ワインに目覚めて九年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

お手紙待ってます!

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今までの金賞ワインたち


評価の一応の目安は、
GOLD・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし SKELTON・・・買うべからず


2006年

 

3月31日

NOTEDom Perignon 98/Champagne(ドン・ペリニヨン/シャンパーニュ)

本日モスクワバレエアカデミーのボンダレンコ教授ご一行来日。出雲空港でお出迎え。お世話と通訳の一週間開始。夜は松江のビストロ・アンジュ。まずは乾杯。生産年のせいか、かなり穏やかで柔らかいドンペリ。苦味はあるけれど、スタンダードシャンパーニュでは香しいイースト香が全くなく、かなりライトなボディ。星野さんご提供。74点。

NOTECorton 98/Louis Page(コルトン/ルイ・パージュ)

ブルゴーニュの特級畑が3000円を切るというので、とびついて買ったもの。でも値段相応、というか、期待が高かったからこそハテナなワイン。香りはたたず、味もとりたてていう程のものは何もない。ブラインドで飲んだらブルゴーニュということもわからないような無個性さ。70点。うきうきワインの玉手箱で2674円(2006/3/11)。

BRONZEChateau Montus 2001/Madiran(シャトー・モンテュス/マディラン)

濃厚スパイシー系なので飲み頃までまだかと思いつつ抜栓。力強く濃いけれど、とんがってはないので今飲んでも大丈夫。だけど渋くざらざら。予想どおり、やけどしそうなくらい「熱い」チェリーを煮詰めたような味。75点。イーショッピングワインで1890円(2006/3/10)。

 

3月27日

NOTELa Croix/Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 2003/Mongeard-Mugneret(ラ・クロワ/ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ニュイ/モンジャール・ミュヌレ)

2003年産のブルゴーニュ赤。今のところ相性がよくない。2002年産のように若くて外向的なワインと知らず知らずのうちに比較しているのかもしれないが、このワインは甘さより苦さ、明るさより暗さ、ふくらみより線の細さがめだっておいしくない。66点。ヴェリタスで2499円(2005/12/16)。

 

3月26日

BRONZEChateau Lynch Moussas 98/Pauillac(シャトー・ランシュ・ムサ/ポイヤック)

風邪をこじらせ咳がなかなか治らないため、ワインが飲めない/飲んでもおいしくない毎日。日曜なので少しいいものをということで、月はじめに飲んだばかりの銘柄ながら3000円以下の格付けワインということで再びトライ。ヴィンテージが違うため、一年違いだけなのに力強さ/熟成具合がだいぶ違う。もちろんタイプは同じでビターチョコレートやストレートコーヒーのような苦味が全面にあるクラシックで無骨なポイヤック。羊とあわせると今でもおいしいんだろうなと思いつつも、何年か後に飲みたかった。79点。うきうきワインの玉手箱で2532円(2006/3/11)。注文したものが2本とも「破損」したので、その代替品とのことで10%引き。だけど「破損」というのはまず100%嘘だと思う。このお店、安いのはいいけれど、発送を注文後1週間以降にすると、他の人に同じ商品を売ってしまう傾向がある。これで3回目。

 

3月20日

BRONZEChateau Rieussec 1998/Sauternes(シャトー・リューセック/ソーテルヌ)

魚正でお寿司を食べた後は家でソーテルヌをということで、これを飲む。梅やあんず系の甘い酸味がチャーミング。かなりヴォリュームある重量級。もちろんとろとろ。中身は詰まっているようだけど、少し閉じているのか無口な人見知りの美人ワイン。80点。ウメムラで3139円(2005/9/29)。

 

3月19日

BRONZEChateau Pesquie 2003/Cuvee des Terrasses/Cotes du ventoux(シャトー・ペスキエ/キュヴェ・デ・テラス/コート・デュ・ヴァントゥ)

少しイガイガしているが、元気すぎるということもないスパイスっぽいローヌにありがちなワイン。アクの強い料理に合わせて、ワインの味が相対的におとなしく感じられるようなシチュエーションで飲めばおいしいかもしれない。好みにもよるけれど、ワインだけ味わうとちょっと辛い。71点。イーショッピングワインで1180円(2006/3/10)。

