ワインに手を出した
        

ワインに目覚めて26年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流かつ主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

最終更新日:2024年9月12日

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今までの金賞ワインたち

評価の一応の目安は、
・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし  SKELTON・・・買うべからず



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9月11日

Searidge 2018/Napa(スィーリッジ/ナパ)
カリフォルニアのカベソ。なんとなくぼんやりした味のワイン。ラベルはやる気ないし、ボトルの背は低い。多分グレードの低いワインなんだろうけど(と書くと上から目線だけ)ど、だとすると2018年産にしていまも現役なのはすごい。カベルネといわれたらなるほどな味だし、苦渋にみえてぼやけた甘味が口に残るのも悪くない。というコメントは、評価値段500円くらいという想定のもの。65点。うきうきワインの玉手箱のワンランク上の赤ワイン10本セット7980円(2024/8/1)。単品価格は1100円。

9月9日

La Perriere/Cremant de Loire/Robert et Marcel(ラ・ペリエール/クレマン・ドゥ・ロワール/ロベール・エ・マルセル)
シンプルだけどスタイリッシュなラベル。そして重いボトル。花火のような雰囲気を期待したけど、味はどちらかといえば地味。スティルワインのような落ち着いた味で、ある意味ラベルの雰囲気に合っているかも。スパークリングに期待するものとは違うけど少しオイリーで、質の高いワインでした。76点。京橋ワインの辛口スパークリング6本セット6270円(24/8/20)。単品価格は1408円。

9月7日

Trentacoste 2022/Terre di Chieti(トレンタコステ/テッレ・ディ・キエーティ)
プリミティーヴォのような甘さと酸味。調べてみるとモンテプルチアーノ90%、メルロ10%とのことです。チェリー、プルーン、カシス味で、後味に葉っぱのニュアンスがあるので南仏みたいだけど、インパクトあるのはほとんど経験したことのない甘さ。辛口ワインでここまで甘いと一気に一本飲むのは辛い。こってりソースの肉料理とかフォアグラとか、料理に合わせるともっとおいしく飲めるかも。74点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/5/26)。単品価格は2398円。

9月7日

Bateau de la Barre 2022/Bordeaux(バト・ドゥ・ラ・バール/ボルドー)
ワインを飲み始めた頃は、リリース後2, 3年の安ボルドー(1000円前後)をよく飲んだものです。最近はACボルドーを単品で買うことはないけれど、セットにはいっていると普段飲み用として喜んで飲みます。でもリリース後2年というのは久々かも。前置きが長くなったけど、中身は立派です。早めの飲み頃だし、たぶんメルロベースでぶどうのまったり濃厚なめらか味。でも苦味80%、渋み15%、甘味5%なので、ワイン飲み始めの人がこれをおいしいと感じるかどうかは微妙。73点。うきうきワインの玉手箱のワンランク上の赤ワイン10本セット7980円(2024/8/1)。単品価格は1408円。

9月5日

Grivandes/Sparkling White Wine Brut(グリヴァンデス/スパークリング・ホワイト・ワイン・ブリュット)
フランスの泡。最近飲んでいるスパークリングワインと同じ流れ。ブリュットで、少しほろ苦くて喉越しがよく、後味にゆるい甘味。このワインの特徴をあえて挙げれば、泡がシャンパーニュ?と思わせるほどきめ細かいこと。でも味は酸味が少し金属っぽくてカバ。ということで、産地がわかりにくく、ブラインドではイタリア?と答えそう。でもいいスパークリングワインです。74点。京橋ワインの辛口スパークリング6本セット6270円(24/8/20)。単品価格は1408円。

9月3日

Lazuli 2018/Valle del Maipo(ラズリ/バレ・デル・マイポ)
紙で包まれているワインはそれだけで高級感があり、なんとなく開けづらかった。つつみをほどき、チリのカベルネであることをはじめて知る。ボディーの重さやエキスの密度では、あらゆるワインの中で最上位にくる。もちろんボトルも重い。ワインを知らない人なら、ロマコンやラフィットはこういうタイプなんじゃないかと想像するような、いろんな意味で濃いワイン。タンニンは丸く、いままさに飲み頃。味の第一印象はトマトジュースで、トレヴァロンを思い出させる。果実味がたっぷりでボルドーにはないタイプのカベソ。5000円はともかく、個性的で飲みごたえあるワインでした。80点。ウメムラの福袋で6本22000円(2023/9/1)。単品価格は4950円。

8月31日

Sorbello Brut/Vino Spumante(ソルベッロ・ブリュット/ヴィノ・スプマンテ)
スペイン、フランス、イタリアのスパークリングワインをとっかえひっかえ毎日飲んでいるけれど、正直どれも質が高くて、味の差がわからない。カバは金属的な酸味、ヴァン・ムスはクリーミーな泡という特徴があるけれど、イタリアは?国別でまとめるところに無理があるというツッコミは置いておくと、スプマンテはぶどうの味。その他の点ではどの国のものも共通して、時間がたつと安っぽい甘味が全面にでてきます。シャンパーニュはどうだったかな。72点。京橋ワインの辛口スパークリング6本セット6270円(24/8/20)。単品価格は1298円。

8月29日

Chateau Bizard Montagne de Raucoule 2019/ Grignan les Adhemar(シャトー・ビザール・モンターニュ・ドゥ・ラクール/グリニャン・レ・ザデマール)
シラー50%、グルナッシュ50%。以上。で済ませてもいいくらい、セパージュのイメージと中身が一致しています。ローヌブレンドで果実味たっぷりのおいしいワイン。飲むのはたぶん2回目で、前回は好印象。今回はなぜかみずっぽさを感じた。わざわざ書くのはクレーマーっぽいけど、備忘録なので。75点。ヴェリタスのフルボディー辛口6本セット5830円(24/6/5)。単品価格は1890円。

8月27日

Bosco dei Cirmioli/Vino Spumante(ボスコ・デイ・チルミオリ/ヴィノ・スプマンテ)
イタリアワインなのにフランス語でBlanc de Blancsと書かれています。この世界では共通語なのかな。Brutも同じくなのでつっこみはここまで。それはともかく、オレンジやグレープフルーツの香りと酸味。そして少しの苦味。鼻でも口でも喉でもたのしめるスプマンテ。これも2日以内で飲むなら「買い」です(実際には3日間かけて飲んだので最後は甘さが強調されちょっと残念)。74点。京橋ワインの辛口スパークリング6本セット6270円(24/8/20)。単品価格は1540円。

