ワインに目覚めて11年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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今までの金賞ワインたち

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評価の一応の目安は、
GOLD・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし SKELTON・・・買うべからず


2008年

6月28日

BRONZEBourgogne Pinot Noir 2005/Parent(ブルゴーニュ・ピノ・ノワール/パラン)

ACブルゴーニュのお手本のような味。赤い果実の甘い香りたっぷりで、味もそれにみあった果実味中心。やや酸味が優勢、底に苦味も感じられるけれど、全体的なバランスはいい。鬱そうと茂る森の暗い雰囲気があり、ACブルゴーニュなのにボーヌの個性がくっきり。77点。お手軽ワイン館でブルゴーニュ5本セット10498円(2008/5/9)。単品だと2000円〜2500円くらい。

 

6月25日

NOTECharles Gruber/Vin Blanc(シャルル・グリュベ/ヴァン・ブラン)

ヴィンテージも産地も表示なしのワイン。でもそれにしてはバランスがいい。ソヴィニョン・ブラン的な味でミネラルを感じる。68点。西新宿のレバノン料理屋「シンドバッド」で料理込飲み放題5000円。

NOTECharles Gruber/Vin Rouge(シャルル・グリュベ/ヴァン・ルージュ)

上と同じ銘柄の赤。甘くないジュース。意外にボディーは軽すぎないし、やはりバランスが保たれている。エコノミークラスで出てきそうなワイン。65点。西新宿のレバノン料理屋「シンドバッド」で料理込飲み放題5000円。

 

6月24日

BRONZEPierre Moncuit/Mesnil-sur-Oger/Champagne(ピエール・モンキュイ/メニル・スュル・オジェ/シャンパーニュ)

鈍く、それでいて底から湧き出るような強い酸。りんごやきゃらめる、べっ甲飴のような香り。きめ細かいブリュットなシャンパーニュ。77点。ラシェット・ブランシュでグラス1300円。

NOTELa Beaune 2006/Viognier/Vin de Pays d'Oc(ラ・ボーヌ/ヴィオニエ/ヴァン・ドゥ・ペイ・ドック)

柑橘類系の苦味がじんわりと広がる。ライチの香りはかすか。香りは薄いがコクが口に残る。73点。ラシェット・ブランシュでグラス800円。

NOTEChateau Devise d'Ardilley 99/Haut-Medoc(シャトー・ドゥヴィズ・ダルディレ/オ・メドック)

メドックらしくなめし革や茎、そして土の香り。あたたかめなので味はボケてる。はじめ少し収斂性が残っていたけれど、段々開いてくる。タンニンにくるまれた酸が隠し味となっているが、香りはグラン・ヴァン級なので味とのアンバランスは否めない。72点。ラシェット・ブランシュでグラス800円。

 

6月21日

BRONZEFort de Rauzan/Cremant de Bordeaux(フォール・ドゥ・ロザン/クレマン・ドゥ・ボルドー)

2000円台中ごろを"高級ヴァン・ムス"とすれば、これは値段的には"中級"ということになるだろうが、今までシャンパーニュ以外の泡ものは1000円前後のものしか飲んでこなかったことを考えれば、最近はインフレ気味。さて中味は?柑橘系果物の苦みとラム酒の効いたケーキのような甘さが感じられる。泡はクリーミーだし、味にはコクがある。値段にみあった内容でよかった。シャンパーニュとはまだ一線を画するものがあるにしても、このクラスが充実してくれるのは嬉しい限り。75点。うきうきワインの玉手箱で1869円(2008/6/13)。

 

6月19日

NOTEChateau de La Malonniere 2006/Muscadet Sevre et Maine/Sur Lie(シャトー・ドゥ・ラ・マロニエール/ミュスカデ・セヴル・エ・メヌ/スュル・リ)

澱引きしてない製法のミュスカデ。きれいな小石が敷き詰められた澄んだ小川の雰囲気。期待したとおりのミュスカデ。蒸し暑くなってくる今頃の季節、寿司・刺身系統と合わせるならばっちり。澱引きしてないからかしっかりとしたコクがあり、味が全く変化しない。安心して飲める白。71点。うきうきワインの玉手箱で1029円(2008/6/13)。

 

6月17日

BRONZECarles Andreu/Cava(カルレス・アンドルー/カバ)

