ワインに目覚めて14年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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今までの金賞ワインたち


評価の一応の目安は、
GOLD・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし  SKELTON・・・買うべからず


2012年

6月29日

BRONZEChateau Lanessan 2009/Haut-Medoc(シャトー・ラネッサン/オ・メドック)

定点観測ワイン。グレートヴィンテージの2009年産なのでガチガチだったらいやだなと思いつつ開けたが、既に初期の飲み頃。この銘柄を若くあけるととインクとかピーマンの香りとか苦手な味であることが多いが、杞憂でした。トナーのような粉っぽさや熟れていない苦さとかはあるけれど、タンニンが丸いからか許容範囲。むしろ中堅レヴェルのボルドーのよさがあらわれていて、ほどほどに重く、ほどほどに苦く渋い。それが深みのある果実味にくるまれていて、口に含むと心地よい。飲み頃は少し先ながら、3年たてばかなりおいしくなりそう。79点。うきうきワインの玉手箱で2394円(2011/12/26)。

 

6月26日

BRONZEReal de Aragon 2008/Garnacha Centenaria/Calatayud(レアル・デ・アラゴン/ガルナッチャ・センテナリア/カラタユド)

古木のガルナチャつまりグルナッシュのスペインワイン。抜栓して香りをかぐと、木を燃やした煙がモワモワとわきあがってくる。元々は暑苦しいほどの濃さをもっているのに、エアコンで冷やして飲みやすくしているような凝縮感がある。チェリー系。しっかりしたいいワインで、CP高いことは確か。でも特段の魅力があるという程ではない。75点。京橋ワインで1344円(2012/5/26)。

 

6月23日

SILVERCasa de la Ermita 2008/Jumilla(カーサ・デ・ラ・エルミタ/フミーヤ)

久々に飲む銘柄。2000年ヴィンテージを飲んでボルドースタイルのフルボディーに驚いたが、最新作でもその特徴は健在。スペインワインでもテンプラニーヨ主体ではなく、モナストレルとカベルネなので、しょうゆっぽさはまったくない。構造がしっかりしており、煮詰めたプルーンの苦甘さが特徴だが、まったりべったりしているのではなく柾目のようなスラっとしたスタイルのよさもある。記憶とくらべると以前ほど重くはなく、より 飲みやすくなった。ボトルは相変わらず重い。おすすめ。80点。かわばた酒店で1449円(2012/6/9)。

 

6月17日

BRONZEMercurey "La Framboisiere" 2009/Faiveley(メルキュレ・ラ・フランボワズィエール/フェヴレ)

ミディアムボディで品がよく、ほどほどの濃さをもつワイン。若いブルゴーニュらしくそれなりの力強さはあるが、むしろ軽く熟成したような果実味、そこからくるほんのりとした甘さや花の香りが心地よい。いま最初の飲み頃。名前のとおり、フランボワーズのイメージ。77点。かわばた酒店で2394円(2012/6/9)。

 

6月14日

SILVERGewurztraminer 2009/Alsace/Turckheim(ゲヴュルツトラミネール/アルザス/テュルクハイム)

バラやライチの香りがふわりと広がる。溶かした飴のようにとろりとした舌ざわりやほんのり蜂蜜っぽい甘さを思わせるところはソーテルヌを思い出させるが、酸が低いだけでしっかり辛口。ゲヴュルツのイクセントリックなところがいい意味で強調されることなく飲みやすい。さすが本場アルザス。値段も安い。78点。うきうきワインの玉手箱で1659円(2011/12/2)。

 

6月10日

BRONZEChateau Millegrand 2009/Minervoisシャトー・ミルグラン/ミネルヴォワ)

厚みがあるのに飲みやすいワイン。シラー、グルナッシュなどの品種で、深い果実味が感じられローヌっぽい。でもハーブっぽさ、特に青い草のそれはあまりなく、若くても違和感がなくおいしく飲める。値段が税抜きだと3桁というのは驚きの安さ。77点。うきうきワインの玉手箱で1029円(2011/12/2)。

 

6月8日

BROONZECono sur Reserva 2010/Chardonnay(コノ・スル・レセルバ/シャルドネ)