8月26日

Poilvert-Jacques Brut/Talus Saint Prix/Champagne(ポワルヴェール・ジャック・ブリュット/タリュス・サン・プリ/シャンパーニュ)
安ワイン道場再頻出銘柄(@25周年記念ワイン調べ)。久々に飲んでみました。ゴールデンデリシャス系の赤りんご味。ボディーはしっかり。上品なほんのり甘味も健在。高くなったといっても税抜ギリ2000円台でこの内容はなかなかのもの。個性や面白さはともかく、シャンパーニュに求めるものはすべて揃っている王道のワインです。80点。ヴェリタスで3038円(2024/7/18)。

8月25日

Chopo 2016/Jumilla(チョポ/フミーヤ)
煎じた葉の香りに続いてグルナッシュ系の果実味がバーンとくるのでローヌ?と思いつつラベルをみると、モナストレル70%、シラー30%のスペインワイン。なるほど。だけどよくみるとフミーヤ。この産地はしっかりしたボディーのボルドーに似ているという先入観があるので、少々意外。2016年産で8年め。たぶん味わいのピーク。74点。たぶんウメムラの福袋で4本11000円。単品価格は1782円。

8月24日

Mas Momentos 2022/La Mancha(マス・モメントス/ラ・マンチャ)
典型的なグルナッシュ・シラー系の味。ローヌかスペインでは迷うところ。荒削りなのに果実の控えめな甘さがあるので、スペインだろうと思ってみると正解ながら、テンプラニーヨもはいっているのは予想外。とはいえ、いい割合でのブレンドで、安ワインとしては重さもあるし、適度に複雑で「ジルベール&ガイヤール」金賞は納得。いまさらだけど、ラマンチャは普段飲みようの魅力的なワインを作る産地。76点。 うきうきワインの玉手箱のワンランク上の赤ワイン10本セット7980円(2024/8/1)。単品価格は1408。

8月22日

Seigneur de Bergemont 2020/Castillon Cotes de Bordeaux(セニュール・ドゥ・ベルジュモン/カスティオン・コート・ドゥ・ボルドー)
滋味深い味。エキス多めなのでローヌっぽいけど、少し違う。苦味と渋みと酸味が3:3:2くらい。微かな甘さが背後に隠れている。ブランデーの香りからメルロ多めのボルドー?と思ってラベルをよくみると、ほぼ正解。タンニンが荒削りで攻撃的なのは若いからか。飲み頃の頂点に飲めば銀賞かも。飲みごたえある1本。76点。うきうきワインの玉手箱のワンランク上の赤ワイン10本セット7980円(2024/8/1)。単品価格は1375円。

8月20日

Baron des Combes Brut/Vin Mousseux(バロン・デ・コンブ/ヴァン・ムス)
ヴァン・ムスにしては珍しい緑色系。アンズの甘酸っぱい味。シャンパーニュとは違うけど、個性があり、好みのタイプ。アペリティフとして毎日2,3杯ずつ飲む感じなので、最後はやはり緊張感ない甘さが支配的になってきて、それが残念。2日で飲み切れるなら、おすすめのスパークリング。75点。ヴェリタスの極上辛口スパークリング6本セット5494円(24/7/18)。単品価格は1890円。

8月18日

Rare Vineyards 2022/Carignan Vieilles Vignes/Pays D’Herault(レア・ヴィンヤーズ/カリニャン・ヴィエイユ・ヴィーニュ/ペイ・レロ)
カリニャンの40年古木という珍しいワイン。飲んだ印象はローヌと南仏の中間。グルナッシュ+シラーかなと思いつつ、そこまでしつこくない味わい。苦渋系だけど、意外に甘さがある。でも最近飲むスパークリングの甘さと違い、これは果実由来の自然なものであることがわかるので、好印象。75点。うきうきワインの玉手箱のワンランク上の赤ワイン10本セット7980円(2024/8/1)。単品価格は1485円。

8月17日

Charmeroy Brut Blanc de Blancs/Vin Mousseux (シャルムロワ・ブリュット・ブラン・ドゥ・ブラン/ヴァン・ムス)
泡はけっこう厚みがあり、シュワシュワ。一口飲むとビールの苦味と渋みでいい感じ。なんだけど、何杯か飲むと大味の甘味が全面に出てくる。1, 2杯でやめておけば好印象なので、あまり暑くない日むけのスパークリング。73点。ヴェリタスの極上辛口スパークリング6本セット5494円(24/7/18)。単品価格は1890円。

8月16日

Lete-Vautrain 204 Brut/Charly-suru-Marne/Champagne(レテ・ヴォトラン・ドゥサンカトル/シャルリ・スュル・マルヌ/シャンパーニュ)
シャンパーニュと知って飲むからかもだけど、やはり他のスパークリングとは質的に違う。特に泡の柔らかさ。きめ細かいふわふわのタオルのような感触。味も独特のものがある。これはりんごにウィスキーを合わせたような味わい深いもの。もちろんお約束の上品な甘味も健在。だけど柔らかな酸味が味の中心で、決して甘ったるくはならず、後味も気持ちいい。普段飲みにはカバやヴァン・ムスで十分だけど、たまにシャンパーニュを飲むと豊かな気分になれる。82点。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/8/1)。単品価格は4675円。

8月15日

Errazuriz Aconcagua Cuvee 2021/Aconcagua(エッラズリズ・アコンカガ・キュヴェ/アコンカガ)
ワンランク上(死語)の新大陸ピノ。口に含んだ際に感じる印象は軽め。エキスはしっかりなので、ピノの優しさ、儚さを表現するためにそう作られているのかも。ピノらしさをしっかり表現しつつ、押出しは強くない。あえてブルゴーニュと比べると、HCBとかサントネが比較対象。値段が違うので無理な比較だけど、さすがに表現のニュアンスの幅はだいぶ狭く、教科書的。でも2000円以下のブルゴーニュ赤と比べると、洗練度やバランスのよさの点で、このワインが余裕で勝ち。75点。うきうきワインの玉手箱のワンランク上の赤ワイン10本セット7980円(2024/8/1)。単品価格は1485円。

8月13日

Cranswick Estate Cabernet Sauvignon 2018/South Australia(クランスウィック・エステイト・カベルネ・ソヴィニョン/南オーストラリア)
カベソだけあって味の中心は苦味と渋みなんだけど、えぐみがなく、タンニンが丸いのと軽い甘さがあるのでスルスル飲める。重さはミディアムでエキス分がほどほどにあり、上品な味。普段飲み+αとしてバッチリぴったし。どちらかといえばおとなしいワインで特筆すべき特徴はないけれど、おすすめ。80点。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/8/1)。単品価格は2420円。

