ワインに目覚めて十年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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今までの金賞ワインたち


評価の一応の目安は、
GOLD・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし SKELTON・・・買うべからず



2007年

 

3月29日

NOTECuvee Constance 2004/Calvet-Thunevin/Vin de Pays des Cotes Catalanes(キュヴェ・コンスタンス/カルヴェ・テュヌヴァン/ヴァン・ドゥ・ペイ・デ・コート・カタラヌ)

パーカーさん90点ということにつられて買ったけれど、今飲むワインじゃない。ぐずぐずの混沌で飲めたものじゃない。洗うのが面倒なのでめったに使わないデキャンターを使っても、表面が滑らかになるだけで中身は同じ。口でも舌でもなく、喉で飲むワイン。だから味がどうこうというより、密度や暴れ具合が強いか弱いかを感じるだけ。将来には化けるのかもしれないけれど、今だと60点。ワイン&地酒 TODAで1722円(2007/3/16)。

 

3月28日

BRONZECono Sur 2005/Pinot Noir(コノ・スル/ピノ・ノワール)

ラベルが剥がれているという理由で半額なので購入。予想通りチェリーやプラムを煮詰め、茎の苦さを加味した味。安定している。ラベルが剥がれていてもこの銘柄だとわかる(かも)。中身は全く問題なし。72点。悟空で420円(2007/1/21)。

 

3月26日

BRONZEClos Torribas 2002/Penedes/Pinord(クロス・トリバス/ペネデス/ピノルド)

22日からぎっくり腰で倒れてました。卒業式にも出席できず。その状況で飲むとどうなるか。感覚が鈍って痛みが和らぐ?確かにそういう変化はあるけれど、血の流れがよくなって炎症が激しくなったような感じでもあった。結局痛みは和らぎ、かつ、激しくなったので50:50。寝てるだけだと楽しみがないから、やっぱり飲む方に軍配をあげます。
そうした中開けたのがこれ。舌の感覚はぎっくり腰に左右されません。品種を知っているからかもしれないけれど、しょうゆと松脂の雰囲気満点の典型的なテンプラニーヨの味。やや濁ったワインレッドで、4年少々ですでに壮年期の趣。ボディーは軽いが、税抜だと3桁の印象深い好ワイン。74点。うきうきワインの玉手箱で1029円(2007/3/11)。

 

3月20日

SILVERLanson/Reims/Champagne(ランソン/ランス/シャンパーニュ)

いつもながらブラックラベルのブリュット。今回のボトルは、りんごっぽい酸味がいつになくキリリと引き立って上質の味。シャンパーニュはたいていノンヴィンテージものを買うので同じ銘柄を何回も飲むことになるけれど、個性は一定していても毎回微妙に味(の表面や雰囲気)が違うのが面白い。82点。お手軽ワイン館で2572円(2007/1/19)。

SILVERLeoville Barton 93/Saint Julien(レオヴィル・バルトン/サンジュリアン)

久々熟成高級ボルドー。レオヴィル三兄弟のうちで、これは初めて。樽となめし革の香りがもわっと出てくる。きれいに熟成していてタンニンは丸く、果実味は跡形もなく溶け込んでいる。酸味が強いのが意外。といっても荒さはなく角がとれているもの。93年だからか突き抜けた凄みはなく、限界があるなかで限りをつくしたできのよさ。熟成の頂点は過ぎ、すでに落ちかけている。88点。お手軽ワイン館で6279円(2007/2/5)。

 

3月18日

BRONZELes Deux Albion 2005/Cotes du Rhone/Saint Cosme(レ・ドゥ・ザルビオン/コート・デュ・ローヌ/サン・コム)

はじめイガイガしているけれど、若いローヌなのでそれは想定内。立体感と(よい意味で)固形物を噛む質感を持っているのは、この価格帯としてはさすが。落ち着いてくるとバランスもいいし、育ちのよさを感じる。76点。アルビオンというのは英語でイギリスの古名というのは知っているけれど、フランス語でもそうなのかな?うきうきワインの玉手箱で1659円(2007/3/11)。

 

3月17日

NOTEJacob's Creek 2004/Shiraz Cabernet(ジェイコブズ・クリーク/シラーズ・カベルネ)

