ワインに手を出した
        

ワインに目覚めて22年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

お手紙待ってます!

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今までの金賞ワインたち

評価の一応の目安は、
GOLD・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし  SKELTON・・・買うべからず


2020年

2020年3月のワイン

2020年2月のワイン

2020年1月のワイン


3月30日

Roc Gris 2015/Cotes du Roussillon Villages Tautavel(ロック・グリ/コート・デュ・ルシオン・ヴィラージュ・トタヴェル)

久々に飲むAOC。と知らずに飲んで、この味好きだなと思ったらルシオンでした。とりわけ特徴があるほどのグレードではないけれど、ちゃんとプルーンやブラックベリーの果実味があり、構造もしっかりしている。最近お気に入りのAOCです。74点。京橋ワインで赤ワインフルボディー6本セット7678円(2020/1/30)。単品価格は1210円

3月28日

Il Vei 2018/Colli Piacentini(イ・ヴェイ/コッリ・ピアチェンティーニ)

白い花とゆりの香り。軽いワインかと思ったけれど、飲み込むとグっと苦味があり存在感がでてくる。アミューズ〜前菜あたりにはちょうどよかった。75点。レオーニでグラス800円。

Alexandre Bain No.68 2017(アレグザンドル・バン・スワソンテュイ)

アルザスの作り手でシルヴァネールやピノグリなどアルザス品種をミックスした白ウィン。色は濃くて期待が高まるけれど、味は薄い。ミネラル感がある程度で、焦点のボケタ薄味のプリンのような雰囲気。70点。レオーニでグラス900円。

I Padri 2005/Emillia Rosso/La Stoppa(イ・パドリ/エミリア・ロッソ/ラ・ストッパ)

赤を頼むと、少なめに注がれたグラスが2つ。お気に入りの方に継ぎ足しますということで、まずはこちらを。エッヂがオレンジがかっていて、枯れた干しぶどうとスモーキーな香り。飲んでみると上物。しっかりした構造があり、イタリアらしく明るい味と熟成した果実味を楽しめる。きれいなロゼに焼き上げた仔羊にぴったりでした。で、こちらを継ぎ足していただく。80点。レオーニで下のワインを合わせてグラス1000円!

Vino Nobile di Montepulciano 2009/Tenuta “S.Agnese”(ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ/テヌータ・アニエセ)

色だけみるとこっちの方が高級そう。だけど枯れてシェリーっぽい味になっている。そして甘い。長期熟成にむかないワインを10年おいてみたら、こんな感じになるだろうなというワインでした。これはこれで面白い。73点。

3月27日

Chateau de Saint Cosme 2016 "Les Deux Albion" /Cotes du Rhone(シャトー・ドゥ・サン・コム・レ・ドゥ・ザルビオン/コート・デュ・ローヌ)

ということで、ロシアから帰ってきましたのでボチボチ更新します。丸3週間の予定がコロナ騒ぎで帰国便が欠航になり、1日延びて結構でした。といっても最後の数日は劇場も公共機関もほとんど閉まっており、かといって知人にも会いづらいしということで、ブラブラでした。また、滞在初期に無茶して少し身体を壊しかけたのでその後節制して、ワインはあまり飲んでません。帰国後はじめて飲んだのが安定のサンコム。まだまだ若く、果実味の凝縮感のすごいこと!飲み頃はもう少し先でしょうが、今はいまなりに楽しめます。黒胡椒やミント系のハーブたっぷり香にブラックベリーの果実。立派な普段飲みワインです。80点。うきうきワインの玉手箱で2189円 (2020/2/27)。

3月24日

Ayala Brut/Champagne(アヤラ/シャンパーニュ)

往路と同じ銘柄だけど、今回は苦味一辺倒ではなく、シャンパーニュらしいシュワシュワ感も楽しめた。ただ、自分では買わないタイプの味。74点。JALモスクワー成田間で。

Meyer Nakel Pinot Noir Edition Old Vines 2018(マイヤー・ネケル・ピノ・ノワール・エディション・オールド・ヴァインズ)

