Beau-Site 2000/Saint-Estephe(シャトー・ボ・スィット/サンテステフ)
シャトー・バタイエのボリ・マヌ社がつくるクリュ・ブルジョワ・エクセプショネル(当時)。2000年の中堅シャトー、既に飲み頃にはいってます。お約束のなめし皮と樽、そして煙草のようなけむたさが香ってくる。色は真っ黒だけど、口に含むとそこまでの激しさはなく、滑らか。ヴォリュームはミディアムで、味もやはりまさに中堅ながら、穏やかで温かみがある。よい料理にはグランヴァンより、かえってこのクラスのワインの方が主張が激しすぎなくてよいかも。80点。うきうきワインの玉手箱で3654円(2008/6/13)。
9月12日
Pierre Gimonnet&Fils/Cuis 1er cru/Champagne(ピエール・ジモネ・エ・フィス/キュイス・プルミエ・クリュ/シャンパーニュ)
ジモネのスタンダード版ブラン・ドゥ・ブラン。少し緑かかっていて、酸味がほんのり甘い。泡は細かく、きらきらと立ち上る。グミ的な味は相変わらずで、個性がありながらバランスのよいシャンパーニュ。80点。古代ギリシア史研究の泰斗である橋場弦さんと自宅で。リカーワールドで3412円(2008/7/27)。
9月10日
Delapierre Brut/Saint Sadurni d'Anoia/Cava(デラピエール・ブリュット/サン・サドゥルニ・ダノイア/カバ)
泡は大粒。苦味中心できりりと酸っぱい。みかんの皮の苦味。揮発油のような香りも。77点。Fujiya 1935のワインコース(3000円)の1杯め。
Gruner Veltliner 2006/Weingut Stadt Krems/Sandgrube(グリュナー・フェルトリナー/ヴァイングート・シュタット・クレムス/ザントグリューベ)
オーストリアの白。ほんのり、本当にほんのりとりんごの甘み。白い花、栗の花の香り。オイリーで少しウィスキー的。74点。Fujiya 1935のワインコース(3000円)の2杯め。
Ca'Fischele 2006/Gambellara Classico/Dalmaso(カフィッシェレ/ガムベラッラ・クラッシコ/ダルマーソ)
イタリアの白。味の幅は日本酒のように狭い。ミネラルで飲ませるワイン。そのものとしては特徴ないけれど、料理(トマトと牛肉トリュフ味)のサポートとしては抜群。75点。Fujiya 1935のワインコースの3杯め。
Chateau Les Marechaux 2002/Premieres Cotes de Blaye(シャトー・レ・マレショ/プルミエール・コート・ドゥ・ブライ)
スモーキーでなめし皮やはちみつの饐えたような香り。やわらかく苦い。少し枯れた感じがあり、ウオッシュチーズにある漬物的な熟成の仕方。懐広いワイン。80点。Fujiya 1935のワインコースの4杯め。
ワインコースには更に5種類のリキュールがついていて、トマトとバジル、ローリエとローズマリー、びわ、梅のものを試した。驚異のレストランの料理にぴったり合う、超安いワインたちでした。
9月7日
Chateau Haut Methee 2006/Bordeaux(シャトー・オ・メテ/ボルドー)
ACボルドーながら飲ませるワイン。ミディアムボディーで血と土を合わせたような感じで味は地味。若いのに柔らかく、おっとり。料理を後ろから支えるタイプ。75点。うきうきワインの玉手箱で赤ワイン6本セットで5229円(2008/6/13)。単品だと1239円。
9月4日
Chenin Blanc 2005/PB Khao Yai Reserve(シェナン・ブラン/PB カオヤイ・リザーヴ)
タイの白ワイン。シュナンはロワール原産の品種。カオヤイ(バンコク北東部)が産地です。少しスモーキーで、はちみつ、べっこう飴、ナッツなどの香り。味はすっきりだけど軽すぎず、骨格はしっかり。本物。何といってもムルソーっぽい香りのあるのがすごい。75点。目黒のタイ料理店ゲウチャイで2600円。
Shiraz 2002/PB Khao Yai(シラー/PB カオヤイ)
タイの赤ワイン。口に含むと鰹節とか煮詰めたプルーン。酸味が梅干的。シラー(シラーズ)は色々な国でワイン用のぶどうとして使われ、スパイシーだったり濃縮した果実味エッセンス的だったりと様々な味として表現されるが、これはフランス的。値段も味もグルジアが見習うべき。75点。目黒のタイ料理店ゲウチャイで2600円。
