ワインに目覚めて19年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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GOLD・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし  SKELTON・・・買うべからず


2016年
2016年6月のワイン


2016年5月のワイン


2016年4月のワイン

 


6月29日

BRONZETinto Iturria 2010/Toro(ティント・イットゥーリア/トロ)

ティント・デ・トロという品種が90%、残りがガルナッチャ。久しぶりに飲む重いし濃いし荒削りなガッツあふれるワイン。果実味よりスパイスの固まりのような味だけど、複雑さがあるので単調に流れない。また、スペインワインによくあるしょうゆっぽさ(?)があるのでローヌではないとわかる。味の好みは人によって分かれるだろうけれど、力をこめて作ったことは誰にでもわかる造り。71点。京橋ワインで 1620円(2016/6/18)。

 

6月26日

BRONZEHacienda del Carche/Cava(アシエンダ・デル・カルチェ/カバ)

泡はたっぷりでクリーミー。カバらしく酸味に少しキンキンしたところがあるけれど、全体のバランスはいい。いつも飲むカバより2割高い。といっても1000円以下なので 暑い日にゴクゴク飲める懐に優しい値段。特にこれといった特徴はないけれど、ヴェリタスさんのスパークリング、今回もアタリです。74点。ヴェリタスで泡もの5本セット4299円(2016/4/17)。単品価格は999円。

 

6月25日

NOTEDomaine Vallot (2013)/Le Coriancon/Cotes du Rhone(ドメーヌ・ヴァロ/ル・コリアンソン/コート・デュ・ローヌ)

チェリーやいちごなどのニュアンスで、ローヌらしい凝縮感があり複雑だけど、少し収斂性があり、悪酔いしそうなくせのある苦みが後味に残る。もう少し立体感がれば印象が違っていたかも。複雑な味でも単に濃いだけだと飲みづらい。販売店サイトだと2013年産とあるが、ワインにヴィンテージの表示はなし。コルクに書いてあったのかな?68点。ヴェリタスでローヌ5本セット6480円(2016/5/28)。単品価格は1389円。

 

6月22日

BRONZEChateau Mourgues du Gres 2012/Galets Rouges/Costieres de Nimes (シャトー・ムルグ・デュ・グレ/ガレ・デュ・ルージュ/コスティエール・ドゥ・ニム)

アルコールは高めに感じる(といってもラベルをみると14%)。骨格は少しゴツゴツした感じで、渋みもダサいので少し古いタイプの素朴なローヌ。と思いきや、よく味わうと滑らかで結構モダンな雰囲気もある。赤い果実と血の香り。ローヌ右岸、ラングドックよりだからかスパイシーさや草っぽさはあまりなく、濃い果実がストレートにくるワイン。75点。ヴェリタスでローヌ5本セット6480円(2016/5/28)。単品価格は1290円。

 

6月19日

BRONZESolanera 2012/Castano/Yecla(ソラネラ/カスターニョ/イエクラ)

1000円代なのでパーカーポイント94点をとったワイン。中身の詰まった質の高いワインだけど、そこまでの高得点をとるほどじゃないでしょと思い、確認のために何回も飲んでいる。モナストレル、カベルネ、ガルナッチャというおなじみのぶどうにティントレラと品種も加えられている。販売店サイトの説明ではブラックベリーとプラム、甘いタンニンという私の好きなタイプの味のはずだけど、いろいろな要素がごちゃまぜで、そのうえ濃すぎて個々の味の要素がよく見えない。こなれるのを期待して毎回リピートするけれど、今回も同じような印象。75点。ドラジェで1706円(2015/12/20)。

 

6月18日

BRONZEComtesse de Rinken Brut Rose /Charles Sparr(コンテス・ドゥ・ランケン・ブリュット・ロゼ/シャルル・スパール)

アルザスのスパークリング。オレンジ色に近い輝くようなロゼです。ロゼを飲むと、なぜか赤い果実味を感じてしまうが、これもそう。ブリュットといってもビールのような苦さではなく(柑橘系)果物の苦みで、酸味もしっかりだけど全体的になんとなくまったりした感じ。好感度高いです。75点。ヴェリタスで1180円(2016/5/28)。ちなみにセールの今は税込み588円!2本追加購入しました。