赤もお味見ということで。和食なのでピノを選ぶ。やや暗い色調。味も同じくで、たしかにピノ特有の味。チェリーの果実味やクローブの苦味があるけれど、太陽の光が足りないからか後味あっさり、さっぱり。ドイツ西部のワイナリーということでなるほどのワインでした。71点。JALモスクワー成田間で。食べたものはこちら

3月23日

Абрау Дюрсо Брют(アブラウ・デュルソ・ブリュット)

モスクワに移動するも、地下鉄には体温検査機があるので下手に酔ったり病気になったりできず、お酒も数日我慢。ロシア最後の夜なのでいいだろうと、モスクワ1の有名デパート内にある食堂で一杯。泡は大粒ながらいつまでもたくさん立ち昇る緑色系スパークリング。ほどよい酸味が心地よく、後味にしっかり苦味も。値段の割に質は高く、変なくせがないだけカバよりこちらが好み。軽く飲むには理想的。77点。ハーフボトルで575ルーブル(800円)。グム内の「スタローヴァヤ56」。

3月20日

Mtsvane 2017/Duruji Valley(ムツヴァネ/ドュルジ・ヴァリ)

サンクトペテルブルク最後の夜はジョージア料理レストランで。壁にずらりとジョージアワインが並んでいるのは壮観。好みを言ったりして店主に相談すると適当なワインをみつくろって開けてくれる。軽いけれど、ミネラル感たっぷり。さっぱりしているけれど、果実味もある。スルスルといけるので、3杯も飲んでしまった。名前のムツヴァネがぶどうの品種名。ソ連時代から別銘柄で飲んでおり、たしかにその線の味だけど、はるかに洗練されていて国際市場に出せるレヴェル。ジョージアワインの技術改良がよくわかるワイン。「ドーム・グルジンスカヴォ・ヴィナ(ジョージアワインの家)」でグラス400ルーブル(600円)。

Mukuzani’s Saperai 2018/Loladze(ムクザーニズ・サペラヴィ/ロラッゼ)

土着の味がたまらなくいい。メドックブルジョワ級クラスの品質。香りは甘そうな感じだけど、渋みと赤い果実味がうまく合体。渋さが売りのワインだなと思って飲んでると、ほんのりとした甘さがある。軽めのミディアムだけど、価格次第では国際市場で売れる。78点。「ドーム・グルジンスカヴォ・ヴィナ」でグラス700ルーブル(1050円)。ボトルだとレストラン価格5200ルーブル。

この日もサンクトペテルブルクフィルのコンサートのはずでした。例によって指揮者がメータ→エッシェンバッハ→アレクセーエフに変更になったが、さすがに月曜が指揮者変更にもかかわらずメータ価格であることに批判が殺到したのか、自動的に返金になりました。そして演目(ハイドンのチェロ協奏曲+ブルックナー交響曲第7番→ハイドンのチェロ協奏曲、ブラームスのハイドン変奏曲、ブラームスの交響曲第1番)と値段変更(約1/4)のうえ、アレクセーエフ&サンクトペテルブルクフィルの演奏会があらためて設定され、もちろん切符を買いました。しかしそれもコロナの影響でキャンセルに。ということで呪われた幻の演奏会となりました。アレクセーエフ&主催のみなさまおつかれさま

3月19日

Chateau Tamagne Select Blanc Brut(シャトー・タマニュ・セレクト・ブラン・ブリュット)

南ロシアはクバン産のスパークリング。可もなく不可もなくだけど、ちゃんとブリュットで、ちゃんと泡がたち、ちゃんと酔えたので十分。アルコールは10.5〜12.5%。70点。リーゴフスキー通りの「ガストロノームNo.1」でハーフボトル400ルーブル(600円)。

マリインスキー劇場で「シェヘラザード」と「春の祭典」を観るはずだったけれど、コロナのおかげで休演に。

3月18日

Greenfields Chenin Blanc 2018/Western Cape(グリーンフィールズ・シュナン・ブラン/ウエスターン・ケイプ)