9月3日
Francois Seconde/Grand Cru Sillery/Champagne(フランソワ・スゴンデ/グランクリュ・スィルリ/シャンパーニュ)
シャンパーニュが「発明」された直後、フランス革命前からある歴史ある作り手。しっかり系。やや苦味が強く、酸味が内にこもっている。だからか泡ものとしては珍しくデキャンタージュされてサーヴされた。80点。辻さん、渡邊さんとシェ・トモで9100円。
作り手の姓"Seconde"の最後の"e"はアクサンつき。
Savigny-Les Beaune 2005/Vieilles Vignes/Prieur(サヴィニー・レ・ボーヌ/ヴィエイユ・ヴィーニュ/プリュール)
昨日に続いてサヴィニー。抜栓直後はまだ薄紙のような固さをもっていた。時間がたつと、すーっと霧が晴れるように晴れてくる。香りはすみれのお花畑。やや軽く、やや暗い味。76点。辻さん、渡邊さんとシェ・トモで7000円。
9月2日
Billecart-Salmon Brut Reserve/Champagne (ビルカール・サルモン・ブリュット・レゼルヴ/シャンパーニュ)
品のよさを感じる。どこが突出するということはなく、とてもバランスがいい。かといって無個性でなく、酸も苦味もしっかり。だけどフォアグラに合わせたらなぜか味が薄く感じるようになった。78点。光弘さんご夫妻とエディション・コウジ・シモムラで12705円。
Savigny-Les-Beaune "Les Narbantons" 2005/Bouchard Pere&Fils(サヴィニー・レ・ボーヌ・レ・ナルバントン/ブシャール・ペール・エ・フィス)
はじめは漆喰やウオッシュチーズ、漬物のようなやや鼻をつくセメンダインの発酵したような(?)香り。開いてくると明るく煌き春のお花畑。色もとてもきれい。味はおだやかでやさしい。だけどチーズと合わせるとまるで「他人ですよ」とデモンストレーションするがごとく固く閉じたみたいになる。なぜ?79点。光弘さんご夫妻とエディション・コウジ・シモムラで11550円。
8月31日
J.Lassalle/Chigny-Les-Roses/Champagne (ラサール/シニ・レ・ローズ/シャンパーニュ)
夏も終わりだけど、某所のオークションにはまってシャンパーニュ買いすぎました。で「夏の週末はシャンパーニュ」シリーズ復活。オレンジがかった色。イースト香りがむんむん。酸味の効いたりんごっぽい味。このメゾンについて、ヴォリュームがフルという人とライトという人がいるが、軽くはない。どちらかというと重め。さすがシャンパーニュ地方の重鎮。1級畑のスタンダード版ながら、十分に満足させてくれます。80点。Liquor Worldで3307円(2008/8/19)。
8月29日
Cabanis 2005/Costieres de Nimes(カバニス/コスティエール・ドゥ・ニム)
有機農法による南仏のワイン。もう何本目かな?という感じだけど、相変わらずしっかりした味のつくりで、飲み飽きることがない。カシス、チェリー、そしてシェリーっぽさがある。74点。星野さんから。
8月28日
Henry de France 2006/Premieres Cotes de Bordeaux (アンリ・ドゥ・フランス/プルミエール・コート・ドゥ・ボルドー)
なかなかイケてるワイン。香りは本格派でコーヒー、たばこ、そしてキャラメルなどが次々とでてくる。作り手の意欲作なのか、味もこのクラスとしてはワンランク上で、じんわりと口の中で広がるし、酸味が隠し味。酒質は少し粗いがコシがあって悪くない。2006年ボルドーのベイシッククラスは、いま飲み頃なのかも。73点。うきうきワインの玉手箱で赤ワイン6本セット5229円。単品だと1344円(2008/6/13)。
8月26日
Tsinandali/JSC/Kahketi (ツィナンダーリ/JSC/カヘティ)
旧ソ連留学時代によく飲んだグルジアの著名な白ワイン。輸入食材店にたまたま売っているのをみつけて嬉しくなって買った。品種はルカツィテリとムツヴァネ。どことなく無骨。基本に忠実に混ぜ物なく真面目につくった自家製ワインを、工場で万人向きに角をとってできあがりという感じ。コクがあるちゃんとした白。納屋の牧草の香りがほのかに漂うのが特徴。ただ売価が高すぎ。三桁だったらよくできたワインだと思うけど。グルジアワインが実力だけで国際市場で互角に戦うにはまだまだ工夫が必要。71点。トレンドで1800円(2008/8/24)。