 

6月17日

SILVERButi Nages 2012/Costieres de Nimes(ブティ・ナージュ/コスティエール・ドゥ・ニム)

ローヌ右岸のワインで、定石とおりグルナッシュ、シラー、ムールヴェドルというセパージュで、それぞれ個性的な味をだすブドウなのでほどよく複雑。スパイシーというより、プルーンを煮詰めた果実味たっぷりのジャム系。ちょうど飲み頃なのかささくれ立ったところがなく、とてもなめらか。フルーツ爆弾というほど饒舌ではないが、おまけで80点。ヴェリタスで1180円(2016/5/28)。

 

6月15日

BRONZECasillero del Diablo 2014/Shiraz/Concha y Toro(カシェロ・デル・ディアブロ/シラーズ/コンチャ・イ・トロ)

コノスルばかりではなく別のチリも飲んでみようということで。といいつつ、代わり映えしない銘柄ですが、質の高さはお墨付き。以前とくらべると、過剰ともいえる濃さや重さがなくなり、ミディアム〜フルボディー。押し出しの強さも控えめで、バランス優先の造り方に変わったのか?シラーズという品種を楽しもうと思ったら、果実の熟々さをストレートに出しているオーストラリアの方がいいかも。なんか優等生的なワインでした。74点。京橋ワインで1382円(2016/5/4)。

 

6月12日

BRONZEFizz Fizz Fizz/Cava(フィズ・フィズ・フィズ)

切れの良いいつものカバの味。少しレモンの香りがするところが特徴。すっきりした後味だけど、飲みごたえもしっかりある。いつもながら、ヴェリタスのカバにハズレなしでした。75点。ヴェリタスでスパークリング5本セット4299円(2016/4/17)。単品価格は999円。

 

6月11日

BRONZEDomaine Gris des Bauries "Duo des Achaux" 2012/Cotes du Rhones(ドメーヌ・グリ・デ・ボリ・デュオ・デ・アショ/コート・デュ・ローヌ)

前回飲んだ(下)のワインとよく似てるなぁと思ったら、同じ作り手でした。ヴィンテージも同じ。使っているぶどうはグルナッシュとシラーと書いてあります。でも味の傾向は同じ。こちらの方が落ち着いていて、バランスよく安定しており、ざらざらしたところがない。若いローヌとしては理想的な仕上がり。値段は、と調べてみると、予想とおりこちらの方がやや高い。といっても270円差。ちょうどそのくらいの値段の差くらい違う。なんてことは普通ないけれど、この場合は真です。74.5点。ヴェリタスでローヌ5本セット6480円(2016/5/28)。単品価格は1429円。

 

6月9日

BRONZEDomaine Gris des Bauries "Les Chaix" 2012/Cotes du Rhones(ドメーヌ・グリ・デ・ボリ・レ・シェ/コート・デュ・ローヌ)

こんな蒸す季節にローヌセットを買ってしまい、やっちまったかなという気がしないでもないけれど、おフランスのワインは力だけで押してくるものは少ないから、洗練されているとはいわないでも暑苦しくはなりません(はず)。これはグルナッシュ中心で、ブルーベリー、チェリー、プルーンを煮詰めた系の果実味たっぷり。少々荒削りで水っぽさもあるけれど、安いので全然気になりません。74点。ヴェリタスでローヌ5本セット6480円(2016/5/28)。単品価格は1159円。

 

6月7日

BRONZEFinca La Pintada/Cava(フィンカ・ラ・ピンタダ/カバ)

ヴェリタスのカバなのでハズレなし。という先入観のもと飲むと、想像とおり。グレープフルーツの皮のような苦みが少しあり、全体的にはとても心地のよいすっきりさで、キレのよいブリュット。ボディーにみあったコクもちゃんとあるのでバランスよし。75点。ヴェリタスでスパークリング5本セット4299円(2016/4/17)。単品価格は999円。

 

6月5日

SILVERJurgo L98/Grandes Bodegas(フルゴ/グランデス・ボデガス)