3月10日に味が人工的すぎるオーストラリアワインを飲んだので、アメリカ産ならコストに見合った自然の味わいのおいしいワインを作るだろうと思ってこれを買う。飲んで「思ったとおり」と思ったら、これもオーストラリア産(バロッサ渓谷)でした。要するに、それぞれの国にさまざまなワインがあるという、あたりまえのこと。シラーズのエグさとカベルネのしっかりとした骨格という、それぞれの品種の長所を共に生かした佳作。もちろんコストなりではあるけれど。値段が3桁だったら銅賞。73点。うきうきワインの玉手箱で1239円(2007/3/11)。

 

3月14日

SKELTONChateau Cap de Faugeres 2004/Cotes de Castillon(シャトー・カプ・ドゥ・フォジェール/コート・ドゥ・カスティヨン)

このワインはいつも高いレベルで安定しているので、新ヴィンテージを期待と共に飲む。だけど青っぽくてカメムシっぽくて、どうにも飲めない。ので、3日に分けてみたら、最後の方はようやくボルドーワインらしくなった。力があるのはわかるけれど、今の段階ではバランスがめちゃくちゃ悪くて、正直最後まで飲めるか不安だったくらい。状態が悪いということはないので、アンチ飲み頃の最盛期なのでしょう。58点。ヴェリタスで1869円(2007/2/13)。

 

3月11日

BRONZEProsecco/Abbazia(プロセッコ/アッバツィア)

アッバツィアのスプマンテは今までも何回か飲んだことがあり、どうってことないという感想ながら税込み送料込みで1000円少々。今回はプロセッコ。いつもの柑橘系の苦味はなく、全体的に突出したところがない。ほんのりとした甘さが感じられるくらい。とはいえ、よくありがちな色と同じように味も薄いスパークリングではなく、すっきり度は言うまでもなく、どことなく腰を落ち着けているような安定感がある。値段も考えればお買い得。73点。お手軽ワイン館で1134円(2007/1/19)。

 

3月10日

BRONZEFontaine Cabernet Shiraz Merlot 2004/Heathcote Yarra Valley/Dominique Portet(フォンテーヌ・カベルネ・シラーズ・メルロ/ヒースコート・ヤラ・ヴァレ/ドミニク・ポルテ)

表面はチョコレートでコーティングされて、中身は凝縮されたフルーツ。後味にミントの香りが鼻から抜ける。と書くと理想的なワインに聞こえるけれど、どうも人工的。わかりやすい味を出すために計算しつくしてできたワインという感じ。それはそれで賞賛されるべきだろうし、飲みやすいのは確か。やや甘みが勝りながらバランスよく、オーストラリアワインにありがちな過剰なところがなく、むしろアメリカ産ワインみたい。TPOによってはすごく重宝するはず。ただ家で「今日のワインはどんな味かな」と楽しみにしながら飲むには「できすぎ」で退屈。74点。ヴェリタスでオーストラリアワイン3本セット送料込4914円。単品だと1659円(2007/2/13)。

 

3月9日

NOTEBeaujolais Nouveau 2006/Pierre Ponnelle(ボジョレ・ヌヴォ/ピエール・ポネル)

昨秋収穫のボジョレ。フレッシュで、思ったより底が浅くなく、酸味ベースながら酸っぱすぎもせず。ライトボディーではありながら、飽きもせず、するする飲める。11月ではなく、本当は今が飲み頃なのでは?しかもオークションで超安く競り落とせたし。送料がかかるとはいえ、価値ありでした。でももう一本といわれると、いらないかな。1円なら料理酒にも使えるからいいかな。69点。お手軽ワイン館で1円(2007/2/1)。

 

3月3日

NOTEBourgogne Passetoutgrain 2002/Jayer-Gilles(ブルゴーニュ・パストゥグラン/ジャイエ・ジル)

ジャイエジル。だけどパストゥ。だけどブルゴーニュ良年の2002年。どうなんだろうなぁと思いながら開ける。するといきなり樽香がもくもくと沸いてくる。そして食べごろウオッシュタイプのチーズのような熟成(?)香。さすが。だけど味は曇ってくすんだ蝋のよう。そしてギリギリセーフとぎりぎりアウトの真ん中くらいの酸っぱさ。味そのものは個性的。裏に苦味があるからか安定感はあるけれど、立体感はなし。変化なし。ということで、氏も育ちも両方見せてくれるワイン。造り手の腕のよさは確かにあるけれど、AOCの限界は隠せないというところ。69点。悟空倉敷店で1689円(2007/2/25)。

