ワインに手を出した
        

ワインに目覚めて21年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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今までの金賞ワインたち

評価の一応の目安は、
GOLD・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし  SKELTON・・・買うべからず


2018年3月のワイン

2018年2月のワイン

2018年1月のワイン


2018年

3月31日 Charles Heidsieck Brut Reserve/Reims/Champagne(シャルル・エドシエク・ブリュット・レゼルヴ/ランス/シャンパーニュ)

娘にシャンパーニュグラスを買ってもらったので、なんでもない日だけどシャンパーニュ。焦がしたような香ばしさとハニー香がうまくからみあい、香りだけでも結構楽しめる。そして苦味を強調したなか酸がでてくるいつもの味。この銘柄はモスクワに行く飛行機の最近の定番。飲み放題できるのでよく飲んでいるような気がする。同じ銘柄でもシャンパーニュの場合、レストランで飲むと状態がいいのか特別キュヴェだからなのか、よりおいしく感じることがよくある。だけど飛行機で飲むのは逆。家で飲んだ方が香り高いし、余韻に甘さが感じられる。3000円レヴェルのシャンパーニュの二倍のインパクトはないけれど、繊細さ、複雑さ、あと気分次第では2倍のお金を出す価値があるかも。81点。2017年6月のうき袋シャンパーニュ4本セットで10800円。単品価格は6458円。

Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 2009/Jayer-Gilles(ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ニュイ/ジャイエ・ジル)

いつからか毎年3月はジャイエ・ジルを飲んでいる。先代ロベールはいうまでもなく、アンリ・ジャイエのいとこ。その息子である当主のジルがことし1月に57歳で亡くなった。その追悼もこめて。いつもながらの梅かつお風味。そのなかから西洋杉とミントの香りがそこはかとなく香ってくる。2009年産なので、往年の樽香やタンニンバリバリも少しは期待したけれど、オート・コートなのでそれほどではなく、厚みこそたっぷりながら酒躯はむしろ落ち着いて、飲みごたえのある飲みやすさ。ビーフシチューを食べながら飲んだけど、かなりのレヴェルのフランス料理でもよりそって引き立ててくれそう。このドメーヌの在庫はもうわずか。あと何年飲めるかな。79点。みちのく岩手のワイン屋竹澤で3738円(2012/2/5)。

3月29日

Auxey-Duresses "Les Vireux" 2013/Dupont-Fahn(オクセイ・デュレス・レ・ヴィル/デュポン・ファン)

白1本、赤一本のつもりで頼んだけれど、料理がテンポよく出されるので、魚料理までこれ1本で通すことになりました。リストはほとんどが10000円を超えたものばかりだけど、よく見るとACブルとか、アルザスとかロワールに4桁台が数本あります。その安い価格帯のなかで比較的高いのがこれ。焦がした香りのなかからじわりと苦味がでてきて、気づくとレモンのような優しい酸とミネラルがとけあって、バランスのよいきれいなブルゴーニュ白の姿になっていました。重みもあるので存在感がばっちり。いい選択でした。恵比寿のレストランアムールでグラス9000円(+税・サ)。

Reserve de la Comtesse 2014 /Pauillac(レゼルヴ・ドゥ・ラ・コンテス/ポイヤック)

メインの鴨料理に合わせて頼みました。ラランドのセカンド。飲むのは初めてかも。凝集感たっぷりだけど、タンニンが溶け込んで目立たなくなっているからかあまりポイヤックという感じはなく、なめらかでやわらかく、かつコシがあるワイン。80点。恵比寿のレストランアムールでグラス2300円(+税・サ)。

3月28日

Collezione Cinquanta +2/San Marzano(コレッツィオーネ・チンクアンタ/サン・マルツァーノ)

ブーツの踵にあたるプッリャ州のワイン。太くて重いボトル。目方は1キロ超。師範の法則※によればかなりおいしいはず。で実際、法則を裏付けるワインとなりました。お花の香りが続々でてくるなかに黒ベリー系の苦っぽい香りも混ざっている。厚みがあり、甘さがほどよくあって構造もしっかり。これで深みがあれば鬼に金棒だけど、普段飲みαクラスとしては十分においしい。80点。2018年3月のうき袋(イタリア赤5本)で10800円。単品価格は2268円。

