ワインに目覚めて19年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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今までの金賞ワインたち

評価の一応の目安は、
GOLD・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし  SKELTON・・・買うべからず


2016年

2016年1月のワイン


2016年2月のワイン


2016年3月のワイン

 

3月30日

BRONZEBourgogne Hates Cotes de Nuits 2008/Jayer-Jilles(オート・コート・ドゥ・ニュイ/ジャイエ・ジル)

定点観測のワイン。7年たっているのに意外なほど豊かな果実味でびっくり。といっても若いブルゴーニュにありがちな酸っぱさはなく、いい意味で落ち着いている。いつもあるような爆発的な強さやキラキラした明るさはなく、どちらかといえばボーヌっぽい暗さがある。でもそれはいやな感じではなく、ほどほどに厚みがあり豊かでブルゴーニュらしい。普通のHCNとは一線を画しているけど、値段もそれなりにする。3000円くらいなら嬉しい。77点。ウメムラで3738円(2010/8/18)。

 

3月27日

BRONZELittle James’ Basket Press 2014/Saint Cosme(リトル・ジェームズ・バスケット・プレス/サン・コム)

サンコムの廉価版ワイン。グルナッシュ100%。だけど、スクリューキャップで英語のラベルなので抜栓時はオーストラリア産と思い込んでました。エキス分は薄めながらヴォリュームたっぷりで、黒ベリー系果実味がはっきりではないながら確かにあることがわかる味。シラーズならもっとザクロのような甘さや赤ベリーのニュアンスがあるはずなのにおかしいな?と思って裏ラベルを見てはじめてフランス産と気づく。積極的に人に薦めたくなるワインではないにしろ、1000円台前半で飲みやすく軽く果実味を感じられるワインとしてはいいんじゃないですか、という感じのワイン。73点。京橋ワインで1339円(2016/3/13)。

 

3月24日

BRONZELes Piliers 2014/Michel Gassier(レ・ピリエ/ミシェル・ガスィエ)

ヴィオニエの白ワイン。AOC規格ではなく、販売店サイトによればコスティエール・ドゥ・ニムの生産者とのこと。抜栓すると、トロピカルフルーツやシトラスの香りで部屋がみたされる。弾力性のある酒躯でオイリー。押し出しも強くチリのヴィオニエに似ているけれど、なんと表現していいかわからないながら味の細やかさがあり、襞のある感じ。1本を一人で飲みきると少し飽きるかもしれないけれど、間違いなく高品質。77点。京橋ワインで1814円(2016/3/13)。

 

 

3月21日

BRONZELa Duna 2012/Ribera del Jucar/Vega Moragona(ラ・ドゥナ/リベラ・デル・フカル/ベガ・モラゴナ)

本日は休肝日だけど、ストレスのたまる(些細な)トラブルがあったので、それを解消するために飲みます(ってこれはアル中への道!?)。テンプラニーヨ。リベラ・デル・ドゥエロ風で軽めの重量級。アルコールは14%。黒ベリー系のジャムの雰囲気だけど、〆の苦みが少し砂のようにザラザラしているところが小さな欠点。パーカーポイント91点らしく、いかにもという押し出しの強さ。75点。値段を考えると十分以上に高品質。京橋ワインで1382円(2016/2/27)。

 

3月19日

BRONZEDuc de Varsignac Brut/Champagne(デュック・ドゥ・ヴァルスィニャック/シャンパーニュ)

何回かリピートしている好きなシャンパーニュ。飲むのは半年ぶり。黒ぶどうの比率が高いのか、いつもながらの濃い色。典型的なりんご味。口のなかで品よく泡がはじけ、心地よいクリーミーさ。このシャンパーニュの最大の特徴はビールを思わせる苦み。シャンパーニュなので苦みといってもマイルドで、あえていえば「牙を抜いた苦み」という感じだけど、なぜか麦芽由来のものに似ている。80点。ドラジェで送料無料の特典がついて2970円(2015/11/23)。

 

3月18日

BRONZEChamp de Fleuret 2011/Bordeaux superieur(シャン・ドゥ・フルレ/ボルドー・スュペリウ)