先月末に飲んで感心したカバをリピート。正直に言うと抜栓直後は「あれれ?」でした。期待しすぎるとダメというパターン。シャンパーニュの味のはずなのにと思い込んで飲んだのが間違い。だけど後半復活してきて、やはりイースト香とグミのような噛み心地は健在。泡も細かく軽やかで尽きることがないし。優良カバであることは確か。「超」という字をつけるかどうかは保留ながら、やはりお薦めです。77点。うきうきワインの玉手箱で1869円(2008/6/13)。

 

6月15日

NOTEChateau Vieux Lansac 2005/Cotes de Bourg(シャトー・ヴュ・ランサック/コート・ドゥ・ブール)

若いボルドーなのにおとなしく、飲みやすい。でもこれは AOCの枠の範囲内の作り。ヴィンテージが良くても、土壌に規定されてしまうのはいかんともしがたいという感じ。71点。うきうきワインの玉手箱でボルドー6本セット7329円(2008/5/16)。単品だと1449円。

 

6月13日

BRONZELadoix 2002/Gaston&Pierre Ravaut(ラドワ/ガストン&ピエール・ラヴォ)

理想的なブルゴーニュ。(良い意味で)想像通りの味。ジューシーで果実味たっぷり。ワインがぶどうから作られていることをあらためて思い出させてくれる。+αとしてミントや蜂蜜の味も隠し味として感じられる。ヴォリュームは存在感があるほどではないけれど、さらさらすぎない。作り手がよいのか、それともヴィンテージがいいのか?とにかく満足度が高い。銀賞にしたいところながら、時間と共に酸味が増し、なぜか乾いた感じがするので銅。76点。お手軽ワイン館でブルゴーニュ5本セット10498円(2008/5/9)。単品だと2000円台後半だそうです。なるほど。

 

6月12日

BRONZEChateau Toudenac 2004/Bordeaux superieur(シャトー・トゥドナク/ボルドー・スュペリウ)

優しく穏やかなワイン。過去の経験ではこのAOCのものにはざらっとした血の匂いのあるものが多く、どちらかというと苦手。でもこれは全く違うタイプ。若いけれど落ち着いており、静かで飲みやすい。ボルドーというより、そこそこ年を経た南仏ものみたい。74点。うきうきワインの玉手箱でボルドー6本セット7329円(2008/5/16)。単品だと1449円。

 

6月9日

NOTEComte Andre de Monpezat 2000/Cahors(コント・アンドレ・ドゥ・モンペザ/カオール)

伯爵さまの名前を冠したワイン。ラベルはすっきりした柄の中に紋が入っていたりして洗練された感じ。カオールは最近ハズレなしなので期待が高まる。カシスやプルーンの香りはあるが、残念ながら寂しい土壌の光景が浮かぶような線の細さ。はっきり言うと田舎くさい。ハズレでした。63点。うきうきワインの玉手箱で1459円(2008/5/16)。

 

6月7日

BRONZECasillero del Diablo 2006/Cabernet Sauvignon/Concha y Toro(カッシェロ・デル・ディアブロ/カベルネ・ソヴィニョン/コンチャ・イ・トロ)

カベルネの品種を味わう教科書的なワイン。と思ってきたけれど、やはり造りがいいというべきなんでしょう。革や木の茎の他に甘草、モカ、チョコレートなど色々な香りが次々に出てくる。味もどっしりと安定している。そのため面白みや変化のないのが欠点と言えばいえるけれど、値段を考えればないものねだりだと思う。74点。うきうきワインの玉手箱で1207円(2008/5/16)。

 

6月6日

BRONZECasillero del Diablo 2006/Viognier/Concha y Toro(カッシェロ・デル・ディアブロ/ヴィオニエ/コンチャ・イ・トロ)

個人的にヴィオニエのスタンダードワイン。白い花、アーモンドとヴァニラの香りがストレートに来る。味はさっばりとオイリー。香りとしてではなく、味として揮発性を抜いたセメンダインみたい。果実味たっぷり。75点。うきうきワインの玉手箱で1239円(2008/5/16)。

 

6月3日

BRONZEBonheur Festif/Riefle/Cremant d'Alsace(ボヌール・フェスティフ/リフレ/クレマン・ダルザス)