 

2月28日

BRONZEVina Albali 2002/Crianza/Valdepenas(ビーニャ・アルバリ/クリアンサ/バルデペナス)

フレンドリーさはまるでボジョレ。だけど浅すぎないし、それなりに味の核がある。特徴を強いていえば少しヤニくさいところだけど、テンプラニーヨ種であることを積極的に主張する程ではない。スペインの3桁ワインもなかなかやります。70点。ヴェリタスで698円(2007/2/13)。

 

2月26日

SILVERGastronome 2000/Pierre Gimonnet&Fils/Cuis/Champagne(ガストロノム/ピエール・ジモネ・エ・フィス/キュイス/シャンパーニュ)

昨夏以来、半年以上ずっと冷蔵庫に入っていたもの。この生産者の手になるシャンパーニュはすべてシャルドネだけのブラン・ドゥ・ブランだそうです。で、当然色はグレープフルーツジュースやレモン汁を思わせる明るいイエロー。味は酸味が強いかと思ったらそれは完全な先入観で、グミのように弾力的でほんのり甘い寒天のような特徴的なもの。それも強すぎず弱すぎず、ほどよい。色も味もなんとなく淡さ、はかなさを感じさせるけれど、薄いということは全くなく、このシャンパーニュならではの味をもっている。普段買うシャンパーニュより1000円弱高いながら、たまにはこういうのもいいと思わせるものがある。ということでおまけで銀賞。81点。かわばた酒店で3675円(2006/7/31)。

 

2月25日

BRONZEChateau de Lescaneaut 93/Cotes de Castillon(シャトー・ドゥ・レスカノ/コート・ドゥ・カスティヨン)

見るからに古そうなオレンジ〜レンガ色。梅っぽい甘酸っぱい香りがそこはかとなく漂っていて、熟成感ばっちりです。だけどはじめはタンニンも感じられ、あきらかに現役で元気十分。味は香りから想像するものとほぼ同じで、酸味がやや強いけれど、熟成していろんな要素がうまくまとまっているというところ。味そのものは積極的においしいという感じではないながら、1000円台のワインなのにぶどうが収穫されてから13年+αの時間に思いを馳せながら飲めるという意味で、試す価値あり。74点。お手軽ワイン館で1449円(2007/2/5)。
ちなみに師範はここここで、光弘さんはここの21日に飲んでいます。

 

2月22日

BRONZEThe Laughing Magpie 2005/d'Arenberg/Shiraz-Viognier(ザ・ラフィング・マグパイ/ダレンベルク/シラーズ・ヴィオニエ)

本日はホロヴィッツが結婚記念に購入し、晩年には演奏旅行でも使っていたピアノを弾く機会に恵まれて、ついでにラジオでインタヴューされたりしてご機嫌なのでちょい高級ワイン。といっても3000円級。選んだのはまたまたオーストラリア。だけどこれは軽いし薄いしACボルドー?というのが第一印象。ところがこれはエレガント系。チョコレートの香りがあったりしてボルドーの某シャトーを思わせる。まとまってくると奥は深く、やはり濃い。こなれてくれば銀賞レヴェルだけど、今はまだ混沌。でもそれなりにおいしい。76点。パシフィック・ワイン・セラーズで2700円(2007/2/21)。

 

2月21日

BRONZEHillbille 2003/Merlot-Shiraz/Blackwood Valley(ヒルビレ/メルローシラーズ/ブラックウッド・ヴァレー)

オーストラリア南東の産です。メルロとシラーズの組み合わせが悪いのか、なにか混ざり合わない二つのものが混在しているような感じ。厚みと弾力感あるベリーの中に固い赤茶けた煉瓦がささっているような。と不満をもちつつ飲むと、あっさりと滑らかになってきた。濃さと甘さと喉にくる強さをもっているので、文字で書くとチリの特徴と同じになってしまうけれど、オーストラリアは陽性度がより高いという違いがある。というか、種類的には全然違う。シラーズのせい?。74点。ヴェリタスでオーストラリアワイン3本セット送料込4914円(2007/2/13)。単品だと1554円。