キラキラする輝きがある。フレッシュな果実味とアーモンドを炒ったような香り。軽く飲めるので2杯いただきました。70点。ホテル前の大ショッピングモール「ガレレヤ」5Fの「マーケット・プレイス」でグラス200ルーブル(300円)。

Michel Torino 2019/Malbec/Argentine(ミシェル・トリノ/マルベック/アルゼンチナ)

イカにもタコにも、アルゼンチンのマルベックな味です。ブラックベリーと梅の果実をぎゅっと凝縮したような味。だけど重すぎることなく、飲みやすく仕上がっている。ボトルで飲むとまた別かもしれないけれど、グラス2杯だと、とてもおいしく飲める。75点。ホテル前の大ショッピングモール「ガレレヤ」5Fの「マーケット・プレイス」でグラス200ルーブル(300円)。

この日、コロナの関係で帰国便が運休との知らせがくる

3月17日

Chardonnay 2018/Раевское(シャルドネ/ラエフスコエ)

本日も劇場なので、おととい行ったレストランで。本当はロシア産スパークリングを飲みたかったがグラスではなかったので、ロシア産の白。このシャルドネはどんな感じかというと、とても豊か。飲み込むとぐっと苦味がくる。ミネラルに加えて石灰質ぽさも。酸味より苦味。お店の照明のために色はよくわからないけれど、緑色系でとてもきれいな白ワイン。75点。Садкоでグラス350ルーブル(525円)。

Кеберне Фран 2016/Ликурия(カベルネ・フラン/リクリヤ)

グラス赤のロシア産は2日前に飲んだ2種類のみなので(ほかのもう一つはラングドック・ルシオンで同じ値段だけど、せっかくロシアなのでやめる)、おいしかった方のこれを再び。味の印象はもちろん同じ。75点。Садкоでグラス350ルーブル(525円)。

3月16日

Абрау Дюрсо Брют(アブラウ・デュルソ・ブリュット)

この日はサンクトペテルブルクフィルのコンサート。出演者が病気およびコロナで次々と変わり(メータ→エッシェンバッハ→アレクセーエフ)ちょっとがっかりだったけれど、飲みたい日なのでスパークリングを一杯。選択肢はいろいろあるけれど、もちろんロシア物ということでん何回も飲んでいるこれ。しっかりブリュットで泡もよく立つ。立ち飲みには十分過ぎる品質。75点。フィルハーモニーで300ルーブル(450円)。

3月15日

Pinot Noir 2017/Раевское(ピノ・ノワール/ラエフスコエ)

劇場に行く日の食事はちょいと困る。劇場内だとめちゃ値段が高くなるし、ほんのツマミしかないし。ということで周りをよく見回してみると、バッチリなレストラン発見。しかもロシア料理。といっても本格的っぽいので「これから劇場に行くんだけど、その前に前菜とグラスワインだけという使い方でもいいですか?」と聞くとニッコリだったのでこちらもニッコリ。グラスワインもロシアワインがあるし。まずはピノから。色は濃く、しっかりした凝集性。ピノらしい味とローヌっぽい濃さが混ざっていて、飲みごたえあり。74点。マリインスキー劇場斜め前のСадкоで350ルーブル(525円)。

Кеберне Фран 2016/Ликурия(カベルネ・フラン/リクリヤ)

2杯めは定評ある作り手リクリヤのカベルネ・フラン。ボルドーを思い出させるしっかりした構造。若いし、そこからくる力強さもあるけれど、黒ベリー香に熟成味も楽しめる。75点。Садкоで350ルーブル(525円)。

3月9日

Rkatsiteli Orange Esse Unplugged 2018/Crimea(ルカツィテリ・オレンジ・エッセ・アンプラヂド/クリミア)

まずはいつもの決まり文句で「ロシア産ワイン下さい」というと、残念ながらとの答え。と思うと、別の店員がこれがあると出してきました。ボディーはミディアムだけど味はしっかりめ。饐えた香り。ロゼ色のクリミア産白ワイン。味を確かめたくて2杯飲んでしまった。Do Immigrationでグラス300ルーブル(450円)。