「祭りの幸せ」という名前のアルザスの泡。ドメーヌはリフレ(この地域はフランス語読みかドイツ語読みか難しい)。ピノ・ブラン80%、リースリングとピノ・ノワールがそれぞれ10%。はじめやや固く泡が少ないのであわやと思ったが、開いてくるとグミっぽさがでてきてクリーミー。時間による味の変化も楽しめるもの。CP的によい物です。75点。辻正博さんとミラヴィルで6000円+サ10%。

 

BRONZEChateau Beau Site 2001/St-Estephe(シャトー・ボー・スィット/サンテステフ)

今日はなんとなくボルドーの雰囲気なので。対抗馬はボーモン2005とバタイエ2003。真ん中をとる。なめし革や干草の香りがもわっと立ち上がり、タンニンも全開。ミディアムボディだがコクがしっかりとあり、料理を支えるよい意味での中庸なワイン。75点。辻正博さんとミラヴィルで4300円+サ10%(ハーフ)。

 

6月2日

カンテサンスでいろいろ飲む。Sinpさん、丸木さんと。

BRONZEGatinois Grand Cru/Ay Tradition Brut/Champagne(ガティノワ・グランクリュ/アイ・トラディシオン・ブリュット/シャンパーニュ)

まずは乾杯でグラスシャンパーニュ。華やかさとり落ち着いた系のシャンパーニュ。ブラン・ドゥ・ノワールということで色も褐色系のロゼに近い。立体的でほどよく複雑。エネルギーがチューブにはいって張っているようにチューイー。80点。グラス2100円+サ10%。

SILVERRiesling Johannisberg 2005/Geyerhof(リースリング・ヨハニスベルク/ガイヤホフ)

前半は白ワインのグラスコースを頼む。はじめに出されたのがオーストリアのリースリング。香りはハニーで味はオイリー。しっかりした線が真ん中を貫いているような安定感があり、深く透明な酸がそれを下支えしている。80点。これを含めて以下の白ワイン4杯のコースで7350円+サ10%。

NOTEPouilly-Fume 2006/Tinel Blondelet(ピュイイ・フュメ/ティネル・ブロンドゥレ)

冷えすぎていたからか味も香りも弱い。ある意味いかにもソヴィニョン・ブラン。印象弱い。72点。

BRONZERoussilliere MMV (2005)/Yve Cuilleron(ルスィイエール/イヴ・キュイエロン)

前回はデザートワインとして、今回はブーダン&フォアグラに合わせて。干しぶどうの暖かい甘さ。癖になる味だし、甘すぎないからか、フォアグラに溶け込んでいく。その意味では相性がいい。78点。

NOTEVin de Pays des Collines Rhodaniennes Viognier/Jean-Michel Gerin/(ヴァン・ドゥ・ペイ・デ・コリヌ・ロダニエンヌ・ヴィオニエ/ジャン・ミシェル・ジェラン)

強弱強弱の順番なのか、再び弱いワイン。よく言えば、弱いというより優しい感じ。ヴィオニエの個性的な香りはほとんどなく、味だけだとミュスカデみたいで小砂利に小川がちょろちょろ流れている風景が目に浮かぶ。ただよく考えられているのは料理との相性。はまぐりのベニエと合わせたら、ヴィオニエらしい白い花の芳香が鼻から抜けるのがわかる仕組みになっていた。74点。

NOTEMorey St-Denis 2005/Tortochot(モレ・サン・ドゥニ/トルトショ)

最後に赤を1本。リストからお手ごろのものを探してこれなら若い果実味を楽しめるかなぁ、と。だけど期待したような感じではなく、酸がたち、味がまだばらばら。この生産者のものとしても、2005年のブルゴーニュとしてもハテナ。73点。12600円+サ10%。

 

5月30日

SILVERCarles Andreu/Cava(カルレス・アンドルー/カバ)

これは超お薦め。口に含んでみて「シャンパーニュ?」と思った。ラベルでカバであることを確認してまた飲むと「ボトルはカバだけど、中身はシャンパーニュを入れてるんじゃないの?」としつこく思った。それほどイースト香が甘く、泡は細やか。味は濃厚すぎないけれどしっかりしていて、しかも軽やか。酸味、苦味、甘みとどれかが突出することなく、バランスがとてもいい。「カバはカバらしいのがいい」という人もいるだろうけれど、とにかく味が好みにぴったり。これがあれば、しばらくシャンパーニュ要りません。さっそく二本追加注文しました。82点。お手軽ワイン館で1869円(2008/5/9)。