 

3月15日

BRONZEEsterlin/Blanc de blancs/Champagne/Epernay(エステルラン/ブラン・ドウ・ブラン/シャンパーニュ/エペルネ)

安くておいしい、お気に入りのシャンパーニュ。今回はじわっとくる酸味がけっこう強い。それに状態がやや悪かったのか、香りがあまり出てこなかった。でも普段のみには満足できるレヴェル。同価格帯の白ワインよりこちらに手がのびる。76点。うきうきワインの玉手箱で2394円(2006/2/25)。

 

3月13日

SILVERBourgogne Hautes Cotes de Nuits 2002/Jayer-Gilles(ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ニュイ/ジャイエ・ジル)

いつのまにか毎年3月はジャイエ・ジルを飲むのが恒例になっているので、今年は2002年産のニュイ。これはとにかく飲みやすい。「樽香たっぷりガッツの入った作り手」というイメージがあるが、これはよくも悪くも想定外。血がさらさらになるかのような繊細な軽やかさがあり、攻撃的とは程遠い。香りは春のすみれ畑。と思っていると、樽も重さもじわじわと知らないうちに充満し、いつものジャイエ・ジルに変わっている。なんとなくのっぺりしていたのがマイナス。82点。みちのく岩手のワイン屋竹澤で3339円(2006/1/23)。

 

3月8日

NOTECap de Faugeres 2002/Cotes de Castillon(カプ・ドゥ・フォジェール/コート・ドゥ・カスティヨン)

狙いどおり、ワインを飲んだおかげで仕事する気力が充実(←これってアル中?)。ここ5ヶ月の間、頭痛の種であった原稿が一ヶ月以上遅れでなんとか仕上がり、めでたしめでたし。次の締めきりは4月10日なので束の間の「休日」ということで、晴れておいしくワインを飲もうとこれを開ける。ここここで飲んで保証つきのもの。が、あれれ?変に酸味が飛び出ていてすっぱくアンバランス。タンニンも内にこもりつつ力があって舌がざらざらになる。状態が悪そうではないのに、おいしくない。煮詰めたジャム系の味は片鱗もないし。閉じはじめてしまったのか?66点。うきうきワインの玉手箱で1659円(2006/2/25)。

 

3月4日

BRONZELynch Moussas 97/Pauillac(ランシュ・ムサ/ポイヤック)

仕事の締めきりに追われ、ワインを飲めない日々。晴れて仕上げて久々に飲む。・・・と書きたいところだけど、まだ終らず。飲まないと精神衛生的にかえって仕事が進まないのではと発想の転換で、飲んでみた。ポイヤック5級だけあって革の香りがぱーんと出てくるが、ワインの格とヴィンテージのおかげかとても柔らか。痩せているとまではいかないけれど、こぶり。火薬やタールのような熱い火を思わせる香もでてくるけれど、味はクール。頂点は超えているけれど、それなりに楽しめる。79点。うきうきワインの玉手箱で3129円(2006/2/25)。

 

2月22日

NOTEClos Buzao/Dealu Mare(ビュザオ/デアル・マレ)

いろいろお世話になった保田孝一先生が亡くなって1週間。久々に飲んだワインはルーマニア産のピノノワール。お店のサイトには2003年産とあるが、ボトルにヴィンテージの表示はない。味は確かにピノノワール。でもフランスのそれというより、コクが濃く、チリのスタンダードよりちょい格上物に似ていて、甘くないチェリーという雰囲気。質は悪くないが、口に含んでニッコリとなるタイプではなく、なんとなく真面目で堅物。72点。うきうきワインの玉手箱で984円(2006/1/29)。

 

2月17日

NOTEIstok/Polusladkoe(イストーク/パルスラートコエ)

ロシアのスパークリング。ブリュットからはじまる辛口度は上から三番目。つまり甘口度が上から2番目。ベースはモルドヴァにありがちな独特の饐えた白ワイン。それに泡と甘さが加わる。飲みすすめると頭に甘さがたまってきてちょい辛い。63点。ボリショイ劇場の岩田さんからのお土産。