※ボトルの重いワインは軽いものにくらべて51:49の確率でよりおいしい(でしたっけ?)。

3月25日

Borghese 2014/Chianti Classico(ボルゲーゼ/キアンティ・クラシコ)

これはテーブルワイン。普段飲みとしては文句をつけるところはないけれど、田舎臭く、いろんな要素が合わさった結果、個性がなくなり、ただのワインの味になっている。ただのキアンティではなくクラシコな分、厚みはあるのが救い。フレッシュ感でもあれば少しは違うんだけど。2018年3月のうき袋(赤6本)で5400円。単品価格は1490円。

3月24日

Infinitus Cabernet Sauvignon 2014/Vino de la Tierra de Castilla(インフィニタス・カベルネ・ソヴィニョン/ビーニャ・デ・ラ・ティエッラ・デ・カスティーリャ)

香りは煮詰めたジャムのように内に果実がこもっている期待させるものだけど、味は割と普通。少々荒くて、苦酸っぱく、ハーブのニュアンスも。と思ったけど、カベソでこの味はめずらしい。どちらかといえばガルナチャ系。福袋の1本なのでどこ産のワインかわからなかったけれど、飲み終わったあとラベルをじっくりとみてスペイン産と確認、納得。というか、20年以上ワインを飲んできてスペイン産とわからない自分にがっかり。ワインは奥深いです。69点。うきうきワインの玉手箱の赤6本セットの福袋5400円(2018/3)。単品価格は1382円。

3月20日

Tonno 2016/Terre Siciliane(トンノ/テッレ・シチリアーネ)

お花畑系の香りがいっぱいで、どっぶりと甘い辛口ワイン。いかにもシチリアです。単に甘いだけではなく、苦味や酸味は表に全然でてこないけれど、しっかり溶け込んでいて下支えしているから単調にならないのだと思う。よく開いていて素直においしいワイン。75点。うきうきワインの玉手箱の赤6本セットの福袋5400円(2018/3)。単品価格は1490円。

3月18日

Chateau Leoville Barton 2007/Saint Julien(シャトー・レオヴィル・バルトン/サンジュリアン)

これもうき袋からの1本。福袋にはいっているとグランヴァンでも開けやすいし、2007年というあまりよくないといわれるヴィンテージなので何でもない日だけど飲みました。ある意味予想通り。2007年でも飲み頃に当たればかなりイケるのではないかと思ったけれど、そうはなりませんでした。もちろん口に含んだ感じはどっしりとして他にはないものだし、革や土など独特の複雑な香りはある。だけど深みが欠けていて、やっぱりヴィンテージには逆らえないなという感じ。これはこれで良い経験になりました。80点。うきうきワインの玉手箱のボルドー3本福袋で16200円(2017/3)。単品価格は9698円。

3月16日

Castello Banfi 2012/Brunello di Montalcino 2012(カステッロ・バンフィ/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ)

イタリア赤5本福袋を購入。そのほとんどの銘柄を知らなかったので適当に選んであけたのがコレ。熟々の果実由来の甘い香りと適当な渋みが共存している不思議なミディアムボディー。きっと熟成への移行期なのでしょう。外向的というには渋く、複雑な割に重さはない。きっとよいワインなんだろうけど飲み頃をハズしてしまった感がいっぱい。もっと早く飲んで若さを楽しむか、しっかり熟成してからだと違う感想になったでしょう。77点。うきうきワインの玉手箱のイタリア赤5本福袋10800円(2018/3)。単品価格は4730円。

3月14日

Overstone 2017/Marlborough Sauvignon Blanc(オゥヴァストーン/マルボロ・ソーヴィニョン・ブラン)

2017年産(ただし南半球)でフレッシュな果実が売りなのでボジョレみたいなものだけど、落ち着き感、安定感、深みが全く違う。これで味がもう少し濃ければかなりのもの。私の好きなフルーツ爆弾系。レモンやライムの酸味、グレープフルーツの苦味にセージのような草っぽい香りがほんのりと。79点。札幌のレストラン「クネル」で小カラフ1200円(250ml)。

Grenache 2015/Vin de pays de Vaucluse/Andre Brunel(グルナッシュ/ヴァン・ドゥ・ペイ・ドゥ・ヴォクリューズ/アンドレ・ブリュネル)

