ワインに目覚めて12年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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今までの金賞ワインたち

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評価の一応の目安は、
GOLD・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし SKELTON・・・買うべからず


2009年

9月30日

BRONZELa Fauvine 2007/Cotes du Rhone(ラ・フォーヴィン/コート・デュ・ローヌ)

とても安く購入したボトル。でもローヌAOCだからそれなりの味の複雑さがあることを期待して。で、期待に応えてくれるかのように、濃い目の味の中にスパイシーさがしっかりとあり、甘みもほんのりと感じられるミディアムボディー。「ローヌのワインはこういう感じ」と紹介するにはぴったり。味も十分に楽しめるレヴェルで、この価格帯としては出色。73点。セラー専科で830円(2009/9/23)。

 

9月28日

BRONZEMas de Monistrol/Cava(マス・デ・モニストロル/カバ)

ハニーっぽい甘い香りがほんのりと。酸や苦味のバランスがよく、重さも重すぎず軽すぎず。シャンパーニュを期待すると少し味が薄いが、普段飲みとしては、かなり贅沢さを感じさせてもらえる好カバ。75点。リカーワールドで1449円(2009/8/23)。

 

9月26日

BRONZENero d'Avola 2006/Sicilia/Morgante(ネロ・ダヴォラ/シチリア/モルガンテ)

やや重めのボトル。クセがなく、すいすい飲める。なんか騙されてるような気がしないでもないけれど、とても口当たりがいい。でも軽いだけじゃなく、太陽を浴びた果実味を味わえる。73点。ワイン&地酒TODAで1362円(2009/9/11)。

 

9月23日

BRONZEDelta 2008/Pinot Noir/Marlborough(デルタ/ピノ・ノワール/マルボロ)

ニュージーランドの赤。ブラックチェリーをほどよく煮詰め、ほどよく果実味がでている。骨格がしっかりしていて、その分変化に乏しいけれど、2008年産ということは、1年ちょい前の収穫。それがもうこのようにしっかりしたワインに化けてるのは見事。74点。ワイン&地酒TODAで1617円(2009/9/11)。

 

9月19日

BRONZEChateau Lanessan 2006/Haut-Medoc(シャトー・ラネッサン/オ・メドック)

2003年産で気をよくして2006年ヴィンテージも開けてみた。アタックというかカウンターパンチの強い若ワイン。インクや茎などが渾然一体になって、というかごちゃまぜになって、味を明確に捉えることができない。といってもガチガチといった硬さはなく、それなりに飲めるし、質のよいワインであることもよくわかる。レストランで6000円くらいでリストにあれば嬉しい。75点。リカーワールドで1680円(2009/8/23)。

 

9月17日

BRONZEOrtovese/Sangiovese Merlot/Daunm(オルトヴェーゼ/サンジョヴェーセ・メルロ/ダウム)

イタリア系のワイン?そこそこ重みもあり、飲み頃の赤。どちらかというと寡黙でいい感じのカビのはえた赤煉瓦の風情ながら、気軽なレストランで飲むには十分。中目黒のエチオピアレストラン「クィーン・シーバ」で。70点。料理代込み飲み放題6500円。

 

9月15日

BRONZECremant de Bourgoge Blanc de Blancs/Agnes Vitteaut(クレマン・ドゥ・ブルゴーニュ・ブラン・ドゥ・ブラン/アニェス・ヴィト)

細かい泡にふくらみのある味と細かくきらびやかな泡。ブラインドで飲み、イースト香まであるのでほぼシャンパーニュだろうと思ったらクレマンとのこと。値段にもよるけれど、飲んで気持ちのいい泡ものでした。カード会社の特典で無料。辻さん、長井さん、北さんと赤坂のレストラン「シュマン」で。

NOTELes Sarres 2007/Cotes du Jura/Rijckaer(レ・サール/コート・デュ・ジュラ/リケール)

