ワインに目覚めて18年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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今までの金賞ワインたち

評価の一応の目安は、
GOLD・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし  SKELTON・・・買うべからず


2015年
2015年1月のワイン

2015年2月のワイン

2015年3月のワイン

 

3月31日

BRONZEMusa/Cava Brut/Vallformosa(ムサ/カバ・ブリュット/バルフォルモサ)
これは毎年松江詣する際に料亭でいただくカバ。ネットで安くみつけたので購入。いつもながらクリーミーな泡が立ちあがり、酸味中心だけど決して酸っぱくない安定した品質。ほんのりとした果実由来のマスカット的甘い香りもして、ワンランク上のカバという感じ。といっても普段飲むのが800円くらいで、それとくらべると3割増しの値段だが、決して高くない。80点。タカムラで1188円(2015/2/24)。

 

3月29日

NOTEArmeli 2013/Chianti(アルメリ/キアンティ)
これは残念ながら、なだめてもすかしもおいしくならないワイン。もちろんイカれていないし、薄くないし濃くないし、DOCGだけあってむしろしっかりと作られている赤ワイン。多分飲み頃でもあると思う。だけどむっつり寡黙で、まるで石みたい。ウンともスンとも言わない。くすぐっても、たたいても、笑わせても表情一つ変えない。何が面白くて赤ワインをやっているのだ?と尋ねたくなる。ここまで飲んで楽しくないワインはめずらしい。そういう意味では記憶に残るワインでした。58点。タカムラで656円(2015/2/24)。

 

3月28日

SILVERAbrau Diurso "Victor Dravigny" Brut 2009(アブラウ・デュルソ・ヴィクトル・ドラヴィニ・ブリュット)
帝政ロシア時代につくられ、新生ロシア時代に復活したスパークリング。何回か飲んでいるが、ここ数年はヴィンテージ入りのものもつくられるようになった。ブリュットは初めて。泡がとても細かくきらきらと輝きながらわき上がる。もちろんクリーミーで味もきめこまかく繊細。それでいてバランスがとれている。ヴォリュームはミディアムだが飲み応えがある。結論として、5000円クラスのシャンパーニュに引けを取らない素晴らしいスパークリングワイン。83点。購入店は去年みつけたモスクワのワイン屋、
マサンドラ。915ルーブル(約1880円、2015/3/23)。レオーニで持ち込み料1080円。

SILVERChateau Latour 2001/Pauillac(シャトー・ラトゥール/ポイヤック)
ヒュー・ジョンソンによれば飲めるけれど今年の飲み頃ではない(色のついていない太字)。なるほど。飲んで納得。堅さや収斂性はなく、外向的で開いている。そしてどっしりと落ち着いたラトゥールの風格がある。だけど酸味や苦みや渋み、そして果実味がそれぞれバラバラに主張していて、全体としてのまとまりに欠ける。こうなると、全体として柔らかいラフィットの利点が思い出された。時間がたつと尖ったものの角が丸くなってきた。となると、やはり構造の緻密さ、骨格の立派さといったラトゥールらしい特徴はまた格別に思える。とはいえ、10年後20年後にもう一度飲んでみたいワイン。88点。みちのく岩手のワイン屋竹澤で17325円(2004/7/20)。レオーニで持ち込み料1080円。

 

3月27日

NOTECrozes Hermitage 2010/Guigal(クローズ・エルミタージュ/ギガル)
飲み頃の初期。リコリスや黒ベリー、様々なハーブ、それに加えて少し甘い果実が香り、質の高いワインであることがわかる。だけど味わいは苦めのジャムといった趣で、私には合わない。味より香りを楽しむワインと割り切れば今でもいいけれど、もう少し熟成してからまた飲んでみたい。
お手軽ワイン館で1880円(2015/3/15)。

 

3月24日

BRONZEBollinger Special Cuvee/Ay/Champagne (ボランジェ・スペシアル・キュヴェ/アイ/シャンパーニュ)
22日はビールの日、23日はヴォトカの日で、帰りの飛行機は往路と一緒。酸味と苦みがやや強く、重めだからか華やかさがあまりない。シャンパーニュなので間違いはないけれど、面白みもない。75点。アエロフロートのモスクワー成田間で。(写真なし)

 