ブラインドで飲んだら、20年ものの右岸ボルドーの格付ワインと答えてしまう貫禄と味の深みがある。少し前に同じ蔵の01を飲んだが、それをさらに構造を緻密にし、落ち着いた味わい。これは1998年産ということらしい。はっきり名乗っていないので、98を中心として他のヴィンテージとミックスしているのかもしれない。ただワインのエッヂはオレンジで枯れる寸前という趣。抜栓直後が頂点で、飲んでいる間にどんどん下降線をたどる。それを考慮しても質の高いワイン。値段を考えるとありえないくらい。86点。ヴェリタスで999円(2016/4/17)。

 

6月3日

BRONZECabernet Sauvignon 2011/Limited Asconi2013(カベルネ・ソヴィニョン/リミティド・アスコーニ)

モルドヴァのアスコーニ。最後の1本。いつもながら、微発泡っぽい感じで舌が少々しびれる。茎を煮詰めたような苦み中心の味わいで、その後から果実味がくるけれど、ほとんど甘みは感じられずこれぞカベルネ的な感じ。いろんな要素が入っているし、骨格もしっかり。この値段としてはありえないくらい完成度が高い。このシリーズに共通した味わいの一貫性があり、なかでもこのワインはバランスのとれているし、飲み頃。ただ残念ながら私の好みのラインからはずれている。73点。ヴェリタスでモルドヴァ5本セット4299円(2016/1/26)。単品価格は799円。

 

6月1日

BRONZESplendore 2013/Ribera del Duero/Casajus(スプレンドレ/リベラ・デル・ドゥエロ/カサフス)

リベラ・デル・ドゥエロのワインなのでどっしり、しっかりで黒系ベリー味の重いワインを想像していたら拍子抜け。とまではいかないけれど、ミディアムボディーで赤系の果実味豊かなワイン。柔らかく、ほどよく薄く、するする飲めるワインだったが、最後に澱がたっぷりでびっくり。品種はテンプラニーヨ。カサフスという定評ある作り手の廉価版ワイン。71点。京橋ワインで1490円(2016/5/4)。

 

5月28日

BRONZEApollonio Negroamaro 2011/Salento Rosso(アポッロニオ・ネグロアマロ/サレント・ロッソ)

産地はイタリア半島のかかとの先。ネグロアマロというのが品種名。アルコールは15%。となると熟々のぶどうで辛口なのに思い切り甘そうに思えるが、甘さは意外に控えめで、タバコやコーヒーの香りがたっぷり。スパイシーさや煮詰めた黒ベリーの苦みはローヌみたい。ピザに合わせて飲みました。72点。京橋ワインで 1620円(2016/5/4)。

 

5月26日

BRONZEPeregrino de Sant Joan/Cava(ペレグリノ・デ・サント・ホアン/カバ)

サン・ペレグリノとは関係ないのだろうけれど、同じように飲み下したあとに、じわりと苦みが感じられる。柑橘系のキレのよい酸味、まさにブリュット。シャンパーニュのようなふくらみはないが、この味ならなくても全然問題なし。75点。ヴェリタスで6本セット4299円(2016/4/17)。単品価格は999円。

 

5月24日

BRONZEUltreia Saint Jacques 2010/Bierzo/Paul Perez(ウルトレイア・サン・ジャック/ビエルゾ/パウル・ペレス)

販売店がかなり肩入れしている生産者のワイン。なので飲み頃を待っていがが、そろそろということみあり衝動的にあけてみた。2010年産はフランスで超優良年なのでその先入観とともに口に含んだ第一印象は「水っぽいな」というもの。でもそれは開けたばかりのバランスが整わない時に印象だということが後でわかる。開いてくると骨格がしっかりしており、なめらか。ブラインドで飲めばメルローベースのボルドーワインと答えたかもしれない。さらにプルーンやブラックカラントなど黒ベリー系果物をよく漉し、煮詰めて、でも苦みを滑らかにしたジャムを加えたようなたっぷりとした味を味わえる。それでいてミディアムボディー。この生産者のワインでは廉価版になるからか、6年にして既に峠は越えているけれど、上級グレードならかなり期待できそうな予感。いや、このワインも値段なりのCPは十分にもっている。79点。ワイナリー和泉屋で 2835円(2012/11/18)。

 