 

5月28日

BRONZEChateau La Renardiere 2004/Cotes de Bourg(シャトー・ラ・ルナルディエール/コート・ドゥ・ブール)

おとなしめのボルドー。さらさらの砂や血の雰囲気。料理の邪魔をせず、料理の味を下支えをしっかりとする影の主役。それになんとなく飲み頃。72点。うきうきワインの玉手箱でボルドー6本セット7239円。単品だと1154円(2008/5/16)。

 

5月27日

NOTECarta Vieja Clasico 2007/Loncomilla Valley(カルタ・ビエハ・クラシコ/ロンコミラ・ヴァリ)

久々に味わうタンニンがしがしワイン。それもメルロで。味そのものは複雑で、それらが開けばどんなにか豊かになるだろう、と思わせるけれど、今飲むと・・つらい。チリだけど、濃さやヴォリュームで押すタイプではない。タンニン盛り盛りの筋肉質。それでいて味はフルーツ爆弾でパイナップルやバナナ。それにブランデー。デキャンタすればいいのだろうが、しようかなと思ってる間に一本あけてしまった。アルコール13%なので、すぐに酔ってしまったのかな?重量級の本格的ワインであることは確か。69点。うきうきワインの玉手箱で1134円(2008/5/16)。

 

5月26日

NOTECasillero del Diablo 2007/Chardonnay/Concha y Toro(カッシェロ・デル・ディアブロ/シャルドネ/コンチャ・イ・トロ)

コンチャイトロ社の好きなシリーズ。アーモンド、バター、はちみつなど香ばしい香りが続く。単調さは否めないが、家で普通に飲むには十分。内容を考えると値段的にも満足できる。71点。うきうきワインの玉手箱で1207円(2008/5/16)。

 

5月25日

NOTEBourgogne 2005/Chamard de Gros(ブルゴーニュ/シャマール・ドゥ・グロ)

2005年ブルゴーニュ赤。ACブルといえども期待してしまう。だから失敗。それなりに果実味はする。でもそれがか細い。ちょっと暗い味だなと思いエチケットをよくみてみると、やはりボーヌのネゴシアン。悪くはないんだけど・・。少なくともステーキには合わない。70点。お手軽ワイン館でブルゴーニュ5本セット送料込10490円。単品だと1764円(2008/5/9)。

 

5月24日

BRONZEDe Bortoli/Yarra Valley(デ・ボルトリ/ヤラ・ヴァリ)

オーストラリアのスパークリング。とりたてて特徴はないんだけれど、きりっと辛口で喉越しのよいワイン。別の言い方をすれば、バランスがいいということ。何日かに分けて飲んだけれど、ガス圧も極端に弱くならなかったし。この値段でこの内容なら歓迎です。71点。お手軽ワイン館で1029円(2008/5/9)。

 

5月21日

NOTESanta Alicia(サンタ・アリシア)

ヴィンテージと品種を確認しなかったけれど、新しいカベルネっぽかった。がっっしりと大地に張った木の茎。だからどっしり。動じない。変化もしない。飲み放題食べ放題でこれが出てくるとは、なかなかヤルお店。70点。渋谷のブラジル料理店「トゥッカーノ」で飲み放題食べ放題5500円。

NOTESangue de Boi(サンゲ・デ・ボイ)

ブラジル料理屋さんなので、ブラジルの赤もお試し。ちょっとこれはイケません。軽くてさらさら。あまり甘くないぶどうジュース。ちなみに「牛の血」という意味だそうです。58点。ブラジル料理店「トゥッカーノ」で飲み放題食べ放題5500円。

フランスワインもあったので試したけれど(名称確認せず)、それもイケませんでした。60点くらい。こういうお店では味をとるならやはりチリですな。

 

5月19日

BRONZELaurent Perrier Brut/Champagne(ロラン・ペリエ・ブリュット/シャンパーニュ)

半年振りにとびさんと会食。とりあえずの乾杯としてグラスで。大手メーカーのものは安定していてはずすことがない。しかもレストランで飲むと一段上の軽やかさが感じられる。78点。オーベルジュ・ドゥ・リル トーキョーで2415円(グラス)。ちなみにボトルだと13800円。サーヴィス料が15%なので正直高い。