リストはフランスのみながら、古いものから新しいものまでかなり幅広い選択肢。古酒が割安なのでシャブリの安いものがあったので頼むと、新しいヴィンテージのものを二つ薦めてきた。赤も同じようなやりとりだったのでリストは更新していないのかも。それはともかく、ソムリエ氏の薦めてくれたもののうち安い方のものを選択。鼈甲飴的な熟成香があり、いつまでも香りを嗅いでいたい感じとはうらはらに、味はミネラル分を中心としてすっきりと切れ味がいい。逆にいうと余韻が少ない。73点。「シュマン」で7480円。小売価格はともかく、レストランで飲むと割高の印象。

BRONZEBourgogne Hautes Cotes de Beaune 2006/Jean Garaudet(ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ボーヌ/ジャン・ガロデ)

若いブルゴーニュ。色も濃いめでしっかり開いている最近の造り。お約束の果実味をぎゅっとしぼるようなしっかりとした酸。後味にミントの香りが鼻からぬける。78点。「シュマン」で7590円。

 

9月13日

BRONZEChateau Ramafort 2000/Medoc(シャトー・ラマフォール/メドック)

2000年産メドックブルジョワ級。ようやく飲み頃になってきた。密度の濃いタンニンは角がとれてきているけれど、しっかりとした構造と苦味を表現している。その中から果実の濃縮感が感じられるのがたまらなくいい。樫の樽香のよく効いた、甘さの微塵もないクラシックなボルドー。2000年産を飲めるようになるまでじっと我慢の子で待ってよかった。でも、ワインを飲みなれない人には苦渋さの塊にみえるかも。78点。紀村さんからのいただきもの。

 

9月10日

SILVERChateau Lanessan 2003/Haut-Medoc(シャトー・ラネッサン/オ・メドック)

ベタなワインが続くけど、これは驚きのクオリティー。ラネッサンは安く質のよいワインとして知られているけれど、これは別格。優良年かつ飲み頃でグランヴァンの仲間入りといってもおかしくない。通常のヴィンテージにマイナス面として感じられるインクの匂いや青臭さはなく、樽と土と柾目の木が絶妙のバランスでブレンドされている素晴らしい香り(おいしくは聞こえない表現でごめんなさい)、よく熟したカシス、プルーン、リコリスなど黒い果実が苦さだけでなく甘みも感じられる味。あらゆる点でミディアムな控えめさも好感。82点。リカーワールドで1701円(2009/8/23)。

 

9月8日

SILVERSavigny les Beaune 2003/Antoine Chatelet(サヴィニ・レ・ボーヌ/アントワーヌ・シャトレ)

特級ワインを"超"安値で販売しているネゴシアン。今までの経験ではワインの格が高くても、結局は値段相応の内容という感じだったので、期待せずに。2003年は猛暑で、よく熟れたぶどうで優良なワインができたとの前評判だったけれど、ブルゴーニュでは作り手の腕の差がよくあらわれる年になったみたい。これは当たり。暑い気候の良い部分が反映されていて、パワーとコクとヴォリュームと三拍子でインテンシヴながら重くなく濃すぎず。ある意味古いつくりを思わせる無骨さとのどかさが並存。ぶどうはよく熟れていながら甘さに偏りすぎず、しっかりした、細かいタンニンが味の骨格をはっきりとさせている。80点。「安ワイン飲みにはうれしい優良年」という命題を体現しているワイン。80点。うきうきワインの玉手箱で3本セット4179円。単品だと2079円(2009/6/15)。

 

9月1日

BRONZENorton Extra Brut/Mendoza(ノートン・エクストラ・ブリュット/メンドーサ)

アルゼンチンのスパークリング。軽すぎず重すぎず。酸っぱすぎず甘すぎず。香りはお約束の白い花や洋ナシ。個性もないが欠点もないという優等生的、この値段では納得のワイン。72点。エノテカで送料込1575円(2009/8/10)。

 

8月30日

BRONZEMapu Reserva Cabernet Sauvignon 2007/Maipo(マプ・レセルバ・カベルネ・ソヴィニョン/マイポ)