False Bay Pinotage 2018/Coastal Vineyards(フォルス・ベイ・ピノタージュ/コースタル・ヴァインヤーズ)

しっかりめ赤の選択肢は南アフリカかスペイン。もちろん前者ということで飲むとミディアムボディーで味は確かにしっかりめ。黒ベリー系の果実味が売り。これも2杯飲んだが、だんだんリオハみたいなエグミが目立ってきた。透明感はあるんだけど。70点。Do Immigrationで250ルーブル(375円)。

3月5日

Ayala Brut Majeur/Champagne(アヤラ・ブリュット・マジュール/シャンパーニュ)

口当たりはやわらかいけど、味は苦味タイプで裏に酸味。甘さがここまで感じられないシャンパーニュも珍しい。和食にはいいかもしれないし、実際に何倍もおかわりしたけど、購入してまで飲みたいほどではない。75点。JAL成田―モスクワ便で。食べたものはこちら

3月3日

Stark-Conde 2016/Cabernet Sauvignon/Stellenbosch(シュターク・コンデ/カベルネ・ソヴィニョン/シュテレンボッシュ)

光弘さんのサイトで激賞されているので購入。たしかに上級ボルドーの雰囲気。でもポテンシャルは感じるけど、飲み頃を迎えておらず、抜栓後しばらくは正直おいしいとは思えなかった。だけど、変化がすごい。柔らかくなってくると全く別物。粒子は稠密で味蕾に軽やかにまとわりついてはすぐに吸収され、ボディーは重すぎず心地よい。革の香りが基底にあり、熟しに熟して甘さがすべて溶けこんだ果実にコーヒーとスパイシーな香りがアクセントとなっている。別ヴィンテージや品種も試したくなる魅力をもっている。80点。うきうきワインの玉手箱で2519円 (2020/2/27)。
順調にいけば、更新は3週間ほど滞ります(!?)。

2月28日

Monthelie 2013/Chateau de Puligny-Montrachet(モンテリ/シャトー・ドゥ・ピュリニ・モンラシェ)

色は濃く、チェリーやベリーの香りなんかは先日飲んだチリと共通。だけど、密度が細かくかつ繊細で、味は立体的だし舌ざわりもシルキー。質の差をあえて数字でいえば2.5倍くらい?値段の差ほどではないように思えるけれど、その時の懐具合に応じてどちらも楽しめるのが一番。ウメムラの福袋で6本22000円(2020/1月)。単品価格は4840円。

2月26日

Elle de Landaluce 2015/Rioja Alavesa(エジェ・デ・ランダルーセ/リオハ・アラベサ)

地味な果実味がたっぷり。しょうゆっぽさもあるけどエグいほどではなく、おだやか。おでんと一緒に飲むと、マリアージュとはいえないでも、お互いに邪魔はせず、どちらもおいしく楽しめる。考えてみると、しょうゆのニュアンスがあるリオハは和食と相性がいいかもしれない。72点。京橋ワインで赤ワインフルボディー6本セット7678円(2020/1/30)。単品価格は2178円

2月23日

Casillero del Diablo Pinot Noir 2018/Concha y Toro(カシェロ・デル・ディアブロ・ピノ・ノワール/コンチャ・イ・トロ)

南半球の2018年産なので、ほとんどボジョレ。なのにしっかりした骨格とミディアムの心地よいボディーをもち、いつもながらチェリーや黒ベリーの甘みを抑えた果実味がたっぷり。無名の激安店だったので、思わず購入したもの。といっても送料分が浮くだけで、楽天にはもっと安いお店もあるけれど、普段飲みに定期的に飲みたい銘柄。76点。ダイレックス連島店で1208円(2020/2/22)。

2月22日

Cremant de Loire Brut/Chamdor(クレマン・ドゥ・ロワール・ブリュット/シャンドール)

