ワインに目覚めて19年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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今までの金賞ワインたち

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NOTE・・・飲みたい日なら買うべし  SKELTON・・・買うべからず



2016年9月のワイン


2016年8月のワイン


2016年7月のワイン

 

9月30日

NOTECasajus Vendimia Seleccionada 2012/Ribera del Duero(カサフス・ベンデミア・セレクシオナダ/リベラ・デル・ドゥエロ)

ソムリエナイフでいつも通りにあけようと思ったら、テコの支点となっているボトルの口がガリっと欠けてしまった。コルクはまだ抜けていないので、ガラスの粉がワインに混ざらないよう注意深くあけて、そのあとはデキャンターに入れて飲んだ。こういう作業をするだけで疲れてしまって、ワインそのものについてあまり印象に残っていない。悪くはないけれど、リベラ・デル・ドゥエロらしい厚みのあるジャムのような味はなかった。70点(?)。京橋ワインで2354円(2016/5/4)。

 

9月28日

BRONZEMontes Alpha Chardonnay 2014/Aconcagua Coast(モンテス・アルファ・シャルドネ/アコンカガ・コースト)

抜栓すると煙たい香りが漂うが、樽のそれではなく奥に鼈甲飴のような甘さがあるような煙たさ。口に含むとさすがに豊かだけど、なんとなくざらついている。味はシャルドネ直球。酸味がしっかりありながら果実の甘みで支えられていてバランスがよい。チリ産なのに「シャルドネならモンテスでしょ」と紹介してもいいくらい王道。ただ、それなりのお値段だし、ざらざら感が少し残念。75点。エノテカのエヴァーグリーンボックス(2016/8/29)。6本で10800円。単品は2376円。

 

9月25日

BRONZEBicicleta Carmenere 2015/Cono Sur(ビシクレタ・カルメネール/コノスル)

コノスルのヴァラエタルという低価格帯のワイン(ただ、ヴァラエタルというのは裏ラベルに日本語で書いてあるだけなので、正式にはビシクレタ・シリーズ?)。前に何回か飲んだ時は単調すぎたので敬遠していたけれど、おいしいという話が聞こえてきたので再挑戦。なかなかよくできています。梅の甘酸っぱい香り、チェリー、黒ベリーを煮詰めた味。単調さや過度の濃さがないことはないけれど、よく熟した果実味をたっぷり味わえることで短所は補って余りある。キャップシールなのも使い勝手がよく、温泉での宴会にいいかも。73点。ワイナリー和泉屋で793円(2016/9/11)。もっと安く買える銘柄だけど、送料無料だったのでよし。

 

9月24日

SILVERSileni Cellar Selection 2015/Sauvignon Blanc/Marlborough(シレーニ・セラー・セレクション/ソーヴィニョン・ブラン/マルボロ)

じわじわとおいしさが広がってくる白。このワインの魅力はレモンライムの酸。酸っぱいけれど、甘い。レモンを丸かじりしつつ、酸っぱさを取り除いて果実味だけが出てくるような味。酒躯は弾力性があり、オリーブオイルでコーティングされてるかのようになめらか。重さはそれほどないけれど、飲み込むごとにもう一杯欲しくなる。80点。エノテカのエヴァーグリーンボックス(2016/8/29)。6本で10800円。単品は1998円。

 

9月22日

BRONZEPharos 2014/Rioja(ファロス/リオハ)

この酒蔵のワインは何回か飲んでいるけれど、ただのリオハは初めてかも。これは白ラベル。レセルバは銀、グラン・レセルバは金ラベルとなっている。若いけれどざらついてなくバランスがいい。アルコールは13.5%。そういうのに慣れたからかアルコール臭ムンムンということはなく、とても落ち着いている。しょうゆ味で典型的なリオハ。リオハワインを教科書的に知りたい人には最適。テンプラニーヨ100%で他の品種が混ざっていないのがいいのか、雑味がなく、飲みやすい。しょうゆ味と紹介して飲みたくなる人はいないでしょうけれど。74点。ワイナリー和泉屋で1749円(2016/9/11)。

 

9月19日

BRONZEChateau Mont Perat 2013/Cotes de Bordeaux(シャトー・モンペラ/コート・ドゥ・ボルドー)