メインに食べたいものが4種類あったけどハウスワインがグルナッシュと聞いてエゾ鹿に決めた。これがハウスワイン?というほど貫禄があり、もちろん熟々系果実がたっぷり。黒胡椒のようなスパイスがアクセントになっている。単体で飲んでも楽しめそう。78点。札幌のレストラン「クネル」で小カラフ1200円(250ml)。

3月13日

いろ 甲州 2016/まるき葡萄酒株式会社

Tsushimiのおせちにはいっていた日本産白ワイン(ハーフ)。色はほとんど透明で、味もそれを反映して限りなく透明。ほんの少し酸味を感じるけれど、流行り言葉でいえば「くせがない」。なのでワイン単体を味わうのではなくおせちと一緒に食べてはじめていきるお酒。個人的にはくせがあってバランスのよいワインが好き。65点。

Bubbly Wine Bin 242/Chardonnay Semillon(バブリー・ワイン・ビン242/シャルドネ・セミヨン)

上のワインが物足りないのでこれもあけた。缶詰ワイン。色はかなり緑。表示通りバブリーワインなので泡はあるけれど、実質白ワイン。気の抜けたスパークリングではなく、純粋に白ワインとして楽しめる。焦がした香ばしい香りが特徴。オーストラリアワインに時々みられる謎のBinがついているだけのことはある。70点。トレンドで多分400円の半額なので200(250ml)円。

3月11日

Beaujolais Vin de primeur 2017/Philippe Pacalet (ボジョレ・ヴァン・ドゥ・プリムール/フィリップ・パカレ)

さすが実力派作り手だけあって香りはいちご主体ながら複雑で、他にプルーン、上質な香水(シャネル?)やセイジなどが次々に出てきてかなり楽しめる。色は赤紫だけど適度に赤茶色などがあり総合では村名以上のブルゴーニュかなという気もする。だけど残念ながら口に含むとやはりボジョレ。エキスっぽさもあるけど軽くて芯がないのですぐにバレてしまう。今回は安く手にいれたから文句はないし面白い経験をさせてもらったけれど、航空便輸入当時の価格で買ったら10年はボジョレを飲みたくなくなると思う。香りに敬意を表して70点。うきうきワインの玉手箱ボジョレ4本セット3218円(2017/2/12)。単品価格は3340円。

3月9日

Chateau Mont-Perat 2015/Bordeaux(シャトー・モン・ペラ/ボルドー)

さすがボルドーというくらい構造がしっかり。しかも若いのになめらか。渋みや甘さは溶け込んでいるのかほとんど感じられず、酸味もたっておらず、黒ベリー系の果実のマイルドな苦味を味わえる。もちろん渋み、甘み、酸味はたっぷりあるのだろうけど、三位一体となって、バランスよく、いい意味でお互いを消しあっている。深さはないが、この価格帯でこれ以上のことを求めるのはないものねだり。77点。うきうきワインの玉手箱で1890円(2018/2/12)。

3月8日

Boland Cellar "Five Climates" Shiraz 2015(ボランド・セラー・ファイヴ・クライマッツ・シラーズ)

久々に南アフリカワイン。シラーズといってもおとなしく、果実味がババーんとでてくる感じでは全くなく、エッセンスだけが小さくあるような素朴な味。全体としてはバランスがとれていて悪くはないけど、面白みもない。70点。京橋ワインで南ア5本セット5780円(2018/1/10)。単品価格は1598円。

3月5日

Beaune "Les Chardonnereux" 2004/Patrick Clerget(ボーヌ・レ・シャルドヌル/パトリック・クレルジェ)

2004年産としては枯れた感じで全体的にオレンジ色がかっている。考えてみれば14年もたっているからアリではあるけれど、2004年なんてついこの間だったのにとも思ってしまう。年ですね。味は弱いけど確かな酸味が全体を支配しているけれど、果実味はほとんど落ちているのでいかにも年寄りワインに見える。普段買わないこういうタイプのワインを飲めるのは福袋ならでは。73点。ウメムラの福袋4本10800円の一本。単品価格は3980円(2018/1/29)。