黄金色で口にふくむと柔らかい膨らみが感じられる。味はブリュットそのもの。泡がやや大粒なこととイースト香りがないことを除いて、ほとんどシャンパーニュ。さすがおフランスという感じです。うきうきワインの玉手箱のスパークリング6本セットで5378円(2019/9/15)。単品価格は1518円。

2月20日

Dominique Portet 2015/Yarra Valley(ドミニク・ポルテ/ヤラ・ヴァリ)

要望を聞いてもらえる福袋でオーストラリアの赤をリクエストしてはいっていたのがコレ。果実味中心で、苦さはなく赤い実を完熟させたほんのり甘い味。若いカベルネといえば近寄りがたいイメージがあったけれど、作り方によってこんなに丸いワインになるんですね。カベソというより、シラーズっぽいので「氏より育ち」(ちょっと違うか?)という言葉を思い出した。77点。ウメムラの福袋で6本22000円(2020/1月)。単品価格は5610円。単品価格で購入してたら後悔しただろうなぁ(独り言です)

2月19日

Terra d’Uro finca la rana 2013/Toro(テッラ・ドゥノ・フィンカ・ラ・ラナ/トロ)

干しプルーン、ぶどうと茎の香り。果実たっぷりだけどスペインテイスト。悪くはないけれど酒質は粗い。悪くはないけど、よくもない。79点。

2月16日

Cote de Nuits-Villages "Les Chaillots" 2015/Gachot Monot (コート・ドゥ・ニュイ・ヴィラージュ・レ・シャイヨ/ガショ・モノ)

若いブルゴーニュの魅力を十分に味わえる1本。果実味たっぷりで苦味がそれをささえている。酸味もそこそこあるけれど酸っぱさはほとんど感じられない。後味は甘さがほんのりと。いちごっぽいけれど、底にはプルーンの甘い苦味がしっとりとあり、団子みたいに味の層が固まっているボジョレと違って味の層がいくつかあり、軽やかなのに飲みごたえがある。5000円を超えるブルゴーニュで飲み頃だと、やっぱりおいしい。81点。ウメムラの福袋で6本22000円(2020/1月)。単品価格は5148円。

2月15日

Le Cirque 2017(ル・シルク)

グルナッシュ、シラー、カリニャンという南仏黄金のセパージュ。以前はコート・カタラーヌだったが、ラベルが変わってなぜかIGP表記がなくなった。このヴィンテージも値段を超える質であることは確かだし、梅やプルーン、チェリーのような甘さを抑えた深い果実味が特徴で、相変わらずPP88-90とのことだけど、まだ若いからか舌触りが粗い感じ。といっても過剰タンニンやささくれ立ったところはない。引き続きリピートしますし、おすすめ。だけど、今回はじめて気づいたことながら、アカシア入りです。80点。京橋ワインで赤ワインフルボディー6本セット7678円(2020/1/30)。単品価格は2178円。

2月12日

Nebbiolo Langhe 2015/Serralunga d’Alba (ネッビオーロ・ランゲ/セッラルンガ・ダルバ)

激忙期の終わり頃の行事である卒論発表会後の追いコンで飲み放題としてはおいしいイタリアワインを胡白で飲んだあと、二次会でVia Paceに。しっかりしたミディアムをグラスでと頼んでいただいたのがこれ。確かに注文通りだし、よいワインを出してもらったけれど、残念ながら硬く、味も香りも向こう側にあるのはわかるけど、届きそうでとどかない。チーズとソーセージをアテに。69点。Via Paceでグラス900円。

2月10日

Pico Cuadro Original 2016/Ribera del Duero(ピコ・クアドロ・オリギナル/リベラ・デル・ドゥエロ)

リベラ・デル・ドゥエロらしく、ブランデーの香りと煮詰めたブラックベリーのような苦味のある果実味がミックスされた高級感あるワイン。重めのミディアムで飲みごたえあり。全体的には滑らかだけど、拡大してみるとささくれ立っている。76点。京橋ワインで赤ワインフルボディー6本セット7678円(2020/1/30)。単品価格は1518円。