お正月に飲んで好印象だったワイン。だからリピートしたのではなく、もともと間違って2本買っていたもの。今回飲んでもおいしいので(間違って)買って正解。血の味みたいな鉄分やミネラルがいっぱい。花やヴァニラの香りもほのかに。味や香りの複雑さ、ヴォリュームなど、分析的に飲めば値段なりにだけど、1000円くらいの普段飲みワインと考えると十分おいしい。74点。ドラジェで1220円(2015/12/3)。

 

3月16日

SILVERVina Real 2007/Rioja Gran Reserva/Cune(ビーニャ・レアル/リオハ・グラン・レセルバ/クネ)

じわじわと良さがわかってくる静かで落ち着いたワイン。はじめは味の要素がバラバラ。特に酸味と苦みが混ざることなくそれぞれ勝手に主張していて、イカれた感じ。で、半分くらい残して翌日に飲むと、ビロードの舌触りに黒ベリー系で厚みのある上質な味に変化。味の要素もまとまっている。地味で積極的に語ってくれないけれど、問いかけると想像以上の答えが返ってくるタイプ。HJによれば生産者名は「クーニー」と発音するらしい。81点。ドラジェで4849円(2015/12/3)。

 

3月13日

BRONZEReserve Vieilles Vignes 2012/Cotes du Rhone/Les Clefs de L’Enclaire(レゼルヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ/コート・デュ・ローヌ/レ・クレ・ドゥ・ランクレール)

ローヌらしい味。青臭い葉っぱの香りのなかからジャムのような果実味。少し収斂性があるが外向的でよく開いている。押し出しの強い味。でも平板だし、表情は乏しいし、田舎臭い。もっとも、値段を考えるとぜいたくは言えない。71点。京橋ワインで6本セット6458円(2016/2/27)。単品価格は不明。

 

3月11日

NOTEReserve Asconi 2006/Cabernet Sauvignon(リザーヴ・アスコーニ/カベルネ・ソヴィニョン)

モルドヴァ第三弾。いままで試したものと全体としてよく似た印象。ただこれはくっきりはっきりで押し出しが強い。香水のような人工的な花の香りが強く、それを嗅ぎながら砂糖漬けのビターコーヒー味を飲むのは結構辛く、頭が痛くなりそう。果実由来の甘さがかなりあり、とても10年前のぶどうとは思えない。翌日には味がまとまってきて、底力とヴォリュームのあるワインという印象に変わったが、香水香の他に、バナナやメロンの南国果実の香りが加わり、甘さ攻撃香りと味のダブルとなる。ということで個性のはっきりしたワインで、値段以上の質だけど、残念ながらかなり苦手なタイプ。63点。ヴェリタスでモルドヴァ5本セット4299円(2016/1/26)。単品価格は1180円。

 

3月9日

BRONZEPortrait 2013/Peter Lehmann 2013/Barossa(ポートレイト/ピーター・レーマン/バロッサ)

オーストラリアはやっぱりシラーズ。いちご、ざくろなんかの赤い果実味に苦みがうまくブレンドされている。味や香りの変化こそないけれど、ほどよい重さ、大柄ながら焦点のあった味づくりなど十分に満足できる。鳥取の学会の際にいただいたもの。74点。

 

3月5日

SILVERChateau d’Armailhac 2007/Pauillac(シャトー・ダルマイヤック/ポイヤック)

ここのところ更新がずっと遅れ気味。体調はずっとヘロヘロながら今年は風邪をひくこともなくここまできてますが、ロシア出張のすぐあとに学会報告がはいったりして落ち着かない毎日。たまにはグランヴァンをということで鳥取の大川水産での一次会のあとコレを飲みました。抜栓直後からモワーんとした土と苔の混ざったような香りが部屋中に広がる。よく嗅ぐと、なめし革やトリュフ、リコリス、西洋杉、そしてタバコ。果実味や苦みはきれいに溶け込んでいて、後味にはチョコレート。ハズレ年なので水っぽさがあっても仕方ないかなと思っていたが、そんな心配は無用。立派な骨格に凝縮した液体の名実ともにグランヴァン。もう少しエロさがあれば金賞もの。ベストな飲み頃でした。85点。リカーワールドで3360円(2009/12/22)。