3月2日

Madiran "Patrimoine&Terroir" 2004/Plaimont(マディラン・パトリモワヌ・エ・テロワール/プレモン)

タナ、カベソ、カベルネ・フランと最強な品種の組み合わせ。アルコールは14%。いかにもむせそうな能書きながら、実際は構造のしっかりした柾目ワイン。濃さや重さはほとんど感じられず、端正な作りでエキス分はそれなりにあるけれど、軽めのミディアム。かといって峠を過ぎて軽くなったとも思えず。これはこれでありだと思います。74点。うきうきワインの玉手箱で1058円。

2月28日

Beaujolais Villages Nouveau 2017/Georges Duboeuf(ボジョレ・ヴィラージュ・ヌヴォー/ジョルジュ・デュブッフ)

ボジョレの飲みやすさがありながら、しっかりコクがあり苦味すら感じられる。さすがヴィラージュ。あるいは作り手がいいのか?と思って飲み始めたけれど、やっぱりボジョレ。すぐに飲み飽きる。ワイワイと大勢で飲むように作られています。グラス2杯目までならおいしく飲めるけど、一人でボトルを飲むとこの点数になってしまう。69点。うきうきワインの玉手箱ボジョレ4本セット3218円(2017/2/12)。単品価格は2280円。

2月25日

Bourgogne 2014/Michel Noellat(ブルゴーニュ/ミシェル・ノエラ)

ACブルとしては色がしっかり。若い紫っぽさはあまりないきれいなルビー。カミュの特級畑名より濃いかも。色の通り若さと熟成を兼ね備えており、酸味が溶けかけている。全体的には落ち着いた感じでこのクラスとしてはかなり上の方だと思うけれど、酸味と苦味がとけあっておらず値段を考えたら単品では買わない。74点。ウメムラの福袋4本10800円の一本。単品価格は2786円(2018/1/29)。

2月22日

Beaujolais Nouveau 2017/Antoine Chatelet (ボジョレ・ヌヴォー/アントワーヌ・シャトレ) ?

季節外れのボジョレ・ヌヴォー。飲むのは久しぶりだけど、いつもの味。フレッシュでいちご感満載で外向的で格段に飲みやすい。ただ普段飲んでいるワインとは少し別物感がある。飲み進めてわかったけど、表面はにこやかなのに、実は表情が乏しくいつも同じ顔。味の変化云々のレヴェルではなく、すぐに飲み飽きる。ワイワイがやがやがないところで一人で飲むお酒ではありません。2杯目までならいい気分で終われる。65点。うきうきワインの玉手箱ボジョレ4本セット3218円(2017/2/12)。単品価格は2080円。

2月20日

Les Hauts de Castellas 2013/Vacqueyras(レ・ゾ・ドゥ・カステラス/ヴァケラス)

1月末から続いた激忙期もようやく終わりに近づいたので、サイトの更新がんばります。ここで気が抜けて風邪をひくというのが例年のパターンだけど、今年はどうなるでしょう?それはさておき、うき袋によく入っているので飲むのは4,5回目。いつもながら良質。ローヌらしいジャムのような濃厚な果実味と胡椒のようなスパイシーさをともに味わえる。76点。うき袋赤ワイン6本セット10800円(2017/11)。単品価格は2138円。

2月15日

博士論文の審査に副査として参加。その慰労会。一次会は「ターブル・ハラダ」、二次会は岡山駅前のワインバー「レジェンド」。飲んだのは以下の通りだけど、飲む人は前者が3人、後者が2人半。飲みすぎました。

Chateau Fuisse "Tete de Cru" 2015/Pouilly-Fuisse(シャトー・フュイッセ・テト・ドゥ・クリュ/プイィ・フュイッセ)

料理(フォアグラ入りブリュレ、鰹のカルパッチョ)を決めたあと、お店に白のおすすめを聞いて出されたもの。固くて酸味が強いワイン。香りはまずまずで味も個性的だから飲み頃にあたればいいワインであることが想像されるけど、開ききらないで終わってしまいました。71点。

Bourgogne Hautes Cotes de Nuis "Louis Auguste" 2015/David Duband(ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ニュイ・ルイ・オギュスト/ダヴィド・デュバン)