なんだかんだ言って、この価格帯では作りがいいし満足できるワイン。ちょうど1年くらい前に2012年産を飲んでます。抜栓直後はビターコーヒーに砂糖をたくさんいれたような苦甘い感じで、過去に飲んだ印象とは違い、こんな味だったっけ?と思いました。でも、そのうちまとまってきて、メルローらしいなめらかでまったりした煮詰めたプルーンの味やヴァニラの香りのある、いつもの落ち着いたワインに。エキス分とヴォリュームのバランスもいいし、いろいろな意味で安定感があり、ハズさないワイン。75点。ヴェリタスで1980円(2016/5/31)。

 

9月18日

BRONZEStamp of Australia/Chardonnay Pinot Noir/Hardy’s(スタンプ・オヴ・オーストラリア/シャルドネ・ピノ・ノワール/ハーディーズ)

泡の粒が細かくとてもクリーミーで、口のなかでシュワシュワする。マスカットの香りと苦甘い酸味。しばらくすると、桃、ミント、アンズの香りも加わる。ヴォリュームもしっかりとあり、この価格帯のスパークリングとしてはかなりレヴェルが高い。74点。やまや堂島店で645円(2016/8/25)。

 

9月17日

BRONZEPeppoli 2013/Chianti Classico/Antinori (ペッポリ/キアンティ・クラシコ/アンティノリ)

超久々に飲むアンティノリのワイン。セットに入っているものなので早々と開けたが、飲み頃はもう少し先のようで、収斂性が残っていて口に含むと口腔内がざらざらになる。でも若いボルドーのそれとは違い、苦味がないうえにとても軽い。軽いというのは第一印象で、じっくり味わうとミディアムボディーかも。酸味や果実味のエキス分がたっぷりで要素が複雑なため、相対的に軽く感じられるのかもしれない。半年か1年後にもう一度飲んでみたいけれど、単品価格が高いのでリピートするには敷居が高い。いろいろ書いたけれどまとめれば若い村名ブルゴーニュに近い雰囲気をもつという意味で珍しいイタリアの赤ワインでした。73点。エノテカのエヴァーグリーンボックス(2016/8/29)。6本で10800円。単品は3240円。

 

9月15日

NOTECharles de Monrency Reserve Brut/Dizy/Champagne(シャルル・ドゥ・モンランスィ・レゼルヴ・ブリュット/ディズィ/シャンパーニュ)

平日だけどシャンパーニュ。というのは月、火が休肝日、水が胃カメラ検診だったから(飲んだのは木曜日)。検診が終わった当日は飲んでもいいと勘違いしていたけれど、一日お預け。なのでご褒美として。だけど、残念ながらイケてませんでした。いや、どこが悪いってことはないけれど、あまりにも普通。シャンパーニュとその他のスパークリングの違いはイースト香とか、泡の細かさやクリーミーさ、ふわりとしたヴォリューム感などあるけれど、このワインにはそのどれも感じられない。備忘録として味の特徴を書けば、焦げたような苦味があること。「シャンパーニュ」を飲んだ(出した)という事実が大事な人以外にはおすすめしません。72点。京橋ワインでシャンパーニュ2本セット5832円(2016/8/21)。単品は3218円。

 

9月10日

BRONZEMontes Alpha Cabernet Sauvignon 2012/Colchagua Valley(モンテス・アルファ・カベルネ・ソヴィニョン/タヴァッゼ)

草の香りがもわっと全面にでてくるし、チリらしくヴォリューミーなので、カベルネというよりシラーみたい。そして粉っぽい。あれれ?もっと飲みやすいワインだったはずなのに、と思い半分残して翌日に。するとバランスよく整ったボルドーのように変化。すぐに飲むならデカントした方がいいのかもしれない。74点。エノテカのエヴァーグリーンボックス(2016/8/29)。6本で10800円。単品は2376円。

 

9月7日

二日目のメインはボルシチ。ロシアゆかりのワインをあける。

NOTEЦинандали 2009/Вина Тавадзе (ツィナンダーリ/タヴァッゼ)

ソ連時代のモスクワでよく飲んだグルジア(ジョージア)はカヘティ地方の白。前日とてもいいワインを飲んだので白は何を飲んでも霞んでしまうことがわかっていた。だからこれを選んだのはある意味正解。モスクワ郊外の「オーケー」で1200円くらい。

SILVERChateau Mouton Rothschild 2004/Pauillac(シャトー・ムートン・ロトシルト/ポイヤック)