BRONZEGewurztraminer Cuvee Particuliere 2001/Trimbach(ゲヴュルツトラミネール・キュヴェ・パルティキュリエール/トランバック)

白は当然アルザスでしょということで。抜栓直後は高めの温度だったこともあってかなりフルーティー。というか甘い。だけどなぜか食事を邪魔しないのはさすが。ライチっぽさはなく、幅の広いオイリーなチューブ感と透明感が押し出てくるようで、リースリングみたいでもあった。ちなみに"Selection pour Hiramatsu en exclusive"なんて書いてあるので、「普通」の"cuvee particuliere"とどう違うのか並べて飲んでみたいものです。80点。オーベルジュ・ドゥ・リル トーキョーで11155円。

SILVERSkalli "F" 2000/Cabernet Sauvignon/Vin de Pay d'Oc(スカリF/カベルネ・ソヴィニョン/ヴァン・ドゥ・ペイ・ドック)

赤もアルザスにしようと思ったけれど、ソム氏によれば、リストにある二種類とも、おすすめできないとのこと。で、お手頃な価格帯の赤は?とたずねると、Ch.フォジェール2004を提示された。さすがにそれはつまらないということでもう一度たずねて推薦されたのがこれ。ロベール・スカリという南仏の生産者のもの。変化こそ少ないけれどかなり立体的なふくらみがあり、飲みごたえがある。タンニンびしばしなのに、角が丸いから飲みやすい。ただチーズにはよかったが、羊には強すぎたかも。81点。オーベルジュ・ドゥ・リル トーキョーで13800円。

 

5月17日

NOTEDiamour de France(ディアムール・ドゥ・フランス)

ミュスカから作られた甘口ヴァン・ムス。セットものに入っていたので久々に購入。好きな人は好きだろうけれど、私にはほんのりマスカットの香りがするただ甘いだけの発泡酒。カレーに合わせて正解。60点。ヴェリタスでスパークリング3本セット税送料込2980円(2008/3/25)。単品だと1134円。

 

NOTEPrimo/Umani Ronchi(プリモ/ウマニ・ロンキ)

料理用に買ったイタリアの白。そういうものとして期待しないで飲めば、小石の上を流れる小川の雰囲気を味わえる。56点。ジュピターで770円(2008/5/3)。

 

5月16日

SILVERPasodoble 2005/Mendoza(パソドーブル/メンドーザ)

アルゼンチンの赤。カベルネ・ソヴィニョン34%、マルベック33%、シラー33%。カベソとシラーに地域で自信のある品種を合わせるのがフランス以外での流行りなのかな?それはさておき、これは良質ワイン。ヴォリュームとか強さで押すのではなく、果実味勝負。トロピカルフルーツ系とフルーツ牛乳が合わさった感じで、明るい味。しかも洗練されている。ボトルが重めなのも好印象。79点。お手軽ワイン館で1659円(2008/5/9)。

 

5月13日

BRONZEBourgogne Pinot Noir "La Moutonniere" 2006/Domaine de Valliere(ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ラ・ムトニエール/ドメーヌ・ドゥ・ヴァリエール)

色はACブルゴーニュとしては濃く、やや暗く茶色がかっている。なんとなくボーヌ系。若いので張りがあるけれど、味は落ち着いていて、果実味が奥に溶け込んでいる。大家の風格。飲んだあとに調べてみると三ツ星レストランにリストアップされてるとかで実力あるドメーヌとのことです。77点。お手軽ワイン館でブルゴーニュ5本セット送料込10490円。単品だと2782円(2008/5/9)。

 

5月10日

BRONZECaracol Serrano 2005/Jumilla(カラコル・セラーノ/フミーヤ)

個性の強い品種のセパージュなのでどこまで突き抜けることやら。ボトルもかなり重い。アクの強さを和らげるためか(な訳ないと思うけど)、ノン・ヴィンテージ。かと思ったら裏に小さく"2005"と書いてある。訳ありなのかな?中身は予想通りフルボディ。とても滑らかでブラックベリー、ラズベリーを煮詰めた系統の味。各品種のいいとこ取りをしたような感じ。この味でこのボディとなると高望みして、つい上級ワインと比較してしまう。そういう目で見るとさすがに立体感はなく平板。でもそれはないものねだりというもの。77点。うきうきワインの玉手箱で1239円(2008/3/29)。