モンテリ2012とこちらとを示され、それも魅力的だったけど安そうなこちらを。これは私の選択ミス。2015年なので若くて果実味を味わえるかなと思ったけれど、これは強すぎでやはり固くて平板なワイン。鯛のパイ包み、メインの鶉と合わせたけれど、味の個性が強すぎないからかどちらにもイケたのがメリット。70点。

幹事さんがまとめて会計をしたので明細はわからないけれど、1人あたり飲んで食べて5000円。とても安かったです。

Mercurey "La Framboisiere" 2015/Faiveley(メルキュレ・ラ・フランボワジエール/フェヴレ)

1次会で帰ろうとしたのだけど、他に飲める人がいないからと引き止められ2次会へ。オ・メドック・ジスクールとこれを示され、せっかくのワインバーなのに前者はないでしょということで。これは若いブルゴーニュを存分に楽しめました。少し固いけど外向的で、もちろん果実もたっぷり。76点。

Montes Alpha 2013/Cabernet Sauvignon/Colchagua Valley(モンテス・アルファ/カベルネ・ソヴィニョン/コルチャガ・ヴァリ)

もう一本いきましょうといわれ、よせばいいのに断らず、せいぜい言えたのが「もう酔っぱらって味がわからないので安いチリなんかを」ということでモンテスアルファ。カベルネとメルロ2014を示され、選ぶ基準はヴィンテージしかないので1年若いこれを。ハイ、しっかりモンテス・アルファ・カベルネ・ソヴィニョンの味でした。以上。75点。

チーズセット(エポワス、モンドールなど)を二つ頼み、ワイン代込みどんぶり勘定で6000円。こういうところは滅多にこないけれど、意外に良心的価格でおどろきました。

2月12日

Chassagne-Montrachet Vieilles Vignes 2014/Guy Amiot et Fils(シャサーニュ・モンラッシェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ/ギィ・アミオ・エ・フィス)

香りがいい。いちご、ゆり、抹茶、鉱石、香水、白い花、そしてまたいちご。若さからくる酸味はあまり表に出ておらず、苦味と渋みがまるくまとまっている。熟成感こそないけれど落ち着いた味。軽やかだけど軽くなく、エキスしっかりだけど重くない。こういうワインを飲むには4000円超えもやむをえないと思わせる力があります。80点。ウメムラの福袋4本10800円の一本。単品価格は4752円(2018/1/29)。ウメムラの福袋、内容がとてもよかったので1月に2回も買ってしまいました。これは2回目にはいっていたもの。

2月10日

Girlan Flora Sauvignon 2014/Sudtirol, Alto Adige(ギルラン・フローラ・ソヴィニョン/ズュットティロル・アルト・アディゲ)

イタリアはミナミティロルの白。1杯目は白い花の香りに凝縮された干しぶどうの味でまずまずと思ったが、変化が全くなくすぐに飲み飽きる。これだからソヴィニョン・ブランは・・なんて品種のせいにしてしまいたくなる。少なくともこの(単品)価格のワインとしてはもっと工夫が欲しい。68点。ウメムラの福袋4本10800円の一本。単品価格は3456円(2018/1/10)。

2月7日

Joostenberg 2015/Western Cape(ジューステンベルク/ウエスターン・ケイプ)

ラベルは落ち着いた高級感あるもの。抜栓するといちごっぽい果実香。飲むとカベルネらしいタンニンのほどよい苦味と重み。ワインを単品で飲んで味を楽しむタイプではないけれど、チーズや肉料理のお供に合うイギリス人が好きそうなワイン。実際は激安らしいけど、いわれなければわからない。71点。いただきもの。

2月4日

Alceno 12 2011/Jumilla(アルチェーノ・トゥエルヴ/フミーヤ)

1000円そこそこでパーカー90点のワイン。先月飲んだのはシラーだけど、これはモナストレル。シラーほど青くさいスパイス香りはなく、かといってモナストレルの内にこもったような荒々しさもなく、ヴァニラの香りに黒ベリーベースのこの蔵独自の個性的な味がストレートにあらわれている。77点。京橋ワインで6本セット7108円(2017/12/5)。単品価格は不明。

2月2日

Anjoli 2015/Priorat(アンホリ/プリオラート)