赤はロシア産だと貧弱なので何かないかと考えて、昨日はブルゴーニュ飲んだので今日はボルドーにする。香りのレヴェルがやはりちがう。クローブ、西洋杉、梅、リコリス、たばこ、コーヒー、樽。他にも目から涙が出そうなくらい無数の香りが次から次へと出てくる。口に含むと角がとれていて早めの飲み頃。じんわりとタンニンの苦味が口のなかに広がる。ラフィットより重いが味も香りも複雑なので、バランスのいいフルボディー。柔らかい酸味にくるまれた液体のなかには、香りと同じくらい複雑な味の塊があるので、余韻たっぷり。まだまだ熟成しそう。ボトルがとても重い。ちなみに空きボトルはジャクソン890グラム、ソーテルヌ620グラム、コルトン・シャルルマーニュ575グラム。そしてムートンは810グラム。コルクはあまり長くなかったけど。85点。リカーワールドで18847円(2009/7/11)。

BRONZEМускат Белый красного камня/Массандра(ムスカート・ベールィ・クラスナヴォ・カムニャ/マサンドラ)

デザートワインはクリミヤ産。皇帝のワイン蔵で有名なマサンドラワインのマスカット。文字通りの琥珀色。トカイに通じるような饐えた香りがあるが、それと同じくらい砂糖の塊みたいな甘い香りも。味は甘いことは甘いが過剰ではなくブランデーのようなアルコール感がある。前回いただいたボトルはウクライナ語で書かれていたが、今回はロシア語のみ。75点。アルヒーポワ先生から2015年にいただいたもの。

 

9月6日

十マル年(?)ぶりに横浜から両親が遊びに来たので少しよいワインをあける。

BRONZEJacquesson Cuvee 739/Dizy/Champagne(ジャクソン・キュヴェ739/ディズィ/シャンパーニュ)

泡は細かくキラキラ光りながら立ち昇り、いかにも高級シャンパーニュらしい(私にとってはこの価格帯のシャンパーニュは「高級」の範疇)。そして飲みごたえあるフルボディー。そして古漬けのような香り。味は干しぶどうのような乾いた果実味と、ビールのような苦味で、その先にいろいろありそうだったが最後まで開かず。79点。フィッチで5140円(2016/7/29)。

SILVERCorton-Charlemagne 2005/Bouchard Pere&Fils(コルトン・シャルルマーニュ/ブシャール・ペール・エ・フィス)

オイリーでナッティーでバターの香り。味と香りが口の中いっぱいに広がる。まるでムルソーみたい。と書くとコルトン・シャルルマーニュに失礼か?このフルボディーの重みは赤ワイン。早めの飲み頃で、間違いなく大きな潜在力を秘めているのがわかるけれど、味の魅力はまだ半分くらいしか開いていない。81点。リカーワールドで11026円(2008/1/7)。

BRONZEChateau de Rayne Vigneau 2005/Sauternes(シャトー・ドゥ・レーヌ・ヴィニョ/ソーテルヌ)

〆はソーテルヌ。色は薄く、とろとろ感もない。お約束のはちみつ、桃や干しアンズのシロップは健在だけど、それ以上に(酸っぱくない)酸味が味にも香りにもムンムン。若いソーテルヌはこういうものなのでしょう。それなりに満足。80点。ヴェリタスで3654円(2013/9/3)。

 

9月4日

SILVERProyecto Cuatro/Cava(プロジェクト・クアトロ/カバ)

4つの異なるぶどう園で作られた4つの地元固有品種を使ったカバということでクアトロ。グリーン系のブラン・ドゥ・ブランみたいな明るい色。重みがあり、泡はクリーミーで少しカバ特有の金属的な酸味もあるが、それよりマスカットなどの果実や樽のような焦がした味が主流。久々にシャンパーニュらしいカバを飲みました。値段も納得。80点。エノテカのエヴァーグリーンボックス(2016/8/29)。6本で10800円。単品は2052円。

 

9月3日

NOTEClarendelle 2011/Bordeaux(クラレンドル/ボルドー)

オーブリオン関係のACボルドー。大手シャンパーニュメーカーものみたいにバランスがよく、角がなく、洗練されている。その反面インターナショナルな味で血の味がするところを除いてボルドーらしさはほとんどない。さらに味が整っているのと不釣り合いなくらい軽い。贈答用など無難なものが必要な時にはアリだけど、ワイン好きの人向けではない。70点。エノテカのエヴァーグリーンボックス(2016/8/29)。6本で10800円。単品は3240円。

 

8月31日

SILVERJurgo L.98/Grandes Bodegas(フルゴ・キュウハチ/グランデス・ボデガス)

