ワインに目覚めて八年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

お手紙待ってます!

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今までの金賞ワインたち


評価の一応の目安は、
GOLD・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし SKELTON・・・買うべからず


2005年

 

6月30日

SILVERDelamotte/Champagne(ドゥラモット/シャンパーニュ)

今月は前半飛ばしてたくさん飲んだけれど、雨が降らず既に「真夏」となった後半はビールに流れたりして失速。最後は締めとしてシャンパーニュ。ドゥラモットはなぜかゆるんでいるものしか飲んだことなくあまりいい印象がなかったけど、これはすごい。ピンと張りつめたすっぱい酸味とりんごのような甘い酸味がおたがいを引き立てあうように並存していて、しかも手づくりの感触のような優しい口ざわり。ノンヴィンテージシャンパーニュって同じ銘柄でも出来の善し悪しが結構あるような気がする。いうまでもなく輸送経路や保存状態の違いも大きいのでしょう。82点。Yoshiyaで2980円(2005/5/18)。

 

6月24日

BRONZEVitiano 2002/Umbria/Falesco(ヴィティアーノ/ウンブリア/ファレスコ)

これはイタリア産。お香屋さんや呉服屋さんにあるようなすこし和風上品系の香り。凝縮感がありすこし収斂性をもっている。いままで飲んだイタリアワインのイメージとは違って地味ながら真面目な造りの実力派とみたけど、一人で飲むにはあんまり楽しくはないワイン。75点。オーケストラワインショップで1470円(2005/6/9)。

 

6月23日

NOTEMarlborough 2004/Sauvignon Blanc/Kim Crawford(マルボロ/ソーヴィニョン・ブラン/キム・クロフォード)

普段はフランス物中心に飲んでいるのでマンネリを脱すべく今まで試したことない系をいくつか買いました。これはニュージーランド産でスクリューキャップです。買う時はそれなりに説明を注意深く読んで選んでいるけど、年には勝てず、飲む頃には忘れているのでブランドの知識はなしに無心で試飲。オイリーかつトロピカル。アルザスに似ているけど違うのは確か。とはいえシャルドネではないし・・というところでラベルをみるとソーヴィニョン・ブラン。全然当たりません。それなりに筋が通っているけれど薄さは否めず。1000円ちょいならそんなもんでしょと思って値段を調べると・・・高い!表面の味は悪くないけど中身をもっと詰めて欲しいですな。72点。Wassy'sで2184円(2005/6/6)。

 

6月15日

BRONZEPeter Lehmann 2002/Barossa(ピーター・レーマン/バロッサ)

この価格帯の若いシラー種はいがいがしていて口の中におさまりきれない野生味があるのが多いけれど、これはよくこなれて、飼い慣らされた丸みを帯びている。いかにもパーカーが好みそうな適度な濃さで口あたりはいい。でもハンバーガーとかピザとか万人受けするアメリカンテイスト。たまにはいいけど、すぐに飽きそう。74点。Wassy'sで1806円(2005/6/9)。

 

6月13日

BRONZEBelcore 2001/Toscano/I Giusti&Zanza(ベルコーレ/トスカーノ/イ・ジュスティ・エ・ツァンザ)

キャラメルの香りだけど中身はボルドー的ななめし革系。滑らかなつくりを狙ったような気はするが若いからかぶどうの質のせいかざらざらしたところが残っている。咽にくる甘いタンニンをもったワインを飲むのは久々。73点。Wassy'sで2310円(2005/6/6)。

 

6月12日

noteProsecco/Vino Frizzante/Riondo(プロセッコ/ヴィノ・フリザンテ/リオンド)

ヴィノ・フリザンテとは「ちくりと刺すワイン」という意味で発泡性のもののこと。だけど冷蔵庫に長く入れておいたからかあんまり刺してくれず、気の抜けたスパークリングという感じ。バランスよく口腔に沁みわたるおもむきだけど味はたいして個性的ではない。70点。セラー専科で979円(2005/4/25)。