飲む人一人なので、ボトル一本で通せる赤のおすすめを聞いたら「どれでもお好きなものを」というありがたいような、困るようなサジェスチョン。価格帯と産地、品種で候補をしぼると、一番安いコレが一番重く複雑とのことで決定。飲むとミディアムでキラキラしたような明るさとほどよい落ち着きが感じられ、チョコレート系の苦味とプルーンのような甘酸っぱい果実香。骨格はしっかりしてボルドーっぽい。ガルナチャとカベルネのセパージュ、なかなかイケてます。魚介系タパスの多いコースだったけれど、違和感まったくなし。おすすめ通りでした。ただ味の変化があるタイプではないので少々飲み飽きたけど。78点。大阪のスペイン料理店エニェで5300円。

1月31日

Chateau Pegau "Maclura" 2015/Cotes du Rhone (シャトー・ペゴ・マクリュラ/コート・デュ・ローヌ) e6.html">9

発音しにくそうな名前のワイン。これはコンディションが悪かったかも。床下収納にしていたものをそのまま開けたので、めちゃ冷たい。だからなのか、味も酸とか渋みなど個々の要素がバラバラに強調されて全然楽しめませんでした。傷んではいなかったと思うので自業自得です。60点。ウメムラで 1998円(2017/12/20)。

1月28日

Santenay "Les Cornieres" 2014/Caroline Morey(サントネ・レ・コルニエール/カロリヌ・モレ)

若さと熟成感の両方を兼ね備えたブルゴーニュ。果実の塊を少し苦目の皮でつつみこんだ舌触り。もちろん酸味はたっぷりなのに、あまり感じない。むしろ苦味にアクセントがある。とはいえ両方の要素ともやわらか。普段飲みとしてこの価格帯のブルゴーニュは手がでないけど、やっぱりいいですね。ウメムラの福袋、ありがたかったです。82点。ウメムラの福袋4本10800円の一本。単品価格は4266円(2018/1/10)。

1月27日

M・A・N 2015/Coastal(マン/コースタル)

南アフリカ産のピノタージュ。ザクロっぽい果実味中心で、芳醇な果実エキス。その割に骨格はグラグラというか薄いという感じでアンバランス。ということで、ブラインドだったらシラーズだと思ってしまう。フランスでいえばAOCローヌっぽい。よく開いていて飲みやすい。72点。京橋ワインで南アフリカ5本セット6242円(2018/1/10)。単品価格は1214円(他店)。

1月25日

Cape Heights 2016/Western Cape(ケイプ・ハイツ/ウエスターン・ケイプ)

南アフリカ産白ワインはシュナンブランがおいしいということで購入。しっかりした酸味と苦味があり、でも酸っぱすぎない、苦すぎないので、牡蠣と合わせてバッチリでした。後味もしっかり。ただかなりの直球で、味の変化は全くないから一気に1本飲んだり、食事なしに飲んだらかなりの確率で飽きると思う。チリ産安ワインのよきライヴァル。ヴィオニエもあるというので試してみた。70点。京橋ワインで南アフリカ5本セット6242円(2018/1/10)。単品価格は961円。

1月23日

Moonlight Shiraz 2016/Stellar Winery(ムーンライト・シラーズ/ステラー・ワイナリー)

南アフリカ産オーガニックワイン。ヴァニラやザクロの香りに黒胡椒のようなスパイシーさのある赤い果実味。酢飯のような酸味も少々。安ワインに多くを求めちゃいけないのだけど、これもエキス過多なのに味が平板なので単調さに飽きてしまう。69点。京橋ワインで南アフリカ5本セット6242円(2018/1/10)。単品価格は不明。

1月21日

Herve Malraud Brut Nature/Mandois Pierry/Champagne(エルヴェ・マルロ・ブリュット・ナチュル/マンドワ・ピエリ/シャンパーニュ)

典型的な赤りんご味系シャンパーニュ。酸味もたっぷりだけど泡は細かくとてもクリーミーなので中和される感じ。さらに、後味にはびりっとした苦味がしっかりと。味の中身のなさを泡でごまかすのではなく、その逆。81点。ウメムラの福袋4本10800円の一本。単品価格は4850円(2017/1/10)。残り3本も含め、噂通りとてもお得な福袋でした。