5月20日

BRONZEMas des Bressandes Cuvee Excelence 2013/Costieres de Nimes(マス・デ・ブレッサンド・キュヴェ・エクセランス/コスティエール・ドゥ・ニム)

学会にあわせて他大学の同僚と3人で会食。まずはお店からサーヴィスのスパークリングワインをいただき(銘柄不明)、その後も泡にするか赤にするかと考えていたら、二人から白にしましょうということで。しっかりめの白をいくつか候補を挙げてもらったなかから選んだのがこれ。ユリ系の香水にゲヴュルツを合わせたような強烈な香りで、料理に合わせて飲むというか、ワインに合わせて料理を選んだ方がいいような個性の強さ。味はシトラスやゴールデンデリシャスなど果実のなかに酸味が感じられるタイプ。シャルドネではないし、個性偏差ではヴィオニエと同じく尖っており、過去に飲んだものではスペインのアルバリーニョ(ここここここで飲んでます)に一番近いかも。ということで聞くとマルサンヌとルーサンヌというセパージュ。時とともにこなれてきたのか、舌が慣れてきたのか、料理もしっかりした味付けだったからか、すごくおいしいと言えなくても、面白い組み合わせとして満足できました。74点。表参道のブノワで7500円。

 

5月19日

恒例の温泉合宿。今年は熱海。といっても、新幹線で夕方に行って、翌日午前中には東京に戻ったので、滞在したのは温泉旅館のみ。バイキングの夕食時にはビールと日本酒を飲んで、その後に部屋に戻って以下の2本+α。

BRONZECasillero del Diablo 2015/Concha y Toro(カシェロ・デル・ディアブロ/コンチャ・イ・トロ)

チリではコノスルをよく飲むけれど、たまにはコンチャイトロも試してみようということで。品種はヴィオニエ。味も香りもチリらしく、しっかりどっしり。グレープフルーツの皮の苦みを抽出した感じで、通常の白ワインとは明らかに別。ぶれることなく直球ストレートの味なので、変化はないけれど、こういうシチュエーションでは価値ある1本でした。コノスルレセルバと同時に飲んで比較すれば面白いと思う。74点。京橋ワインで 1382円(2016/5/4)。

BRONZELe Cirque 2013/Cotes Catalenes(ル・シルク/コート・カタラーヌ)

おなじみのワイン。このヴィンテージははじめてかも。いつもながらグルナシュ、シラー、カリニャンというセパージュで想像される通りのガチャガチャでイガイガ。果実味たっぷりで、コーヒーやタバコの香りも香る肉厚のワイン。しかもスーパーセールでお買い得価格で入手しました。酔っぱらいの皆さんにはアルコールなら何でもよかったみたいだけど、このワインを飲めてよかったです。また改めて稽古してみた。78点。お手軽ワイン館で734円(2016/4/10)。

 

5月18日

NOTENottage Hill 2014/Hardy’s(ノテージ・ヒル/ハーディーズ)

オーストラリアのピノ・ノワール。チェリーの味と香りが中心だけど、チリのように煮詰めて濃くした感じではなく、ミディアムでくどさはない。ただ、口がこの味に慣れてしまうと、それ以上の変化は全くなく、平板なので飲み飽きる。値段を考えても悪いワインではないけれど、しらふから始めて一人で一本飲むと少々しんどい。70点。京橋ワインで 928円(2016/5/8)。

 

5月15日

BRONZEEnterizo Brut/Cava(エンテリゾ・ブリュット/カバ)

日中の気温が25度を越え、今年もカバの季節到来。力の入っている、地味で奇抜なラベル。中身はラベルに負けていない。夏みかんの皮の苦さがうまく溶け込んでいる果実味。後味すっきりのブリュット。でも味はほどほどに濃く、余韻もある。さすがヴェリタスのカバ。しかも税込み単品800円以下!75点。ヴェリタスで6本セット4299円(2016/4/17)。単品は798円。

 

5月14日

BRONZEHirsch Vineyards Pinot Noir 2010/Sonoma Coast(ヒルシュ・ワインヤーズ・ピノ・ノワール/ソノマ・コースト)