SILVERグルジアの1986年産ワイン

グルジア文字で書いてありエチケットが読めません。グルジアワインは素朴で無骨なので舌ではなく心で飲むとおいしいというのがこれまでの印象。これは86年産で途中の保存状態がわからないため50%位の確率で落ちていると思いつつ抜栓。で、あっと驚いた。まだ枯れてないどころかとても若々しい。濃いめの茶褐色でとても深みのある味。これは舌で飲んで十分おいしいし、なめし革の香りも楽しめる。まだまだ熟成しそう。ヨーロッパのワイン通がグルジアワインを誉める意味がようやくわかった。岩田さんがトビリシのバレエコンクールでグランプリを取った時のお土産ワイン。85点。

SILVERLes Forts de Latour 2002/Pauillac(レ・フォール・ドゥ・ラトゥール/ポイヤク)

今までに飲んだレフォールとだいぶ違う印象。それもいい意味で。とげとげしたところにおいしさが潜んでいた今までと違ってとってもきれいにつくられたボルドー。滑らかで艶やかで澄んでいる。見た目はグラスの向こう側が見えないほど濃い色だけど。02年産の若い力とラトゥールのコクとが合わさった理想的なワイン。飲み頃!86点。Yoshiyaで5565円(2005/5/18)。

 

6月11日

bronzeTouraine 2003/Sauvignon/Jean-Marie(トゥレーヌ/ソーヴィニョン/ジャン・マリ)

シャンパーニュが1050円と安いので心動かされるが、グラスワインが白赤ともに650円。後者を選ぶ。ソーヴィニョン・ブランです。インパクトある濃いめの味。ミネラル分が絶妙のバランスだからか内に力がこもっていながら表面では口当たりが優しく飲み頃。72点。デッサンで650円(グラス)。ボトルだと3600円。

bronzeSanta Duc/Heritage/Yves Gras(サンタ・デュック/エリタージュ/イヴ・グラス)

このお店は小さいけれど力持ち。マダムは身軽でとっても感じがいいし、シェフの腕も確か。そのうえ値段は安いし、きわめつけはこのワイン。これはコート・デュ・ローヌの格落ちヴァン・ドゥ・ターブルということでノン・ヴィンテージだけど味は確か。フルボディーで力強く、作り手の本拠地ジゴンダスのワインそのもの。芳醇でバランスよく、酸味の先に甘味がある。ぶどうのエッセンスが十分にこもっているワイン。78点。デッサンで650円(グラス)。

 

6月10日

silverMumm/Champagne(マム/シャンパーニュ)

グレープフルーツを想像させるとてもすっきり爽やか、それでいて華やかなシャンパーニュ。買い付け先がいいのだろうか。いつものマムと印象が違う。82点。フルートグラスになみなみと注いでくれて1000円(グラス)。北島亭で。

BRONZEGeverey Chambertin 2002/Louis Jadot(ジュヴレ・シャンベルタン/ルイ・ジャド)

ボトル確認もなく抜栓した後に「テイスティングを」といわれ、ラベルをみるとジュヴレの02。シャンボール・ミュジニ01を頼んだんだけどな。作り手同じだし02年産の方がおいしいかもと思いクレームはつけなかった。少し暗いけどきれいなルビー色。フレッシュ感は十分だけど果実味はおとなしめ。やや閉じ気味のようでした。請求はシャンボールの値段。注文を受けた人とついでくれた人の連携がうまくいってないけど、それは事前に聞いていたとおりだったから笑えた。料理は抜群だったし不満はなし。77点。ハーフで5350円。北島亭で。

 

6月9日

BRONZEViognier 2004/Cono Sur(ヴィオニエ/コノ・スル)

ヴィオニエは実は好みの品種だけどコンドリューだと高いのでコノスルのこのボトルはありがたい。ちゃんとヴィオニエの品種らしい白い花のような饐えた香りとライチのような味は健在。と書くとアルザスにありそうな品種(たとえばゲヴュルツトラミネール)っぽいけどローヌなんですね、これは。リヒャルト・シュトラウスのヴァイオリンソナタのような弦がぴーんとはったダリが原色を使いまくって絵をかいたような、あるいは次世紀の機械のようでありながら人間味が通っている音色に通じるものがある(わけのわからない例えですみません)。今回は期待しすぎたからかなんとなく薄いような気もするがそれはヴォリュームの問題で、味は味でちゃんとある。値段を考えるととてもお得。71点。Yoshiyaで691円(2005/5/18)。