3月21日

BRONZEBurzhua/Rossiiskoe Shampanskoe/Briut (ブルジュア/ロッシースコエ・シャンパンスコエ/ブリュット)
土曜なのでホテルの朝食についていたスパークリング。朝から飲むと身体が重くなるけれど、今日は朝11時にアルヒーポワ先生が迎えに来てくれて恒例の 1泊なので一杯だけ飲む。意外にイケてます。ハーブっぽい香りがして苦味がほんのり、甘みもほんのり。しかも凝縮された感じ。ブリュットさはカバ に似ている。コスト的に国際市場参入はまだ難しいけれど、ロシアのワイン事業はレヴェルが随分あがったなぁと感慨深い。73点。Crazy Hunterの朝食ビュッフェで。

BRONZEMartinet Bru 2008/Priorat/Perez Ovejero(マルティネ・ブリュ/プリオラート/ペレス・オベヘロ)
鰹節っぽい香りがある酸味のおいしいワイン。Ygayを思い出す酸味で、もしかしたらかなり長熟タイプ。酒躯は弾力性があり表面はなめらか。深く濃い味だと思いラベルをよくみるとガルナッチャとシラー。暖炉で焼くシャシリク(豚の串焼き)にぴったりのワインでした。78点。アルヒーポワ先生宅の夕食で。ちなみに昼のメインはザリガニ。
3月としては記録的な暖かさのモスクワ(連日10度以上)だったけれど、この日から寒くなり、起きたらホワイト・サンデー。マイナス10度まで下がり気持ちのいい翌日でした。

 

 

3月20日

BRONZEMartini/Prosecco (マルティーニ/プロセッコ)
ホテルからのプレゼント。200mlのミニボトルだけど嬉しい。廉価版プロセッコの有名どころだけど、それだけに品質は高く、バランスがとれている。なによりも泡が口いっぱいに広がるクリーミーさがいい。71点。

 

3月19日

BRONZEChateau du Lac Saint-Martin 2013/Corbieres(シャトー・デュ・ラック・サンマルタン/コルビエール)
しっかりとした飲みごたえがあり、しかも飲みやすい。若いのに落ち着いていて、ブーケの香りが控えめに、でもそれが効果的にある。とりわけ個性的ではないけれど、食事に合わせて飲むと豊かさが倍増するタイプ。75点。フリストフォロフの家で。

SILVERRosu de Purcari 2008(ロース・デ・プルカリ)
モルドヴァのワイン。去年はネグル・ドゥ・プルカリを買ってよかったので、同じ店に行ったところ、今回はこれがあったので。ネグルは黒、ロースはロゼを意味するらしい、プルカリ村のワイン。で、これも素晴らしいワイン。酸味が凝縮されていて、力強く、酒質はとてもエレガント。パーカーの言葉をまねすれば 「これを見つけたら買い占めろ!」というほどおいしい。しかも安い。83点。コムサモリスキー大通りのマサンドラで640ルーブル(約1280円)。

 

3月16日

BRONZEBollinger Special Cuvee/Ay/Champagne (ボランジェ・スペシアル・キュヴェ/アイ/シャンパーニュ)
やや酸味が強く、苦味がその下に凝縮されている。それだから味はやや重めだけど、ヴォリュームは思ったほどではない。とはいえボランジェ飲み放題は贅沢だなぁ。76点。アエロフロート成田-モスクワ便で。

 

3月15日

BRONZEBourgogne Hautes Cotes de Beaune 2009/Jayer-Gilles(ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ボーヌ/ジャイエ・ジル)

一度記録を書いたけれど、ロシア出張の前日だったため消えてしまいました。樽香がありつつそれだけが突出しておらず以前にくらべるとバランスがよくなったなぁという感想をもちました。値段なりのおいしさ。77点。みちのく岩手のワイン屋竹澤で3591円(2012/2/5)。

 

3月13日

BRONZEMaipe Reserve Cabernet Sauvignon 2012/Chakana Wines(マイペ・リザーヴ・カベルネ・ソヴィニョン/チャカナ・ワインズ)

懲りずに南米の赤。しかも今度はアルゼンチンのカベソ。でも今回は正解。過剰なエキス分にみあう程の複雑さと立体感があり、十分に楽しめるワイン。ぶどうはよく熟し、というか熟し過ぎというくらいで甘みも感じられるほどのフルーツ爆弾系。カベソなので苦みもあるけれどタンニンの角はまるく、飲みやすい。濃くておいしい普段飲みワインを飲みたい時に。79点。タカムラで1706円(2015/2/16)。