福袋ピノ3本セットのうちの一つ。自分からは決して買わない銘柄なので、たまには福袋も面白い。基本的にフランスのピノ・ノワールとよく似ている味で、若いからか、造りのせいかわからないけれど、果実味の甘酸っぱさが出色。普段飲むACブルレヴェルより2段階くらい上で、チェリー、オレンジ、リンゴの外向的な果実味とそれを支えるまったりした苦みがアフターであり、素直においしい。香りもよく、上品な香水にハニーなアンモニアを加えた蜜ぽさた魅力的。ただ、全体的になんとなく人工的な雰囲気を感じるのはアメリカ産ワインにたいする私がもっている偏見かな?80点。うき袋でピノ3本セット16200円(2016/3/30)。単品(参考価格)6606円。

 

5月12日

NOTEChateau Perreau 2009/Bordeaux(シャトー・ペロ/ボルドー)

今週は二回飲み会があったけれど、どちらもビールのみで通したので久々のワイン。2009年産だけどACボルドー規格。どんな感じなのかなという興味があったが、飲んでみるとなるほどという感じ。確かに凝縮感や豊かなタンニンがあっただろうなという感じはするけれど、ギシギシさせる要素はみんな溶け込んで、どちらかといえば軽いワインになってしまった。頂点は過ぎており、でも枯れた味わいがでるほどのポテンシャルはなかったんじゃないかと想像。もっと若い頃に飲みたかったワインです。70点。京橋ワインで 6本セット6458円(2016/2/7)。単品は1058円。

 

5月8日

BRONZEConde Galiana Grand Reserva 2007/Catalunya(コンデ・ガリアーナ・グラン・レセルバ/カタルーニャ)

スペインの古めで安いグランレセルバは経験的に値段なりの中身なので期待していなかった。が、これは例外。9年目ながらかなり年をとったオレンジ色で、力も弱く、たらんとした酒躯。でも古酒としての魅力が十分にある。生ハムのような猥雑な生臭い香りで、味はハチミツと赤い果物が混合したような、しかも果実味は既に飛んでなくなり別の化合物になっている。飲み頃の最終段階で今後いつまでもつかわからないながら、この味だったらとても魅力的。77点。京橋ワインで 6本セット6458円(2016/2/7)。単品は1127円。

 

5月6日

BRONZETorbreck Old Vines 2012/Barossa Valley(トルブレック・オールド・ヴァインズ/バロッサ・ヴァリ)

トルブレックの最廉価版。噛んで飲む感覚。でもドロドロではなく、マイルドなチューイーな感触。グルナッシュ・シラーズ・ムールヴェドルという「濃い」ワインになりがちな品種を合わせたものだけど、混ぜた結果それぞれの個性は薄まってしまい、ザクロやイチゴやブドウっぽさは確かにあるのに、どれも仄かな感じ。ということで、トルブレックらしさはあるけど、まさに入門編ということで、それなりにおいしく飲めるのに悪い意味で角のないワイン。72点。お手軽ワイン館で2138円(2016/4/10)。

 

5月4日

BRONZEБрюнье Мерло 2009/Краснодар (ブリュニエ・メルロ/クラスノダール)

スイスのワインメーカー(名前は不明)が黒海沿岸のロシアはクラスノダール地方で作っているワイン。品種はメルロ。やや閉じ気味なのか、香りがあまりでてこない。よく嗅げば、リコリス、チェリー、タバコ。ミディアムボディーで味は濃厚。なのにぶどうは熟している感じがせず、干しぶどうを使ったのかなと思うほどキレがよく、余韻が全くといっていい程ない。旧ソ連内向けだった頃のロシアワインは、味はボケて変に甘さでごまかしているものが多かったが、これは明らかに世界市場に目を向けているので、今後が楽しみ。74点。モスクワのマサンドラで960ルーブル(2016/2/26)。約1440円。

 

5月1日

SILVERMazoyeres Chambertin 2006/Camus Pere&Fils(マゾワイエール・シャンベルタン/カミュ・ペール・エ・フィス)