5月の箱根合宿にもっていこうかと思って買ったもの。ゲヴュルツと合わせて買って、正統派と個性派で迷って、結局前者のコレが残ったので少し暑くなった日にあけようということで。緑色系の白ワイン。味は予想通りといえばその通りだけど、柾目の真っすぐ貫通するような酸味だけでなく、べっこう飴のような焦がした甘みも、優しい苦みもある。つまり変化はあまりないかもしれないけれど意外に複雑。だから飽きないでリピート買いするんだと思う。今後もお世話になる予定です。76点。お手軽ワイン館で1260円(2012/4/26)。

 

6月7日

SILVERLe Haut Medoc de Giscours 2007/Haut-Medoc(ル・オ・メドック・ドゥ・ジスクール/オ・メドック)

コノ・スル・レセルバと並んで当たり度、というか「ハズレない度」の高い銘柄。今回は2007年という平年作ながらどうしてどうして。ハズレないどころか当たりワイン。普通の年だからこそ飲み頃が早めにくるというメリットそのままに、控えめながら熟したぶどうの魅力満載。「なんちゃってジスクール」というより、オ・メドックのかっちりした構造と優美な酒躯をもった優良ワイン。CP高いです。79点。おまけで銀賞。うきうきワインの玉手箱で1659円(2011/12/2)。

 

6月2日

BRONZERiondo Extra Dry /Prosecco(リオンド・エクストラ・ドライ/プロセッコ)

「普通に優良の」スパークリングワイン。白い花のようなほんのりと甘い香りと柑橘系果物の皮の苦さを(表面にはでないけれど)しっかりとした酸味が支えているというよくあるパターン。普段飲みには十分に満足できるレヴェル。暑い日に泡を飲みたいなという時に1本冷やしてあると嬉しい。でもあまり暑くない日に飲んだらありがたみがない。そんなワイン。73点。京橋ワインで1449円(2012/5/1)。

 

5月31日

BRONZELa Passion 2010/Vin de pays des Cotes Catalanes(ラ・パッション/ヴァン・ドゥ・ペイ・デ・コート・カタラヌ)

ルーション地方のグルナッシュでつくられたワイン。いかにも南仏という感じで、太陽をいっぱい浴びてよく熟したぶどうの雰囲気がたっぷり。若く濃いワインなのに、青臭さはなく角が丸いので今でもおいしく飲める。74点。京橋ワインで1239円(2011/12/14)。

 

5月28日

SILVERChardonnay 2006/Vin de Pays d’Oc/Olivier Tricon(シャルドネ/ヴァン・ドゥ・ペイ・ドック/オリヴィエ・トリコン)

安いという理由だけで購入したものだけど、驚きの品質で好みの味。シャルドネに求めるシャープさとほどほどほどの酸味をベースに、グミのような弾力性とほんのりした甘み、堂々たるフルボディーのヴォリュームを兼ね備えたAOC規格顔負けのワイン。10倍の値段でも買って損はしない。驚きのCP。78点。 お手軽ワイン館でハーフボトル110円(2012/4/26)。

BRONZECubo 2009/La Mancha(クーボ/ラ・マンチャ)/B>

3桁の値段でパーカーポイント90点というのにつられて購入。テンプラ100%とのことだけど、こみ上げてくる芳香のパワーはシラーみたい。味はもちろんしっかりで、濃いテンプラなのに荒削りの洗練さがある。タンニンの角はまるく、ほのかな甘さがあって今でも楽しめるけれど、飲み頃はまだ先のような気がする。90点かどうかはともかく、税込み3桁でこの味と質は立派。76点。京橋ワインで987円(2012/4/26)。

 

5月20日

NOTEOur Coco 2010/Methode Ancestrale (アワココ/メソード・アンセストラル)

甲州種、ケルナー種から作られた日本の微発泡ワイン。酵母も澱もそのままで、少し濁っている。とても素朴で田舎くさく、ぶどうをそのまま絞り、辛口に仕上げた感じ。正直いわゆる日本のワインで、よく言えば自家製、悪くいえば素人がつくってみましたみたいなもの。乳酸菌のきいたマッコリっぽい味。はじめは泡もあり、スパークリングとして楽しめたが、だんだん泡がなくなり味そのものが強調されてくると少し遠慮したくなったが、慣れてくると、料理のアテに頼んでよかったなぁと思いました。60点。TSUSHIMIで5775円。