1998年産らしいが、エッヂがオレンジになっており、だいぶお疲れのような雰囲気だが、中身は年配なのにキリっとしていて背筋真っすぐの元気系老人。構造はしっかり、酸味がしっかり残っていながら、刺激する部分はまろやかになっていて酸っぱさは感じられないという不思議な味。これを飲むのは2回目。前回よかったので期待が高かったからか、まあこんなものかという感じだけど、それでも立派なワイン。80点。ヴェリタスで897(2016/6/19)。

 

8月27日

BRONZESala Vive Brut/Freixenet de Mexico(サラ・ビベ/フレシネ・デ・メヒコ)

メキシコのスパークリング。こちらはパーカー87点。焦げたような香りがあり、厚みのある飲み口。高得点もざらじゃない。泡は荒削りながら十分だし、安スパークリングとしては優良飲料。76点。やまや堂島店で734円(2016/8/25)。楽天やまや店でも同じ値段で売ってます。

 

8月24日

BRONZEBaron de Magana 2010/Navarra(バロン・デ・マガーニャ/ナバーラ)

スペインの赤で少し重めのボトル。メルロ、カベルネ、テンプラ、シラーといろいろな品種が使われています。中身はこれまた梅酒っぽい甘酸っぱさ。それ以外はあまり特徴がないながら、構造はしっかりしているし、ヴィンテージがいいからか凝縮感もあり、いま飲み頃で質の高いワインでした。78点。と書いたあとで購入記録を調べたら、パーカーポイント93点で2000円を超えるものでした。となると、そこまでいいか?という気はします。1000円台前半だと思っていたので。京橋ワインで2160円(2016/8/14)

 

8月21日

BRONZEHappy Dragon 2013/Pinotage/Shiraz(ハッピー・ドラゴン/ピノタージュ/シラーズ) 久しぶりに南アフリカの赤ワイン。2年前にヴィンテージ違いを飲んでいます。ピノタージュとシラーズ。そんなこと知らずに(知ってましたが)飲んだところ、なかなかよかった。やぼったさは前回と同じで荒削りで大雑把。だけど梅のような甘酸っぱさが全体にあり、それが引き締まった印象を作っています。値段が安ければ「買い」だと思います。72点。ヴェリタスで718円(2016/6/19)。

 

8月19日

BRONZEDuc de Cherence Brut/Vin Mousseux(デュック・ドゥ・シェランス/ヴァン・ムス)

安物のスパークリングは、喉越しがよければかなりの部分満足するし、舌が痺れるからか味や香りの個性は正直よくわかりません。ただ、最近カバばかり飲んでいたのにフランスの泡も飲むようになったからか、両者の違いはわかるようになったかも。味はビールからえぐみを消去したような辛口でその意味で正統派。そしてミントやはちみつの香りがして少し華やか。ただラベルをよくみても「ヴァン・ムス」だけで産地が記されていない。郵便番号で調べてようやくボーヌを拠点とする生産者だとわかる。だからといって、この地方のスパークリングの味がどうこう言うことはできませんが。71点。京橋ワインで泡6本セット5378円(2016/7/18)。単品価格は1058円。

 

8月17日

SILVERChateau du Taillan 2003/Cru Bourgeois Superieur/Haut-Medoc(シャトー・デュ・タイヤン/クリュ・ブルジョワ・スュペリウ/オ・メドック)

激安メドックのシリーズその2。このワインを飲むのは19年ぶり。ラベル不良とのことだが、こんなに正統的なワインがなぜ税抜き3桁で販売されているのかは下のワイン以上に謎。しかも優良といわれる2003年産。「安さの秘密は・・」中身を飲むとますます不可解。味のタイプはメドックなので下と同じだが、凝縮感、味の複雑さ、構造のしっかりさなど全体的にグレードを2段階くらいアップした感じ。バタバタしている時に買ったのでうき袋「ボルドー3本で10000円」セットとかに入っていたのかなと思ってしまった。80点。フィッチで1058円(2016/7/30)。もう一本追加購入しようと思ったが、残念ながらもう売り切れ。

 

8月14日

BRONZEChateau Tour Blanche "Cuvee Marquise" 2007/Medoc(シャトー・トゥール・ブランシュ・キュヴェ・マルキーズ/メドック)