いつもながら色はACブルゴーニュレヴェルでとても薄く、枯れた感じの赤茶色でエッヂはオレンジがかっている。でも味も香りもそれなりに複雑。梅やチェリー、百合の香りが香しく、粒子が細かいのか口当たりはエレガントで味蕾を心地よく刺激する。特級畑にしては立体感が感じられないとか味の変化に乏しいとかで評価が低いのかもしれないけれど、ヴィンテージにかかわらずドメーヌ独自の味を感じられるので安定感はあるし、5000円程度のワインと考えれば十分に満足。ということで、カミュ狙いで福袋をリピート買いしています。85点。うき袋でピノ3本16200円(2016/3/30)。単品価格は6566円。

 

4月29日

BRONZELe Mazet 2013/Pays D’Oc(ル・マゼ/ペイ・ドック)

モンペリエ近くを拠点とする生産者のピノ・ノワール。湿ったプロパンガスのような香りがしてヤバいかなと思いつつ口に含むと、いちごやフランボワーズに苦みを加えたような若いピノらしい味。重さはなく、変化もない。でも同価格帯のブルゴーニュよりしっかりした味だし、ピノ・ノワールを楽しめる。71点。お手軽ワイン館で950円(2016/4/17)。

 

4月27日

BRONZEChateau Puygueraud 2010/Cotes de Bordeaux(シャトー・ピュイゲロ/コート・ドゥ・ボルドー)

はじめはむっつり。2010年産なので力強さはたくさん感じられるのに、メルロ比率が高いからかタンニンギシギシという感じは全くない。滑らかだけど、皮におおわれているかのように味がみえてこない。骨格はしっかりしていて果実味がギュっとこもっているのはわかる。味のタイプはサンテミリオンのニューウエーヴ系なので、飲み頃に飲んだらさぞかしおいしいだろうと想像する。安く買ったので、今回の飲み口でも満足。75点。お手軽ワイン館で2030円(2016/4/10)。

 

4月23日

SILVERJurgo L01(フルゴ・ゼロイチ)

「伝説のワインを生み出す銘醸地の由緒ある蔵本から、偉大なヴィンテージの単一年のぶどうで仕込まれた秘蔵ワインが特別にリリースされ」たスペインワイン。いかにも眉唾な説明だけど、飲んでみてびっくり。期待をはるかに上回る、どころか何年かに一度の「発見」と言っても言い過ぎではない。注ぐとエッヂがオレンジになっていて、いかにも古酒の雰囲気(といっても2001年産だけど)。ほんのりと漂う香りはバナナや梅なのに、ブラインドで飲めばハズレ年のボルドーグランヴァンを思わせる上品さがある。口に含むと枯れていると同時に生き生きしている。能書きを読めばウニコ?と考えちゃうが、よく味わえば酸味がギュッと凝縮しているのでカスティーヨ・ムリエタ関連なのかもしれない。楽天のワイン屋は売らんがために「信じられない!」や「大発見」を連発して毎日繰り返して全力を尽くして言葉を陳腐なものにしているけれど、このワインにかぎっては「発見」してくれてありがとうと心から思います。85点。ヴェリタスで6本セット999円(2016/4/17)。

 

4月20日

BRONZEHardys VR Shiraz 2014(ハーディーズ・ヴァラエタル・レンジ・シラーズ)

シラーズを飲みたくて購入。トルブレックが欲しかったけど高騰しているので、逆に安い方で何かないか探してみつけたもの。コノスルだとヴァラエタル・シリーズに相当。思いきり軽いワイン。だけどイチゴやザクロのような甘みとタンニンの苦みがうまくミックスしていてシラーズの味がよく出ているので期待とおり。スルっと一本空けてしまいました。一気に飲みきらないと飲み飽きるかもというほど平板だけど。インパクトはあるので立食パーティーにはいいかもしれない。71点。京橋ワインで 799円(2016/2/27)。

 

4月17日

BRONZEMilcampos 2012/Ribera del Duero(ミルカンポス/リベラ・デル・ドゥエロ)

草の香りがしてローヌっぽい。荒削りで口の中で暴れる。落ち着いてきてもささくれだっているのは変わりないながら、濃厚な果実味がたっぷりとたちあらわれ、黒ベリーのジャムみたい。重みもある。リベラ・デル・ドゥエロのワインは安くても骨格がしっかりしていて安心感がある。75点。京橋ワインで 6本セット6458円(2016/2/27)。単品価格は1382円。