 

6月6日

BRONZEBourgogne 2002/Vezelay(ブルゴーニュ(赤)/ヴェズレー)

作り手は協同組合で亜硫酸塩をほとんど使っていないのがウリらしい。といっても何の事かわからず。自然派ということでしょうか。飲んでみても普通のワインとの違いは全くわからず。変わっていたといえば澱がとても多かったことくらい。そして気のせいか田舎くさい。ワインの中身としてはなかなかいける。ACブルゴーニュとしては比較的厚みがあり、果実味は固まりながらも豊かな方。少々むっつり気味だったけど。75点。オーケストラワインショップで1890円(2005/5/28)。

 

6月4日

SILVERBourgogne Hautes Cotes de Nuits 2002/Gros Frere et Soeur(ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ニュイ/グロ・フレール・エ・スェール)

これはいつも安心でして飲めるブルゴーニュ。はじめにくるのは煙っぽい黄土色の味。ミシェル・グロだとそれで終わって土くさく、地味で堅くて暗い感じで終わってしまうが、このドメーヌのものは知らないうちに華やかさが出てくるところが違う。その上2002年産ということでいつにも増して果実味豊か。若さゆえのとがったところもないし、日常に飲むブルゴーニュとして一押し。いままでここここで飲んで82点とある。今回も文句なくおいしいけど、頭うちはあるなという気もするので80点。ヴェリタスで1974円(2005/2/11)。

 

6月3日

BRONZEChateau Cissac 94/Haut-Medoc(シャトー・シサック/オ・メドック)

先日好印象だった一本。今回は少しイカレかけたのか黄色い酸味が目立ち、メドックの奥深さが感じられない。ただの大人しい古酒という風情。さらに2本追加で買ったのを悔やんだ。半分残して翌日飲んだら今度は熟しきって腐る寸前のざくろのような魅力がじわじわとたちあがってくるようで、10年の時を感じさせるいいお酒になっていた。二匹目のどじょうは隠れていたみたい。74点。オーケストラワインショップで1890円(4/23)。

 

6月1日

NOTEGardet/Champagne(ガルデ/シャンパーニュ)

家族経営の会社のシャンパーニュだけど自社畑利用だけではなく契約農家からもぶどうを購入しているとのことなのでレコルタン・マニュピュランとは違うのかも。色がとても濃く黄金というより黄色っぽい。香りはお約束のイースト香がむんむん。肝心の味はとても苦い。ドライではなくビター。四角くがっちりした構成というかごつごつしているというか、なんとなくダサい系。今年もシャンパーニュの季節到来(まだ早いか)ということで風呂上がりに一杯としゃれこんだのは正解。フレンチレストランにふさわしい華やさはなく、中年オヤジに似合うタイプだから。たしかに田舎の家族企業の手になる味ではある。72点。評価はちょっと厳しすぎかな。ワインセラー専科で2680円(2005/4/25)。

 

5月26日

SILVERChateau de Rayne Vigneau 95/Sauternes(シャトー・ドゥ・レーヌ・ヴィニョ/ソーテルヌ)

久々に魚正に行ったけど予算の関係でお酒は我慢して、家に帰ってからこれをあける。食べながらだとどうかわからないけどお寿司の食後酒にソーテルヌというのは意外とばっちりかも。違和感ないというか、余韻がより豊かになる感じ。このワインがその役どころに適しているということもあるだろうけど。10年もののソーテルヌはまだ早いかなと思ったがそんなことはなく、とろとろ感も出てきている。味はお約束通り桃やアンズのコンポート、蜂蜜、それにすこしトロピカルフルーツの酸味が加わった立派な甘さ。ミントの香りも中からわきでてくる。カラメルっぽい焦がした煙りっぽさもあったかも。立派なソーテルヌ1級。85点。ウメムラで1896円(ハーフ)(2004/11/11)。

 