古めのメドックが激安で販売されているので買ってみました。しかもパプ・クレマンのオーナーであるベルナール・マグレが所有するシャトーとのこと。「安さの秘密は中身にあり (@師範)」なことが多いなか、これは真性メドック。9年近くすぎていて、やや弱いとされる2007年なので力強さはないけれど、香りは土や革の香りにチョコレートっぽいニュアンスが加わっていてそれなりに複雑。酒躯は細身ながらしっかりと筋が通っており、構造もしっかり。しかも遅めの飲み頃。なんでこんなに安いのか最後まで不思議のまま。75点。京橋ワインで1058円(2016/7/18)。

 

8月13日

BRONZEVeuve Alban Blanc de Blancs/Vin Mousseux(ヴーヴ・アルバン・ブラン・ドゥ・ブラン/ヴァン・ムス)

夏みかんの皮の苦みが通奏低音みたいにあるけれど、むしろ夏みかんの果肉やはちみつ、桃なんかの果実味がたくさんあり、味を楽しめるキラキラしたスパークリングワイン。グイっと飲めればいいやと思って買って、全然期待してなくてごめんなさい。75点。京橋ワインで泡6本セット5378円(2016/7/18)。単品価格は1058円。

 

8月11日

BRONZECrozes-Hermitage 2010/Guigal(クローズ・エルミタージュ/エペルネ/ギガル)

良年のギガル。前回飲んだ時はあけるのが早かったけれど、あれから一年半歳を重ねているので少し期待。飲んでみると、大体予想とおり。リコリス、黒こしょうや黒ベリージャムなど要素はそのままだけど、だいぶ柔らかくなってきたので、はっきり味がでるようになった。滑らかでチューイー。でもポテンシャル的に高いワインじゃないので、期待しすぎれもダメということもわかった。77点。フィッチで2138円(2016/7/30)。

 

8月8日

自宅に戻り、恒例のお寿司を食べながらミニワイン会。

BRONZEMoet&Chandon Rose Imperial/Epernay/Champagne(モエ・エ・シャンドン・ロゼ・アンペリアル/エペルネ/シャンパーニュ)

大手メーカーのシャンパーニュは何だかんだいっても味は安定しているし、抜群のバランスがある。ロゼなので、飲む時にほんのりと赤い果実の香りがするが、味そのものはブリュットとほとんど同じ。私のポンコツ舌だと目隠しで飲んだらロゼかブリュットかわからないだろう。実際、ロゼだからおいしいというシャンパーニュに巡りあったことがない。でも通常、同じ銘柄の場合ロゼの値段は白より結構高い。でも、アルヒーポワは「まぁ、ロゼのシャンパーニュ!」と喜んでくれたし、そのための追加料金と考えると妥当なのかもしれない。77点。八谷さんからのいただきもの。

SILVERGewurztraminer "Goldert" 2008/Alsace Grand Cru/Zind Humbrecht(ゲヴュルツトラミネール・ゴルデール/アルザス・グラン・クリュ/ツィント・ウンブレヒト)

晩ご飯はお寿司。シャンパーニュ飲んで次は・・と考えた時、辛口の白、でも甘さも感じられた方がいいかもということでこれを選択。期待とおりの味。夕日がかった黄金色で、ブリュットだけど干しぶどうや蜂蜜のような甘さがあり、しかもトロリとしている。産地は全然違うけれど、ソーテルヌに通じるところがあり、上品でゴージャスな白。80点。かわばた酒店で4536円(2014/5/19)。

BRONZEChateau Giscours 2008/Margux(シャトー・ジスクール/マルゴ)

赤はブルゴーニュの方が料理の相性的にはいいけれど、半分酔っていて何となくコレを。抜栓直後、味は固まっていて広がらず定まらず、香りもあまり上がってこなくて早すぎたかなと思った。が、ゆっくり飲んでいるとなめし革や西洋杉のボルドーらしい香りが湧いてきて、苦み中心のシブい味になってきた。苦み中心の味だが収斂性は全くなく初期の飲み頃。緻密で複雑な味はグランヴァンの名に恥じないけれど、なんとなく全体的に小ぶり感は否めなかった。80点。うきうきワインの玉手箱「高級ワイン赤2本、白1本」ワイン3本セット10800円(2015/6/4)。単品価格6458円。 去年も同じようなラインナップでした。

 

8月7日

BRONZE1+1=3/Guardiola de Font-Rubi/Cava(ウ・メス・ウ・ファン・トレス/グアルディオラ・デ・フォン・ルビ/カバ)

久々に飲む銘柄。泡の粒こそ大きいけれど、フルボディーで弾力性のある飲み口。柑橘系果物の皮の苦さが味のベース。75点。酒ゴリラ松江学園通り店で1728円(2016/8/7)