再び岡山から横浜まで車で移動(骨折継続中)。秦野からの30キロが渋滞で下の道に降り、大磯とか藤沢とかを通って到着。8月上旬に購入しておいたワインをあける。ムートンがチリで手がけるカベルネ。過剰な濃さはなく、しっかりとした構造。若い力はありながらギシギシのタンニンということはなく、よくこなれている。味は地味だけど。72点。エノテカで1638円(2009/8/10)。

 

8月28日

SILVERChateau Fontnil 99/Fronsac(シャトー・フォントニル/フロンサック)

このワイン、このヴィンテージを飲むのは3回目。過去3回は、意欲満々なのはわかるけど濃すぎて味がわからなくなっちゃうという感じだった。それが今ようやく飲み頃。まず酒質、舌触りが別格。シルクとかビロードとかの繊細系ではなく厚めで滑らか。味も素敵。ボルドー格付け上位によくある、ワイン畑が目に浮かぶような懐の広さがある。意欲先行とか濃さとかはまったく感じず、インパクトのあるミディアムタイプ。フロンサックでも作り手次第なんだなぁと思った次第。おすすめ。81点。悟空で2825円(2009/4/9)。

 

8月25日

BRONZECrozes-Hermitage "Montfortin" 2006/Gabriel Liogier(クローズ・エルミタージュ "モンフォルタン"/ガブリエル・リオジエ)

キアンティ・クラシコ2005と迷って尋ねるとこちらの方が飲み頃とのことで選ぶ。若いのにとてもきれいに熟成した感じの味わい。こんなに典型的にスパイシーで、しかも色々なハーブが滑らかに溶け込んでいるような味のローヌははじめて。モクモクと湧き上がってくる力強さ。岡山グランヴィアホテル内のレストラン「オリヴィエ」で8000円。岩田守弘さんとお別れの宴。

 

8月24日

BRONZEChateau Lanessan 2006/Haut-Medoc(シャトー・ラネッサン/オ・メドック)

若いと青臭い印象があるシャトー。だけどばっちり飲み頃。少々のざらつきはあるけれど、厚い幅のある酒質。若さがいい方に現れていて、ほどよい力強さがある。松江東急インの懇親会で。78点。

 

8月19日

SILVERBourgogne Hautes Cotes de Nuits 2004/Jayer-Gilles(ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ニュイ/ジャイエ・ジル)

横浜の両親宅滞在中の8月8日に足を骨折。静岡地震で東名高速が分断されるなか、自分で運転して帰ってきたけれど、さすがにしばらくはワインを飲む気にならず、超久々の1本。
そのきっかけは他でもない、岩田守弘さんがボンダレンコ先生の代役でバレエセミナーに来て下さったこと。(なんて贅沢な代役!)

ボンダレンコ先生がいらした時と同じように岡山から松江へ。深夜に到着し、いつものレストランで食事して、いつもの宿へ。
そして寝る前に、いつものようにひとつの部屋に集まって、ボンダレンコ先生を話の中心にして3人で飲む。先生が亡くなったことがようやく実感として感じられてきた。それと同時にいつまでも先生が私たちのそばにいらっしゃることも確信できた。

備忘録ながら、前置きが長すぎました。開けたワインはボンダレンコ先生と今年1月最後に飲んだワインと同じ作り手ジャイエ・ジル。いつものジャミーで(昔ほどではないがやはり)樽をきかせた味。とても懐深く、次から次へと異なった新しい表情が出てくる。最後はミントの香り。ちょうど飲み頃で、思い出に残る1本になりました。81点。ウメムラで3140円(2009/8/21)。

 

8月7日

BRONZEDiamant Brut/Vranken/Champagne(ディアマン・ブリュット/ヴランケン/シャンパーニュ)

ひらまつ本店で一番安いシャンパーニュ。リスト上では8000円だがサーヴィス料が15%。ダイアモンドというかクリスタルというか、なんとなく高級感ある透明ボトル。緑がかっていて個性的な色。萌える若葉系&トロピカルフルーツ的な香り。細かい泡がいつまでもたちあがり、軽く繊細。どっしりしたものを飲みたい時なら物足りないかもだけど、夏のランチには十分。78点。ひらまつで9200円。