5月25日

NOTECono sur 2004/Cabernet Sauvignon(コノスル/カベルネ・ソヴィニョン)

若いのでカベルネはどうかと思ったんだけど、予想より柔らかくちゃんと飲めるようにつくってある。コノスルはピノ・ノワールのチェリーっぽさが好きだけど、これにも同じような雰囲気があるので造りの特徴かも。とはいえやはり品種が違うのは如何ともしがたく、味の主流はタナにあるようなワイルドなむきだしの土とか岩とかのごつごつした感じ。値段以上の価値はあると思う。69点。Yoshiyaで690円(2005/5/18)。

 

5月21日

BRONZEChateau Faugeres 2001/St-Emilion Grand Cru(シャトー・フォジェール/サンテミリオン・グランクリュ)

おなじみのフォジェール。最近保守化して新規開拓より定評あるものばかり選ぶようになってしまいました。これは去年3月に飲んでます。黒いベリーやヴァニラ系で下のワインとタイプは似ているけれど、産地とグレードの差の分だけごてごてしたものがなく、角が丸くエレガント。でもまだ飲むにはやや早いかも。甘味苦味も十分あるようだけど中にこもっていて、それがいいのか悪いのか。フレッシュさが売りの段階はとっくに過ぎているけど、熟成感を味わえるのはまだまだ遠い先のこと。76点。お手軽ワイン館で2887円(2005/3/28)。

 

5月19日

BRONZEMonasterio de Santa Ana 2003/Monastrell/Jumilla(モナステリオ・デ・サンタ・アーナ/モナストレル/フミーヤ)

カーサ・デ・ラ・エルミタの廉価版。ぶどうのエキスたっぷりで黒いベリーを煮詰め、さらに焦がしたくらい凝縮感でいっぱい。むせかえる。アルコールも14%!と、たっぷり分には文句ないが、味、重み、香り、ヴォリュームとどの要素も過剰気味。なのに飽きずに一本飲ませるところはチリとの違いかも。75点。ワインセラー専科で1029円(2005/4/25)。

 

5月17日

NOTEBeaune 90/Bernard Delagrange(ボーヌ/ベルナール・ドゥラグランジュ)

お手ごろな値段の90年産ブルゴーニュ。さぞやきれいに熟成してると思いきや、ボーヌは若くても古くてもムッツリがトレードマークなのかいな?もちろん「果実味」なんていう味の明解な要素は溶けこんで跡形もなく、あるのは酸味と苦味が化学変化したえもいわれぬ大人の味。料理に合わせたらばっちりということもあるのだろうけど、ワイン単独で味わうと「あ〜あ、果実味が落ちちゃった。もっと早く飲めばよかったのに」という感じ。古酒というには若いし、そもそも熟成させるにはポテンシャルが足りなかったのかも。と、きついこと書いたけどワイン全体としてはまだ現役。74点。お手軽ワイン館で3129円。

 

5月16日

BRONZEDrappier/Extra Brut/Champagne(ドラピエ/エクストラ・ブリュット/シャンパーニュ)

とても細かい泡がきらきらと立ち上る。酸味とクリーミーさのバランスよく、さっぱり爽やか系ながらたっぷりとした飲後感が残る。普通のスタンダードシャンパーニュより上品さが頭ひとつ出ている感じ。81点。神戸のレストラン「ルセット」で1200円(グラス)。

BRONZEChateauneuf du Pape 95/Paul Jaboulet Aine(シャトーヌフ・デュ・パプ/ポール・ジャブレ・エネ)

珍しいローヌのハーフの10年もの。スパイシーさが年を経てどうなるのかなと興味深かったけど、積極的に主張するタイプではない。果実味はほとんど全部地下に潜ってしまったみたいで、表面にあるのは赤土色のレンガのような土くささ。でも飲み進むと知らないうちに果実味がおなかの中に入っていましたという感じで通好みかもしれない。75点。「ルセット」で4000円(ハーフ)。

 

5月15日

NOTEBourgogne Pinot Noir 2002/Bouchard P&F(ブルゴーニュ・ピノ・ノワール/ブシャール・ペール・エ・フィス)