2月8日

Les Costes 2013/Cotes du Roussillon Villages(レ・コスト/コート・デュ・ルシオン・ヴィラージュ)

資本主義の論理(というか広告屋の戦略)に知らないうちに巻き込まれ(というか実際には自発的に)特定のワイン屋に囲いこまれてしまっている。そしてお買い得なワインセットを買おうとすると、そのお店が仕入れる特定のワインを繰り返し買うことになってしまう。ということで、意識的に新しいお店を開拓してみたけれど、やはり自分の希望(ワイン種類とそれにみあった値段)とは合わない。時差のおかげで、ようやく以前のワインセットにはいってなかったものに変わっていたので、元のお店に戻ってきました。まず飲んだのはシラー55%、グルナッシュ35%、カリニャン10%のこのAOC。プルーンベースで、血のようなざらざら感のあるブリュットな果実味。これを選んで正解でした。76点。京橋ワインで赤ワインフルボディー6本セット7678円(2020/1/30)。単品価格は1628円。

2月7日

Syrah 2017/Joseph Roche(シラー/ジョセフ・ロシュ)

繁忙期にはいったので、とりあえず飲む。というか、飲まなきゃやってられない(本当の本当に忙しいと、飲む暇もなくなるはず)。これが毎日になるとアル中になるんでしょうね。という感じで、アルコールならなんでもいい的にこれを開けました。でも良し悪しはわかるもので、確かにシラーで若い草の香りムンムンだけど、大味で粗い。文句をつけても仕方ないワインで、値段なりの価値はあります。68点。MASHIMOで6本セット6700円。単品価格1023円(2019/11/10)。

2月6日

Lozano Ophicus Brut Cuvee(ロザノ・オフィクス・ブリュット・キュヴェ)

梨のニュアンスのある果実味をしっかり感じられるブリュットなスパークリング。フランス産?と思いながら数日かけて飲み、最後にボトルをよくみたらカバではないスペイン産でした。金属っぽさもなく、イースト香りがあればシャンパーニュと間違えるようなふくよかさのある、おいしいワインでした。77点。ドラジェの半額セールで539円(2019/12/12)。

2月4日

Chateau Fontaine de Penot 2017/Bordeaux(シャトー・フォンテーヌ・ドゥ・ペノ/ボルドー)

若いACボルドー。お約束の苦味がたっぷり。でもタンニンが丸く飲みやすいし、果実味すら感じられる。伝統を生かしつつ、今風の味になっている、好感度の高い安ボルドーでした。セールではあたけど、これはお買い得!ドラジェの半額セールで649円(2019/12/12)。

2月2日

Beaujolais-Villages Nouveau 2019/Ceps D’Or(ボジョレ・ヴィラージュ・ヌヴォー/セップ・ドール)

「ワイン飲み」は11月第3木曜日ではなく、翌年1,2月の売れ残りセールの際にボジョレを買う(買わない人の方が多いだろうけど)。ただのヌヴォーとヴィラージュが同じ値段だったので、もちろん後者を購入。生産者不明ながら、アルコールは13%。いちごのとても甘い香りが特徴的な、「いかにも」ヌヴォーの味と香り。もちろん軽めだけど、弾力性があり、さらさらではない。でも、「いかにも」なところが実は残念で、缶詰的で典型的すぎて、ここまで金太郎飴的なワインも珍しい。ただ、値段を考えると、この中身は立派。70点。イオンリカー岡山店で550円(2020/1/26)。

1月31日

Cordon Rouge Mumm/Champagne(コルドン・ルージュ/シャンパーニュ)

2次会で酔った寄ったワインバーで。ワインリストはなく、マスターにお任せにすると値段がわからないので、こういうところは苦手。テーブルにあった「今月のお得ワイン」としてこれがあった。というだけの理由で頼む。酔っ払った後に飲んでもはっきりわかるシャンパーニュの香り。店内は薄暗いけど、味は軽めながらキラキラ輝いてました。アテとしてチョコレート(900円)を頼み、お通しとしてイチゴを出してくれたのはナイス。岡山駅前の「レジェンド」でハーフボトル5000円。お会計はしめて7600円。75点。