 

3月4日

NOTEAruga Blanca Clareza/勝沼醸造(アルガブランカ・クラレーザ)

甲州ぶどうを使った白。日本ワインの経験が少ないのでなんとも言えないけれど、ミネラル感があり、酸味もまずまず。輪郭がはっきりしているのがメリット。インパクトが弱いのは、儚い味の和食に合わせるワインとしてわざとそういう造りにしているのか?68点。 TSUSHIMIのお節についていたオマケ。

 

3月2日

BRONZEBollinger Special Cuvee/Ay/Champagne(ボランジェ・スペシアル・キュヴェ/アイ/シャンパーニュ)
BRONZELa Vendimia 2014/Rioja(ラ・ベンディミア/リオハ)

帰りの飛行機のワインリストは往路と同じ。まずボランジェをたくさんいただき、最後に一杯スペインの赤。ボランジェはハニーで重さをもつ。酸もしっかりでクリーミーというお約束の味。80点。アエロフロート、モスクワー成田間で。
リオハはメルローみたいにまったりなめらか。若いワインとは思えないような落ち着きぶりというか控えめというか。食事をサポートするワイン。72点。アエロフロート、モスクワー成田間で。食べたのものはこちら

 

2月27日

NOTEБурджа/Шанпанское/Полусухое Белое (ブルジャ/シャンパンスコエ/パルスホエ・ベーロエ)

ロシア滞在中は大抵ヴォトカかビール。土日はホテルの朝食にスパークリングがつくのでおためし。パルスホエというのはドゥミ・セックという意味なのでほんのり甘い。抜栓してもらったばかりということもあり、泡がゴボッ、ゴボッと出るのでいかにもロシアのスパークリングという感じ。泡ものを朝から飲めるだけで十分なのでした。68点。モスクワのБлюз Отельで。

BRONZEЧегем(チェゲム)

夜は恒例で郊外にあるアルヒーポワご夫妻のお宅にお泊まり。向かう途中に「オーケイ」というメガマーケットがあり、そこで「好きなワインを選んで」といわれるので日本で飲めないロシア系のものを選ぶ。これはアブハジアのワイン。田舎くさいけれど、それが素朴でいい味をだしている。飲み頃で表面はやわらかく、軽めだが骨格はしっかり。74点。

NOTEЧерноморская Истина Reserve 2012/Роман Неборский (チェルノモールスカヤ・イスティナ・リザーヴ/ロマン・ネボルスキー)

ロシア南部はクラスノダールのワイン。カベルネ・メルロでとてもフルーティーでまったり。ヴィンテージ入りだしリザーヴとか書いてあるので期待したけど、それほどではなかった。ソ連的な素朴、いい意味での古さはない一方で、現代風の造りにはまだ届かない。西欧メソッドでワイナリーを改造している最中だろうから、将来に期待しましょう。71点。

 

2月23日

BRONZEBollinger Special Cuvee/Ay/Champagne(ボランジェ・スペシアル・キュヴェ/アイ/シャンパーニュ)

本日からロシア出張。ということで、いつものボランジェ。ヴォリュームたっぷりのシャンパーニュ。大手のシャンパーニュはなんだかんだ言っても最終的にバランスのよさに納得させられるが、まさにその例。酸味も苦味も自己主張が激しいが、品のいいはちみつの香りが両者をまとめている感じがにくい。80点。アエロフロート成田―モスクワ間で。

NOTEChianti Colli Sensi(キアンティ・コッリ・センスィ)

ボランジェで通してもいいのだけど、せっかくなので赤ワインも飲みます。だけどあまり印象に残らない、地味なワイン。赤レンガタイプ。そりゃボランジェをたくさん飲んだあとじゃ分が悪いので仕方ないです。でも悪くはないです。70点。アエロフロート成田―モスクワ間で。食べたものはこちら

 