8月12日

Veuve Oudinot Brut(ヴーヴ・ウディノ・ブリュット)
香りはレモンっぽくて、カバみたい。でも泡が柔らかくシュワシュワ感がシャンパーニュに近い。そして梨の味。なのでどちらでもないなあと思ってラベルをみると、フランス産のスパークリングワイン。ビールのような苦味や渋みもあるブリュットだけど、これも後味に大柄な甘さがある。それは決してシャンパーニュにはないもの。72点。ヴェリタスの極上辛口スパークリング6本セット5494円(24/7/18)。単品価格は1890円。

8月10日

R315/Darling Cellars/Western Cape(R315/ダーリング・セラーズ/ウエスターン・ケイプ)
南アフリカの赤。カベソ&メルロ。少しローストした赤い果実味。エキス強めでボディーは軽め。飲みやすいけどワインの個性はあまりない。カベルネの品種を学ぶためのような味わい。70点。ヴェリタスのフルボディー辛口6本セット5830円(24/6/5)。単品価格は898円。

8月8日

Alderac Blanc de Blancs Brut/Vin Mousseux(アルデラック・ブラン・ドゥ・ブラン・ブリュット/ヴァン・ムス)
ちょうど一ヶ月前に飲んだ銘柄。香りだけだとカバと区別がつかないけど、口に含むと甘さが結構あるので、それ以外ということがわかる。苦味や渋みも普通くらいにあるけど、甘さとくらべると弱い。ということで、2杯目まではおいしく飲めるけど、3杯目になると過剰な甘さが気になる。70点。ヴェリタスの極上辛口スパークリング6本セット5494円(24/7/18)。単品価格は1790円。

8月6日

Villa Guerrieri 2022/Montepulciano D’Abruzzo(ヴィラ・ゲリエリ/モンテプルチアーノ・ダブルッツォ)
ボジョレを少し濃くしたような青紫色。味は辛口で渋みもあるけど、最後の1/4にあらわれる果実の甘さのパンチが結構強い。と思って確認のためにまた飲むと、やはり辛口と甘さが分離している。でもこのワインの場合、両方の味を楽しめるのがメリット。甘さは果実由来だけど、少し人工的というか、甘ったるさがある。1000円前後の安ワインなので多くを求めちゃいけませんが。うきうきワインの玉手箱のワンランク上の赤ワイン10本セット7980円(2024/8/1)。単品価格は1518円

8月4日

Vaison La Romaine 2021/Cotes du Rhone Villages(ヴェソン・ラ・ロメーヌ/コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ)
黒系果実味と、よく煮詰めた結果にでてくる苦味。若いローヌ・ヴィラージュとしては外向的。よく開いているとまでは言えないけど、タンニンは丸い。また、しっかりしたフルボディーながらしつこくない。というわけでいいワインだけど、個性に欠ける。飲み頃に飲めば別の印象になるかも。75点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/5/26)。単品価格は3498円。

8月3日

Charles Roselin Blanc de Blancs Brut/Vin Mousseux(シャルル・ロスラン・ブラン・ドゥ・ブラン・ブリュット/ヴァン・ムス)
泡が上品にたちあがるだけでなく、モワモワという音も気持ちいい。色がきれいでシャンパンゴールドより少し薄いレモン色。苦味、酸味、甘味の順番に味が感じられ、最後は苦味。オールラウンダーでバランスのよいヴァン・ムス。難点は後味に変な甘味が口のなかに残ること。74点。ヴェリタスの極上辛口スパークリング6本セット5494円(24/7/18)。単品価格は1790円。

8月1日

Rocca di Montegrassi 2019/Chianti Classico(ロッカ・ディ・モンテグラッスィ/キアンティ・クラシコ)
落ち着いた味のキアンティ。いままで飲んだことのあるワインでたとえると、シノンのようなレンガ味。そして柔らかな赤い果実を少し加えた雰囲気。エキス多め。ヴォリューム軽め。構造がしっかりで、底にはやわらかなタンニンもあってボルドーっぽいけれど、果実味がほどほどにあるのがサンジョヴェーゼの特徴なんでしょうか。欠点の少ないワインだけど、個性があまり感じられない。74点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/7/1)。単品価格は4400円。

7月30日

Marquise Des Roches Brut/Vin Mousseux(マルキーズ・デ・ロッシュ・ブリュット/ヴァン・ムス)
月はじめに飲んだばかり。ヴェリタスのスパークリングセットを時間をおかずに注文したので半分くらいダブってます。前回はバラの香りが印象的だったけど、今回は梅と梨の果実味に、じんわりと苦味がコーティングされた味わい。泡もそこそこあるし、あんずやラズベリーなど果実成分がたくさんはいっている。あえて難点を挙げれば立体感のないことだけど、それはないものねだり。75点。ヴェリタスの極上辛口スパークリング6本セット5494円(24/7/18)。単品価格は1890円。

7月28日

Coteaux Bourguignons 2021/Gilbert et Christine Felettig(コト・ブルギニョン/ジルベール・エ・クリスティーヌ・フェレティグ)
若いブルゴーニュ。でも酸っぱい感じは全くなく、苦味と酸味と甘みのバランスがいい。色は濃く、味もボディーもしっかり。だけど過剰な押し出しの強さはないので、新世界と一線を画する。質的に一昔前の村名レヴェル。今どきとしては値段もがんばっています。78点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/7/1)。単品価格は2880円。

7月27日

Al Vent/Cava(アル・ベント/カバ)
焦げた香りと金属っぽさ。まぎれもないカバ。基本ブリュットで、甘さはミディアム+α。スキっと飲めるし泡もほどほどあり、普段飲みのアペリティフとして文句なし。74点。ヴェリタスの辛口スパークリング6本セット4943円(24/6/8)。単品価格は1978円。

7月26日

Le Saint-Estephe de Montrose 2013/Saint-Estephe(ル・サンテステフ・ドゥ・モンローズ/サンテステフ)
モンローズのサードワインかな。単品価格はかなりいいお値段です。2013年と弱い年なので期待せずにあけました。飲んでみると、フルボディーで立派なワイン。タイミング的には頂点か、少しすぎたばかり。苦味たっぷりだけど全体的に丸い。タバコや樽の煙たい香りの中からソルダムのような赤い実の甘い香りと果実味。でも後味はにがい。4000円くらいなら買ってもいいと思える内容です。78点。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/6/1)。単品価格は4950円。

7月25日

Just with Love Malbec 2022/Mendoza(ジャスト・ウィズ・ラヴ・マルベック/メンドーザ)
アルゼンチンの赤。プルーンや梅の厚い果実が感じられる甘苦味。それ自体はとても心地よい。でも、だからこそ味のみあった複雑さや立体感が欲しくなってしまう。口に含んだ印象はかなり単調。味、香り、ヴォリュームのどれか一つが突出しているより、全体のバランスのよい方がおいしく感じられるのかも。73点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/5/26)。単品価格は1518円。