 

2月15日

BRONZEChateau Caronne Ste-Gemme 94/Haut-Medoc(シャトー・カロンヌ・サントジェム/オ・メドック)

レオヴィル79飲んだ日に開けた。けど、ざらざらでダサダサ。一杯飲んでやめた。ただそれは相手が悪すぎただけ。翌日残りを飲むと地味ではあるけど、やはりそれなりの古酒で味わい深い。少し酸っぱさが優っているのが難点だけど、酸の強さはこのクラスのワインでは長もちさせる秘けつなのかもしれない。香りはなめし革&う○こ系でざくろの雰囲気。74点。悟空で1790円(2006/1/6)。

 

2月14日

SILVERCharles Pougeoise/Champagne/Vertus(シャルル・プジョワーズ/シャンパーニュ/ヴェルテュス)
ベッコウ飴のような少し焦げたほんのりとした甘さがある、軽やかで華やかなシャンパーニュ。83点。
ルセットで1200円(グラス)。

GOLDLeoville Las Cases 79/St-Julien(レオヴィル・ラス・カス/サンジュリアン)

26年前のワイン。スーパーセカンドながらヴィンテージ的には微妙なので開けるまで保存状態が心配だったけど、全く問題なし。抜栓後しばらくしてからグラスにつぐが、既にばっちり飲める。底に穏やかなタンニンが土台となるようにしっかりあり、その上にちょうどよく熟成した幾重にも重なるワインの層が積み重なっている。表面はビロードのような滑らかさ。なめし革、トリュフ、西洋杉などの香りが柔かく表れ、全体としては少し湿った洞くつのような自然系の雰囲気がある。空気に触れて開き切ると硫黄ではないけれど黄色っぽい感じになって、同時にたばこの香りが出てくる。最後まで穏やかながら底力はあり、熟成感を楽しむにはまさに飲み頃。92点。土浦鈴木屋で9900円(2006/9/28)。

 

2月12日

韓国龍仁大学教授の林淳吉(イム・スンギル)、全エヨン夫妻とお別れ手巻き寿司パーティー。昨日は彼の教え子の博士4人を呼んでバランタイン13年とビールのチャンポン(6人でウィスキー2リットル&ビール28本!)をするという子供じみた「アルコールがまん大会」に参加させられて辟易。同じ業界といっても体育会系は別世界ということを実感。今日も続きをしたいとダダをこねられたが、最後の夜なので家でワインを飲んでもらう。

SILVERMailly Grand Cru/Champagne(マイイ グランクリュ/シャンパーニュ)

おなじみのシャンパーニュ。今回もちゃんと期待に答えてくれた。きりっとした酸味とほどほどの重み、そして何よりもぶどうの実を思わせる果実感がバランスよくこもっている。パーティーでまずいものばかりを飲まされスパークリングワインにアレルギーをもっていた林さんにも納得の味。83点。うきうきワインの玉手箱で2887円(2006/1/29)。

SILVERChateau Cissac 94/Haut-Medoc(シャトー・シサック/オ・メドック)

赤身にはブルゴーニュかなと思っていたけど、たまたま台所に出していたコレを林さんがみつけて飲みたいというので開ける。これまた相変わらず、11年かけてじっくり作られたボルドーらしい安定した味。なめし皮、下草、トリュフ、そして忘れてはならないう○この香りがかすかに。ヴォリュームこそどっしりではないが、絹のような滑らかさとバランスのよさがなんともいえない。澱抜きしてあるのか、最後まで澄んだガーネット。84点。オーケストラワインショップで1890円(2005/5/28)。

 

2月10日

NOTEChateau Blaignan 2002/Medoc(シャトー・ブレニャン/メドック)

国立大教員にとって一年で一番忙しい季節到来。ワインを飲まなきゃやってられないけど、ワインを飲んだら夜に仕事できなくなってしまうというジレンマの毎日。韓国から19年来の友だち林さんご夫妻がいらした。8年ぶりの再会。で、ますます忙しくなる。で、久々に飲む。地獄への路まっしぐら。と、前置きが長くなったが、ワインは柾目系の好感をもてる生真面目系。魅力的というより実直。この後に飲んだアルメニアのブランデーに大差で負け。72点。うきうきワインの玉手箱で1029円(2006/1/29)。