2月21日

BRONZEMerlot Grand Reserve 2012/Asconi(メルロ・グランド・レゼルヴ/アスコーニ)

モルドヴァ第二弾はメルロ。カベルネに比べると癖はなく、メルロらしい(変な言い方だけど)。あとからイースト香がたちのぼるところが面白い。表面はなめらか。ほどよく凝縮していて飲み応えもある。74点。ヴェリタスでモルドヴァ5本セット4299円(2016/1/26)。単品価格は999円。

 

2月18日

本日は学内の研究会仲間と飲み会。場所は以前に学生と行ったことのあるバルバゴ。2500円の料理にプラス2000円でワイン7種類飲み放題のコース。

BRONZEProsecco/Zardetto(プロセッコ/ザルデット)

NOTEFiorile Grecanico 2014/Terre Siciliane(フィオリーレ・グレカニコ/テーレ・シチリアーネ)

NOTEMerlot delle Venezie 2014/Principe(メルロ・デッレ・ヴェネツィエ/プリンチペ)

はじめにプロセッコを3杯くらい飲んで、そのあと白を1種類、赤を2種類。真ん中のワインは赤白同じ名前。プロセッコは少し甘さがあるけれどブリュット。フィオリーレはやぼったく、メルロは干しあんずのような酸っぱさがおいしい。普段飲むワインとくらべたらどれも可もなく不可もなくという感じだけど、値段を考えたら十分な質(と量)。それぞれ70、67、70点。

 

2月14日

BRONZECabernet Sauvignon Grand Reserve 2012/Asconi(カベルネ・ソヴィニョン・グランド・レゼルヴ/アスコーニ)

飲んではいるけど、最近は更新が週1に定着してしまいました。今年は無理な予定をいれてしまったので激忙期が3月初めまで続く予定。自業自得です。で、飲まなきゃやってられないということで今回はモルドヴァの赤。クラシカルで生真面目なラベルには、ワイン作りに情熱をもっているとか手摘みぶどうを使っているとか書かれてます。抜栓するとちょっとクラクラするような香水香。で、口に含むとキャラメルやコーヒーっぽくてとにかく甘い。カベルネでもこんな味になるんだというほど。熟々ぶどうを使ったチェリーを煮詰めたような南米産ワインが近いかも。それでいて後味は割とあっさり。ラベル通りていねいに作られているのはわかるけど、パッションが過剰かも。73点。ヴェリタスでモルドヴァ5本セット4299円(2016/1/26)。単品価格は999円。

 

2月12日

BRONZEBourgogne "Couvent des Jacobins" 2013/Louis Jadot(ブルゴーニュ・クヴァン・デ・ジャコバン/ルイ・ジャド)

ブルゴーニュ王道のルイ・ジャド。そのメーカーによる、安ワイン者にとっても王道であるACブルゴーニュ。値段は税込み2000円ちょいなので、これも至極まっとう。もともと2012年産を注文したが、発送直前になりお店から「ヴィンテージが変わります」という連絡があり10円安くなる。ワインによってはヴィンテージの違いは重大だが、これに限っては「ま、いいか」。で、実際に中身もヴィンテージの差はあまりないんじゃないかと思えるほど、想像とおり。若いブルゴーニュらしくお花畑の香りにはじまり、果実の酸味が少し効いているけどほどほどで、最後にすこし 苦みがある。どの要素も突出することなく全体的にも局所的にも中庸。いろんな意味で基準となるワイン。72点。うきうきワインの玉手箱で2030円(2016/1/13)。

 

2月7日

BRONZELe Cirque 2013/Cotes Catalanes(ル・シルク/コート・カタラーヌ)

3桁ワインでは一番信頼している銘柄。鹿肉のステーキに合わせて飲む。プルーンやチェリー、そして青くはない乾燥ハーブが混ざった香りが香しく、その中から黒ベリー系中心のフルーツ爆弾。いかにもグルナッシュ、カリニャン、シラーらしい厚みのある酒躯。開けたばかりの時には少しざらさらして、味のバランスも酸味に偏った感じでやや悪かったが、ゆっくり飲んでいると落ち着いてきた。この価格帯ではやはり断トツに質が高く、ヴィンテージのブレがないことも好感をもてる。80点。うきうきワインの玉手箱で896円(2016/1/13)。