2002年ということで新鮮な果実味を楽しめると思ったけれど、意外と固く表面はざらついていた。かなりこぶりなグラスで量が少なかったからか、時間をかけて飲んだけど最後まで厚紙のように固かった。69点。神戸のレストラン「パトゥ」で880円(グラス)。

 

5月14日

GOLDChateau Pape Clement 98/Pessac-Leognan(シャト・パプ・クレマン/ペサック・レオニャン)

抜栓直後にボトルから溢れるように出てきた香りがなんとも香しい。煙り、埃、焦がした樽、う○ことか言葉で書くとへんちくりんだがメドック1級にあるようなワイン的には横綱臭。酒質は少し薄く弱くどうしたのかなと思っていると徐々に開いてくる。噛む程に味がでてくる木の茎よろしくいろんな味の要素が柾目の杉のように整然とあらわれてきた。底光りのする紳士系ワイン。90点。お手軽ワイン館で6909円(2004/8/18)。

 

5月12日

BRONZEAR Lenoble/Champagne(ルノーブル/シャンパーニュ)

青りんごのような酸味が爽やか。お約束のイースト香もたっぷりあり、適度なコクがあるタイプのスタンダードシャンパーニュ。75点。オーケストラワインショップで3150円(2005/4/23)。

 

5月10日

BRONZECono Sur 2001/Reserve/Pinot Noir(コノ・スル/リザーヴ/ピノ・ノワール)

陽の光が黄色く明るくなった下で咲いた春のお花畑の香りがモワッと部屋中に広がる。味も香りに負けずにしっかり、しかもくどくなく、かといって表面的ではなく外向的。軽快さと中くらいのヴォリュームがバランスとれているので(変化がないという意味での)味の単調性を補ってあまりある。ブラインドで飲んだら自信をもっていい造り手のブルゴーニュ・オート・コート!と答えてます。80点。オーケストラワインショップで1050円(2005/4/23)。

 

5月8日

SILVERChateau Cap de Faugeres 2002/Cotes de Castillon(シャトー・カプ・ドゥ・フォジェール/コート・ドゥ・カスティヨン)

2002年産のこの銘柄はまだ飲んでないと思ったら昨年末に飲んでました。それはともかく、いやぁうまい!はじめこそざらざらのタンニンが少し残っていたけれど、味も香りも滑らか。そのうえ力強く、コクもある。少し軽いと思っていたら開いてくると重みも増してしたような気がするほど味のインパクトが強い。黒ベリー系を煮詰めたジャムという感じで、どんどん甘味が出てくるのに全然甘くならない←なんじゃそりゃ。あえていえば濃さがチリ的だったけど、ちゃんと変化も感じられるから単調ではない。83点。お手軽ワイン館で1659円(2005/3/28)。

 

5月3日

SILVERChateau Cissac 94/Haut-Medoc(シャトー・シサック/オ・メドック)

今買うと3000円以上が相場のこのワイン、時々1500円くらいのびっくり価格で日本に入荷されるみたい。近所の酒屋に聞くと「ニセモノじゃない!?」とのことなのでお試し。
抜栓すぐに部屋中に広がった少し煙たい樽と土の香りはメドックのもの。はじめタンニンが中くらいの厚さでワインを覆っていたけど、薄紙を剥がすようにきれいに消えて、元気一杯の姿から果実味が溶け込もうとしている姿に変わった。ちょうどこのクラスの10年ものワインにありそうなパターン。ということで本物かどうかはともかく、1000円台で熟成した状態のいいボルドーを飲めるという点でCPは抜群にいい。82点。
オーケストラワインショップで1890円(2005/4/23)

 

4月30日

NOTEDevaux/Grande Reserve/Champagne(ドゥヴォ/グランド・レゼルヴ/シャンパーニュ)

久々に飲むドゥミ・セックのシャンパーニュ。ほどよく酸味が効いたスタンダードな味。と思ったけれど温度があがってくるとドゥミ・セックだけあって甘味が結構しつこい。甘口シャンパーニュは補糖で味をごまかすと読んだがまさにそういう感じ。500円差でブリュットがあったのに、それをケチって結局損した。69点。ヴェリタスで2761円(2005/4/7)。