 

3月10日

NOTELoica Merlot 2013/Central Valley(ロイカ・メルロ/セントラル・ヴァリ)

リハビリ状態なので、単純においしいワインを飲みたいと思って在庫をみたら、これが目にとまった。シンプルなラベルでオーストラリアかなと思って抜栓。味はメルロの教科書という感じで、苦みが煮詰められて甘さに転化したような味。香りはヴァニラと安っぽい香水。味も香りもはっきりくっきりしっかりと濃いが、ものすごく単調。よくみるとチリワインでした。なんとなく納得。65点。ヴェリタスで3本セット2980円(2015/2/16)。単品価格799円。

 

 

3月9日

BRONZELadoix "Les Vris" 2004/Domaine de Clivet(ラドワ・レ・ヴリ/ドメーヌ・ドゥ・クリヴェ)

3月2日に久々に風邪をひきました。38.5度まであがりインフルエンザかと思ったら夜には平熱に戻ったのでよかったけれど、問題は、そのあと舌先にひどい口内炎ができたこと。おかげで丸1週間満足に食事がとれず、ワインは全面禁酒。久々に飲んだのがこれ。ボーヌの北の方のAOCです。色はくすんだ紫で、エッヂが少しオレンジがかっており、暗いけど決して薄くはない。味ははっきりとした果実味。酸味や甘みはめだたず、とはいえ苦くもなく、果実味としか言いようがない。ブルゴーニュというと、いつも最下級クラスしか飲んでいないので、ボーヌといえどやはり村名ワインは違うなという感じ。でも個性がでるほど特徴のある味でもない。暗いというか、暖かいというか、やぼったい。2004年産なのでもう枯れているかもという予想は大ハズレ。76点。うきうきワインの玉手箱でピノ3本セット10800円(2015/3/5)。単品価格3650円。

 

3月1日

BRONZESaint Veran "Les Rochats" 2011/Domaine de la Croix Senaillet(サン・ヴェラン・レ・ロシャ/ドメーヌ・ドゥ・ラ・クロワ・スネイエ)

素直においしい白ワイン。ミネラル、酸、苦みがそれぞれよく主張しつつ、全体のバランスがよくとれている。味ははっきり、強いほどながら、オイリーさがそれを包んでいて、なめらか。普段飲みの白ワインとしては結構なお値段だが、ワインだけ飲んでもいけるし、魚介料理と合わせて飲んでも楽しめる。80点。ヴェリタス2090円(2015/1/25)。

 

2月28日

SILVERLa Huela de Adaras 2005/Almansenas/Almansa(ラ・ウエリャ・デ・アダラス/アルマンセニャス/アルマンサ)

プルーンやぶどうジャムを煮詰めた味を基本として、マイルドでなめらかな苦みが効いている。骨格が整っていて、メルローベースの高級ボルドーを果実味たっぷりにしたみたい。一口めは収斂性があったが、1分もたたずに魔法みたいにスーっと消えたのも面白い。香りはミントやセージや菩提樹などスパイシーなハーブ香がいっぱい。また、味の強さ(や濃さ)とボディーの重さの関係も均整がとれている。好みの味なので銀賞。
税ということで、税抜き3桁のワインとはとても思えません。スペイン本場はさぞかし天国なことでしょう(ね、光弘さん!)。81点。うきうきワインの玉手箱で1077円(2015/2/11)。

 

2月27日

NOTELogan Weemala 2013/Pinot Noir/Orange(ロガン・ウィーマラ/ピノ・ノワール/オレンジ)

オーストラリアのピノ・ノワール。きっと濃いのだろうと思って注ぐと、ちょうどACブルゴーニュくらいの薄さ。暗く薄めのワインゼリーといった感じ。嗅ぐとアルコールがほどよく効いており、チェリーやミント、そして菊のような花の香り。味は安めのACブルそっくりで、味をもう少しくっきりはっきりさせたみたい。酸味も甘みも適度にあるけど平板で、居酒屋の飲み放題コースにあるようなタイプ。なので飲み飽きるのに、なぜか何杯も飲んでしまう。70点。うきうきワインの玉手箱で1382円(2015/2/11)。

 

2月25日

BRONZELar de Plata Reserva/Cava(ラール・デ・プラータ・レセルバ/カバ)

2本のワインを何日かかけて飲みました。両方とも安ワインなのに最後までフレッシュなままだったのは立派。まずはリピートもののカバから。酸味と苦みがうまくバランスとれていて、ビールのように切れ味がいい。泡も十分でクリーミー。普段飲みには理想的なスパークリング。最近のヴェリタスさんの800円クラスのカバにハズレなし。78点。ヴェリタスで777円(2015/1/19)。いまなら特価で699円!