8月22日
Chardonnyay 2007/Garda/Castelnuovo del Garda(シャルドネ/ガルダ/カステルヌオーヴォ・デル・ガルダ)
イタリアのシャルドネ。涼しくなってきたけれど、エアコンを切るとまだ暑い夜。デパードで買ってきたお寿司に合わせて。味はストレート。酸味は十分、ミネラルはやや少なめかも。骨格がはっきりしているので「なかなかやるじゃん」と思ったが、値段をみてびっくり。CPは悪いです。71点。Liquor Worldで1554円(2008/8/10)。
8月20日
Chianti 2006/Bellini(キアンティ/ベリーニ)
「リハビリ」ワインとしては、いい選択だと思う。普通のACボルドーよりおいしいし、ACブルゴーニュより安い。味はキアンティ≦ブルゴーニュかな。とても堅実なつくりを土台として、プラスαとしてイタリア的明るさが加わった感じ。72点。平野弥で976円(2008/7/20)。
8月19日
『世界の食文化 イタリア』の著者である池上俊一さんを自宅に迎えてよもやま話。
Henriot/Brut Souverain/Champagne(アンリオ/ブリュット・スヴェラン/シャンパーニュ)
緑色系のシャンパーニュ。酸味と苦味が中心ながら、全体のバランスがとてもよく、きわめて洗練された感じ。アペリティフに徹するためか、味の個性をわざとおさえているのかな?80点。リカーワールドで3412円(2008/7/24)。
Cos d'Estournel 98/St-Estephe(コスデストゥルネル/サンテステフ)
深い味、ひろがる香り、ビロードの肌触り。三拍子揃うのはグランヴァンならでは。味はコーヒーの苦味にリコリスの酸味を加えたような。もやもやしながら段々と形をあらわしてきた。寝かせればまだ熟成は進むんだろうけれど、力強さを味わうなら今でも十分飲み頃。85点。ワインネットで4980円(2002/2/21)。最近のワイン物価を考えると随分と安く買いました。
Chateau Riussec 2003/Sauternes(シャトー・リューセック/ソーテルヌ)
デザートに合わせて。若いのにとろとろで、熟成感あるソーテルヌ。表現するといつも同じになってしまうがパイナップル、桃、マンゴー、トロピカルフルーツの味と香りが次々に。82点。ワイン&地酒TODAでハーフボトル3507円(2007/12/21)。
8月17日
Woodcutter's Shiraz 2005/Torbreck(ウッドカッターズ・シラーズ/トルブレック)
久々のトルブレック。相変わらず熟々に熟した果実味にあふれんばかりの熱気。味は個性的で甘みたっぷり辛口なので万人向きではないかもしれないけれど、この方向性は好き。80点。購入店購入日は失念。1980円くらい。
8月14日
Chateau Lanessan 1992/Haut-Medoc(シャトー・ラネッサン/オ・メドック)
小さなヴィンテージということで、このクラスのワインだともうへたってるかもと恐る恐る。でも大丈夫。しっかり現役ワイン。熟々で、ダメになる寸前のりんごみたい。もわっとした感じはやはりメドック。これはこれで楽しめる。75点。お手軽ワイン館で2604円(2008/5/9)
8月10日
1+1=3/Cava(ウ・メス・ウ・ファン・トレス/カバ)
値段も味もワンランク上のカバ。シャンパーニュを意識して作っているのかイースト香がぷんぷん。酸味はストレートで泡はきめこまかい。味はやや粗い。角がもうすこし丸ければなぁ。カバとしてはかなり高品質。でも値段もそれなりなので銀賞。79点。リカーワールドで1869円(2008/7/27)。
8月9日
Pierre Gimonnet/Brut 1er cru/Cuis/Champagne(ピエール・ジモネ/ブリュット・プルミエ・クリュ/キュイ/シャンパーニュ)
グミのような歯ごたえと、味にはっきりとした色のあるシャンパーニュ。フレッシュですっきり系。80点。ボンダレンコ先生と最後の夜、岡山のフランス料理店「リヨン・ペラーシュ」に持ち込みで(料金1500円)。リカーワールドで3412円(2008/6/20)。