BRONZECuvee Constance 2012/Cotes du Roussillon Villages/Thunevin-Calvet (キュヴェ・コンスタンス/コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ/テュヌヴァン・カルヴェ)

メルローベースのボルドータイプの味。なめらかでプルーンをにつめた苦甘い味はエキス分がたっぷり。その割にボディーが少しゆるいので、これで構造がしっかりすれば鬼に金棒。77点。酒ゴリラ松江学園通り店で2138円(2016/8/7)

 

8月4日

BRONZEVina Valdivieso(ビーニャ・バルディビエソ)

みなさんワインを飲まないので、一人でハーフボトル。ブリュットで、凝縮されたしっかりした飲み口。とはいえ酸味が強いとかりんごっぽいとかの特徴がなく、それがこのワインの個性かも。70点。松江のPasta Factory Ortaggioで1700円(ハーフ)。料理はまずまずだったけれど、サービスの人が一人しかおらず、食べ終わったお皿がテーブルにどんどんたまっていく。次の料理が置けないほどになったので、結局自分で下げにいきました。また、メインに合わせて赤ワインを頼むも食べ終わってもまだ運ばれてこなかったので、キャンセル。ここまでくると、料理店としてどうかと思います。

 

8月3日

BRONZEVallformosa Classic Brut Nature/Cava(バルフォルモサ・クラッシク・ブリュット・ナチュレ/カバ)

このお店で初めて知り、その後リピートしているワイン。泡ものはレストランで飲むと格別においしいが、今回も同じ。グリーン系のシャンパーニュに似ていて、ほのかに青りんごの香りがする。泡の粒はやや大きいけれどとてもソフト。日本食に合うのか、仕入れ先が違うからか、なぜかわからないけれどとても上品な味。77点。松江蓬莱で。

BRONZE奥出雲ワイナリー/カベルネソーヴィニヨン

赤ワインは島根のワインのみ。まずはカベルネをグラスで。「カカオとブラックベリーの香り」「穏やかな酸味と優しい渋み」の「ミディアムボディー」というのがお店の説明。渋みを苦みに変えれば、その通りかもしれない。力強さはあまりないけれど、ボルドー的なカベルネの味がしっかりあったのにびっくりで、和食にはこちらの方が合う。73点。松江蓬莱で。

BRONZE奥出雲ワイナリー/杜

「小公子」という品種のあまり熟成させないタイプで、「品種に由来する香りや風味が活かされた心地よい飲み口」という説明だけど、これじゃなんだかさっぱりわからない。カベルネとは全然違い、飲んだことのないタイプ。心地悪くはなかったけれど、木や土の味が乳酸菌飲料のオブラートでくるまれているみたいで不思議な感じ。個性が強くないので、和食に赤ワインとなったらこれもアリかも。70点。松江蓬莱で。

今年も星野先生、ごちそうさまでした。

 

7月31日

BRONZECharles Ranville Grande Reserve/Blanc de Blancs/Vin Mousseux(シャルル・ランヴィル・グランド・レゼルヴ/ブラン・ドゥ・ブラン/ヴァン・ムス)

とてもクリーミー。単に泡の量が多いというのではなく、重層的でまろやかにわきあがる。まるでシャンパーニュ。だけど味は割と平凡で平板。スペインやイタリアのスパークリングとは違い、味そのものにはあまり個性がないブリュット。でも泡の感触がいいので、味はあまり気にならないし、普段飲みには十分。71点。京橋ワインで泡6本セット5378円(2016/7/18)。単品価格は950円。

BRONZEMadiran Tradition 2013/Domaine de Bassail(マディラン・トラディシオン/ドメーヌ・ドゥ・バサイユ)

こんな季節ににマディランなんて・・でも6月に値段に釣られて買ってしまったので仕方がないと思いつつ飲んでみると、なかなかのもの。味はエキスがたっぷりという感じで濃いがボディーは軽いので、全体として過剰な感じがしない。普段ならこうしたワインを飲むとアンバランスで心地が悪いけれど、暑い夏に飲めば「全体として」バランスがとれていると感じてしまう。ということで、小さいけれど整ったおふらんすのワインでした。71点。ヴェリタスで744円(2016/6/19)。

 

7月27日

BRONZEChateau Mourgues du Gres 2015/Costieres de Nimes(シャトー・ムルグ・デュ・グレ/コスティエール・ドゥ・ニム)