NOTEMercurey "La Framboisiere" 2005/Faiveley(メルキュレ/ラ・フランボワジエール/フェヴレ)

グラス赤ワインは4種類。マディラン(2005)、ボルドー2類(99,2005)とこれ。相性より、2005年産ブルゴーニュということで。若くて元気な果実味たっぷり系を予想したけれど全然違った。落ち着いていて、熟成感とか茎や草など自然系の味わい。閉じかけているのか抜栓後けっこう時間がたっているのか。74点。 ひらまつで1840円(グラス)。

 

8月6日

BRONZE1+1=3/Guardiola de Font-Rubi/Cava(ウ・メス・ウ・ファン・トレス/グアルディオラ・デ・フォン・ルビ/カバ)

フルボディーのカバ。柑橘系果物の皮の苦さがベースとなったしっかりとした味。存在感があり、白ワインとしても楽しめる。カバとしては高めだが、質も高いのでとんとん。もう少し細やかさがあれば言うことなし。75点。横浜シアルの信濃屋で1800円(2009/8/6)。

 

8月4日

NOTECristian Senez/Brut Rose/Champagne(クリスチアン・セネ/ブリュット・ロゼ/シャンパーニュ)

夜の2時に岡山を出て車で横浜まで運んで(朝9時着)、その日の夜に飲んでしまいました。そうした、揺られて落ち着いていない不利な条件だからか、ヴァン・ムスー以上シャンパーニュ未満という感じ。普通のスパークリングとして飲めば味の凝集性やブリュットなしまり具合とかバランスはとてもいいが、シャンパーニュ独特の味の幅や華やかさはない。74点。Liquor Worldで3360円(2009/7/8)。

 

8月3日

BRONZERejadorada 2006/Toro(レハドラダ/トロ)

トロリとした、スペインはトロのワイン。濃いことは濃いがかつてのチリとは違ってぎりぎり濃すぎないところでとどまり、その分底光りしているかのように酒質は洗練されている。と書いて矛盾するようだが味は粗め。買ってから半年以上廊下保存だったのでそろそろと開けてみたが、熱劣化など感じられないのは瓶が厚い(重い)おかげ?75点。ヴェリタスでスペイン4本セット6804円。単品価格1869円。(2008/12/3)。

 

7月29日

BRONZEPouillyFuisse 2006/Olivier Merlin(プイイ・フュイッセ/オリヴィエ・メルラン)

色が濃く、灰色系のロゼというか、ピノの多いシャンパーニュみたい。香りがとてもいい。柑橘系、といってもオレンジのような酸っぱさと甘さの混ざった香りがひろがる。で、味は苦みがしっかりとあり、味わって飲むのが楽しい存在感のある白。76点。アキュイールで5885円(ハーフ)。

SILVERLeoville Las Cases 2001/St-Julien(レオヴィル・ラス・カーズ/サンジュリアン)

堂々たる1級ボルドーの風格。男性的で力強く、木の茎、リコリス、西洋杉、なめし革などの香りが次々と。もちろんフルボディーで味の幅が厚く、主の風格。ただ、明らかにまだ早すぎで、底にある味の複雑さがこなれずに、固まりとして表面に出てきていたのが残念。81点。リカーワールドで10951円(2008/9/15)。

 

7月17日

BRONZEJ.Lassalle Brut Premier cru/Chigny les Rose/Champagne(ラサール・ブリュット・プルミエ・クリュ/シニ・レ・ローズ/シャンパーニュ)

安定した味。酸と果実っぽい苦味甘みのバランスがとてもいい。軽やか系なので、夏に特においしい。80点。ウメムラでシャンパーニュ4本セット送料込12640円。単品だと4179円(2009/3/27)。

 

7月14日

SKELTONMadl Frankovka 2007/Berrique/Morava(マドル・フランコフカ/ベリク/モラヴァ)

初めて飲むチェコのワイン。オーストリアとスロヴァキア国境に近いモラヴィア地方の赤。ぬるい。痛んではいなかったが、微発泡ぽい感触。レストランなのに夏に常温保存のまま出すのは問題。味は大柄でとても軽いボジョレ系。言いたくないけれど、酸と苦味を絶妙にまずくブレンドした味。53点。渋谷のチェコ料理店カフェ anoで4000円。