BRONZELa Manda 2013/Cabernet Sauvignon/Valle Central(ラ・マンダ/カベルネ・ソヴィニョン/バレ・セントラル)

チリのカベソ。重くはないけれど、いい意味で味が濃い(しつこくない)。チェリーや種、茎のような苦甘さ。キャラメルのような香りもあり、コンチャイトロのカベソに似ている。立体感がないので飽きてくるけれど、味をはっきりさせるためにがんばって作っていることがわかるワイン。値段の先入観なしに飲んだ、というか、(最近は飲む際に)購入時の価格を忘れているので、800円くらいかなと思った。それくらいの価値はある。69点。うきうきワインの玉手箱で505円(2015/2/14)。

 

2月22日

BRONZEFinca La Emperatriz 2009/Crianza/Rioja (フィンカ・ラ・エムペラトリツ/クリアンサ/リオハ)

ヴァニラとクローヴ、黒胡椒の香り。舌でころがしてじっくり味わおうとすると、エキスとアルコール分がたっぷりで収斂性もあるため口腔内が少し痛くなるような強さだけど、飲み干すと軽いので、その落差が面白い。味の中心は黒いベリーやチェリーなどの果実の苦みだけど、梅酒やブランデーみたいな後味。飲み頃をみつけるのが難しそう。1500円のワインとしてはよくできています。74点。ドラジェで1598円(2014/12/11)。

 

2月20日

SILVERNegru de Purcari 2008/Purcari (ネグル・デ・プルカリ/プルカリ)

久々のモルドヴァワイン。ここ数年ロシアで見かけなかったが、去年モスクワを歩いていてたまたま入ったワイン屋がウクライナとモルドヴァ専門店。エリザベス女王が好んで飲むという(本当か?)この銘柄もありました。作り手はヒュー・ジョンソンにも掲載されている創業185年のプルカリ・ワインヤードなので即買。セパージュはカベソ、サペラヴィとラレ・ニャグレ(!?)。とはいえ、値段が安いし、期待せずに約1年間押し入れ保存。来月また訪露予定なので、参考までにあけてみた。香りはどちらかというとやぼったく、焦がしたような感じとほんのりとした甘さ、それにケチャップをつけたフランクフルトのような動物臭。口に含むと酸味と果実味が凝縮されており、両者が合わさってトマトジュースを連想。酸味といっても若いブルゴーニュにありがちな酸っぱいものではなく、内にこもっていて、長熟スペインワインにあるような厚みを感じさせるもの。酒躯はしっかりで弾力性もあり、しかもビロードのような滑らかさをもつ。押し出しの強さはないけれど骨格と構造は緻密でがっちりした、かなり質の高いワイン。85点。マサンドラ=レゲンダ・クリムィで640ルーブル(当時1920円)。

 

2月14日

NOTESueno 2011/Ribera del Jucar(スエノ/リベラ・デル・フーサル)

5日と12日に学生と飲み会があり、飲み放題プランでワインを飲みましたが、特に印象に残らず。でも、あからさまにまずいとか薄いということはなく、また「早く酔っちゃえ」的シチュエーションなのでボトル500円以下(!?)のものだと考えればCPは悪くなかったかも。特に後者はスペイン産とイタリア産の白、赤と4種類を楽しめたので頑張ってます。場所はPokuraと胡白(備忘録)。
なのでで、自分で購入したワインを自宅で飲んだのは1週間ぶり。選んだのはテンプラニーヨ100%のスペインワイン。聞いたことのない地域名ですが、スペインのほぼ中央からやや南東、ラマンチャのクエンカ県のワインのようです。色はとても濃く、グラスの反対側が見えないほど。味はスパイシーかつ、凝縮されたフルーツがミディアムに感じられる軽めのローヌのようなワイン。口当たりはやや荒削りで、味もモノトーン。税抜き3桁ワインとしては力をこめて作っている感じはするけれど、今楽しむというより、今後の活躍に期待したいワインでした。71点。うきうきワインの玉手箱で1077円(2014/12/22)。