 

5月7日

BRONZEDomaine Cabanis 2005/Costieres de Nimes(ドメーヌ・カバニス/コスティエール・ドゥ・ニム)

1月に飲んだ銘柄。オーガニックワイン。印象は変わらずで梅の香りにチェリーっぽい味。酒質はとてもなめらか。言葉ではまだ表現できないけれど、オーガニックワインの肌触りの共通性が少しわかったような気がする。75点。星野さんから。

 

5月3日

SILVERForget-Chemin/Ludes/Champagne(フォルジェ・シュマン/リュデス/シャンパーニュ)

レコルタン・マニピュランの1級畑。黒ぶどうも使っていると思うけれど、色は薄め。柑橘類の皮からにがみを除いた感じの味。繊細かつ飲みやすい。3000円プラスαの値段でこの質はお見事。82点。うきうきワインの玉手箱で3444円(2008/3/29)。

SILVERClos Vougeot "Musigni" 2002/Gros Frere et Soeur(クロ・ヴージョ・ミュジニ/グロ・フレール・エ・スール)

色は深いルビー。樽香がもわっと出てくる。抜栓直後はやや固めだったけれど、期待通り時間と共に変化し、果実味たっぷりになってくる。適度な重みがあり、力強く男性的。酒質はビロード。ブルゴーニュのお手本のようなワイン。飲み頃。85点。タカムラで6825円(2004/12/4)。

BRONZEChateau Grand Mayne 97/Saint-Emilion Grand Cru(シャトー・グラン・メイヌ/サンテミリオン・グラン・クリュ)

赤をもう一本ということになって、飲み頃ボルドーとしてはこれかと思い開ける。前のワインが良すぎたのでやや気の毒な出番ではある。ボルドーらしく、なめし革の香いっぱい。味はややむっつり。頂点を過ぎたのか、立体感に欠ける。でも単独で飲めばそこそこなんじゃないかな。77点。ウメムラで4本セット11340円(2008/4/26)。単品では6279円。

SILVERChateau Riussec 2003/Sauternes(シャトー・リューセック/ソーテルヌ)

締めはソーテルヌ。若いのにどっしりとした熟成感があり、まるで横綱相撲。お約束のパイナップルや桃の缶詰のお汁の香りたっぷり。お菓子では出せない甘さも健在。82点。ワイン&地酒 TODAでハーフボトル3507円(2007/3/16)。

 

5月1日

BRONZEGuy de Saint-Flavy/Champagne(ギィ・ドゥ・サン・フラヴィ/シャンパーニュ)

最近3000円以下のシャンパーニュをめっきり見かけなくなったので同じ銘柄の繰り返し。でもありがたいことに(?)ロット差があるので、味は毎回微妙に違う。これはガス圧が高く、しかも酸味が強めだからか口の中が痛いくらい。泡は大粒で荒い。部屋にこんがりきつね色のトーストがあるかのかと思うほど、イースト香が強い。フレッシュだったのかな?75点。うきうきワインの玉手箱で2604円(2008/3/29)。

 

4月29日

BRONZEVin de Pays du Gard 2006/Cavalerie(ヴァン・ドゥ・ペイ・デュ・ガール/カヴァルリ)

ラングドックのオーガニックワイン。太陽が燦々とふり注いで、苦く酸っぱいぶどうが甘くなる。その結実でできたようなワイン。タンニンがしっかりあり、若いのにまーるくなっている。胡椒やマスタードのような舌を突く成分もうまく溶け込んでいる。ヴァン・ドゥ・ペイだからか高望みしてはいけないけれど、立体感はない。でも味はいい。74点。うきうきワインの玉手箱で1134円(2008/3/29)。

 

4月27日

BRONZEBourgogne Hautes Cotes de Beaune 2000/Henri d'Angeburg(ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ボーヌ/アンリ・ダンジュブール)

抜栓直後はまだ厚紙みたいな硬さが残っている。でも果実味と熟成感がはじめから感じられ、それがだんたん膨らんでくる。重くもなく、軽くもなく、文字通りミディアムボディ。ジューシーな夕日、あるいは甘くないぶどうゼリー。ボーヌの個性である「ほの暗さ」もしっかりあるし。普段ちょっと贅沢しようかなという時にぴったり。77点。ウメムラで2709円(2008/4/26)。