 

2月3日

NOTEChateau Bernadotte 97/Haut-Medoc(シャトー・ベルナドット/オ・メドック)

2年ほど前に経験済み。ピションラランドと同じ経営のブルジョワ級。なめし皮の香りがしっかりあって外形は本格派ながら、香りに比べて骨格があまりにも弱々しい。一杯めはそれなりに楽しめたから、開けたあと急に落っこちたのかもしれない。71点。みちのく岩手のワイン屋竹澤で2079円(2006/1/23)。

 

2月1日

BRONZEBourgogne Passetoutgran 2002/Francois Lamarche(ブルゴーニュ・パストゥグラン/フランソワ・ラマルシュ)

パストゥグランというと、酸っぱいイメージ(偏見)があるので恐る恐る。しっかりした樽香とほろ苦さがあり、後味には甘さがかんじられるまぎれもないブルゴーニュ。2002年のブルはこのAOCですらおいしいヴィンテージということを確認。さすがに時間がたつと酸っぱくなるけれど。あまりにもちゃんとしているのでチーズが欲しくなりミモレットを食べる。うーん。残念ながら安ワインにチーズは辛い。おいしいと思って飲んでいても、ちゃんとした(?)チーズには位負けするのか正体があばかれたという感じ。しょうゆっぽい安ワインの味に変身してしまう。安師範に教えられてこれを読んでみた。良いワインにチーズをあわせると化学反応で新たなおいしい味になるけど、安ワインにあわせると、ワイン単体ではおいしかったものがチーズもろともまずくなる。これが私の経験。74点。みちのくのワイン屋竹澤で1554円(2006/1/23)。

 

1月30日

NOTEBourgogne Pinot Noir 2004/Robert Sarrau(ブルゴーニュ/ロベール・サロ)

2004年産のブルゴーニュ(赤)。ACブルにしては破格の安さながら、意外としっかり。でもピノっぽくない。いちごジャムやすみれっぽい香りがするのでガメイ(ボジョレ)かと思った。軽くはなくて、ミディアムボディ。悪いところはないが、魅力もない。ということで、値段相応。65点。お手軽ワイン館で892(2006/1/21)。

 

1月28日

NOTEDomaine de la Roche Vive 2002/Corbieres(ドメーヌ・ドゥ・ラ・ロッシュ・ヴィーヴ/コルビエール)

ボルドー顔負けの真っ黒さ。光を通さない色の濃さ。やや固いながらスパイーシーで「熱い」。こくがたっぷりなんだけど、なぜか切れがよく、後味さっぱり。73点。神戸のレストラン「ル・フェドラ」で866円。

 

1月27日

BRONZECotes du Rhone 2003/E.Guigal(コート・デュ・ローヌ/ギガル)

酷暑の2003年。平年でもコート・ロティやシャトー・グリエがあるだけに、ローヌのワインも焦げまくってます。これはAOC的には最も「薄い」はずだけど、十分な濃さ。スパイシーでほんのりした甘さもあり、良年のヌフ・デュ・パプ並のチューイーさも兼ね備えている。この銘柄、平年でもCPのよさが知られているけれど、中途半端なインクっぽさがあって私はあまり好きではない。でもこれは別。78点。しかも何がどうなって可能になったのかお手軽ワイン館で無料(2006/1/21)。

 

1月25日

BRONZEMoutardier/Carte d'Or Brut/Champagne/Le Preuil(ムタルディエ/カルト・ドール・ブリュット/シャンパーニュ/ル・プルイユ)

味、香りとも、ほんのりとひと味違う。酸味の鋭さは全くないのにしっかりした酸が底にあり、イースト香は前に出て来ないのにほぐほぐ感が残る。スタンダードタイプだからこそのファジー(←死語)が個性となっている魅力あるシャンパーニュ。81点。お手軽ワイン館で2919円(2006/1/21)。

 

1月23日

BRONZEAbbazia/Spumante(アッバツィア/スプマンテ)