7月23日

Baron des Combes Brut/Vin Mousseux(バロン・デ・コンブ・ブリュット/ヴァン・ムス)
泡は細かく、キラキラとたちのぼる。見た目はブラン・ドゥ・ブランのシャンパーニュみたい。ただ、味と香りは梨のニュアンスがかなり濃い。果実由来の甘さもあるけど、シャンパーニュと違ってシャープな感じ。梨味スパークリングが好きな人にはおすすめ。75点。ヴェリタスの辛口スパークリング6本セット4943円(24/6/8)。単品価格は1790円。

7月20日

Givry 1er Cru "Clos Jus" 2016/Mouton(ジヴリ・プルミエ・クリュ・クロ・ジュス/ムートン)
ブラインドで飲んでもはっきりわかるピノノワール。色は濃く、構造はしっかり。チェリーやラズベリーなど赤い味の果実味。かすかな樽の香り。そしてシャンパーニュ顔負けの上品な甘みと酸味。エキスの抽出も多め。なのでブラインドだと新大陸とか南アフリカ?と答えるところ。ふたをあけてブルゴーニュとわかったら、若いでしょ?と聞くところ。でも8年もの。もう少し熟成しそう。値段はアレだけど、さすがにいいワインです。81点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/5/15)。単品価格は7150円。

7月18日

Tentation 2019/Vaucluse Principaute d’Orange/Beau Mistral(タンタスィオン/ヴォクリューズ・プランスィポテ・ドランジュ/ボ・ミストラル)
押し出しの強いローヌ味のワイン。ほどよい強さ。5年経っているので、もう少し柔らかくてもいいのにと思う。でも若いワインが好きな人にはちょうどいいかも。ゆっくり飲むとちゃんと開きます。ヴォクリューズなのでフランス最南端。プルーン、チェリーとラズベリーの濃い系なのでシラーズ、グルナッシュだと思ったけど、マルスラン、カラドックとサンソーという地元品種だそうです。甘さ控えめ。76点。ヴェリタスのフルボディー辛口6本セット5830円(24/6/5)。単品価格は1490円。

7月16日

Chateau Fragol 2017/Castillon Cotes de Bordeaux(シャトー・フラゴル/カスティオン・コート・ドゥ・ボルドー)
7年熟成の無名シャトー。若くリリースされているものを購入していたらすぐに飲んでしまうところだけど、適度な熟成段階で飲むことができた。タンニンはもちろん丸く、渋みはしっかりながら穏やか。ダージリンや革の香りは柔らかく、初期段階のうん◯の香りもある。2, 3日前に門の外にとまっていたアゲハのさなぎが羽化してちょうど飛び立つ瞬間を目撃した。このワインにとっても同じような瞬間に立ち会えてラッキー。77点。ヴェリタスのフルボディー辛口6本セット5830円(24/6/5)。単品価格は1980円。

7月15日

Libythea Organic 2022(リビテア・オーガニック)
販売店サイトによればラマンチャの800mくらいの高地で作られたワインとのことです。オーガニックの認証付きを誇っているようです。飲むとプルーンとしょうゆがミックスされた味の、普通においしいテンプラニーヨ。居酒屋の飲み放題メニューにあるワインをワンランクあげたレベル。1000円という値段も納得です。70点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/5/26)。単品価格は1078円。

7月12日

Gully Winds 2020/Chateau Yaldara(ガリー・ウィンズ/シャトー・ヤルダラ)
南オーストラリアのシラーズといえば、トルブレックのウッドカッターズ・シラーズが私の基準。知らないうちにくらべてしまうと、タイプとしては同じ系統で、質が高い。がゆえに、トルブレックにあるザクロのような魅力的な甘さやトゲトゲしながらなめらかな苦味が欲しくなる。勝手にくらべられて迷惑でしょうが、半額なのにがんばってます。アルコール15%とは思えないスムーズさ。76点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/5/26)。単品価格は1518円。
風邪をひいたり、ぎっくりっぽい腰痛でさえない毎日。

7月7日

Jacques Robin Ma Bonne Etoile Brut/Buxieres sur Arce/Champagne(ジャック・ロバン・マ・ボンヌ・エトワル・ブリュット/ビュグズィエール・スュラルス/シャンパーニュ)
たぶんお初のシャンパーニュ。シェリー酒のニュアンス。酸味はもちろんあるけれど、苦味と甘みが強め。さまざまな要素がぶつかりあい、複雑な味わい。対立ではなく、ハーモニーになっていればなあというのが素直な感想。78点。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/6/1)。単品価格は不明。

7月5日

Alderac Blanc de Blancs Brut/Vin Mousseux(アルデラック・ブラン・ドゥ・ブラン・ブリュット/ヴァン・ムス)
ブラン・ドゥ・ブラン。にしては色も味もしっかりある。ブリュットだけど甘さもしっかりで口当たりがいい。でもそこまで。ワインとしてあれこれいうほどではない。69点。ヴェリタスの辛口スパークリング6本セット4943円(24/6/8)。単品価格は1790円。

7月3日

Maison Paul Courtois 2017/Haut-Medoc(メゾン・ポール・クルトワ/オ・メドック)
革の苦渋い香り。だけどなめらかでもある。まんまる角のタンニンで、口腔内はルンルン。オ・メドックなので味は落ち着いているし、ヴォリュームは重めのミディアム。ワイン好きのフランス人が普段飲みにしそうなタイプの味。半額セールで買ったので、円安の日本でこの値段は驚異的。77点。ヴェリタスで1138円(24/6/6)。

7月1日

Marquise Des Roches Brut/Vin Mousseux(マルキーズ・デ・ロッシュ・ブリュット/ヴァン・ムス)
バラの香りがハッキリと感じられるフランスのスパークリング。あんずジャムやラズベリーのような味もする。言葉で書くとこうなるので、ものすごくおいしそうに聞こえる。個性的な味はたしか。だけど甘さが強めで人工的。ジュースみたいになっちゃってるのが残念。72点。ヴェリタスの辛口スパークリング6本セット4943円(24/6/8)。単品価格は1890円。

6月30日

L’Heritage Des Terrasses 2014/Cotes du Roussillon Villages(レリタージュ・デ・テラス/コート・デュ・ルスィオン・ヴィラージュ)
お気に入りのワイン。プルーンの苦味とバナナのような酸味。ヴォリュームはたっぷり。「果実味に振れたボルドー」という印象。ということで、このボトルもおいしいです。酸味が酸化する寸前(?)でギリギリ型を保っているけれど、2014年産の飲み頃はもうすぐ終わるのかも。終わってもその後は古酒として別の魅力をみせてくれるかもしれない。80点。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/5/1)。単品価格は3465円。