珍しくロゼを。とてもきれいなサーモンピンク色。白ワインに桃の甘さを加えたような味、なわけはなく、皮で色づけしている分(?)果実味がストレートにくるのではなく苦みが混ざっているような気がする。さすがにコスティエールだけあって、フルボディーで飲み応えもある。今回は半額奉仕という激安価格で購入したけれど、中身はしっかりしているので本来の値段の価値はあります。70点。ヴェリタスで588円(2016/6/19)。

 

7月24日

BRONZEArdiles 2007/Priorat(アルディレス/プリオラート)

このワインを飲むのは二回目。スペインによくある重いボトル。前回と印象はほぼ変わらずで、黒ベリーとチェリーをうまく合わせたガルナッチャらしい味。濃い味だが果実がよく開いていて、ボディーも重いのでバランスがとれている。表面が少しざらざらしているけれど、それ以外はほとんど高級ワイン。76点。京橋ワインで1620円(2016/5/8)。

 

7月23日

久々にFujiya1935。飲んだのはワイン・ペアリングコースで6杯5500円(+税+サーヴィス料)。

BRONZEAgerre 2015/Getariako Txakolina(アゲーレ/ゲタリアコ・チャコリーナ)

バスク地方で作られるチャコリという微発泡ワイン。ボジョレみたいな初物とのこと。アペリティフとして出され、ぶどうから作られたとはとても思えない味なので、思わず「これはワインですか?」と聞いてしまった。といっても変な味では決してなく、味の幅は狭いながらリンゴでつくったサイダーのすっきり感と日本酒のようなフルーティーさを兼ね備えていたとても飲むやすい。ワイン嫌いな人に飲んでもらったら面白いかも。77点。

BRONZEGrace Gris de Koshu 2015(グレイス・グリ・ド・甲州)

色はほとんど透明。でも飲むとフルボディー。合わせて食べたのが花ズッキーニの天ぷら、鮎、鱧で、仕上げはともかく日本ワインに親和的な食材だったこともあり、特に鱧のとワインの苦みがハモっていました。78点。

BRONZEMatteo Correggia 2014/Roero Arneis(マッテオ・コッレッジア/ロエロ・アルネイス)

ロエロ地区のアルネイス種を使ったイタリアの白。かなり冷えていたこともあり味はあまり上がってこない。でも酸と苦みのバランスがよく、毛ガニを好サポート。本日のワインは全体にいえることとして、単体や主役としては地味だけど、サポートワインとして秀逸。75点。

SILVERAs Sortes 2014/Rafael Palacios/Valdeorras(アス・ソルテス/ラファエル・パラシオス/バルデオラス)

スペイン北西部、ガリシアのワイン。とても芳醇でまろやかで弾力性のあるまるいワイン。フルボディーでコルトン・シャルルマーニュを思わせる。ナッティーで少しオイリー。酸と苦みの絶妙なバランスのあとにりんごや桃の果実味がふわりと顔をのぞかせる。上に書いたことをすぐに覆すが、単体でゆっくり味わいたいワイン。本日の一番。82点。

BRONZEMacon "Clos de la Maison" 2014/Cordier Pere&Fils(マコン・クロ・ドゥ・ラ・メゾン/コーディエ・ペール・エ・フィス)

よく開いているワインで、こちらは正真正銘のブルゴーニュ。マコンというと素朴なイメージがあったが、蜂蜜の香りの中にはキリっとひきしまる酸味の固まり。76点。

BRONZEMarsannay ""Les Echezots 2013/Chateau de Marsannay(マルサネ・レ・ゼシェゾ/シャトー・ドゥ・マルサネ)

たくさん白ワインを飲んだあと、最後に鴨に合わせてブルゴーニュの赤。色が深い。「桃の香りがします」と言われてえ?と思ってが、本当。しかもソースは茗荷と桃なので、組合わせもばっちり。味は若いブルゴーニュらしく酸が中心だがか条ではなく、後味に心地よい苦みが残る。75点。

 

7月18日

BRONZEChateau Grand Pey Lescours 2011/Saint-Emilion Grand Cru(シャトー・グラン・ペイ・レスクール/サンテミリオン・グラン・クリュ)