1月20日

Vanzijl 2013/Cofee Pinotage Special release(ヴァンジール/コーヒー・ピノタージュ・スペシャル・リリース)

名前の通りコーヒーの香り。でもボルドーにあるようなのとは違って、ストレートな原色。それなのに口当たりは軽く(でもアルコール14.5%)、味は赤い実の果実で、あっさり後味。ということ鼻、舌、口で感じるものの組合せが今までの経験(記憶)とは違っているため、違和感があり、バランスが悪いと感じてしまう。もうすこし構造がしっかりしていて重みがあればしっくりしたかもしれない。頭を柔らかくしないとおいしく感じられないというなかなか厳しい状況でした。69点。京橋ワインで南アフリカ5本セット6242円(2018/1/10)。単品価格は1382円。

1月17日

BRONZECarro 2014/Yecla(カッロ/イエクラ)

モナストレル、シラー、メルロ、テンプラニーヨというフランスとスペインの濃いワインを作る時のぶどうが全員集合。アルコールも15%なのでどうなることかと思って飲むと、口当たりはむしろ軽め。果実もあり、コクもあるけど、全体としてはスペインらしいしょうゆ味。夜というより、昼に、あるいは朝から軽く一杯という時に飲めばおいしく感じそうなタイプでした。72点。京橋ワインで6本セット7108円(2017/12/5)。単品価格は1274円。

1月13日

SILVERLe Cirque 2014/Cotes Catalanes(ル・シルク/コート・カタラヌ)

お気に入りの銘柄。新年会用に用意していたけれど、開ける前にお開きになってしまった。梅のような甘酸っぱさと黒い果実の苦味とスパイス香がうまく合わさったワイン。個性的なので万人向けではないし、表面があらく、コクと重さが釣り合っていないという欠点もあるけれど、これがいまだに3桁の値段で買えるとは信じがたい。ヴィンテージにかかわらず一定以上の質で銘柄の味を保っているなんでレフォール・ドゥ・ラトゥールみたい。81点。タカムラワインハウスで980円(2017/12/25)。

1月12日

BRONZEGlenelly "Glass Collection" 2014/Cabernet Sauvignon/Stellenbosch 2014(グレネリ・グラス・コレクション/カベルネ・ソヴィニョン/シュテレンボッシュ)

お友達の間では評判がいい南アフリカの赤。ほどよいカビ臭さや甘くないけど熟成した複雑な果実味があり、ぶどうの種のような苦味がカベルネらしさを感じさせる。丁寧に手がかけられたことがよくわかる、ワンランク上のワイン。確かに値段以上の質をもっている。でも、味の複雑さの構造を知りたいという意味ではリピートありだけど、飲んで楽しかったからリピートしたいという気持ちとはちと違う。南アフリカに慣れていないからそう感じるのかもしれないけれど。75点。タカムラワインハウスで1555円(2017/12/25)。

1月10日

BRONZETarapaca Brut(タラパカ・ブリュット)

チリのスパークリング。前にいつ飲んだか忘れたけど、久々であることは確か。はっきりとした個性的な味と香りがあるスパークリング。全体的に香ばしい香りがあり、アーモンドや焦がし砂糖のような香りがある。泡はボコボコと荒く大粒だけど、味はブリュットでこの値段でここまで個性を持っていたら時々飲みたくなるかも。74点。ドラジェでスパークリング3本セット3434円(2017/8/24)。単品価格は1242円。

1月7日

BRONZEMitolo G.A.M. 2010/Shiraz MacLaren Vale(ミトロGAM/シラーズ・マックラーレン・ヴェイル)

オーストラリアのシラーズといえば、熟した赤い果実味を思わせる、いかにも内側から燃え上がる熱さが感じられるという印象。これもザクロっぽい典型的なシラーズ味。それに加えてブランデーのようなアルコール感。そしてまったりとして少しトロトロ感もでてきており、重さもある。その意味で1ランク上の質であることは確か。だけど落ち着き過ぎて、表情に乏しい。形は確かだけど生き生き感がない気がする。飲み頃が過ぎてしまったのかな。80点。京橋ワインで4298円(2015/1/17)。