6月28日

Ciu Ciu Organic 2021/Piceno(チウ・チウ・オーガニック/ピチェノ)
モンテプルチアーノとサンジョヴェーゼ。果実味たっぷりでローヌみたいな味。甘みは背景に退いて、苦味と渋みが半々、酸味が全体をまとめている。飲み頃には少し早いけれど、しっかりした中身があるミディアムボディーで、飲みごたえがある。75点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/5/26)。単品価格は不明。

6月26日

Elli Pinotage 2020/Babylon’s Peak(エリ・ピノタージュ/バビロンズ・ピーク)
飲んだことのあるワイン。ピノタージュなので人当たりがよく、特に一口、舌の先に触れる瞬間までは香り、味、舌触りすべて含めてかなり好印象。しっかり味わうと赤い果実味が核にあり、その周りにコーヒーやプルーンの苦味や、ラズベリーの甘さがある。よくも悪くもピノタージュの教科書みたい。普段飲むにはとてもいいけれど、無難で記憶に残りにくいことも確か。73点。ヴェリタスのフルボディー辛口6本セット5830円(24/6/5)。単品価格は1190円。

6月25日

Aula/Cava(アウラ/カバ)
ワンランク上のカバ。きめの細かさはいつもながらで大粒だけど、苦味だけじゃなく、レモン味と、カバにはめずらしいほんのりした甘みがあり、さらに軽やか。シャンパーニュと味の傾向は違うけれど、質の高いカバとして覚えておきたい銘柄。77点。ヴェリタスの辛口スパークリング6本セット4943円(24/6/8)。単品価格は1390円。

6月23日

Barolo 2018/Garabel(バローロ/ガラベル)
酸味が印象的なワイン。2018年産なので6年しか経ってないけど、エッヂが少しオレンジ色がかっている。イカれたとまでは言わないけど、熟成の頂点を超えたあとの雑味のある酸味。だけど収斂性もある。というわけで、若いのに年寄りっぽい、でもこなれてないところもあるワイン。「ちょっと古めのバローロです」と言われて飲めば「なるほど」と喜んで飲んだと思います。74点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/5/15)。単品価格は3300円。

6月21日

Duche D’Uzes 2021/Famille Montescaud(デュシュ・デュズ/ファミーユ・モンテスコ)
ローヌの南西、コスティエル・ドゥ・ニムの北西で、2013年にできたAOC。シラーとグルナッシュが半々なのでローヌ味。色は濃いけど、しっかりしながらも過剰感がなく、形が整っており目元ぱっちりなワイン。裏ラベルをみるとアカシアいり。なるほど。でもお化粧と考えると、いきすぎなければアリじゃないでしょうか。キレはいいけど、酸味もしっかりで、なかなかなワインです。76点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/5/26)。単品価格は1958円。

6月19日

Sangiovese 2022/Milani/Puglia(サンジョヴェーゼ/ミラーニ/プリア)
ラベルをみるとサンジョヴェーゼだけど、プリアだし人懐っこくて甘みの強い酸味があるのでプリミティーヴォかと思った。というわけで糖分高めだけど、背景には苦味もある。重すぎることも軽すぎることもなく、タンニンの角はまるい。そして軽い。いわるゆ「飲みやすい」ワイン。ただサンジョヴェーゼといわれると違和感がある。75点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/5/26)。単品価格は1078円。

6月18日

Selosse-Pajon Sacre Blanc/Avize/Champagne(セロス・パジョン・サクル・ブラン/アヴィズ/シャンパーニュ)
アヴィズのグランクリュ。軽やかでありながら、レモンやみかんを思わせる酸味がしっかり。モルトの香りもする。そして全体的にとても上品な甘み。明らかにワンランク上(死語)のシャンパーニュ。飲み終わる頃にセロスという名前がついていることに気づき、調べてみるとジャック・セロス当主の甥とのことで、畑も近くとのこと(ワインで「畑が近い」というのは必ずしも品質保証にならないけど)。そうした能書なしに、かなり質の高いシャンパーニュ。まだ未経験の方は値段が高くならないうちにお試しあれ。85点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/4/2)。単品価格は7590円。

6月17日

Lucien Albrecht Pinot Noir 2020/Alsace(リュシアン・アルブレヒト・ピノ・ノワール/アルザス)
細長いアルザスタイプ(?)のボトルで、透明。色はピノと思えない濃さ。いや、最近はこれが標準かも。飲みやすいワイン。ピノとしてはローヌ?と疑うほどエキスの抽出が多め。やさしい酸味と果実由来の甘みがあるので、ぎりぎりピノとわかるかも。とはいえ、ブラインドで飲めば「品種不詳のおいしいワイン」とメモしそう。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/6/1)。単品価格は3520円。

6月14日

The Master Selection Pinotage 2021/Paarl(ザ・マスターセレクション・ピノタージュ/パール)
ローヌのような果実の厚みがあるけれど、深みや複雑さはそれほどでもないので、軽い気分で飲める。少しコーヒーのニュアンスもある。肉料理全般に合いそう。苦味は丸く、酸味は柔らかく、そして少し甘みもあるという構成。面白みはないけれど、飲み会などのシチュエーションで出されたら歓迎されると思います。72点。ヴェリタスのフルボディー辛口6本セット5830円(24/6/5)。単品価格は898円。

6月13日

Rojinon/Cava(ロヒニョン/カバ)
暑くなってきたので、カバの季節がやってきました。アペリティフに毎日2杯ずつ。大粒ながらしっかりとした泡立ち。酸味と苦味、特にグレープフルーツの皮みたいな苦味が強く、くわえて焦げたニュアンス。甘さがないので後味すっきり。73点。 ヴェリタスの辛口スパークリング6本セット4943円(24/6/8)。単品価格は1978円。

6月11日

Dangin-Fays/Celles-sur-Ource/Champagne(ダンジャン・ファイ/セル・スュル・ウルス/シャンパーニュ)
黒ぶどう多めな色のシャンパーニュ。酸味が強めだけどシャンパーニュなので柔らかく、苦味も同じくらいあるので、全体としてはバランスが取れている。いや、それぞれの味が強く主張しているのでバランスは取れていないけど、ほんのりほんの少しある甘みが全体をまとめているといった方がいいかも。もちろん膨らみもあり、中堅どころのシャンパーニュとして文句なし。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/5/1)。単品価格は6270円。