 

4月25日

BRONZELes Fiefs de Lagrange 2005/St-Julien(レ・フィエフ・ドゥ・ラグランジュ/サンジュリアン)

いいワインを飲んだ翌日なので恒例によりリハビリワイン。2005年ボルドーは超優良年。グランヴァンはさすがにまだ飲めない(値段的にも味的にも)が、セカンドはどうかな?タンニンがちがちで口が痛くなるということはないが、凝縮していて色も味も濃い。デキャンタージュかなと思いつつゆっくり飲むと、若さを楽しめる力強いワインになってきた。この年のものは口腔内の細胞に染みわたる生理的な気持ちよさがある。80点。おかじまやで3780円(2008/4/12)。クーポンを1500円分使用。

 

4月24日

BRONZEPatrice Marc/Fleury a Riviere/Champagne(パトリス・マルク/フルリ・ア・リヴィエール/シャンパーニュ)

50種類以上のシャンパーニュがずらりと並ぶリストの中から「お手ごろのものを」という条件で薦められたのがこれ。ノンヴィンテージものながら60ヶ月の熟成後に出荷というだけあって、色・味共に深みがある。泡は細かくきらきらといつまでも続くのになぜかガス圧はやや軽めでヴォリュームも軽め。そのコントラストが面白かった。80点。師範カンテサンスで11550円(税サ込)。ちなみに二日前に行ったデッサンにも同じものがあった。

GOLDGevrey Chambertin 94/Denis Mortet(ジュヴレ・シャンベルタン/ドゥニ・モルテ)

ワインリストは500種類くらいある厚いもの。1〜2時間ゆっくり読んで決めたい気持ちもなきにしもあらずだけどそうもいかず。師範と交代でざっと眺めたけれど主体的に選ぶなら値段を基準にする他ない。メニューがお店任せなので、ワインもお店任せにということにする。条件は「お手ごろで手に入りにくい、料理に合う、ボルドー以外のもの。」まず提示されたのがドゥニ・モルテの村名94。さらにその上クラスも示されたが4万5万もするので却下。「94年のブルゴーニュ大丈夫ですか?」と尋ねると、今飲み頃という答えなので決めた。いやいや驚き。きれいな、というより美しく輝くようなルビー色。とても若々しく、果実味がはちきれんばかり。構成はパーフェクト。後味に苦味と熟成味があり、それが時間と共にやや大きくなってきたけれど許容範囲。今飲み頃。ワインもさすがながら自信をもってチョイスしてくれたソム氏もさすが。88点。カンテサンスで19635円(税サ込)。

BRONZERoussilliere MMV (2005)/Yve Cuilleron(ルスィイエール/イヴ・キュイエロン)

赤はメインがはじまる頃に飲み始めてチーズに移る頃には飲み干したのでデザートワインのサジェスチョンがあり、素直にしたがう。ヴィエオニエ主体のヴァンダンジュ・タルディーヴ。味だけだとミュスカという感じながら、ヴィオニエと聞いていたのでコンドリューの甘口版とも思えてくる。もう一杯飲みたかった。75点。カンテサンスでグラス1848円(税サ込)。

 

4月22日

BRONZEDenis Charpentier/Champagne(ドゥニ・シャルパンティエ/シャンパーニュ)

青りんご系ではなく、ジンジャエール系のシャンパーニュ。発酵した香りがかすかに感じられる。74点。ル・デッサンでグラス1200円。

SILVERCotes du Rhone 2003/Les Aphillanthe(コート・デュ・ローヌ/レ・ザフィラント)

獣脂と樽や黒土のまざったようなポイヤック的香り。味はローヌ。明るく深い太陽の雰囲気。80点。ル・デッサンでハーフボトル3200円。

 

4月20日

SILVERTerre Nature 2005/Bordeaux(テル・ナテュール/ボルドー)

都会的なワイン。心地よい重さがあるけれどアルミニウム的な軽やかさが勝ってくる。ぶどうの液体が身体全体に自然にしみこんでくる快感を味わえるワイン。裏ラベルを見ると有機農法とのこと。なるほどと思った。ウルトラACボルドー。78点。うきうきワインの玉手箱で1047円(2008/3/28)。

 