 

2月5日

BRONZEAlkoomi 2011/Cabernet Merlot/Frankland River (アルクーミ/カベルネ・メルロ/フランクランド・リヴァ)

西オーストラリアの赤にしては熟々したところがなく、どちらかといえばスマートで淡白。カベルネとメルロがほぼ半々で、苦みとまろやかさで飲ませるタイプ。だけどなんとなく、ほんの少しシラーズみたいな甘苦いイチゴっぽさが感じられるのは、オーストラリアワインへの先入観からなのか、造り方の問題なのか、ぶどうの熟し方の問題なのか?うきうきワインの玉手箱で1393円(2016/1/13)。

 

2月3日

BRONZEChablis 2013/Caves des Lauriers(シャブリ/カーヴ・デ・ロリエ)

普通のシャブリで、普通においしい。酸味、ミネラル感はしっかりあるけれど柔らかく、苦みは丸く、個性がないぶん万人向きに飲みやすく作られている。値段もほどほどで気楽に飲めるし、なにより中身にみあっている。家に一本常備していたい白ワイン。72点。ドラジェで1382円(2015/12/23)。

 

1月30日

NOTEChateau Noble Meynard 2005/Bordeaux Superieur(シャトー・ノブル・メイナール/ボルドー・スゥペリウ)

ボルドー2005年セットの3本目。似たような印象。苔むした赤煉瓦の雰囲気で、ほどほどの苦みと渋さがあり、アルコール分のある血や鉄の味で、後味はしょうゆで、果実味は全くない。と書くと全然おいしくないような表現だけど、単体で飲めば確かにおいしいワインではない。でも、サラミやチーズの味をひきたてる極めてまっとうなワイン。70点。ドラジェでボルドー3本セット4622円(2015/8/14)。単品価格は2041円。中身を考えると結構高いので驚いた。2005年産ボルドーという「ブランド」料?

 

1月25日

BRONZERamirez de la Piscina 2010 /Rioja Crianza(ラミレス・デ・ラ・ピシナ/リオハ・クリアンサ)

ここ数日2000円を越えるワインを飲んできたけれど、どれもパっとせず。ひさびさにおいしいワインは1000円台前半のリオハ。ヴォリュームはさほどないけれど、味はそこそこ複雑で、よく開いている。紅茶、キャラメル、樽、ブランデーの香り。個性がありつつ過剰に自己主張しないのでどんな料理にも合う。普段飲みとしては、こういうワインが大歓迎。76点。ヴェリタスで3本セット4299円(2015/8/14)。単品価格は1290円。

 

1月23日

BRONZED’Armanville Brut/Ville sur Arce/Champagne(ダルマンヴィル・ブリュット/ヴィル・スュラルス)

正真正銘ブリュットなシャンパーニュ。ビールっぽい苦みがあり、キレがよくあっさり。あっさりといってもシャンパーニュなので複雑なコクがあるけれど、後味がさっぱり。切れ味もいい。でんぷん系のグミっぽさもあり、あっさりだけどある意味好みかも。といいつつ74点。タカムラで2084円(2015/7/21)。

 

 

1月21日

NOTEBarbaresco 2010/Produttori del Barbaresco(バルバレスコ/プロドゥットーリ・デル・バルバレスコ)

イタリアとかバルバレスコとかいえば、ぶどうらしさとか、陽気さとか、それなりの期待をするけれど、普通。もっとはっきりいえば没個性的。悪いワインじゃないけれど、結構な値段なのだから+αが欲しい。71点。ドラジェで3758円(2015/8/14)。

 

1月19日

BRONZEBonnes-Mares 2008/Pierre Naigeon(ボンヌ・マール/ピエール・ネジョン)