6月10日

Plaines Sauvages 2022/Alicante Bouschet/Pays D’0c(プレヌ・ソヴァージュ/アリカント・ブシェ/ペイ・ドック)
フランス産。ラベルをみなければガルナチャで芳香剤の香りたっぷりめのスペインと答えたと思う。調べてみると(大意)、ブシェさんがグルナッシュを他の品種とかけ合わせて作ったのがアリカント・ブシェとのことです。これがペイ・ドックというのはかなり驚き。でも、人懐っこくて、どんどん飲める。ワインは作りと品種のかけあわせなので、無限大の可能性があることをあらためて気づかせてくれました。75点。
※翌日飲んでもスペインワインとしてか思えませんでした。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/6/1)。単品価格は3980円。

6月8日

Chateau Le Menivieu 2006/Haut-Medoc(シャトー・ル・メニヴュ/オ・メドック)
2006年産と思えないほどの現役感。オ・メドックは有名無名とわず15年くらい軽く熟成能力があるということを今更ながら知りました。タンニンはもちろん丸く落ち着いており、とても穏やか。厚みはしっかり感じられ、オ・メドックらしい革の香りが基本で、果実の味が溶け込んでいる。77点。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/5/1)。単品価格は1420円。

6月5日

Don Florencio/Spain(ドン・フロレンシア/スペイン)
甘みも酸味もそれぞれ主張している甘酸っぱい果実味。ミディアムボディーで、エキス強め。味の変化はなくやや平板。でも、それを補ってあまりある味のバランスのよさ。酸味が強く梅っぽさが出ており、ほかの要素もそこそこあるのが成功の秘訣かも。飲み終わって最後に裏ラベルをみてスペイン産と気づく。イタリア産と思って飲んでました。74点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/5/26)。単品価格は不明。

6月3日

Coste Siciliane 2020/Nero D’Avola Sicilia(コステ・シチリアーネ/ネロ・ダーヴォラ・シチリア)
何回か飲んだことがあるワイン。ラベルはいかにも安ワインだけど、中身は好みの味。甘渋系で苦味少なめ。甘さははっきりあるけれど過剰ではない。角の丸い酸味が甘みに負けないほどあり、このバランスが絶妙。飲みごたえ十分だけど、アルコールはいまどき珍しい12.5%。自然派ワインだけど、珍しくおすすめです。77点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/5/26)。単品価格は1518円。

6月1日

Chateau Tour Fonrazade 2010/Saint-Emilion(シャトー・トウール・フォンラザード/サンテミリオン)
(たぶん)無名のボルドー村名ワイン(優良年)がほどほど年月経つとどうなるかを雄弁に物語っている。全体的にオレンジ色。通奏低音としてあるのが革のニュアンス。そのうえに果実、たばこの煙、力強いけれど角の丸いタンニンの苦味。ワインが若い時に買ったらすぐ飲んでしまい、このような熟成した味わいには出会えなかっただろう。ボルドーは熟成してナンボというけど、まさにその好例。78点。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/4/2)。単品価格は3960円。

5月30日

Combe Grasse 2021/Pays D’Oc(コンブ・グラス/ペイ・ドック)
ペイドックのシラー。濃い果実味と青い葉の苦味のブレンド。シラーらしいシラー。キレがいいので飲後感は意外にすっきり。角の丸い果実由来の酸味がよく効いており、まるでヴィオニエがブレンドされているかのよう。深みはないし、やや単調だけど、ボトル半分くらいならすぐになくなる。74点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は1628円。

5月28日

Cranswick 2018/South Australia(クランズウィック/サウス・オーストラリア)
赤い味の種を炒ったような苦味がカベソらしい。でも熟した果実の甘みが全体にあるので、全然苦くない。このワインの場合、品種より産地をより多く反映している気がする。ほどほどの重みで粒子は丸く、スルスル飲める。親しみやすく、中身がしっかりしたカベソを飲みたい時の選択肢。79点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/5/15)。単品価格は2420円。

5月25日

Los Calos Uno(ロス・カロス・ウノ)
横浜で高校のクラス会。飲み放題メニュの白と赤。どちらもスペインの紙パックワイン。だけどちゃんとコクがあり、浅さもそれほど感じず、シチュエーション的にはよいワインだと思いました。70点。rokucafeで3時間8品飲み放題付5000円のコース。

5月24日

Jean Rivier 2011/Mendoza(ジャン・リヴィエ/メンドーザ)
アルゼンチンのカベソ100%。お初の作り手。13年経つのでエッヂはオレンジ化しているけれど、ちょうど飲み頃。若い頃はパワフルで渋かっただろうと想像するけど、トゲトゲ要素がすべて丸くなっており、カベソの赤い味の甘さすらある。フルボディー。柔らかいので押し付けがましさが全くない。後味に苦味があるけど、とても心地よい。値段はわからないけど、見つけたらまた買いたい。紀村さんからのいただきもの。82点。

5月23日

Susumaniello 2021/Salento/ Boccanntino(ススマニエッロ/サレント/ボッカテイオ)
セットにはいっているので、飲むのは3回目か4回目。甘さが強い。ドゥミ・セックといわれても驚かない。黒系果実の苦味や酸味もあるけど、甘口カレーみたいに無力化されている。一本通して飲むと、口のなかが甘ったるくなる。デザートワインとしてもいけるかも。74点。Cave de Naotakaで赤鬼ワインセット第10弾(2023/11/2)。10本セット13990円。

5月21日

Fitous Vieilles Vignes 2017/Domaine Jones(フィトゥ・ヴィエイユ・ヴィーニュ/ドメーヌ・ジョーンズ)
30年近くいろいろなワインを飲んできたけど、ワインの良し悪しの基準がようやくわかった。質の高いワインは粒子が細かく丸い。以上。このワインの味はフィトゥだけあって田舎くさい。スパイシーで渋くて苦くて黒系や赤系の果実のもたっぷり。アルコールは14.5%で奈良漬の香りがする。グラスの底には澱がたっぷり。だけどスルスル飲めるのでなんでかなあと考えたら、口当たりがまろやか、柔らか。7年経て落ち着いてきたというのもあるだろうけど、いまもストロング。なのに飲みやすいのは粒子が細かく丸いから。もういっぱい、もう一杯と飲みたくなるワイン。80点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/5/15)。単品価格は3300円。

5月17日
豊川さん、青谷さんと神保町のAligotで飲み会。

Jean Archambaud/Vin Mousseux(ジャン・アルシャンボ/ヴァン・ムス)

Les Schistes Reserve 2021/Jean-Claude Mas/Pays D’0c(レ・シスト・レゼルヴ/ジャンクロード・マス/ペイ・ドック)