4月19日

NOTEStaatlicher Hofkeller Wurzburg 2003/Grossheubacher Bischofsberg/Spatburgunder Spatlese(シュタートリッヒャー・ホフケラー・ヴュルツブルグ/グロースホイバッヒャー・ビショッフスベルク/シュペートブルグンダー・シュペートレーゼ)

ドイツの赤。シュペートレーゼだからあたりまえだけど、軽く甘口。だけど醤油っぽさや桶売りの味噌のふたをあけた瞬間に感じられる香りがある。これは樽や木、そしてぶどうが発酵してできたものなのだろうか?そのせいで口に入れてしばらくは辛口という感じがする。飲みやすいといえば言えるけれど、飲んでいるうちに口の中がだんだん甘ったるくなってくる。65点。いただきもの。

 

4月18日

NOTESanta Isabel 2007/Nieto Senetiner(サンタ・イザベル/ニエト・セネチネ)

アルゼンチンの白。春に咲く、明るく淡い系の花の香り。南米産とは思えない薄さ&軽さで、それはある意味このワインの全体の雰囲気に合っている。65点。うきうきワインの玉手箱で525円(2008/3/28)。

 

4月17日

BRONZESauternes 2003/Dourthe(ソーテルヌ/ドゥルト)

ネゴシアンもののソーテルヌ。パイナップルや桃の香りがたっぷり。少しどろりとしていて若いのに熟成感がある。ブルボトルをちびりちびり一ヶ月くらいかけてゆっくり飲んだ。普通の冷蔵庫保存でも最後まであまり劣化しなかった。78点。いただきもの。

 

4月16日

BRONZEReine Didon 2005/Mornag(レヌ・ディドン/モルナグ)

チュニジアのピノノワール。別のヴィンテージを飲んだことがある。口腔内の細胞の襞にじわりとしみこんでくる絶妙なつくり。ブルゴーニュに似ているかどうかはともかく、ふくらみがあり優しく、果実味あふれるチャーミングなワイン。75点。うきうきワインの玉手箱で1029円(2008/3/28)。

 

4月15日

NOTEDoral 2005/Chianti(ドラル/キアンティ)

ひさびさのキアンティ。力を秘めているようだけど、真面目で地味。とりたてて特徴がない普通のワイン。ややしょうゆっぽいかも。とはいえ3桁ですから満足です。70点。うきうきワインの玉手箱で934円(2008/3/28)。

 

4月11日

BRONZESanta Isabel 2007/Nieto Senetiner(サンタ・イザベル/ニエト・セネティネ)

アルゼンチンの廉価版ワイン。カベルネ・ソヴィニョン。というだけで想像できるような力強く、ややごつごつしたワイン。一本を一気に飲みきるとさすがに平板なので退屈だけど、コストパフォーマンスはとてもよい。大学関係者の懇親会などには適している。71点。うきうきワインの玉手箱で628円(2008/3/28)。

 

4月7日

BRONZELe Combal 2002/Cahors/Cosse Maisonneuve(ル・コンバル/カオール/コス・メゾヌヴ)

マルベック主体の「黒ワイン」で知られるカオール。このワインの作り手はヒュー・ジョンソンで三ツ星がつけられている。思わずうっとりと酔ってしまいそうな黒ぶどうエッセンスの香り。茎や種、そしてチェリーを煮詰めたような苦味の中にほんのり甘みがある。濃いことは濃いがあくまでフランス的上品さの範囲内であり、南米産とは一線を画する。75点。ヴェリタスで1974円(2008/3/25)。

 

4月5日

NOTECharles Pelletier/Vin mousseux de qualite(シャルル・ペルチィエ/ヴァン・ムス・ドゥ・クァリテ)

フランスのスパークリング。ラベルにはグランド・レゼルヴとかブラン・ドゥ・ブランとかキュヴェ・ロワイヤルとか「それをつけると高級品にみえる呪文」がいっぱい。と揶揄したけれど、悪くはない。そのままのむと泡は弱いし味は薄い。でも(味にはストレートに出ないながら)酸味がしっかりしていてスパークリングに望む爽やかさがあり、チーズとあわせると「化学反応」で甘みが出るなどすぐれもの。普段飲みとしては合格点。71点。ヴェリタスでスパークリング3本セット税送料込2980円(2008/3/25)。

 

 


 

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