 

2月18日

BRONZEThompson Estate 2002/Cabernet Sauvignon/Margaret River(トムソン・エステート/カベルネ・ソヴィニョン/マーガレット・リヴァー)

最近お知り合いの間で密かなブームを呼んでいる(?)オーストラリアワイン。私も参戦ということで、遅ればせながらセットを買いました。このワイン、光弘さんは昨年9月、師範は昨年11月に既に飲んでます。よく読むと、あまり高い評価ではありませんね。買う前は損しないようにと既に飲んだ方のHPをよく読むけれど、飲む前にはしっかり忘れてます。
ということで、オーストラリア産ということ以外特に意識をしないで飲んだら、どうも味も香りもボルドーっぽい。で、ボトルを見るとカベルネ・ソヴィニョン85%、メルロ7.5%、カベルネ・フラン7.5%。まるでボルドーじゃん。といっても安物じゃなくて、中堅どころのそれで、樽の香りもばっちり。ベリー系のジャムっぽい弾力性と甘みのあるところがちょっと違うかな。サンテミリオンにはこんな感じの味がありそう。このクラスのワインとしては若いのかそうでもないのかわからないけれど、「意外に」表面にタンニンの膜がある。が、気になるほどではない。ここ数ヶ月でよい方向に熟成したのかも。ボトルも重いし、いいワイン。76点。ヴェリタスでオーストラリアワイン3本セット送料込4914円(2007/2/13)。単品だと2079円。

 

2月16日

NOTESanta Alicia Reserve 2004/Merlot/Maipo Valley(サンタ・アリシア・リザーヴ/メルロ/マイポ・ヴァレー)

本日昼は久々にギィ・マルタンの料理を食べに行ったけれど、車なのでワインはなし。ということで帰ってから一杯。久々(かな?)のチリらしいチリワイン。濃くて、力強く、甘みもかなりありながら辛口。口の中が熱くなったりヒリヒリしないぎりぎりの暴れ具合で、すばやく動くけれど丸い粒子といった感じで、そこが三桁ワインとの違いなのか、より洗練されている※。とはいえ変化しないでこの強さ厚さ濃さがずっと続くのは、少々しんどい。71点。お手軽ワイン館で1029円(2007/2/5)。※税抜き価格は3桁でした。

 

2月11日

BRONZEChateau Sainte-Colombe 2002/Cotes de castillon(シャトー・サント・コロンブ/コート・ドゥ・カスティヨン)

同じヴィンテージのものを1年半前に飲んでいる。その時は若すぎたようだけど、今回は飲み頃前期。はじめ生臭い匂いがしてハテナだったけれど、徐々に開いてきた。果実味と力強さを兼ね備えている優良ワイン。煮詰めたジャムのような味は弾力性があって、噛めそう。同じ産地のカプ・ドゥ・フォジェールに通じるものがある。76点。お手軽ワイン館で1764円(2006/2/5)。

 

2月7日

BRONZEChateau Finet 2005/Bordeaux(シャトー・フィネ/ボルドー)

ACボルドーなんてほとんどどれも同じ。同じボルドーとはいえ、格付けされているものとの共通点は全くなし。ACブルゴーニュだと上級ワインに通じるものがあるとは思うのだが。・・と思ってるけど、これはちょっと違う。あくまでも「ちょっと」。味は血とか赤錆なんだけど、樽の香りが段々キャラメルのそれに変わってきたり、ミディアムボディーで懐の深さを感じられたり。ヴィンテージの恩恵なのだろうか。生産年が影響するというだけでも、ACボルドーとしてはすごい。おまけで銅賞。72点。お手軽ワイン館で2005ボルドー5本セット送料込み6069円(2006/10/25)。

 

2月4日

NOTEChateau Les Petits Moines 2005/Premieres cotes de blaye(シャトー・レ・プティ・モワヌ/プルミエル・コート・ドゥ・ブライ)

赤錆とか血の香りとか、ACボルドー(じゃないけど)にありがちなタイプ。おいしくはないが、まずくもない。ワインを味わうというより、料理や会話や酩酊感やチーズ(は無理かな)を楽しむための補助食品という感じ。そういう意味ではよくできている。70点。お手軽ワイン館で2005ボルドー5本セット送料込み6069円(2006/10/25)。単品だと1239円。