 

2月10日

NOTEMuscadet primeur 2003/Donatien Bahuaud (ミュスカデ・プリムール/ドナシアン・バユオ)

おいしいワインを飲んだあとは、日常モードにリセットしてくれるものを飲むことにしてますが、横浜の両親宅にまさにぴったりのものがあり、さっそく飲みました。12年もののミュスカデ。しかもプリムールということで早く飲むことを前提に作られている浅漬けワインだとすると、飲み頃はとっくに過ぎているどころか、今でもまだ飲めるのか?という感じです。で、おそるおそる抜栓すると、やはり微妙な味。気が抜けているのはあたりまえとして、オイル、酸味、苦みがバラバラで、そのなかから白い花やバナナの香りがでてくる。だけど幸いにも傷んではいないので、刺身をアテに飲み進めると、なんとなくまとまってきて、重油っぽいニュアンスが中心となり、まるでアルザスのリースリング(というのはさすがに誉めすぎか)。でも結局、最後まで飲み干すことができました。ということで、面白い経験でした。65点。

 

2月9日

SILVERChampagne Barons de Rothschild Brut/Reims (シャンパーニュ・バロン・ドゥ・ロートシルト・ブリュット/ランス)

ワインを持込ませてくれるということで、お気に入りのこれを。抜栓直後にシャンパーニュらしい香りが広がる。グラスに注ぐとはちみつ、べっこう飴、リンゴやユリなどの香りが次々と。泡はほどよい強さでクリーミーに長く立ち昇り、この点でも満足。口に含むといつもながらのフルボディーで繊細。個性的でありながらロット差がなく、大事な場面で安心して使える。普段飲むシャンパーニュのざっと2倍の値段だけど、それだけの価値あり。おすすめ。84点。ヴェリタスで4980円(2015/1/19)。オーミラドーで抜栓料3240円。

GOLDLafite Rothschild 2003/Pauillac(ラフィット・ロートシルト/ポイヤック)

ラフィットらしい風格を味わえた1本。このヴィンテージは若くから飲めると各所に書かれているが、この銘柄としては若いので本当かなと思いつつ抜栓。前評判とおり柔らかいミディアムボディー。押し出しの強いタイプではない、というか、あらゆる要素がバランスよく整っており、シックでクラシック。クラシックといってもタンニンが若くて苦いとか、溶けこんでいるとかを感じることもなく、とにかく均整がとれている。ヴァランドローみたいなヴァニラ系のニューウエーヴな仕上げ方も少し取り込んでいるみたい。最も印象づけられたのは、時間とともにどんどん存在感が大きくなって、気がつくとフルボディーになっていたこと。まさに早めの飲み頃という感じで、今は若いワインとしてのよさを楽しめるが、潜在力はまだ十分にあるので、成長すれば別の顔も見せてくれるでしょう。94点。お手軽ワイン館で37590円(2006/4/28)。オーミラドーで抜栓料3240円。

 

2月8日

BRONZEGariottin Selection 2010/Cahors(ガリオッタン・セレクシオン/カオール)

トルブレックを飲んだあとなので、リハビリ的にフランスの濃いワインを。マルベックだけど黒ワインというほど黒くはなく、なめらかなタンニンで飲み頃。濃い赤紫。黒ベリー系ではあるが、酸味、苦みともに控えめ。ヴォリュームは重すぎずミディアム。下のワインをコンパクトにした感じ。1000円のワインとしてはしっかりとしたつくりで、味わいも楽しめお買い得。ドラジェで1080円(2014/11/17)。

 

2月7日

SILVEROld Vines Grenache Shiraz Mourvedre 2012/Torbreck(オールド・ヴァインズ・クルナッシュ・シラーズ・ムールヴェドル/トルブレック)

トルブレックはおいしいけれど、定番のウッドカッターズは2000円台半ばまで高騰して、普段飲み+の値段になってしまった。そうしたなかみつけた2000円そこそこで買える新たなスター候補。たぶんはじめて飲む銘柄。セパージュはローヌそのものなのに、味はトルブレック。ブラックベリーやチェリー、カシス、プルーンなど黒ベリーを完熟させ、甘さを少し残したまま辛口に仕上げた味わい。思えば私の好きなグランジュ・デ.ペールと同じ系統。トルブレックは10000円を超えるものや4000円級のものも飲んだことがあるけれど、値段と味は比例せずという印象。飲み頃のせいか、このワインのCPは高い。80点。うきうきワインの玉手箱で2138円(2014/12/12)。