何でもない日だけど、少しよいものを飲みたいと思って抜栓。といっても2000円〜3000円クラスで何かないかと考えてみつけたのがコレ。見事に期待に応えてくれました。メルローベースらしく黒い果実のなめらかな味。だけどスペインやローヌと違って熟々の果実味が全面にでることはなく、とても優雅によく溶けている。ボルドーらしい整った、でも柔構造の骨格。味もボディーもミディアムで過剰なところは少しもなく、少しもの足りないかなという感じもするけれど、どの要素も洗練されているので満足できる。最近めっきり飲まなくなったけれど、やはりボルドーはグランヴァンだなぁと思った次第です。80点。うきうきワインの玉手箱の福袋、ボルドー(メルロ)3本10800円(2016/6/18)。

 

7月16日

BRONZEComtesse de Rinken Brut Rose/Charles Sparr(コンテス・ドゥ・ランケン・ブリュット・ロゼ/シャルル・スパール)

先日飲んで好印象だったうえ、半額セールがあったので追加購入。飲んだ印象は前回と変わらずで、まったりとしてロゼらしさがおいしいヴリュット。通常価格だとしてもCPがかなり高いスパークリング。75点。ヴェリタスで588円(2016/6/19)。

 

7月14日

BRONZEHeartland Shiraz 2013/Langhorne Creek(ハートランド・シラーズ/ラングホーン・クリーク)

骨格のしっかりしたワイン。チョコレートやタバコの煙のニュアンスがあり、そのあとのヴァニラが香るのでメルローベースのボルドー?と思ってしまう。いままで知っているオーストラリアのシラーズは熟々の果実味がバンバン前にでてくるものばかりだったので、予報と大違い。どっちが正統というつもりはないけれど、もっと果実味があるものを期待していたので、正直なところ少々がっかり。74点。京橋ワインで2079円(2016/6/18)。

 

7月10日

BRONZECuevas Santoyo/Vinedos y Reservas/Toledo(クエバス・サントヨ/ビニェドス・イ・レセルバス/トレド)

エル・グレコが住んでいたトレドのワイン。販売店サイトの説明では泡少なめとあるが、微発泡ということはなく普通のスパークリング。激安値段だったので何も考えずに購入したけれど、単調ということもなく普通においしい。いつもこの値段なら、もちろん銀賞。72点。ヴェリタスで473円(2016/6/19)。

 

7月7日

BRONZEAlceno Premium 50 Barricas 2012/Jumilla(アルセーニョ・プレミウム・50バリカス/フミーヤ)

濃く重く、でも後味の切れがよいスペインワイン。全体的にセメンダインのようなツーンとした香りがベースで飲み込んでもスースーする感じ。フルフルボディーでボトルも重いなと思い裏ラベルをみると、産地はフミーヤということで納得。シラーの個性よりスペインの個性の方がはるかに大きい。74点。京橋ワインで1180円(2016/6/18)。

 

7月6日

SILVERProsecco Extra Dry/Abbazia(プロセッコ・エクストラ・ドライ/アッバツィア)

飲んで驚きました。味は広く、深く、濃く、じわりと身体の中に沁み入る。エクストラドライといっても辛口一本道ではなく、柑橘類の皮の苦みと実の甘さの両方を兼ね備えた果実たっぷり。アッバツィアのプロセッコってこんなにおいしかったっけ?とボトルを見直すとエクストラ・ドライ。これは初めてかも。最近はカバに慣れて十分おいしいと思っていたけれど、こちらは一段格上。送料無料になるという理由で購入したけれど、単独でも買う価値ありです。おまけで銀賞。76点。お手軽ワイン館で1080円(2016/4/10)。

 

7月3日

BRONZEChateau Senailhac 2008/Bordeaux Superieur (シャトー・スナイヤク/ボルドー・スュペリウ)

下位グレードなので2008年産はもう落ち目じゃないかと予想しながら飲んだが、現役中の現役。果実系の味や香りは完全に溶け込んだのか跡形もなく、たばこや樽の香りでいっぱい。ポイヤックを思わせる苦みがおいしいボルドー。セールとはいえこの価格は出血大サービス。74点。ヴェリタスで744円(2016/6/19)。現在は1490円の平常価格に戻っていますが、その価値は十分にあり。

 

7月1日

NOTEDejean&Fils Brut Rose/Vin Mousseux de Qualite(デジャン・エ・フィス・ブリュット・ロゼ/ヴァン・ムス・ドゥ・カリテ)

暑い日に味も香りも考えず、ビールみたいにカーっと一気に飲む分には申し分ないワイン。じっくり飲んで味わってみると、泡は少なめ、味はいかにも赤茶褐色らしいざらざらした少し苦めの液体。70点。ヴェリタスで898円(2016/6/19)。

 

 

 

 


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