NOTEZvonin Znojmo 2007/Morava(ズヴォニン・ズノジモ/モラヴァ)

チェコといえばビールなんだけど、330mlで1400円とか1600円とかする(チェコ人が石川県で造っている750円のもあったけど)ので費用的にはワインにして正解。Portugalという品種だそうです。ちゃんとしたワインなんだけど、これもぬるい。こけむしたレンガを思わせる、クラシックな造り。大柄で酸っぱい。開いて落ち着くと、ニスを塗った樹木の香りがでてきた。67点。カフェ anoで4000円。

 

7月13日

NOTELa Ciboise 2007/Chapoutier/Coteaux du Tricastin(ラ・シボワズ/シャプティエ/コト・デュ・トリカスタン)

各産地の安めの白を見比べていたらシャプティエがあったので、サーヴィススタッフに尋ねると即答で「とてもいいワインです」というので選択。第一印象は味も香りヴォリュームも色もどれも「微か」。よく味わってみると、軽いが味の幅は広い。酸がやさしく、ミネラルや小石の感じが口の中で気持ちいい。71点。ラ・ターブル・ドゥ・ジョエル・ロブションで6825円。

NOTESt.Nicolas Reflets 2007/Fief Vendeens(サン・ニコラ・ルフレ/フィエフ・ヴェンドゥアン)

赤はロワール産のVDQS(Vin Delimite de Qualite Superieure)。セパージュはピノノワールとガメイとのこと。華やかな香りがたつ。大柄で、平板ながらミディアムに濃い。後半になるとママレードやいちご、スミレや赤い果実の香りも。73点。ラ・ターブル・ドゥ・ジョエル・ロブションで6825円。

 

7月9日

NOTENicolas Rentier 2003/Rudesheimer Magdalenenkreuz/Riesling Auslese(ニコラス・レンティエ/リュデスハイマー・マグダレネンクロイツ/リースリング・アウスレーゼ)

ドイツの白はほんのり甘い辛口が多いが、これは甘さがもっと積極的。しかも時間がたつにつれ、シロップぽさやとろとろ感がでてきて、ソーテルヌをもじってつくりましたみたいなレヴェルまできた。そう考えると悪くない味ではある。アウスレーゼって甘口ワインなの?←事実上甘口が多いみたいですね。70点。お隣さんからのいただきもの。

 

7月7日

SILVERAuxey-Duresses 85/Bernard Delagrange(オクセイ・デュレス/ベルナール・ドゥラグランジュ)

「偉大な年」85年産のブルゴーニュ。といっても値段の安いクラスなのでどうかな?と恐る恐る。味の幅はさほど広くないが開けたての時にはまだ固く、明らかに現役。程なく開いてくると、なんとほんのりと甘みのある果実味から現れてくる。ゆったりとした赤い果実が外枠に残りつつ、段々と土や草など大地の雰囲気にうつり、そして枯れていった。枯れる姿もあくまで現役。ワインの器としては決して大きくないが、しっかりとゆるやかな変化をみせてくれたのはさすが。十分に楽しませてもらいました。80点。松澤屋で3500円(2009/5/25)。

 

7月3日

BRONZEChateau Haut Bernones 2006/Haut-Medoc(シャトー・オ・ベルノンヌ/オ・メドック)

なんとなく懐かしい味。10年くらい前の名の知られていないオ・メドックは渋さはあってもとっつきにくく、面白みのないものが多かった。これは2006年と若いけれど外向的で、渋さや暗さや血の味といった「大人な」部分をちゃんと持ちながら、果実味がたっぷりあるすぐれもの。ほどほどに柔らかくなっているし、重みもある、それでドリンカブル。すごくいいというのではないけれど、この味/値段だと普段飲みとしては十分に満足。72点。うきうきワインの玉手箱で3本セット4179円。単品だと1449円(2009/6/18)。

 


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