 

2月6日

NOTEGewurztraminer "Eichberg" 2007/Gerard Schueller(ゲヴュルツトラミネール・アイヒベルク/ジェラール・シュレール)

ラ・シームでフォアグラ料理に合わせ、サーヴィスとしていただいたもの。特級ワインらしく色は濃く、香りは蜜や干しぶどう、桃と少しアンモニア(?)など、とても複雑でワクワクさせる。味はアルザスのゲヴュルツということで、甘い果実味を予想していたが意外にも正真正銘の辛口。しかも枯れている。トロトロのワインを期待したので正反対。でも香りだけで十分に楽しめた。ラシームのホスピタリティに大感謝。

 

2月5日

BRONZEFizz Fizz Fizz/Cava(フィズ・フィズ・フィズ/カバ)

少しマスカットの甘さがあるが、まぎれもないブリュットでキレがいい。泡も十分たち、口に含むととてもクリーミー。最近ヴェリタスで買った1000円以下のカバはどれもおいしい。800円くらいという値段が嘘みたい。これも、もちろんその一つ。冬に和食や牡蠣の日にはヴェリタスのカバにかぎる。74点。ヴェリタスで835円(2015/1/15)。現在の価格は税込み999円。

 

2月3日

BRONZEBourgogne Pinot Noir Vieilles Vignes 2012/Etienne Rodier(ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ヴィエイユ・ヴィーニュ/エティエンヌ・ロディエ)

コート・ドゥ・ニュイのぶどうを使ったACブル。若いブルゴーニュのよい面、悪い面の両方があるけれど、総合的には値段以上の価値があるワイン。少し酸っぱいけれど、明るめの果実味はたっぷりで、ミントのような香りがあることでひと味違う感じ。味も香りも濃すぎず薄すぎず。まさに普段飲みにぴったり。2000円なら高いけど、1500円超の価値はある。71点。ヴェリタスで1180円(2015/1/19)。

 

1月30日

SILVERLe Cirque 2011/Vin de Pays des Cotes Catalanes(ル・シルク/ヴァン・ドゥ・ペイ・デ・コート・カタラーヌ)

何度もリピートしているお気に入りのワイン。今回はワインセットの1本として。グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェドル、シラーという果実味茎味ギシギシのスパイシー系品種満載なのに、ボディーがミディアムだからかtoo muchにならず、粗さもなくうまくまとまっている。まぎれもなく南仏ワインだけど、安ワインではなく洗練された高級ワインに近い。ぶどう、プルーン、アンズなどの果実味を素直に楽しむことができる。ということで、今回もとてもおいしくいただけた。80点。ドラジェで5本セット6134円。単品1069円(2014/11/17)。2000円でも買う価値あり。

 

 

1月27日

BRONZEChateau Teyssier 2009/St. Emilion Grand Cru(シャトー・テシエ/サンテミリオン・グランクリュ)

今年も激忙期にはいり、青息吐息。なのでワインを飲まずにやってられないけど、飲むと夜に仕事はできないというジレンマに悩まされつつ、結局は飲む。で、サイトの更新は後回しという毎日です。愚痴はこれくらいにして、抜栓するとスミレのような香水の香りと西洋杉の樹木系の香りがひろがる。表面は滑らかで、いま飲み頃。中身はしっかりしており、弾力性があり、メルロベースなのでボルドーなのに煮詰めた黒ベリー系の味をたっぷりと味わえる。80点。ヴェリタスで2519円(2014/10/27)。

 

1月25日

BRONZEDumangin Grande Reserve/Chigny les Roses/Champagne(デュマンジャン・グランド・レゼルヴ/シニ・レ・ローズ/シャンパーニュ)

聞いたことのない作り手ながら、購入した福袋のなかで一番高かったもの。1級畑のシャンパーニュ。値段(単品価格)の価値があるかどうかはともかく、ワンランク上の品質。フルボディーで泡はきめこまかく、キラキラといつまでもたちのぼる。味はリンゴにシナモンを合わせたような好感のもてるもので、これまたハッキリしており、普通のシャンパーニュより明らかに濃い。ムニエ50%、シャルドネとピノノワールが25%ずつ。80点。うきうきワインの玉手箱でシャンパーニュ福袋(4本セット)10800円。単品価格は5378円(2014/9/5)。