 

5月19日

BRONZEPouilly Fuisse 2008/Merlin (プイィ・フュイッセ/メルラン)

ハーフのシャンパーニュはルイ・ロデレールのみで6800円。フルボトルのシャンパーニュは8800円からなので迷ってるうちにパラパラとリストをめくるとこのワインが目にはいる。前日の寝不足もあり、あまり考えずにオーダーしてしまったが、あとで考えるとこれより安いフルボトルのワインが結構あったのでその意味で少々失敗。ワインそのものはとてもしっかりしており、オイリーかつ適度な酸味がある優れもの。ウニやフォアグラがどっしりと含まれたコースの前半を通すにはそこそこの選択だったかも。73点。シェ・トモで6380円。

NOTEChassagne Montrachet 2008/Louis Carillon et Fils (シャサーニュ・モンラッシェ/ルイ・カリヨン・エ・フィス)

赤もハーフで何かと思ってリストを眺めてなんとなく選択。固くて酸っぱくて、少し苦くてという感じで、バランスの悪い若いブルゴーニュの典型。ACブルよりはしっかり感があるので、レストランの料理のアテとしてはいいけれど、ワインそのものを味わうにはあけるのが早すぎた。70点。シェ・トモで3960円。

 

5月18日

SILVERGewurztraminer 2011/Cono Sur Reserva(ゲヴュルツトラミネール/コノ・スル・レセルバ)

箱根での研究会後の懇親会用。相変わらず高いレヴェルを保っており、干しぶどうっぽい味のする甘口ワインがあるが、それを辛口にした感じ。品がよく、少しとろりとしている。ビールや日本酒をしこたま飲んだあとなので、繊細なものより個性のはっきりしたこういうものの方がいいかなともちこんだが正解。しっかりとワインの存在感を味わえる逸品。コノスルのこのシリーズはヴィンテージによる味のぶれがない抜群の安定性を誇る。スクリューキャップがありがたい。80点。京橋ワインで1239円(2012/4/26)。

 

5月17日

BRONZEAlte Latino/Cava(アルテ・ラティノ/カバ)

病院で検査のため月〜水と3日間禁酒したあとの1杯。こういう時ははずしたくないもの。柑橘系果物の皮の苦みが効いていて、酸味とのバランスがとてもいい。味はすっきりだがコクもあり、酒躯は立体的。さすがにシャンパーニュとは違うけれど、普段飲みとしては十分に満足できる品質。78点。京橋ワインで1239円(2012/5/1)。 ちなみにγ-GTPは33でした。

 

5月13日

NOTEBourgogne Pinot Noir “Laforet” 2009/Joseph Drouhin(ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ラフォレ/ジョセフ・ドルーアン)

色は薄くなく、中くらいの濃さ。2009年産なので果実味たっぷりを期待していたけれど、とにかく酸っぱく、まさにACブルゴーニュっぽい。薄っぺらではないにしろ、平年作のそれ。時間と共に落ち着いてきて、後半には大手らしい安定した作りであることが感じられたのは幸い。69点。お手軽ワイン館で送料込み1880円(2012/4/26)。

 

5月10日

BRONZELa Ferme du Mont Premiere Cote 2009/Cotes du Rhone(ラ・フェルム・デュ・モン・プルミエール・コート/コート・デュ・ローヌ)

品のいいローヌ。ビロードのような滑らかさがあり、その裏には力強さが感じられる。スパイスとか青く若い葉の香りとかのいわゆるローヌらしさは表に出てこないが、ワインの中にしっかり溶け込んでいるよう。濃さとか強さがオブラートに包まれているみたいで、しっかりした若いワインなのに飲みやすい。本当は大きな姿なのに、小さくまとまっている感じでもある。80点。お手軽ワイン館で1239円(2012/4/26)。

 