Duhart Milon 2004/Pauillac(デュアール・ミロン/ポイヤック)
ラフィットの経営するシャトー。香りは横綱。大地から湧き出る深い土や炭。樽、煙草、甘草、リコリス、西洋杉。ずっと嗅いでいたい気分。味は若すぎで堅いし閉じ気味。といってもタンニンぎしぎしということはなく、渋みが好きな人なら今でも十分楽しめる。10年後にもう一度飲みたい。岡山のフランス料理店「リヨン・ペラーシュ」に持ち込みで(料金1500円)。80点。リカーワールドで4538円(2008/7/12)。
8月8日
セミナー終わって福山に移動。奥野さん宅で浴衣パーティー。
Mas de Monistrol/Reserva Brut/Cava(マス・デ・モニストロル/レセルバ・ブリュット/カバ)
ワインランク上のカバということでシャンパーニュ高対策として購入したが、普通のカバでした。72点。Liquor Worldで1554円(2008/7/29)。
Meursault 2005/Joseph Drouhin(ムルソ/ジョセフ・ドルーアン)
お約束のナッツ香たっぷり。若いけれど力で押すのでなく、やわらかで押し付けない。なめらかで中身まったり。80点。奥野さんから。
Nuits St-Georges 2005/Joseph Drouhin(ニュイ・サンジョルジュ/ジョセフ・ドルーアン)
名門作り手の2005年ブルゴーニュ赤となると期待しないわけにいかない。ただニュイなので若いと硬いかなという不安はあったが杞憂。たっぷりとしたブルゴーニュ。果実味にあふれ、味はいくつかの層をなしているかのように幅広く複雑。今飲んでおいしい。81点。奥野さんから。
8月7日
バレエセミナー最終日前日恒例の宴会。例によって星野さんに有機農法ワインを用意していただく。
Domaine des Cedres 2006/Cote du Rhone(ドメーヌ・デ・セドル/コート・デュ・ローヌ)
ローヌらしくスパイシー。しっかりコクあり、表面はなめらかで飲みやすい。74点。
Cabanis 2005/Costieres de Nimes(カバニス/コスティエール・ドゥ・ニム)
繰り返し飲んでるワイン。やはりチェリー風味でよいワイン。ただ、何回も飲んでるとなんとなく消化試合的になってしまう。73点。
Domaine des Cedres 2006/Vin de Pays d'Oc(ドメーヌ・デ・セドル/ヴァン・ドゥ・ペイ・ドック)
1本目と同じ作り手。シラー。軽く、ちょっと酸っぱい。こちらの方が格下なので、はじめに飲めばよかった。69点。
8月6日
Ben's Run 2004/Hunter Valley(ベンズ・ラン/ハンター・ヴァレ)
オーストラリアのシラーズ。色は真っ黒。たっぷりと太陽を浴びた熟々ワインかと思ったが、期待に反して甘さなし。さらに少し酸っぱく、水っぽい。75点。松江の中華料理店「桃仙閣」に持込み(持込み料1000円)。ウメムラで4本セット11340円。単品だと2604円。
Le Haut Medoc de Giscours 2004/Haut-Medoc(る・オ・メドック・ドゥ・ジスクール/オ・メドック)
確かにボルドーの味だけど、力なく、弱い。いまどきそこそこの値段になっているであろうに、CP悪いかな。いただきもの。71点。松江の「桃仙閣」で。
8月5日
Dei Sassi Cavi 2005/Eugenio Collavini/Isonzo del Friuli(デイ・サッシ・カヴィ/エウジニオ・コッラヴィーニ/イソンツォ・デル・フリウリ)
イタリアはヴェネツィアの白。ミネラル感とオイリーさの合わさった爽やかなワイン。軽い。70点。松江駅前のイタリア料理店「カプリチョーザ」で2600円くらい。
8月4日
Mercurey 1999/Clos Fortoul/Remoissenet P&F(メルキュレ/クロ・フォルトゥル/ルモワスネ)
やわらかで、ほどよく熟成したブルゴーニュ。樽の香りムンムン。もともとのポテンシャルに限りがあるので良年飲み頃といってもそこそこだけど、赤身にはやはりブルゴーニュ。78点。松江の鮨屋「赤べこ」にもちこみ。Liquor Worldで2478円(2008/7/27)。
8月3日
Majelus 2006/W&G Tari/Vin de Pays d'Oc(マジェリュス/W&G タリ/ヴァン・ドゥ・ペイ・ドック)