 

1月23日

BRONZELes Sorcieres 2010/Clos des Fees/Cotes du Roussillon(レ・ソルシエール/クロ・デ・フェ/コート・デュ・ルーション)

ローヌぽい濃さがありながら、胡椒やスパイスの香りはなく、切れがいい。味は煮詰めたぶどうジャムが主体で、それに果実の苦さや甘さが加わり、落ち着いた雰囲気ながら華やか。こってりした料理には弱いかもしれないけれど、普段の食事には十分な力をもつ好ワイン。初期の飲み頃。78点。ヴェリタスで2138円(2014/12/15)。

 

1月20日

NOTESolar Viejo 2013/Rioja(ソラ・ビエホ/リオハ)

しょうゆっぽさというか、ヤニっぽさというか、果実味由来であることはわかるけれど、味付けが濃すぎて、バランスを欠く。花の香りがするけれど、なんとなくケミカルで、花の香りを模した洗剤という感じでもある。と、否定的な感想になってしまったけれど、ワインの質としては悪くはなく、パエリアとかピッツァとかなどに合わせて飲めば、生きる味かもしれない。ちなみにテンプラニーヨ100%です。69点。うきうきワインの玉手箱で1199円(2014/12/22)。

 

1月16日

SILVERChateau Pichon-Longueville 2001/Pauillac(シャトー・ピション・ロングヴィル/ポイヤック)

泣く子も黙るピション・バロン。飲み頃を間違えなければ確実においしいワイン。買ってから待つこと10年。いまバッチリでした。革、西洋杉、クローブ、黒トリュフ、少しうん○など香りが続々でてきて、それだけでうっとり。口に含むと少しだけ収斂性があるけれど、タンニンは丸くてよく溶けこんでおり、酸味が少し強調されていながらおっとりと落ち着く味で、苦みがおいしい。余韻も長い。ボディーはフルボディー寄りのミディアム。今あけてよかったと思うと同時に、二本買っていればその後も楽しめたのにとなんかくやしい。ほとんど金賞だけど、このワインに期待していた大きさが予想より少し小さかったことと、ゆっくり飲んでいたら酸味強くなってきたので少し減点。88点。今はなきイーショッピングワインで5980円(2004/7/20)。

 

1月15日

BRONZEGratiot/Charly sur Marne/Champagne(グラシオ/シャルリ・スュル・マルヌ/シャンパーニュ)

ようやくノルマ仕事が締切当日22:34に終わり、平日ながら乾杯ワイン。2000円級の廉価版のシャンパーニュとしては品質が高い。泡はいつまでも勢いよく立ちのぼり、口の中でもシュワシュワいうほど。味は黒ぶどうが中心かなと思えるほど個性がしっかりしているゴールデンデリシャスの甘酸っぱさがよく効いている。小ぶりであることは否めないにしろ、しっかりとシャンパーニュしている。79点。ヴェリタスで2150円(2014/12/15)。

 

1月14日

NOTEPunto y coma 2009/Calatayud/Castillo de Maluenda(プント・イ・コマ/カラタユド/カスティーヨ・デ・マルエンダ)

エキス分がたっぷりのスペインワイン。コーヒーの香りに続いて煮詰めた黒ベリーのニュアンスが出てくるのでイケるかな、と思うとしょうゆっぽさが優勢になる。ボディーは軽め。グラスの底には澱がたっぷり。69点。うきうきワインの玉手箱で907円(2014/12/22)。

 

1月11日

BRONZELes hauts de Castellas 2010/Vacqueyras(レ・ゾ・ドゥ・カステラス/ヴァケラス)

南仏ヴォクリューズ県産のワイン。2010年産と若く、しかもローヌということで濃すぎるワインだったらいやだなと思いつつ抜栓。ところが思いの他よくひらいていて、濃いことは濃いし、少し収斂性も残っているけれど、過剰な重さはなく、むしろグランヴァンがもつ豊かさを感じた。苦く、少し渋いけれど、角は丸く、革のニュアンスをもつ。落ち着いたワインを飲みたい時にはおすすめ。78点。うきうきワインの玉手箱で2138円(2014/12/12)。

 

1月10日

BRONZEHacienda del Carche Brut /Cava(アシエンダ・デル・カルチェ/カバ)