5月8日

NOTEEstratego Real NV/Dominio de Eguren(エストラテゴ・レアル/ドミニオ・デ・エグレン)

いかにもテンプラニーヨらしい、ぶどうをよく濃縮した感じの幅の広いしょうゆ味。スミレっぽい花の香りもして、一口飲むだけだと、けっこうイケル。二口飲むと、しっかりしたワインなのはわかりつつも平板さが気になり、三口飲むと、飽きてきてうんざりする。作りは単純でミディアムボディーなのに濃いので、少し飲む分には納得だけど、長く飲み続けられない。というわけで、口に合いませんでした。56点。いまはなきLiquor Worldで955円(2011/12/25)。

 

5月6日

BRONZEChasse Spleen 2008/Moulis en Medoc(シャス・スプリーン/ムリス・アン・メドック)

格付けクラスと同等以上の質をもつことで名高いワイン。口に含んだ瞬間は前に飲んだキアンティのインパクトが強かったからか薄いという印象。ヴィンテージを反映しているともいえるかも。すぐに開き、本領を発揮するとビロードのなめらかさの肌触りでとても優美。押し出しは強くないが構造はあたりまえのようにしっかりしており、このシャトーのポテンシャルの高さが感じられる。とはいえ、この先さらに成長したり熟成が進んだりするとも思えない(わからないけど)。安く手に入れられたのでラッキーでした。80点。Liquor Worldで2173円(2011/11/26)。

 

5月2日

SILVERBrolio 2009/Chianti Classico/Ricasoli(ブローリオ/キアンティ・クラシコ/リカーゾリ)

安定しておいしいワイン。はじめ煙や焦がした樽のような香りがしたが、その奥から甘酸っぱいとても魅力的な果実味がでてきた。酒躯は弾力性があり、しなやか、なめらか。若さからくる飲みにくさは全くない。外向的だけどイタリア的な明るさというより、ボルドー右岸のようなメルロー主体グランヴァン的真面目なワイン。CPもいいし、おすすめ。81点。Liquor Worldで2079円(2011/12/25)。

 

4月29日

BRONZESeigneurs D’Aiguilhe 2009/Cotes de Bordeaux(セニュール・デギーユ/コート・ドゥ・ボルドー)

ラ・モンドットを手がけるナイペルク伯爵がカスティヨンで作っているシャトー・デギーユのセカンド。メルローが多めなのか若いボルドーとしてはとてもなめらか。細かい粒子がすきまなく詰まっていて、いい意味での重さや安定感が感じられる。2009年産の力強さや熟成されたぶどうの凝縮した果実味もある好ワイン。78点。ヴェリタスで1554円(2011/3/19)。

 

4月25日

職場の新年度親和会総会で。

NOTEAngeaile Semi seco/Cava(アンジェエール・セミ・セコ/カバ)

サントリーとフレシネが共同開発した銘柄だそうです。こういう場では半甘口が好まれるということで出て来たけれど、特にコメントするほどのものではありません。甘ったるすぎなかったのがせめてもの救い。といいつつ、貧乏性なので3杯も飲みました。59点。

NOTEHardy’s Varietal Range Chardonnay 2010(ハーディーズ・ヴァライエタル・レンジ・シャルドネ)

オーストラリアの大手の白。すっきりとした軽い酸味でシャルドネといわれればそうだけど、いろいろなぶどうを混ぜているのか、万人向けにわざと個性のないようにつくったワイン。65点。

NOTEHardy’s Varietal Range Cabernet Sauvignon 2011(ハーディーズ・ヴァライエタル・レンジ・カベルネ・ソヴィニョン)

オーストラリアらしい熟した果実味があり、飲みやすいことは確かだし、大人数の立食パーティーでは「プラスがあるよりマイナスのないこと」が大事なのはわかるけど、ただ単に酔うためだけのワイン。食事込みホテル会場費込みとはいえ、一人当たりの会費は15000円相当なのに1本1000円以下のワインを出してお茶を濁すとは。さすが高収益体質のANAだけあります。66点。

 

4月23日

SILVERMas de Monistrol Premium Cuvee 2007(マス・デ・モニストロル・プレミアム・キュヴェ)