ロシアの大学と交流協定を結ぶことになり、先方の大学の学長が来日して一席設けたり、勤務先大学の学長と会見の場を設けたりと忙しい1週間。おつかれさまということでブルゴーニュのグランクリュ。だけど味も香りもあまり開いてこない。香りの複雑さはさすがで、ブランデーと香水系の花をブレンドした感じ。味は意外に果実味がしっかり残っていたが、底の方は苦くざらざらしていて無口。閉じているという感じでもないので、もっと早く元気のいいうちに飲みたかった。74点。うきうきワインの玉手箱の新春福袋。単品価格は12579円(2014/1/1)。

 

1月17日

NOTEChateau Bel Air 2005/Bordeaux superieur (シャトー・ベレール/ボルドー・スュペリウ)

2005年ボルドー3本セットの2本目。開けた時はいい意味で時を感じさせる苔むした赤煉瓦の香り。ワインそのものは健康で、このクラスによくある鉄と草と土が混ざったような独特の落ち着いた味わい。だけど積極的においしいかといえばハテナで、食事のお供のワイン。70点。ドラジェで3本セット4622円(2015/12/20)。単品価格は1825円。

 

1月15日

NOTEGuisset 2013/Cotes du Roussillon(ギセ/コート・デュ・ルシオン)

またまたピレネー山脈麓のAOP(Appelation D’Origine Protegee)で、シラー・カリニャン・グルナッシュ。だけどローヌのような濃密さ、豊満さ、しつこさはなく、ボルドーのようにひきしまっている。煮詰めたプルーンぽさもがるが、ベーシックグレードだからなのかヴィンテージのせいか、素朴というか控えめというか痩せた感じすらある。ワインを味わおうと思ったら物足りないが、食事中心の場ではこれくらいのがでしゃばらないでいいのかも。70点。ドラジェで1609円(2015/11/23)。

 

1月12日

BRONZEBaby Doll 2013/Marlborough(ベビー・ドール/マルボロ)

ニュージーランドのピノノワール。優良年の裾ものブルゴーニュによく似ている。若い果実味の酸味とほんのりとした甘みが素直においしく、弾力性があり、よく開いている。複雑さはないが、単純でもなく、ミディアムボディーですいすい飲める。ニュージーランドらしさは全くないけれど、ピノノワールをおいしくワインにしてくれているだけで十分。80点。ドラジェで1501円(2015/12/23)。

 

1月9日

BRONZESilex 2012/Cotes du Roussillon Villages Tautavel(シレックス/コート・デュ・ルシオン・ヴィラージュ・トタヴェル)

「ブルゴーニュじゃない地域のピノ・ノワール」というつもりで飲んだら重くないし、若い果実味はあるし、表面はビロードに近い滑らかさ。だけどなんか違う。ラベルをよく見るとなんと南仏ワインでした。シラー・グルナッシュ、カリニャンというお約束のセパージュでアルコールも15%。そう思って飲めば黒ベリーや煮詰めたプルーンなどおなじみの味に感じられる。それにしても先入観はこわいもの。というか自分の舌がへっぽこなだけですが。ワインそのものは質の高いものでした。だけど、ちと高いので減点。75点。タカムラで2700円。(2015/10/25)。

 

1月6日

NOTEChateau La Bertrande 2009/Cadillac Cotes de Bordeaux(シャトー・ラ・ベルトランド/カディヤック・コート・ドゥ・ボルドー)

聞いたことのないAOCなので調べてみると、グラーヴの対岸の南北60キロにわたる細長い丘陵地で以前の名前はプルミエール・コート・ドゥ・ボルドー。メルロー中心なのか黒ベリー系のまったりした味わい。酒躯は弾力的でなめらか。フランス人は普段こういうワインを飲むんだろうなぁという料理にはあいそうだけど、素朴な味わいであまり主張がない。72点。ミシェルからのプレゼント。

 

1月3日

恒例の新年会。学生、卒業生、知人などが20人。お酒は他に日本酒(獺祭39、極聖)、ヴォトカ(アプソリュート)、ビール(プレミアムモルツ、ヱビス)とあったけれど、私はもぱらワイン。昼12時から夜11時までの長丁場でした。