チョコレート風味。やわらかい舌触りながら、しっかりした構造。アルコールもしっかり。79点。松江の「魚一」で星野さんから。
Cabanis 2005/Costiesres de Nimes(カバニス/コスティエール・ドゥ・ニム)
ローヌのオーガニックワイン。濃い。辛口なのにさくらんぼ的な甘さを感じる。78点。松江の「魚一」で星野さんから。
La Divine Proportion 2006/Vin de Pays des Cotes Catalanes/Chateau de l'Ou(ラ・デェヴィヌ・プロポルシオン/ヴァン・ドゥ・ペイ・デ・コート・デ・カタラヌ/シャトー・ドゥ・ル)
カリニャン8、カベルネ・ソヴィニョン5で作られ、「黄金比率」という名前を持つワイン。でも軽め。エキスはワイン。アルコールはブランデー的。香りはビール的。69点。松江の「魚一」で星野さんから。
Domaine du Moulin a Vent 2006/Graves(ドメーヌ・デュ・ムラン・ナ・ヴァン/グラーヴ)
たくあんやいちごの香りがオーガニックワインらしい(?)。でも味はしっかりしたボルドー。76点。松江の「魚一」で星野さんから。
Cono Sur 2007/Reserve/Cabernet Sauvignon(コノ・スル/レセルヴ/カベルネ・ソヴィニョン)
ホテルに戻って寝ようと思ったらボンダレンコ先生が「もう一本」なんて言うので、これをあける。若いチリながらおいしく飲める。「飲みやすく、濃く、いい」なんてメモにある。たしかによかった。でも飲みすぎでした。78点。平野弥で1155円(2008/7/20)。
7月29日
Castillo de Alicante 2005/Merlot(カスティロ・デ・アリカンテ/メルロ)
スペインはアリカンテ産の赤。よく太陽を浴びて熟したぶどうといった感じ。煮詰めたカシスやプルーン。とはいえ甘さは控えめで辛口。普段飲み、食事と共にいただくには値段、質ともばっちり。72点。うきうきワインの玉手箱で赤ワイン6本セット5229円(2008/6/13)。単品だと1029円。
7月29日
Joseph Perrier/Cuvee Royal/Chalons en Champagne(ジョセフ・ペリエ/キュヴェ・ロワイヤル/シャロン・アン・シャンパーニュ)
夏の週末シャンパーニュシリーズ再開ということで、先日飲んだばかりのものをリピート。やはり細かい泡がシュワシュワしてとてもクリーミー。酸と苦味がしっかり、甘みはほとんど感じられないブリュット。大手メゾン産シャンパーニュのように、どっしりと安定した味わい。リカーワールドで3412円(2008/6/16)。
7月25日
Chateau Moncontour/Tete de cuvee/Touraine(シャトー・モンコントゥール/テット・ドゥ・キュヴェ/トゥレーヌ)
ロワールの個性あるスパークリング。麦や藁など草っぽく、ビールの苦味。甘さはほとんどなく(香りはハニー)酸味と苦味のミックス。とはいえドライ度はミディアム。シャンパーニュとは全く違うタイプ。級グルメとしてかなり質が高い。76点。赤穂のフォーティセブンリカーズで1300円(2008/7/21)。
7月22日
Chateau Capville 2006/Premiers Cotes de Blaye(シャトー・カプヴィル/プルミエ・コート・ドゥ・ブライ)
ワインそのものにおいしさはなく、とても地味なボルドー。でも食事にあう。土の塊とかミネラルの塊とか、乾燥果実の塊のようなものが溶け込んでいて、食べ物に応じて合う成分が表にでてくるような感じ。見た目はぱっとしないのに、魅力があって廻りに人が絶えないというような。73点。うきうきワインの玉手箱でボルドー6本セット7329円(2008/5/16)。単品だと1354円。
7月19日
Carles Andreu/Cava(カルレス・アンドルー/カバ)
シャンパーニュ以外の泡ものは最近こればかり。なので予想がついてしまって少々マンネリ気味。それでも質は高い。青りんごの酸味、イースト、はちみつ香とグミのような澱粉粉の風味、そして強いガス圧。シャンパーニュ顔負けです。80点。うきうきワインの玉手箱で1869円(2008/6/13)。
7月17日