 

2月2日

SILVERMarsannay 2004/Vieilles vignes/Dominique Laurent(マルサネ/ヴィエイユ・ヴィーニュ/ドミニク・ロラン)

コルクを抜くと部屋は春の香り。華やかで甘酸っぱいような苦いような花の匂いを嗅ぎながら期待しながら飲むと、これがまた外向的で明るい気質。マルサネかつ古木なので勝手に暗いイメージをもっていたけれど、とんだ勘違い。味にはそこそこの深みもあるし、ぶどうジュースみたいで(←ワインにこの形容をする時は通常悪口だけど、今回は肯定的意味)素直においしい。味がはっきりしていて変化はしないので、すぐに飲みきらないと単調で飽きるけれど、そこまでは要求しません。おまけで銀賞。76点。お手軽ワイン館で2079円(2007/1/19)。

 

1月25日

BRONZELanson/Reims/Champagne(ランソン/ランス/シャンパーニュ)

いつもながらのブラックラベル。2500円前後で売り出されると、つい買ってしまいます。送料無料だったし。毎回少しずつ違う感じがするのが面白い。こちらの体調の違いもあるのでしょうが。買う時と飲む時の心境が違っているというのも面白い。それはともかく、今回は渋みが少し強めに感じられて、華やかというより「渋い」シャンパーニュ。それはそれでいいでしょう。最後はリンゴ系の味が出てきて、コクがありながらすっきり。満足です。78点。お手軽ワイン館で2625円(2006/12/5)。

 

1月23日

SILVERLes Creisses 99/Philippe Chesnelong/Vin de Pays D'Oc(レ・クレイス/フィリップ・シェヌロン/ヴァン・ドゥ・ペイ・ドック)

またまた光弘さんお勧め。今までは偶然買っていたけれど、これは彼のHPを見て買う気になったワイン。ヴァンド・ペイだけど、これを飲めば原産地呼称制度とかミシュランとか(ミシュランは関係ないか)の格づけの意味を疑う。値段を安くするためにわざと自ら格下げしているのかと思うほど。まず香りがいい。いちごジャムや樽を甘く焦がした感じ(←嗅いでみないとわからない表現ですみません)なのにいかにも羊肉やシェーヴルにあいそうな懐の深さがある。うっとりというのとは違うけれど、嗅ぐことが純粋に快感なので、繰り返すうちに髭にくっついてしまったほど。口に含むと全般的にミディアム。そういう意味でラフィットの上品さと通じる。少しとげとげするけれど、それは7年たっているのに若々しい証。味そのものは果実味が溶けて還元されてできたものがベース。酸味も苦味もちゃんとありながらバランスよく共存。掘り出し物。80点。お手軽ワイン館で1449円(2007/1/19)。

 

1月21日

BRONZEChateau de Lengoust 2003/Minervois(シャトー・ドゥ・ラングスト/ミネルヴォワ)

これまた光弘さんに好評のワインで、偶然にも同じ頃買っていたもの。2003年の若いワインだけど、このクラスは今が飲み頃なんでしょう。煮詰めたぶどうジャムの雰囲気で「噛んでおいしい」タイプ。十分な濃さとミディアムな重さがあるけれど、しつこすぎない。良年のACボルドーがこれくらいおいしければなぁ。底にある甘みが違うのかもしれない。74点。うきうきワインの玉手箱で7329円(2006/12/7)。

 

1月18日

SILVERTorbreck 2005/Barossa Valley/Woodcutter's Shiraz(トルブレック/バロッサ・ヴァリ/ウッドカッターズ・シラーズ)

オーストラリアのシラーズ種。2000円を越えるワインにしてスクリューキャップというのは、熟成用ではないのでコスト削減して中身に力をいれようということなのか?ワインの評価でフルーツ爆弾という表現があるけれど、まさにそれ。底は南仏系のスパイスの効いたイガイガ系、中層はビロードやシルクのなめらかさと上品さ、表面はトロピカルフルーツ。後味はミントのようなすっきり感。力強さ、ヴォリューム共にしっかりあります。さすがに若いのでまだこなれていないのが惜しいけれど、十分な満足感を得られる。光弘さんが絶賛しているのもむべなるかな。80点。うきうきワインの玉手箱で2394円(2006/12/21)。