Chateau Pineraie 2020/Cahors(シャトー・ピヌレ/カオール)
穴場のビストロ。どれも食べたくなる魅力的なメニュー。しかも安い。話がはずんでワインのことはあまり覚えていませんが、まずは泡で乾杯。ブランドブランのヴァン・ムス(約3000円)だけど、そうした能書きはほとんど意味なく、値段なりの軽い味わいのスパークリング70点。豊川さんが濃いワインを飲みたいとのことで次に選んだのはペイドックのシラー/ヴィオニエ(約4500円)。最近のシラーは若くてもイガイガしたところがなく、すいすい飲めます。果実味もしっかり。74点。仕上げはカオール(約6000円)。黒ワインというほど濃い色ではなかったけれど、シラーのあとでもしっかりした存在感。

Colle Massari 2015/Montecucco(コレ・マッサリ/モンテクッコ)

Cantina di Solopaca 2022/Rosso Benevento(カンティーナ・ディ・ソロパカ/ロッソ・ベネヴェント)

2次会で近くのイタリア料理店(店名不明)。9年前のワインが4000円しなかったような記憶。熟成感はないけれど、ほどよく落ち着いてよかったです。次のワインは全く記憶なし。
翌日は盛岡出張(備忘録)。

5月15日

Auzias 2018/Cabardes Paretlongue(オズィアス/カバルデス・パレトロング)
似たような産地、味のワインが続きます。特に下のワインと味も香りもヴォリュームも、ほぼ同じ。だけどこちらのほうが洗練されており、肉付きがよく、ほどよい重さがある。同一ドメーヌの格上ワインといってもおかしくない。イガイガやトゲトゲがストレートにくることはなく、とても滑らか。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は1958円。

5月14日

Jeanne Delapine 2022/Pays D’0c(ジャンヌ・デラピヌ/ペイ・ドック)
いうまでもなく、濃い紫。柔らかいイガイガ感が心地よいペイ・ドック。収穫からまだ一年半なのに、タンニンがまるいからか、トゲトゲしておらず、普通に飲めるのがすごい。濃いけどキレがいい。72点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は1628円。

5月12日

Gran Maestro 2021/Primitivo di Manduria(グラン・マエストロ/プリミティーヴォ・ディ・マンドゥリア)
ブラックコーヒーの香り。口に含むと香りからは想像できないほどの甘さ。プリミテイーヴォ種はそういうものだけど、それにしても甘過ぎ。肯定的にいえば香りと味のギャップをたのしめる。とはいえ、渋みは隠れちゃってるけれど苦味がそこそこあるので飲み続けられる。それでも甘い。この品種は甘酸っぱさがとりえなのに、酸味が相対的に少ないのが欠点。ウメムラで2120円(2024/5/1)。

5月10日

Resso 2022/Catalunya(レッソ/カタルーニャ)
ガルナチャのスペインワイン。と書けば、あとはわかりますね。というワイン。苦味と渋みが半々くらいの濃厚な果実に醤油をかけたような味。人工的なところがなく、粒子もそこそこ粒揃いで悪くない。でも、一人で一本飲むと飽きます。73点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は1078円。

5月8日

Larapinta 2020/Lake Front(ララピンタ/レイク・フロント)
オーストラリアのシラーズだけあって、甘さがはっきり。ザクロのようなイガイガっぽさもあり、シラーズと知らずに飲んでもシラーと同じだということを思い出させてくれます。14.5%という立派なアルコール度数。なんだけど、あまりに滑らかすぎ、立体感もないので、軽いワインにも思えるのが不思議なところ。しこたま酔った際に、最後の一杯として飲めば存在感があり、記憶に残ると思います。って褒めてるんだか. . .71点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は1078円。

5月6日

Domaine Les Grands Bois Maximilien 2016/Cairanne(ドメーヌ・レ・グラン・ボワ・マキシミリアン/ケランヌ)
グルナッシュ、シラーとムールヴェドル。苦味、そして少し遅れて濃い果実味が感じられる古典的な南ローヌ味。舌を刺すような胡椒のスパイシーさや、煎じたような葉の濃いニュアンスもあり、口の中が痛くなるだけでなく、鼻にもくる。2016年産なのでたぶん十分開いているのだろうけど、何もかもが濃い(アルコール15%)ので、ちょっとついていけない感じ。澱もたっぷり。こういうワインこそ20年超えたらどうなるのか知りたい。75点。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/5/1)。単品価格は2750円。

5月5日

Nicolas Feuillatte Blanc de Blancs 2017/Chouilly/Champagne(ニコラ・フイヤット・ブラン・ドゥ・ブラン/シュイィ/シャンパーニュ)
レモンの香るシャンパーニュ。でも甘味が強めなので酸味はほどほどに感じられる。もちろんしっかりブリュット。大手メーカーらしくバランスがばっちりで安心して飲める。その枠を前提としたうえで、甘味がやや強調されているという意味です。78点。うきうきワインの玉手箱のシャンパーニュ3本セット11000円(2023/1/1)。単品価格は7984円←これは高すぎ。評価額としては、せいぜい6000円まででしょう

5月3日

Just Malbec 2022/Mendoza(ジャスト・マルベック/メンドーザ)
梅の甘酸っぱさ。ザクロのような苦味のある甘さ、そして若さくる力強さをあじわえる。味の複雑さとヴォリュームの強さがまっちしているという意味でバランスもいい。なので普段飲み用として文句はないし、リピートありの良質ワインだけど、なぜか人工的な明るさ(中華料理での味の素っぽさ)がある。さてはとおもって裏ラベルを見るとアカシア入りでした。今年の3月1日にも飲みました。75点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は1518円。

5月1日

La Closerie Saint-Vincent 2022/Bordeaux(ラ・クロスリ・サン・ヴァンサン/ボルドー)
おそらくメルロベースでとてもなめらか。裏ラベルをみると本拠地は北部のサントーバン・ドゥ・ブライエでした。ACボルドーは3年くらいで最初の飲み頃がくると経験的に思っていたけれど、これは収穫からわずか1年半で飲み頃。最近は若飲み用に作られているのでしょうね。プルーンやぶどうの果実のニュアンス。といっても甘さがあまり感じられないのはボルドーならでは。苦味と柔らかい渋みが中心でかすかに甘さがあるという作り。バランスがよく考えられています。74点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は不明。2017年ヴィンテージは1500円くらいでした。

4月28日

Avni Pinot Noir 2018/Eola Amity Hills/Willamette Valley(アヴニ・ピノ・ノワール/エオラ・アミティ・ヒルズ/ウィラメット・ヴァリ)
ピノとは思えないような深く暗いルビー色。底には澱がたっぷり。口に含むと確かにピノ。でも酸味より渋みや苦味が強い。香りはあまり開いていない。裏ラベルに「アヴニとは石という意味で、この渓谷の特徴は土と岩からでるミネラルの香り」とあります。味はいいけど、香りがこれでは楽しみが半分失われた気分。5000円を超えるワインとしては正直のところ残念。75点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/4/2)。単品価格は5148円。

4月26日

Terre Pietraia/Vino Rosso(テッレ・ピエトライア/ヴィノ・ロッソ)
果実味もあるけど、隙間にいらない詰め物がはいっているかのようで、味が荒くて曖昧。格付け的にはただのVinoだけあってものすごく平板。でも酸味のアクセントがあるので、立食パーティーで出されたらお代わりをすると思います。下のワインのダウングレード。飲む順番を間違えました。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は1188円。
と思ったらこちらのほうがわずかに値段が高い。NVだし、格下だし、なんで?