定評あるカバ。ヴィンテージ入りのものとは知らずに飲んだが、想像以上にすばらしい。ふくらみがあり、クリーミーで、しっかりブリュットで、しかも酸っぱ過ぎず。青リンゴとゴールデンデリシャスと両方の果実味を兼ね備え、さらに桃のようなほんのりした甘さもある。カバとしては高めだが、CPを考えると理想的なスパークリングワイン。78点。Liquor Worldで1669円(2012/1/19)。

 

4月22日

NOTEThunevin-Calvet Cuvee Constance 2006/Vin de pays des Cotes Catalanes(テュヌヴァン・カルヴェ・キュヴェ・コンスタンス/ヴァン・ドゥ・ペイ・デ・コート・カタラヌ)

どうにも楽しくないワイン。若すぎることはないと思うけれど完全に閉じていて、おいしい面が少しも出てこない。息を出す際かすかに鼻孔に花の香りがする程度。味はそれなりにあるんだけれど煉瓦のように固く、表に出てきてはいけない部分ばかりが強調される。というわけでグラス2杯飲むともう十分という気分になるワインでした。59点。ヴェリタスで1344円(2011/3/3)。

 

4月14日

BRONZECarm Reserva 2007/Douro superior(カルム・レセルバ/ドウロ・スペリオル)

ポルトガルの赤。香りをかぐとうっとりする程のアルコールで目にしみるくらい。表示は13.5%だがいい意味でそれ以上に感じる。全体的にはブランデーのたっぷり入ったプリンのような大人の味。果物、樽、煙、土などとても多くの要素がきちんと整列してしっかり濃く、ローヌっぽい。飲み頃にはまだ早いけれど、若々しいのに果実過剰とかの押し付けがましさがないのできれいに成長したら美しくなりそう。飲み頃にもう一回飲んでみたい。77点。金沢マル源で2688円(2011/2/1)。

 

4月12日

BRONZEErcavio Roble 2009/Vino de la tierra de Castilla/Mas que vinos(ルカビオ/ビーニョ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリヤ/マス・ケ・ビニョス)

カスティリアのテンプラ。若いからかいかにもテンプラいう感じでニッキとミントがまざったようなエキゾチックな香り。お約束とおりボトルは重いし。だけどこれは飲んでいて楽しいワイン。イタリア?って思ってしまうほど明るく、砂糖漬けの甘苦い濃い紅茶のよな渋さも気持ちよく、立体的ではないにしろ表情が豊か。普段飲みの気分転換用としていい。とにかく作り手のやる気を感じる。73点。京橋ワインで1449円(2011/12/14)。

 

4月8日

BRONZEMorey Saint Denis “Aux Cheseaux” 96/Louis Remy(モレ・サン・ドゥニ・オ・シェゾ/ルイ・レミ)

少し古めのブルゴーニュ。色はほの暗く薄く、エッヂにオレンジ色がではじめている。開けたては生き生きとしていて、香りも華やかでまさしく現役のブルゴーニュ。1996年産なのでまだ強さが感じられるかもと予想していたが、すぐに酸味が立ちはじめ、いかにも古酒という装いになる。普通の果実味は失われているが、梅、リンゴ、梨などの果物っぽい酸味がおいしい。お手頃価格でちゃんと生きている古いブルゴーニュを味わいたい時の選択肢。74点。Liquor Worldで1984円(2012/2/25)。

 

4月3日

BRONZECabernet Sauvignon 2010 /Vin de Pays d’Oc/Jean Balmont(カベルネ・ソヴィニョン/ヴァン・ドゥ・ペイ・ドック/ジャン・バルモン)

カベルネでも南仏でつくると、こうも違うかという味。チリのだとぶどうの種を強調したような刺すような苦みがあるが、これは果実味直球勝負という感じで、苦酸っぱいのに最後に残るのは甘み。それでいて春のお花畑のような花香るうきうき感ではなく、カベルネらしい存在感あるどっしりした感じ。雰囲気はローヌのワインに近い。 好ワイン。74点。京橋ワインで1029円(2011/12/14)。

 


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