送料込みで912円。ということは実質300円くらいという信じられない値段。とても軽く、軽すぎて華やかさが出て来ないくらいながら、味にはしっかり主張があって、ベースは柑橘系的苦み。シャンパーニュのようとはとてもいえないけれど、いつまても泡がいやらしくない程度に力強く続き、最後の一杯でも口のなかでしゅわっときたのは素晴らしい。71点。お手軽ワイン館で924円(2006/1/20)。

 

1月22日

魚正のご主人、山本さん宅でのお食事会。おつまみ(あみ、あなごっ子)、蜂谷さんご提供の日生の牡蠣、お刺身(アワビのきも、さわら、赤貝、いか、まぐろなど)、ばら寿司、チーズにケーキをいただき、ワインもいろいろ飲みました。

SILVERMailly Grand Cru/Champagne (マイイ・グラン・クリュ/シャンパーニュ)

料理が何系かわからなかったので、刺身に合うといわれるピノ・ノワールかこれかで迷って、とりあえず何にでも合うシャンパーニュを持参。同じメーカーの1級畑のはたいしたことないけれど、これは軽く、華やかでしかもコクがある。とりあえず「当たり」でした。83点。お手軽ワイン館で2919円(2006/1/20)。

GOLDVina Progresa Reserve 2002/Cabernet Sauvignon/Vinedos Familia Pisano/Les domains Boisset (ビーニャ・プログレサ・レセルブ/カベルネ・ソヴィニョン/ビネドス・ファミリア・ピサノ/レ・ドメーヌ・ボワセ)

山本さんの同級生のウルグアイ大使に選んでもらったものを、村川さんがお持ちになったもの。はじめて飲むウルグアイワイン。ワインでぎょっと驚いたのは久々。堂々たるカベルネ・ソヴィニョン。軽めの年のメドック1級ワインといった感じで風格と重みがある。樽、なめし皮、ブランデーの香りが次々とでてきて、足りないのはう○こ系くらい。タンニンの角が丸いというやつで、その渋みがおいしい。お魚、ワインともにフルボディーだからか、これを飲んで食べるとお刺身が甘く感じられる。いくら位なんでしょう?85点。

BRONZEVeuve Clicquot Ponsardin/Champagne (ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン/シャンパーニュ)

山本さん提供。魚正再開店祝いにいただいたものとのこと。もっとも有名なシャンパーニュの一つ。重く、柑橘系果物の皮のような渋苦い味を予想して飲むと、期待を裏切らずちゃんと「うん、この味!」と思えるところに着地。その意味で安心感あるシャンパーニュ。81点。

BRONZEHanteillan 2001/Haut-Medoc (アンテイヤン/オ・メドック)

メドックブルジョワ級。これまた芯は渋いながら、丸いタンニンのおかげかとげとげしていない。ビターコーヒー系。チーズにも、ばら寿司(ちらし寿司)にもいいお伴でした。80点。

 

1月18日

BRONZEChateau Citran 2002/Haut-Medoc(シャトー・シトラン/オ・メドック)

はっきりした個性をもつワイン。一言でいえば「砂糖入りなんだけど全然甘くないものすごく濃いコーヒー。」どろりとしたところ今風の作りなのか?なめらかに作られているけれど、実はタンニンいっぱいなのかも。正直なところ好きな味ではないけれど、質は高いと思う。77点。イーショッピングワインで2480円(2005/12/3)。

 

1月14日

NOTEChateau Les Grands Marechaux 2003/Premieres cotes de Blaye (シャトー・レ・グラン・マレショー/プルミエ・コート・ドゥ・ブライ)

一回目の飲み頃を迎えているのか表面が滑らか。密度は薄いながら血や赤錆がぎっしりこもっており、それなりに個性をもっている。ワインを飲み始めた頃によくあった1100−1300円くらいのボルドーによくあったパターン。最近おいしいのに飲み慣れたからかはじめはハテナだったけれど、バランスがいいからか口が慣れてくるとそれなりにおいしい。でも内容の割りにはかなり高い。69点。イーショッピングワインで1640円(2005/12/19)。

 