 

4月28日

BRONZEPinot Noir 2004/Cono Sur(ピノ・ノワール/コノ・スル)

別の収穫年のものを何回か飲んだことがあるけれど、いつも「中の上」レベルで安定した味わい。チェリーやバラの香りが全体の雰囲気をだしていて、中身も詰まっているしヴォリュームもバランスがいい。これで変化があれば・・・なんてことを期待したくなって当然の中身なんだけど、それは勉強のよくできる中学生にそれと知らず虚数の計算をできるかい?と尋ねるようなもの。ないものねだりはいけませんね。74点。オーケストラワインショップで735円(2005/4/23)。

 

4月26日

BRONZEIsassi 2000/Chianti Classico/Melini(イサッシ/キアンティ・クラシコ/メリーニ)

このクラスのキアンティでは今まであまりいい思いをしてないけれど、通販の場合送料込みというのは大きな魅力なので購入。で、いい意味で予想外。とろけるキャラメルのような滑らかさと柔らかさがあり、アルコール漬けのチェリーのような素敵な香り。味わいとヴォリュームのバランスがばっちり。これで1500円くらいだともっと嬉しい。76点。お手軽ワイン館で送料込み2079円(2005/3/28)。

 

4月23日

BRONZEChateau de Lascaux 2001/Coteaux du Languedoc(シャトー・ドゥ・ラスコー/コトー・デュ・ラングドック)

抜栓すると部屋はすぐに花やスパイスの香りでむんむん。味はぼんやりしていて、後から徐々に開いてくる。しっかりした果実味があるのに前に出てくるのは古酒にあるような赤さびのようなざらざらとした地味な舌触り。後味に梨やりんごのような酸味系のフルーツが残る。嗜好の点でいうと私の好みのタイプ。76点。お手軽ワイン館で997円(2005/3/28)。

 

4月20日

NOTEBeaujolais 2004/Albert Bichot(ボジョレ/アルベール・ビショ)

一口飲むととても飲みやすい。軽くてぐいぐいいける。でもよく味わってみると料理用につかう日本製の(というかいろいろなものを混ぜた?)400円弱のワインにとてもよく似ている。アルコールの入っているぶどうジュースというか、ジュースから甘味を除いたものというか。解禁から半年たっているからフレッシュさが引いて落ち着いているのは利点。それでもこの程度の味わい。安ワインには甘いつもりでいるけれど、やはりこれはお祭り用のワイン。65点。赤穂のフォーティーセブンリカーで780円(2005/3/30)

 

4月18日

NOTEBourgogne Hautes Cotes de Nuits 2002/Michel Gros(ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ニュイ/ミシェル・グロ)

グロはグロでもミシェルのものはどうも生真面目で小さくまとまっている印象がある。上級ワインは飲んだことないので「ミシェル・グロ一般」を語るわけにはいかないけれど。これも予想とおりで2002年産だけあって果実味たっぷりではあるんだけど、全体の雰囲気が陰気で面白みに欠ける。夜ひとりでこつこつ勉強のために飲むワイン。と、そんな印象。でもこれが彼の作りだという主張はある意味ちゃんとあり、こういう味が好きという人もいるでしょう。71点。ヴェリタスで1974円(2005/4/7)。

 

4月16日

BRONZECremant de Bourgogne 2000/Caves de Bailly(クレマン・ドゥ・ブルゴーニュ/カーヴ・ドゥ・バイイ)

色は限りなく透明に近く、いかにも力弱く味がなさそう。大粒の泡も少し時間がたつとたたなくなる。が、味はかなりはっきりしている。うまく化粧をして顔だちがはっきりしたような。もちろんいい意味で。特にまゆ毛の端をカミソリで直線に揃えた感じ。少し気の抜けたシャンパーニュといっても私なら納得してしまう。だけど何かが足りない。もう千円足してシャンパーニュを買った方がいいかな?いや、それはかなり悩ましい選択。73点。ヴェリタスでシャンパーニュ2本とあわせて3本セットで送料込7014円(2005/4/7)。単品だと1564円。

 