 

4月15日

NOTEMerlot Limited Asconi 2011/Moldova(メルロ・リミティド・アスコーニ/モルドヴァ)

久々にモルドヴァのセット。このシリーズ、微発泡まではいかないけれど、どれも舌先が軽くしびれる。味は濃いめで色々な要素がたくさん詰まっている。でもそれに似合わず構造がゆるゆるで、残念ながら味にも魅力がない。値段を考えるとがんばっているとは言え、積極的に買いたいとは思わない。68点。ヴェリタスで6本セット4299円(2016/1/26)。単品価格は799円。

 

4月13日

BRONZECorte Ferro 2013/Nero D’Avola/Sicilia (コルテ・フェッロ/ネロ・ダヴォラ/シチリア)

あまり期待していなかったからか、予想外においしいワイン。果汁をぎゅっと絞ったような酸味のあとに、赤い果実の甘さがじわりと広がる。ボディーはライト〜ミディアムなので「たっぷり飲んだ感」がなく、ぐいぐい飲めて、久々にボトル1本が早々と空いてしまった。でも薄っぺらではなくエキス分で飲ませるワイン。単品価格は1000円台半ば。それだけの価値はあります。77点。京橋ワインで 6本セット6458円(2016/2/27)。単品価格は1598円。

 

4月10日

BRONZEChateau Belevue Canteranne 2012/Haut-Medoc(シャトー・ベルヴュ・カンテランヌ/オ・メドック)

AOPオ・メドックだからか、一定の(高い)質が保証されている。苦みがウリのワインで、構造もしっかり。若いメドックにしてはタンニンの角がまるく、飲みやすい。古典的な造りだと思っていたのに、ゆっくり飲んでいると甘みさえでてきたので意外だった。いい意味で。73点。京橋ワインで 6本セット6458円(2016/2/27)。単品価格は不明。

 

4月6日

NOTEEl Miracle Art 2013/Alicante(エル・ミラクル・アルト/アリカンテ)

スペインはバレンシア地方アリカンテのワイン。地中海側海岸線のちょうど真ん中あたりのところです。セパージュは飲んだだけでは見当がつかず、何なのかなと思って販売店のサイトをみると何でもアリという趣。モナストレル、シラー、ピノ・ノワール、メルロー、テンプラがちょうど同じくらいの割合ではいっている。これではわからない。味そのものはいやなものではないが少し葉っぱ臭さが優勢。問題はささくれ立ったような荒々しさがあることで、粗めの造りだと感じられた。アルコール13%のフルボディーで飲みごたえはあるので「酔っぱらった後のもう一本」にはいいかも。69点。フィッチで734円(2016/3/26)。

 

4月3日

BRONZEChateau Artix 2012/Minervois(シャトー・アルティクス/ミネルヴォワ)

グルナッシュ、シラー、カリニャン。素朴、柔らかで値段も含めて気軽に飲める。若いのに角がなく飲み頃。ローヌのようなジャムっぽい濃厚さはないけれど、熟した果実味はたっぷり。普段飲みにはある意味理想的なワインでした。73点。京橋ワインで 6本セット6458円(2016/2/27)。単品価格は不明。

 

4月1日

BRONZEArdiles 2007 /Priorat(アルディレス/プリオラート)

なんだかんだ言ってもパーカー高得点ワインは一定以上の品質だと思う。そこから先は好みの問題。ミシュランの場合、星の認定基準にコストパフォーマンスが加味されているけれど、パーカーポイントもある程度考慮されているのでは?だから1000円台の90点と10000円の85点だったら後者の方がより魅力的であってもおかしくない。
で、これはスペイン産1000円台の91点ワイン。2007年産とは思えない瑞々しさ。ガルナッチャとシラーの果実味を全開にしたような造りで黒ベリーとチェリーを凝縮させたような濃厚な味わいだが、骨格がしっかりしているので濃すぎるとは感じない。リベラ・デル・ドゥエロにあるような味わいだけど、安ワインなのに荒削りではなく、うまく熟成しており、今飲み頃。3000円以下なら満足できる味わい。76点。
京橋ワインで 1580円(2016/3/13)。

 

 

 

 


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