1月13日

BRONZEWest Cape Howe 2002/Cabernet Sauvignon (ウエスト・ケイプ・ハウ/カベルネ・ソヴィニョン)

西オーストラリアのワイン。カベルネながら渋さはひかえめ。辛口ワインだけど、とろけるようなキャラメルの甘さが口にひろがる。そして干したアンズのような酸っぱさ。とてもなめらかで飲みやすい。まったり系。豪州産ワインはシラーズやピノノワールでおいしい思いをしたけれど、カベソもいけるというのは嬉しいこと。1500円超の価値あり。75点。イーショッピングワインで1390円(2005/12/3)。

 

1月11日

SILVERDe Saint Gall/Champagne/Avize (ドゥ・サン・ガル/シャンパーニュ/アヴィズ)

酸味が特に強いわけではないけれどすっきりさっぱり感が印象的。苦味が隠し味になっているのかも。イースト香はしっかりするし、泡も十分にあがるし、「標準的においしい」シャンパーニュ。82点。ヴェリタスで泡3本セット7119円。単品では3024円(2005/12/16)。

 

1月8日

SILVERLeoville Poyferre 96/St-Julien(レオヴィル・ポワフェレ/サンジュリアン)

樽、煙、硫黄、なめし皮。ボルドーの超一流シャトーはこういう「くさい臭い」をなんども嗅ぎたくなるような「香り」として、とても優雅に匂わせる。粒子はきめこまかくビロードのように滑らか。適度な重みもありとげがない。良年といわれる96年産なのでまだまだ若くて、ぎしぎしのタンニンを予想していたけれど、十分に飲み頃。85点。ウメムラで6279円(2005/9/29)。

 

1月6日

SILVEREl Vinculo 2001 /La Mancha/Alejandro Fernandez(エル・ヴィンクロ/ラ・マンチャ/アレハンドロ・フェルナンデス)

スペインの優良赤ワイン、ペスケラの生産者。少し濁った小豆色でドキりとしたが、とても滑らかで力強く、しかも飲みやすい。キャラメルが口の中にふわりと広がる。表面上は明るくても心の底では死を考えているのがスペイン人だと専門家から聞いたことがあるが、これはどこまでも底抜けに明るくフレンドリー。81点。イーショッピングワインで2390円(2005/12/19)。

 

1月4日

BRONZEChateau Peby Faugeres 99/St-Emilion Grand Cru(シャトー・ペビー・フォジェール/サンテミリオン・グラン・クリュ)

真っ黒ながら樽や土系ではなくて、あくまでも果実味。ブラックベリーやカシスの香り。タンニンのざらざら感はないけれど、粒子が何かに覆われているような意味で少し閉じ気味。普通においしいけれど期待したほどの複雑さや厚みはなかった。80点。エノテカで、フォジェール98、カップ・ドゥ・フォジェール2000と3本セットで10000円(2003/1/1)。

 

1月1日

GOLDChateau d'Yquem 99/Sauternes(シャトー・ディケム/ソーテルヌ)

とうとう飲んだぜ!シャトー・ディケム。口に含んだ第一印象はただのおいしいソーテルヌ。アプリコット、パイナップル、桃などのコンポート。そして薔薇のジャム。だけどそのあとがすごい。例えは悪いけど津波の第2波、第3波という感じで、口の中だけでなく、廻りの空気まで変えてしまうような上品な甘口の世界。もちろん余韻もたっぷり。しかも陰がなく、すべてが陽性に表れてくる。定石にしたがってフォアグラにあわせたら、公式どおりに化学反応がおこり両者に相乗効果。フォアグラもワインもがらりと味がかわる。もちろん甘いけれど、それがどんな料理にもあいそうな気がしてくるから不思議。最近きわめて出来がいいとされる2001年ものがバカ高い値段で売り出されているが、もしこれが気にいったらハーフを買おうと思っていた。だけどディケムは他のソーテルヌと違ってハーフじゃ飲み足りなくなるのが確実。といってフルボトルは5万円もする。ということで、2001年もの購入計画はペンディング。98点。悟空でハーフボトル10500円(2005/12/4)。


 

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