1月29日

Chateau Joanin Becot 2013/Castillon Cotes de Bordeaux(シャトー・ジョアナン・ベコ/カスティヨン・コート・ドゥ・ボルドー)

この銘柄をはじめて飲んだのは15年前。値段がずいぶん高くなってしまったけれど、その後何回か楽しんでいる。今回のボトルはヴィンテージのせいか少し水っぽい。それでいて閉じ気味で味の核に触れることがなかなかできない。二日目になると革とか血とかボルドーらしい香りが感じられ、味は黒ベリーベースのメルロ中心だとわかる。味も香りもACボルドーとグランヴァンのまさに中間という感じでそれなりのグレードだとわかるけど、今回は福袋で飲めたので割れば2500円ということで納得だけど、単品価格はグランヴァンよりになってしまったのが中身を考えれば仕方ないけど悲しい。76点。ウメムラの福袋で4本11000円(2019/12月)。単品価格は3850円。

1月27日

Steinberger 2016/Riesling Kabinett/Kloster Eberbach(シュタインベルガー/リースリング・カビネット/クロスター・エバーバッハ)

ドイツはヘッセンのワイナリー。リースリングといってもアルザスとは全然違ってかなり糖度の高い辛口。「ドイツワイン」のステレオタイプイメージにぴったり。ドイツとフランスでどうして味の作りがここまで違うのか不思議。料理が違うからかな。ビールで苦味を楽しむから、ワインにはぶどうの甘さもとめるからでしょうか?66点。いただきもの。

1月25日

Bourgogne "Les Grands Chaillots" 2014 /Thibault Liger-Belair(ブルゴーニュ・レ・グラン・シャイヨ/ティボ・リジェ・ベレール)

グレードとしてはACブルゴーニュだけど、中身は超ブルゴーニュ。木苺やフランボワーズ、ブラックベリなどのバラ系香りはもちろんだけど、糠漬けや厠の香りがムンムンあがってきて、それが魅力。香りだけでパンを3つ食べられる。若いブルゴーニュっぽい酸味もあるけれど角が丸く、苦味も同様。口に含んだ時のたっぷり感がたっぷり。だけど、5000円近い値段で買うかというと微妙。その意味で福袋はありがたい。普段買わないし、知らないワインを味わうことができる。ウメムラの福袋で6本22000円(2020/1月)。単品価格は4620円。

1月24日

Les Terasses "Regis Boucabeille" 2017 /Cotes du Roussillon(レ・テラス・レジス・ブカベイユ/コート・デュ・ルシオン)

ハーブ、というか葉っぱの香りがムンムンする濃厚な赤ワイン。口触りは粗めで、味の複雑さはあまりない。だけど黒ベリーやいちごのジャムの香りがなんともいえなく魅了的。ほとんどローヌみたい。74点。ヴェリタスで1364円(2019/11/25)。

1月19日

Chateau de Marjolaine 2016/Bordeaux(シャトー・ドゥ・マルジョレーヌ/ボルドー)

今更ながら「ACボルドー」には独特の味がある。村名以上とは別の何か。革っぽさはかすかで、なめらかな苦味が多め。酸味も多いけど果実由来ではなく、鉄っぽさと混ざったもの。そしてミディアムボディー。食べるものにもよるけど食事のアテにちょうどよく、普段飲みには味も値段も最適。シャトーごとの違いもあるに違いないけど、同時に飲まなければ私にはわからない。このワインについても同じで、あえていえるのは、いま飲み頃ということ。ドラジェで半額セール649円(2019/12/12)。通常は1419円。ドラジェの「半額セール」はガチなのでみつけたら「買い」だと思います。

1月18日

L’Arcione 2013/La Tunella/Friuli(ラルチオーネ/ラ・トゥネッラ/フリウリ)