4月15日

BRONZEChateau Beaumont 2002/Haut-Medoc(シャトー・ボーモン/オ・メドック)

立派なメドック。少し渋みはあるけれど外向的で今でも十分に飲める。ミント、セージ、クローブなんかのスパイス香のなかからヴァニラの味がでてきて、それでいて甘くない。口にいれてすぐに「おいしい」と思うようなタイプじゃないけれど、ヴォリュームは中くらいながらじわりと余韻が残るような存在感があるところがラフィットを彷佛とさせる。78点。お手軽ワイン館で1449円(2005/3/28)。

 

4月12日

SILVERLes vignes de vrigny/Egly-Ouriet/Champagne(レ・ヴィーニュ・ドゥ・ヴリニ/エグリ・ウーリエ/シャンパーニュ)

HPを見て狙っていたのがエグリ・ウーリエのブリュット・トラディション(6300円)とカリュアド・ラフィット98。でも両者とも売り切れで、二番目に安いシャンパーニュのこれを頼む。状態がいいのか、雰囲気がいいのか、はたまたバカラのグラスがいいのかとても華やか。でもでしゃばらずほどよい酸味とやわらかさをもつ満足度の高いもの。82点。六本木の「ジョージアンクラブ」で6825円。

SILVERVosne Romanee 97/Robert Arnoux(ヴォーヌ・ロマネ/ロベール・アルヌ)

ランチだしシャンパーニュ1本の予定だったけれど、たくさん飲むメンバーがいたので追加。といっても予算もあるのでハーフの中から選択。グラシアンのシャンパーニュ3150円とこれとで迷う。ソムさんに聞くと「きれいに熟成されてやわらかいですよ。」いい意味で言葉の通り。意地悪くとればヘタリ寸前のワインを売り込む文句とも聞こえるが、ここのソムさんはそんなお下品なことはしない。ヴィンテージ的にたいしたことないから却ってよかったのかもしれない。熟成の頂点ながら果実味たっぷりのジューシーなワインでした。82点。「ジョージアンクラブ」で5775円(ハーフ)。

 

4月11日

BRONZEPommery/Champagne(ポメリー/シャンパーニュ)

まずはぐるなびクーポンによるタダの食前酒を4人分もらう。でもわたし1人しか飲まないのでそれだけで結構満足。で、もう少し飲み足りない分をどうしよう。ハーフにするか、グラスにするか。さらにいえばスパークリングのフルボトルが2500円、レ・フォール・ドゥ・ラトゥール98が8500円!でも残りを持って帰るわけにもいかないし。ということでいろいろ考えたあげく後ろ髪ひかれる思いでグラスでこれを。きっちり作られていてお約束のイースト香りもちゃんとはぐはぐと食べるかのように飲めるということで、まぁ普通のシャンパーニュ。グラスに並々と注いでくれてこのお値段は十分満足。75点。渋谷の「コンコンブル」で1000円(グラス)。

 

4月9日

NOTEBourgogne Rouge 2003/Issu de vieilles vignes/R.Dubois&Fils(ブルゴーニュ・ルージュ/イスュ・ドゥ・ヴィエイユ・ヴィーニュ/デュボワ・エ・フィス)

猛暑で有名な2003年産のブルゴーニュ。若さゆえの力で押してくることはなく、よく熟した果実の味が前に出てくるし、アルコールの度数も高そう。と同時にタンニンが表面にかかっているので飲むと口の中がかなりささくれだってくる。落ちついてくればおいしくなるかもしれない。71点。お手軽ワイン館で1869円(2005/3/28)

 

4月3日

BRONZECote de Beaune Villages 99/Parent(コート・ドゥ・ボーヌ・ヴィラージュ/パラン)

ワインだけ飲むと何の変哲もない地味な味だけど、赤い実をもつ熟れた果物がちょうどはじけかけているというような方向性をもつ味で、安うまブルゴーニュの一つの典型。その意味で期待に答えてくれた。少し殻に閉じこもっているような固さがあるのは閉じかかっているからか、あるいは飲むのが早すぎたのか?76点。ヴェリタスで2079円(2005/2/11)。


 

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