きれのよい酸味がおいしいカバ。エクストラ・ブリュットといってもいいくらいのブリュット。色は薄めながら、ビールのような苦みがしっかりあり、香りは干しぶどう。口の中でクリーミーさがはっきりと感じられる。ライトボディーなのに味がしっかりしているので飲みごたえがある。75点。ヴェリタスで834円(2014/12/15)。

 

1月4日

本日は恒例の学生を自宅によんで新年会。今年は総勢15人でした。ワインは調子に乗っていろいろ飲んだため、よく覚えていません。一言コメントのみです。

BRONZEVina San Jose Brut/Cava(ビーニャ・サン・ホセ・ブリュット/カバ)

いつもながらカバのブリュットは質が高い。泡立ち、重さ、香りにこだわらなければ十分に楽しめます。ドラジェで1080円(2014/12/11)。

NOTELe Grotte Reggiano/Rosso dolce/Lambrusco(レ・グロッテ・レッジアーノ/ロッソ・ドルチェ/ランブルスコ)

女子学生用にと甘口のスパークリングを買ったら、意外に飲めました。甘すぎず、苦みも感じられるほど。うきうきワインの玉手箱で837円(2013/12/14)。

NOTEChevalier d’Eon 2012/Bourgogne Tonnerre (シュヴァリエ・デオン/ブルゴーニュ・トネール)

よく覚えていないけれど、普通のシャルドネ。ヴェリタスで898円(2014/11/4)。

NOTEChateau Laforet Pimouguet 2010/Bordeaux(シャトー・ラフォレ・ピムゲ/ボルドー)

ボルドーだけど、強いヴィンテージだからか、ローヌみたいにエキスたっぷり。京橋ワインで6本セット6458円(2014/9/1)。単品価格は不明。

BRONZECuvee Constance 2010/Cotes du Roussillon Villages/Thunevin-Calvet(キュヴェ・コンスタンス/テュヌヴァン・カルヴェ)

何回も飲んでいるワイン。立体的とはいえないが、煮詰めたプルーンのような苦甘系。このAOCは安くて質の高いワインが多いので、私の好みです。ヴェリタスで1382円(2014/12/15)。

NOTETesoro de Bullas 2008(テソロ・デ・ブーリャス)

これも何回か飲んだことがある。しっかりとしたワインで、ローヌっぽかった。でもおいしいとは感じられず。京橋ワインで6本セット6458円(2014/9/1)。単品価格は1382円。

今年も委託仕事で年末年始は大晦日も元旦も決めたノルマをひたすらこなす毎日。唯一この日だけお休みをとり、現役生や卒業生と楽しく過ごしました。来年もまたよろしく。

 

1月2日

BRONZEChateau Musar 2005/Hocharpere&Fils(シャトー・ミュザール/オシャール・ペール&フィス)

お正月なので少し変わったところをと思い、モルドヴァとこれで迷って、ちょうど10年前のヴィンテージであるこちらを選択。レバノンの赤です。表面は滑らかでいま飲み頃だけど、口に含むと力が予想外にあり、ぶどうやミント、黒ベリーのジャムの感じを楽しめる。構造や骨格がしっかりしていてボルドーっぽく、味のタイプはさっぱりめのローヌといったところ。裏ラベルをみると、案の定セパージュはサンソー、カリニャン、カベソ、グルナッシュとのこと。メドック格付け下位の普通のヴィンテージといったところ。なかなかのワインです。飲み終わってもう少しこのワインについて調べていると、 この記事に遭遇。なんという偶然。ご冥福を祈ります。77点。ヴェリタスで2354円(2013/11/30)。

 

1月1日

BRONZEGuy Charlemagne Brut Reserve/Le Mesnil sur Oger/Champagne(ギィ・シャルルマーニュ・ブリュット・レゼルヴ/ル・メニル・スュル・オジェ/シャンパーニュ)

新年なので少々奮発してブラン・ドゥ・ブランのグランクリュを飲む。色は濃く、黒ぶどうが入っているみたいに見える。味はしっかりめ。はじめはりんごの果実味が感じられるが、酸味がかなりしっかりしていて、中には苦みが凝縮されており、後味にはちみつの甘さが香る。味がはっきりしているので単体で飲むより料理と合わせた方がひきたつ。ちなみに食べたのは毎年恒例Tsushimiのおせち。82点。ヴェリタスで4280円(2014/12/15)。

 

 


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