ピニョーロ、スキオッペッティーノという初めて聞くぶどうのブレンド。エキスたっぷりの外向的。イタリアらしくキャラメルのような甘さが少しある飲みやすいワイン。値段とかわからないけれど、うきうきワインの10000円でイタリアワイン4本セットにはいっていそうなグレードかな?普段飲みよりワンランク上。おいしくいただきました。77点。いただきもの。

1月15日

Delfour Brut/Baroville/Champagne(デルフール/バロヴィル/シャンパーニュ)

廉価版のシャンパーヌだけど、味も構造もしっかりしていて、飲みごたえがある。個性を求めると微妙だけど、酸と苦味が共にしっかりしていて中和(?)されているし、後味にほんのり甘さを感じるところが好感で、大手のシャンパーニュメーカーみたいにバランスがよい。80点。ヴェリタスで2010円(2019/11/25)。CP高いです。

1月13日

Busy Bee Pinotage 2018/Swatland(ビズィ・ビー/スワットランド)

久々に南アフリカの赤。税込み3桁の値段なのに安定したおいしさ。第一印象はローヌみたいな草の香りと厚い果実味だけど、じっくり味わうとコーヒーのニュアンスがあり、なるほど南アフリカ。レヴェルが高いので、変化や複雑さも求めてしまうがそれはもちろん無いものねだり。74点。ヴェリタスで965円(2019/11/25)。

1月8日

Jardins de Dionysos 2015/Bordeaux(ジャルダン・ドゥ・ディオニソス/ボルドー)

定評あるヴィンテージのACボルドー。期待したおいしさ。キレがよく、余韻はないけどエキスたっぷりで、よく開いている。苦味がよくとけた酸味と丸い鉄分を味わうには最適。もっと飲みたくなるような表現が思い浮かばずすみません。ワインを飲みなれた人向けの味かも。74点。ドラジェで半額セール759円(2019/12/12)。通常は1419円。

1月3日

恒例の新年会で、今年も北海道や東京などから20数人参加してくれました。ただ、13時から23時までの長丁場で、ずっと飲み続けていたので、さすがに何がなんだか状態。印象に残ったワインはいつものMusaとかモンペラ2015とかで、うん○の味。その他に覚えているのは以下の2本。

Aromo Chardonnay 2018/Maole Valley(アロモ・シャルドネ/マオレ・ヴァリ)

チリのシャルドネ。名前通り香りが高く、トロピカルフルーツ系のフルーツ爆弾。チリワインのよい面を楽しめました。アーニャさんからのお土産。

Haute Brande Merlot 2016/Vin de Pays de L’Atlantique(オート・ブランドゥ・メルロ/ヴァン・ドゥ・ペイ・ドゥ・アトランティック)

作り手の本拠はRimonsというところで、調べるとボルドーのすぐ近く。エキスの抽出が多く、もっと南の方のワインみたい。しかもシラーのようなスパイス香がある。

ということで、おつかれさまでした<みなさま

1月1日

Barone Pizzini/Franciacorta/(バローネ・ピッツィーニ/フランチアコルタ)

久々に飲むフランチアコルタ。酸味と苦味がよく溶け合ってシャンパーニュによくにた高貴な味。ゆっくり味わって飲む価値のあるワイン。ただ、香りはいいけれどゆっくり味わってみると心持ち味が薄いように思えてしまう。わがままなものです。昨夏にあった職場の組合のビール大会ビンゴゲームの賞品。81点。

Pavillon Rouge du Chateau Margaux 2007/Margaux/(パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー/マルゴー)

苦味中心の男性的な堂々たる味。マルゴーは優美なんていう人もいるけれど、このワインに限ってそんなことは全くない。とはいえボルドーグランヴァンによくあるなめし革っぽさはなく、トリュフや土、それによく嗅ぐとアーモンドやキャラメルの香りも。抜栓直後はのめないことはない程度の硬さがあったが、翌日に残りを飲むと柔らかくなっていた。2007年産なのでそろそろ飲みきったほうがいいかと思ったが、あと5年は待った方がよかったかも。82点。リカーワールドで5827円(2010/3/27)。


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