1月3日

13時から21時過ぎまで教え子たちと自宅で新年会。今年は少なめで全11人。鹿、牛、鶏のバーベキューをしました。飲んだのは以下のとおり。一言コメントです。

BRONZEMVSA Brut Nature/Vallformosa/Cava(ムサ・ブリュット・ナチュレ/バルフォルモサ/カバ)

BRONZEMVSA Brut Nature/Vallformosa/Cava(ムサ・/バルフォルモサ/カバ)

乾杯用にまずはカバ。緑色系でさわやか。上のほうがよりクリーミーでコクも深い。でも共に値段の割に質が高い。75点と74点。タカムラで1296円(2017/12/25)と1188円(2016/12/6)。

BRONZECono Sur Bicicleta 2016/Gewurztraminer(コノ・スル・ビチクレタ/ゲヴュルツトラミネール)

BRONZECono Sur Bicicleta 2016/Viognier(コノ・スル・ビチクレタ/ヴィオニエ)

いつものワイン。やはりゲヴュルツが頭一つ抜け出ていて、干しぶどうとシェリー酒の雰囲気がうまくあわさり酸味がおいしい。ヴィオニエはグレープフルーツの皮の苦さとミネラルがよくでているけれど、焦点が少しぼやけていた。77点と72点。ともにタカムラで788円(2017/12/25)。

NO�TEBarolo 2013/Terre da Vino(バローロ/テッレ・ダ・ヴィーノ)

うき袋にはいっていたもので、5回目くらいかも。いつもながらの感想ながら、1000円代半ばのワインとしては形が整っているし、イタリアっぽい明るさや混じり気のなさなど好印象なところがあるけれど、2000円近くのワインとしてはやや高め。そしてバローロとして飲むと弱いし個性が薄い。70点。うき袋で赤ワイン6本セット10800円(2017/11)。単品価格は1922円。

BRONZETesoro de Bullas Seleccion 2008(テソロ・デ・ブーリャス・セレクシオン)

BRONZETesoro de Bullas 2009(テソロ・デ・ブーリャス)

同じ銘柄のヴィンテージ違いをくらべてみようということで。少し荒さ(勢いともいう)のある果実味たっぷり系ということでもちろん同じ傾向。2008年産の方がよりはっきりした味で集中力もある。2009年産は少し弱く峠をこした感じ。76点と73点。京橋ワインで6本セット7108円(2017/12/5)。単品価格は1382円と1058円。

1月1日

あけましておめでとうございます。ぎっくり腰は徐々に回復で、新年から大掃除をして喉が渇いたし、食べるものは不動のTsushimiなので今年はロシアのスパークリングから。

SILVERАбрау Дюрсо Брют 2012/Victor Dravigny(アブラウ・デュルソ・ブリュット/ヴィクトル・ドラヴィニ)

見事なシャンパンゴールド。泡もきれいでいつまでも軽やかに立ち昇る。もちろんクリーミーでイースト香をかぎながらミネラルな酸味を味わえる。少し雑味的な甘みがあるのを除きほとんどシャンパーニュ。と思ったら、もともとこの銘柄は帝政期の皇帝蔵で働いていたフランス人V.ドラヴィニの指導で作られたとのこと。シャルドネ、ピノ・ブラン、ピノノワール、ソヴィニョン(ブラン)というセパージュ。ロシアのスパークリングもここまできたか!というワインです。79点。フルンゼンスカヤのАзбука вкусаで936ルーブル(2016/11/27)。約1591円。

BRONZEVosne Romanee "Les Clous" 2005/Prieure Roch(ヴォーヌ・ロマネ・レ・クル/プリュレ・ロック)

赤はボルドー系が続いたので、在庫のなかから飲み頃のブルゴーニュを選ぶ。古漬けの香りがどわっと。そしてミントのようなツーんとした香り。その底にトリュフや下草など次々に香りがでてきてさすが熟成ブルゴーニュ。そしてロックならではの野菜いための香りが続く。口に含むとややゆるい感じで峠は過ぎたのかと思ったが、苦味はうまくとけ、酸も丸い。去年飲んだ同じ作り手のシャンベルタンとくらべると複雑さや重みの点で劣るけれど、値段や飲み頃を考えると同じくらいおいしく飲めた。81点。リカーワールドで5106円(2008/8/28)。


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