 

1月13日

BRONZEChateau Cap de Faugeres 2000/Cotes de Castillon(シャトー・カプ・ドゥ・フォジェール/コート・ドゥ・カスティヨン)

本日広島の美術館で講演。広島には6年前に訪れたフランス料理の名店があり、どうしようかと悩みつつ一人なので今回は断念したが、学芸員の方も訪問済みのお店ということで次回参る時には是非と約束。で、ジャンポール・エヴァンに行っただけでとんぼ帰りして飲んだのがこれ。何度か経験済みだけれど、久々。2000年のこのクラスならちゃんと開いているかもと思ったけれど、閉じ期間でした。煮詰めて苦くなり、かつ噛み心地のよいぶどうジャムという趣。力はありながら、味が表になかなかでてこない。74点。うきうきワインの玉手箱で2079円(2006/12/7)。

 

1月10日

NOTELe Chene Noir 2004/Cotes du Rhone Villages(ル・シェーヌ・ノワール/コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ)

端正なローヌ。ありがちな香りも味もはちきれんばかりで広がっていくタイプではなく、味は程よく凝縮され形が整っておりまとまっている。スパイス感も適度。悪くはないけれど静かな優等生タイプ。74点。うきうきワインの玉手箱でいろいろ6本セット7329円(2006/12/7)。

BRONZEDomaine de la Rourede 2001/Cotes du Roussillon/Pujol(ドメーヌ・ドゥ・ラ・ルレドゥ/コート・デュ・ルション/ピュジョル)

程よく熟成し、タンニンもまとまり、静かだけど飲み頃。質のよい松脂とかニスとかを塗ったきれいな木の香り。スパイス感も適度。76点。うきうきワインの玉手箱でいろいろ6本セット7329円(2006/12/7)。

 

1月7日

BRONZEBourgogne 2003/Rene Leclerc(ブルゴーニュ/ルネ・ルクレール)

夕方、松江から岡山へ。途中、16時まで雪で通行止めだった高速を17:00に通過。雪を見、ロシア語で話しながら運転していたのでモスクワを思い出したけれど、あちらは塩で溶かしてしまうのに対し、こちらは道に雪が残っているうえ所々氷なのではるかに怖かった。やれやれという気持ちで着いて飲んだのがこれ。2000円を越えるACブルゴーニュは久しぶり。赤い実の雰囲気こそあるけれど、どちらかというと陰気。「焦げすぎた2003年」というより、閉じてこれから熟成体制に入るので静かにしておくれという感じ。それでもふくらみや味の複雑さなんかがあって積極的においしくはないけれど満足感はある。75点。うきうきワインの玉手箱で2394円(2006/12/21)。

BRONZECasillero del Diablo 2006/Pinot noir/Concha y Toro(カッシェロ・デル・ディアブロ/ピノ・ノワール/コンチャ・イ・トロ)

お馴染みの銘柄のワイン。南半球とはいえ、2006年産ということは、収穫から1年たっていない。裏書には「チョコレートとコーヒー」「ストロベリーとラズベリー」とあるけれど、形容は煮詰めたアメリカンチェリーの方がふさわしい。当然開けるの早すぎ。苦い茎が真ん中にあって中身を保護している感じで、味は全然こなれていない。でもこの値段でこのしっかりした中身を味わえるならよしとします。74点。 うきうきワインの玉手箱で1239円(2006/12/21)。

 

1月6日

NOTEEugene Meyer 2002/Pinot noir(ユジェヌ・メエル/ピノノワール)

アルザスの赤。AOCはチェックし忘れ。作り手は何と読むのでしょう。英語だとユージン・メアだろうけど。味には地域より品種の性格が多くあらわれている。ブルゴーニュと間違いそう。といっても樽や土の香りはしないし、チリのように濃くないので、ブラインドだと当てられませんが。74点。星野さんから。

BRONZEChateau de l'Ou 2002/Cotes du Roussilllon(シャトー・ドゥ・ル/コート・デュ・ルション)