Sabbatiano 2006/ПАПАГIANNAKOY(サッバティアノ/パパギアナコス)
ギリシャの白。さっぱり素朴でシンプル。香りはないけど、確かに白ワイン。68点。渋谷のギリシャ料理店「エーゲ海」で。値段不明。お店価格で2000円台前半か?。
Othello 2003/KEO/Limassol Cyprus(オテロ/ケオ/リマソル・キプロス)
赤い果実と濡れた傘の香り。ヴォリューム軽め。でも鼻に強くツンとくる木の茎系のパンチがある。69点。渋谷のギリシャ料理店「エーゲ海」で。値段不明。お店価格で2000円台前半か?。
Rotura (NV)/Carinena/Grandes Vinos Y Vinedos(ロトゥーラ/カリニェナ/グランデス・ビノス・イ・ビネドス)
ノンヴィンテージながら若いぶどう中心なのか酸っぱい。やはり茎系でしっかりしていて、それなりにバランスいいのだが・・味を楽しめるところまではいかない。69点。渋谷のBelgoで700円(グラス)。
7月16日
Mappu 2007/Sauvignon Blanc&Chardonnay/Baron Philippe de Rothschild(マプ/ソヴィニョン・ブラン&シャルドネ/バロン・フィリップ・ドゥ・ロトシルト)
チリの白。前菜料理に合うものをたずねたら、グラスワインリストにある一番安いのを勧められ素直に従う。すっきり、さっぱりの明快ワイン。でも、酸、甘み、重さなどのバランスはバッチリ。74点。ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブションで1100円(グラス)。
La Montesa 2004/Herencia Remondo/Rioja(ラ・モンテサ/エレンチア・レモンド/リオハ)
グラス赤お勧め二位がこれ。リオハの赤はボルドーっぽいものが多いと思っていたが、これはローヌみたいにスパイシー。感触としていちごのつぶつぶのような香辛料がはいっているみたい。それでいて果実味が甘く、飲みやすい。75点。ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブションで1815円(グラス)。
Hautes Cotes de Nuits 2006/Louis Auguste/David Duvant(オート・コート・ドゥ・ニュイ/ルイ・オギュスト/ダヴィド・デュヴァン)
グラス赤の一番のお勧めはこれ。軽やかできれいなルビー。カラメル香が多く、味も甘みを感じるが、若いからか段々と酸っぱみが優勢になってきたのが残念。72点。ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブションで2035円(グラス)。
7月15日
Une et Mille Nuits 2000/Saint Chinian/Canet Valette(ユヌ・エ・ミル・ニュイ/サン・シニアン/キャネ・ヴァレット)
ラングドックのワイン。このAOCはお初。ラングドック地方グルナッシュ&シラーが半々だそうです。スパイシー直球。熟した果実味が口腔内にしみわたる。カラメルのこげた香りから甘い香りにへと変化も楽しめる。重すぎず軽すぎず。ラベンダー風味の羊料理にばっちりでした。76点。恵比寿の「ジョエル・ロブション」で1890円(グラス)。
7月14日
Patrice Marc/Fleury a Riviere/Champagne(パトリス・マルク/フルリ・ア・リヴィエール/シャンパーニュ)
フレッシュフルーツを丸ごと飲み下しているような錯覚におちいるほどジューシー。フルボディでイースト香全開。後味に酸と苦味が残り、心地よい。82点。牛込柳町の「ル・デッサン」で4800円(ハーフ)。 7月13日
Joseph Perrier/Cuvee Royal/Chalons en Champagne(ジョセフ・ペリエ/キュヴェ・ロワイヤル/シャロン・アン・シャンパーニュ)
ボリュームやや軽めのシャンパーニュ。泡がとても多く出る。味は堂々たるブリュットで、果実味が後ろから少し見え隠れする。77点。リカーワールドで3412円(2008/6/20)。
Bourgogne 2004/Vanbeselaere Marnix(ブルゴーニュ/ヴァンベスレール・マルニス)