4月23日

Sangiovese 2022/Puglia/Milani (サンジョヴェーゼ/プリア/ミラニ)
ラズベリーの香りが漂い、青い果実の甘酸っぱい味でいっぱいの標準的なサンジョヴェーゼ。若々しく、よく開いており、うまくまとまっている。ボジョレだと軽いし、同価格帯の若いブルゴーニュだと酸っぱすぎるという難点があるけど、これは普段飲みとして文句なし。複雑さや深み、立体感、味の変化を求めるのはないものねだり。73点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は1078円。コスパいいです

4月20日

L’Heritage des Terrasses 2014/Cotes du Roussillon Villages(レリタージュ・デ・テラス/コート・デュ・ルシオン・ヴィラージュ)
ボルドーみたいなしっりした構造の上に青や黒系の果実味がひろがり、さらにバナナのような酸味が加わる。味に見合ったヴォリュームで、ボルドーとローヌの両方の良いところを楽しめる。個人的に好きな味のタイプです。ゴビーのムンタダによく似ている。10年たってちょうど飲み頃というのもプラスに働いています。82点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/4/2)。単品価格は3465円。

4月18日

Heritage Saint-Roch 2021/Pays D’0c(エリタージュ・サンロック/ペイ・ドック)
品種と地域特性の両方を兼ね備えたワイン。安いフランスのピノは薄くて押し出しの薄い印象がある。これはそうした先入観をいい意味で裏切る。色は濃く、タンニンこそ控えめだけどエキス分は強く、ローヌっぽい黒胡椒やスパイシーな味わいがある。その一方でラズベリーのような赤い果実味がはっきりと感じられる。これで複雑みや立体感があれば面白いワインだけど、残念ながら味もヴォリュームも平板でした。72点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は不明。

4月17日

Chateau Corin Merlot 2021/Suhindol(シャトー・コリン/スヒンドル)
ブルガリアの赤。チェリー、プラムとラズベリーの優しいアロマが香る。タンニンはほどほどで樽の香りも…というのは裏ラベルの説明。メルロだけどローヌっぽい雰囲気だと感じたのであながち嘘ではないけれど、ものはいいようだなとも思います。4年ぶりにひらかれた職場の親和会で。70点。

4月15日

Cuvee Prestigieux 2022/Cotes du Rhone(キュヴェ・プレスティジウ/コート・デュ・ローヌ)
2022年産のローヌ。びっくりするほどよくこなれていて飲み頃。青系黒系果実がよく溶けていて、黒胡椒とかのスパイスもアクセントになっていてよい。ジャムっぽさもある。いいローヌだなあと思いながら飲みつつ、妻の弟子であるエヴリンがくれたフランスのお土産「タイムのコンフィ」をゴルゴンゾーラにかけたものを食べるとワインが急に軽く薄くなっちゃった。マリアージュは重要だと思った次第です。76点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は不明。

4月13日

Mas Laval Les Pampres 2020/Pays D’Herault(マ・ラヴァル・レ・パンプレ/ペイ・デロ)
よくこなれていて、ほどよい力強さもあり、ちょうど飲み頃。味はローヌ的な青黒系果実と黒胡椒のミックス。そしてここちよいシトラス。ボディーはミディアムなので味が過剰な感じはしない。好みの味です。80点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は2530円。

4月9日

Chateau Pillebart 2021/Bordeaux(シャトー・ピルバール/ボルドー)
若いボルドーなのでどうかなと思いつつあけたら、しっかり早めの飲み頃。考えてみれば2021年といってももう3年前なのであたりまえですが。そういう意味では値段も含めて飲みやすいボルドー。カシス、浅めのプルーンの果実、鉄の味。セパージュの記載はないけどメルロ多めのような気がしました。75点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は不明。

4月7日

Babich Syrah 2020/Hawke’s Bay(バビチ・シラー/ホークス・ベイ)
プルーンやチェリーなどの果実に葉の苦味や黒胡椒を加えたような、わかりやすいシラー。チリのシラーをさらに洗練させ、きめ細かい粒子で滑らかにしたような舌触り。そういう意味で少し高級感があるけれど、濃さで攻めたやや単調の味わい。飲み終わる間際にボトルをよくみると、なんとニュージーランド産。飲み慣れてるオーストラリアのシラーズとはずいぶん違うタイプ<いや、NJですから。78点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/4/2)。単品価格は2750円。

4月5日

Bourgogne 2002/Patrick Clerget(ブルゴーニュ/パトリック・クレルジェ)
22年もののACブルゴーニュ(赤)。ゲテモノの予感がするなかコルクを抜くと新しい。02-22と打刻されているので22年2月にリコルクされたものでしょう。グラスに注ぐと一面オレンジで古酒感たっぷり。口に含むと意外に強く(特に酸味)、しっかり生きていました。驚いたのはブルゴーニュならではの赤い実の香りがはっきりあること。時とともに落ち着いて、なめらかに。特別おいしい!というワインではないけれど、2002年が記念の年の方や時の経過を味わいたい方にはおすすめ。76点。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/3/1)。単品価格は4180円。

4月3日

Domaine Bonal 2021/Cite de Carcassonne(ドメーヌ・ボナル/シテ・ドゥ・カルカソンヌ)
酸っぱく渋いけど、若々しく力強いワイン。ラズベリーとチェリー味。ブルゴーニュやボルドーのグランヴァンはいいけど、普段飲みとしてはこの味も負けてない。料理を選ばないし、ほどよい余韻があるのもいい。素朴だけど芯がしっかり。78点。加賀美さんからのいただきもの。

4月1日

Chateau Clauzet 2008/Saint-Estephe(シャトー・クロゼ/サンテステフ)
格付け外のワインなので、早めの古酒。でも意外なほど赤い実の果実香がある。腐葉土で包まれたミントや青い葉。そしてアンズのようなドライフルーツ。ウエットでオイリーな口あたり。ブレンドならではの複雑な味と香り。80点。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/2/1)。単品価格は2990円。


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