南仏のワインながら過剰な濃さや噎せさせるようなパワーはなくてなごやか。ヴォトカのスタルカっぽいブランデー風味。少し収斂性があるけれど、ミディアムボディで飲みやすい。75点。星野さんから。

BRONZEMouton Cadet 2003/Bordeaux(ムートン・カデ/ボルドー)

飲み足りなくてもう一本。2003年でもこのような下クラスになると、滑らかで今飲みやすい。ボルドーだか何だかわからない無国籍ワインという気もします。73点。松江の和食レストラン「なにわ」で4750円。

 

1月5日

BRONZEChateau Cissac 94/Haut-Medoc(シャトー・シサック/オ・メドック)

バレエセミナー二日目の夜は中華料理レストラン。ぼくは運転手なのでお酒なし。ホテルに戻って1本あけたのはお馴染みワインのお馴染みヴィンテージ。いつもと同じくなめし革と樽の香り。味は少しイカレ気味っぽい、でもいかれてない梅っぽい酸味が少しあり、あとは静脈血の滋味。インポーターラベルがはがれているということで半額奉仕品。でも中身は大丈夫。78点。悟空で1050円(2006/12/21)。

 

1月4日

NOTEYellow Tail 2005/Cabernet Sauvignon(イエロー・テイル/カベルネ・ソヴィニョン)

引き続き松江です。赤は選択肢が二つしかなく、もう一つはつまらないボルドーなのでオーストラリア産のこれを。太陽がさんさんと輝いてぶどうがよく熟したんだろうと思わせる甘さと濃さ。小売りでは三桁でしょうから、それなら薄く弱くよりはいいかもと納得。69点。一畑百貨店内のレストラン「神名火」で2400円。

NOTECasa de la Ermita 2002/Jumilla(カーサ・デ・ラ・エルミタ/フミーヤ)

ホテルに戻って口直し。一口飲むと、上のと似たタイプ。濃くて甘くて。でも重みや表情の豊かさ違う。といいつつも、閉じているのか複雑さは内にこもったままでした。72点。うきうきワインの玉手箱で1449円(2006/12/21)。

 

1月3日

NOTE Chateau Les Graves 2002/Premiers cotes de Blaye(シャトー・レ・グラーヴ/プルミエ・コート・ドゥ・ブライ)

ボンダレンコ先生と松江に来ております。いかにもボルドー白と言う感じの川のほとりの砂利の香るワイン。そこそこにコクがあると同時にすっきり。すみれやべっこう飴っぽい香りもしました。食事のお供にはちょうどよいワイン。宿泊先のホテルのレストラン「シャングリラ」で。星野さんのごちそう。71点。

NOTE 奥出雲ワイン

地ビールならぬ地ワイン。だからかかつお節っぽい和風味。表面はとげとげした苦味があって少々飲みにくいながら、中身は赤い実の果実味がしっかりある。どっしり系。これも星野さんのごちそう。70点。その他にもう一本白を飲みましたがメモする前に下げられてしまいました。

 

1月2日

NOTE KWV 2002/Pinotage(ピノタージュ)

新年早々モスクワアカカデミーのボンダレンコ教授が来訪。先生のお土産が今年はじめてのワイン。ピノタージュはモスクワ在住の時以来。これはプラムとラズベリーの香り高いワイン。攻撃的で力強い。少々辟易するくらいの強さ。小石っぽいざらついた感じもあるが、ヴォリューム系のインパクトが強い。というわけで、飲み頃はまだ先でした。74点。

BRONZELynch Moussas 1994/Pauillac(ランシュ・ムサ/ポイヤック)

エレガントでビロードの触感ボルドーの正当派中の正統派があつまるポイヤック村のワイン。このヴィンテージのこのワインは在庫過多でたたき売り気味みたいだが、名前負けはしていない。エレガントでビロードの触感。南アフリカのインパクトワインのあとでは影が薄いが、時間がたつとやはりさすが。パーティーで着飾った人が多いなか、部屋の片隅でもの言わず上質のなめし皮を静かに愛でる紳士(!?)という雰囲気。77点。うきうきワインの玉手箱でいろいろ6本セットで7329円(2006/12/7)。単品だと3000円弱でしょう。


 

レストランみてあるきへ行く

岡山のワイン屋へ行く

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