木いちごや樽の香りがばっちり。味も香りにみあったものながら、飲んでいるうちに段々痩せ細ってくるような気がした。ACブルゴーニュとしては味も値段も満足。74点。信濃屋横浜駅シャル店で1880円(2008/7/13)。 7月11日
Domaine de L'Ange 2006/Cotes du Roussillon(ドメーヌ・ドゥ・ランジュ/コート・デュ・ルション)
青みがかった天使の写真のラベルで、その名も「天使のドメーヌ」。恰好つけているつもりだろうけれど、見た目は正直、得体の知れない安ワインという風情。でも南西部の立派なAOCワインです。カリニャン種とのことで、味は濃く、南仏の太陽をたっぷり浴びているかのようによく熟している。若いのに落ち着いていて、それでいて既に魅力的。72点。うきうきワインの玉手箱で5229円(2008/6/13)。単品だと1134円。
7月7日
Pierre Paillard/Bouzy/Champagne(ピエール・パイヤール/ブズィ/シャンパーニュ)
久々に飲む特級畑のシャンパーニュ。ピノノワール6割、シャルドネ4割。ノンヴィンテージだが2002-2003年のぶどうを使用とのこと。色は深みのある麦色で、華やかさがありつつ軽すぎない黄金の中庸。味、香りとも洗練されていて非日常感を味わえる。これは安く手に入れられたけれど、今でも4000円強で買えるのはうれしい。85点。ヴェリタスで3780円(2008/3/25)。
7月6日
Altosur 2006/Malbec/Tupungato・Mendoza/Finca Sophenia(アルトスル/マルベック/トゥプンガト・メンドザ/フィンカ・ソフェニア)
若いアルゼンチン産ワインでマルベックとなると、どれほど重いんだろうと構えてしまう。で、実際重いのだが、ボトルの重さに比例したくらい。一般的なものの1割増しくらい?このワインの魅力はヴォリュームだけではなく、ブランデーのような琥珀色によく磨かれた酒質(これは例えで、実際の色は濃いクラレット)。これで値段が3桁というのは驚き。75点。うきうきワインの玉手箱5229円(2008/6/13)。単品だと903円。 7月5日
Kumala 2007/Pinotage・Shiraz/Western Cape(クマラ/ピノタージュ・シラーズ/ウエスタン・ケイプ)
南アフリカの口当たりよいピノタージュにシラーズを加えてスパイシーにしたもの。二つ(+α?)の品種がそのまま現れている。ピノタージュだけだと物足りないだろうから、シラーズでしっかり塩コショウを加えているという感じ。確かに飲みやすい。でもどんなに塩コショウがうまく効いていても、やっぱり全体としては素材の味が重要。ということで68点。うきうきワインの玉手箱5229円(2008/6/13)。単品だと932円。安く買い叩きたいわけじゃないけれど、この程度の味のワインは(今のところ)600〜700円で手に入る。
7月3日
Carles Andreu/Cava(カルレス・アンドルー/カバ)
3回目。やはりレヴェルが高い。泡はきめ細かく、味は酸味と苦味のバランスがよく、コクがある。味と値段を考えたら、シャンパーニュに十分に対抗できる品質。味だけでも状態が普通のNVシャンパーニュより満足感高い。80点。うきうきワインの玉手箱で1869円(2008/6/13)。
7月1日
Gevrey Chambertin 2004/Vieilles Vignes/Tortochot(ジュヴレ・シャンベルタン/ヴィエイユ・ヴィーニュ/トルトショ)
ACブルゴーニュセットでおまけとして格上のものがはいっている場合、ワインの質はAOCより値段に比例するというのがこれまでの経験だったが如何に? レストランみてあるきへ行く
カンテサンスでも飲みました。
このワインのことは師範のサイトで知りました。
ラベルに見覚えがあると思ったらヴィンテージ違いを飲んだことがありました。
いやいや、変な邪推をしてすみませんでした。中身は正真正銘トルトショのジュヴレ・シャンベルタン。このヴィンテージはよくいわれないけれど、いま飲む分には2000年代では02年に次いで良いような気がする。たださすが名門の村名ワインだけあって、中に詰まっているものが多い。もう少し置いた方が魅力が表に出てくるかも。それでもきれいなブルゴーニュ。77点。お手軽ワイン館でブルゴーニュ5本セット10498円(2008/5/9)。単品だと2500円〜3000円くらい。