NOTECastelfiore/Heritage/Spumante(カステルフィオーレ/エリタージュ/スプマンテ)

BRONZEMusa Brut/Vallformosa/Cava(ムサ・ブリュット/バルフォルモサ/カバ)

まずは乾杯で泡2種類を同時にあける。私は飲んだことのない前者から。普通のブリュットで可もなく不可もなし。乾杯用には十分。71点。ドラジェで泡6本セット5162円。単品は1058円(2015/8/14)。残っていたので後者も少し味わう。くらべるとやはりこちらの方がだいぶ上。まろやかさや果実のほんのり甘い香りがただよう。75点。タカムラで泡5本セット4094円。単品は1188円。

BRONZECremaschi Furlotti 2014/Valle del Loncomilla (クレマスキ・フルロッティ/ヴァレ・デル・ロンコミッラ)

シャルドネの酸味がいい。名前はイタリアっぽいのに、結構しっかりした味わいなのでおかしいなと思ってよく見たらチリでした。チリにしては濃すぎずしつこすぎず、主張のある好感もてるワイン。73点。ドラジェで1220円(2015/12/20)。

BRONZEChateau Cadet 2005/Cotes de Castillon (シャトー・カデ/コート・ドゥ・カスティヨン)

赤はまずこれから。よいヴィンテージでほどよく熟成。特別なものはなくどちらかといえば地味だけれど、食事にあうタイプ。74点。ドラジェでボルドー2005年3本セット4622円。単品は1933円(2015/12/20)。

BRONZEChamp de Fleuret 2011/Bordeaux superieur(シャン・ドゥ・フルレ/ボルドー・スュペリウ)

期待しないで飲んだけれど、これが本日の一番。花の香りがたちのぼり酒躯は弾力性があり、とてもなめらか。75点。1058円。ドラジェで1220円(2015/12/3)。

BRONZELa Emperatriz 2009/Finca/Rioja Crianza (ラ・エムペラトリツ/フィンカ/リオハ/クリアンサ)

これは何回か飲んでいるのでお味見だけ。特価で500円安く買ったけれど、もちろんいつもの味。ドラジェで1501円(2015/12/20)。

BRONZEFalernia Reserva 2013/Carmenere/Elqui (ファレルニア・レセルバ/カルメネーレ/エルクイ)

カルメネールの良さがでているワイン。熟した果実の甘さと苦さがバランスよく、飲みやすい。74点。ドラジェで1598円(2015/12/3)。

 

1月2日

SILVERClos du Marquis 2006/St-Julien(クロ・デュ・マルキ/サンジュリアン)

昨日失敗してしまったので、今度はハズさないものでということでいろいろ迷ったあげくこれをあけてみた。ヒュー・ジョンソンでは色付きの飲み頃。いうまでもなく長らくレオヴィル・ラスカーズのセカンドワインとされてきたワインで、より早く熟成して飲み頃になるはずということで。飲んでみると、予想とおり若さあふれる骨格のしっかりとした力強いワイン。なめし革、ぶどう、西洋杉などのお約束の香りをかぎながらブランデーっぽいたっぷりとしたフルボディーを味わう。収斂性はほとんどないけれど、まだ開ききっておらず、目覚めたばかりという感じ。若い味が好きな人にはばっちり。私としてはもう少し果実味の溶けた熟成した感じになってから飲んでみたかったけど、これはこれで満足。81点。うきうきワインの玉手箱で5162円(2014/12/22)。

 

1月1日

NOTEChartogne Taillet "Sainte Anne" Brut/Merfy/Champagne(シャルトーニュ・タイエ・サント・アンヌ/メルフィ/シャンパーニュ)

お正月は例年とおりTsushimiおせち。なので飲むものはシャンパーニュ。で、とても個性的。麦芽的苦みが全体的にあり、ほとんどビール。と思ってよく味わうと果実感もあるが、ほとんど、というか全く甘みがなく、シードルを飲んでいるような気分になってくる。正直苦手なタイプの味。紙のような固さもあり、正月早々ハズしてしまいました。69点。ドラジェで4309円(2015/11/23)。

ということで、本年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 


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