ワインに手を出した
        

ワインに目覚めて21年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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NOTE・・・飲みたい日なら買うべし  SKELTON・・・買うべからず


2019年12月のワイン

2019年11月のワイン

2019年10月のワイン


12月31日

Morey St. Denis 1er Cru "Aux Cheseaux" 2014/Domaine Arlaud(モレ・サン・ドゥニ・プルミエ・クリュ・オ・シェゾ/ドメーヌ・アルロ)

若いブルゴーニュを飲んでみようと思ってあける。案の定少し固いけれど、開きかけておいしく飲める。香りは典型的ブルゴーニュで「うん、この味」。だけどやはり高級ワインは香りの幅がACブルとは全然違う。赤い果実の酸味、苦そうな黒ベリー、ざくろ、ミント、はちみつなど続々と。するする飲めて、あっという間にボトルがあきました。(備忘録)うさぎのパテ、フォアグラのテリーヌ、シーザーズサラダ、スモークサーモン、ローストビース、ブリーなどと。81点。ウメムラの福袋で6本21600円(2018/7月)。単品価格は11318円。

ということで、今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします<みなさま

12月29日

Tresor du Sud 2017/Pinot Noir Pays d’Oc(トレソール・デュ・スュド/ピノ・ノワール・ペイ・ドック)

ピノ・ノワールといっても、普段いただくものとは随分違う。果実味がある(はずな)のにわざと隠しているかのように生真面目で四角い味。以前飲んだドイツのピノを思い出す。ほとんど甘みがないからそのように感じるのかもしれない。ワインはぶどうも作りも両方大事ということを再確認。69点。ヴェリタスで965円(2019/11/25)。

12月28日

Bruno Paillard Premiere Cuvee/Reims/Champagne (ブルーノ・パイヤール・プルミエール・キュヴェ/ランス/シャンパーニュ)

持ち込んだ時にはほぼ常温(といっても12Cくらい?)なので白ワインのような口当たり。少し香ばしく、ムルソーに似ている。レストランで冷やしてもらうとシュワシュワと軽やかなシャンパーニュに変身。繊細でバランスのよい、ほんの少しだけ黒ぶどうが多めな感じ?と思って調べているとピノ・ノワール45%、シャルドネ33%、ピノ・ムニエ22%。以前は「ジョエル・ロブション」のハウスワインで、飲んだのはその時以来。81点。ヴェリタスで4598円(2019/11/25)。

Pichon Baron 2002/Pauillac(ピション・バロン/ポイヤック)

飲み頃に飲めば間違いないワイン。キレイに熟成していました。抜栓直後から渋みは完全に落ちていてとても柔らかい。でも味の本丸が見えるにはもう一皮むけるだろうと思ってゆっくり飲むと味がはっきりと変わりました。トリュフ、下草、西洋杉、丁子、干しいちじく、干しあんずなど次々に出てくる香りの玉手箱。重めのミディアムで飲み心地がとてもいい。傑出したヴィンテージではなくても、一流シャトーを熟成の頂点で飲むとここまでおいしくなるのか、と感動するワインでした。90点。ヴェリタスで6279円(2005/2/11)。

12月24日

Charles de Dhuys Brut Reserve /Fossoy/Champagne(シャルル・ドゥ・デューイ・ブリュット・レゼルヴ/フォソワ/シャンパーニュ)

お約束のシャンパーニュ。ほどよい重みがあり、舌にからみつくような旨味がある。はじめて飲む作り手だけど、大手シャンパーニュメーカーみたいにバランスがよく、果実味もいろいろな要素がうまくミックスされ安定感がある。80点。ウメムラの福袋で4本10800円(2019/12月)。単品価格は4950円。

12月23日

Bourgogne Rouge Pinot Noir Vieilles Vignes 2017/Dubois&Fils(ブルゴーニュ・ルージュ・ピノ・ノワール・ヴィエイユ・ヴィーニュ/デュボワ・エ・フィス)

かっちりとまとまりつつ、今でも楽しめるACブルゴーニュ。若いけれど酸味が勝るということはなく、苦味、渋みとのバランスがよい。果実味を楽しめるかというとそうでもなく、若いのに老成しているというか落ち着いている。ということで若いブルゴーニュらしさはあまりない。それが魅力のワイン。75点。ウメムラの福袋で4本10800円(2019/12月)。単品価格は3080円。

12月20日

Chateau Galochet 2016/Bordeaux(シャトー・ガロシェ/ボルドー)

良年といわれる2016年。まだ若いのによく開いている。裏ラベルをみるとメルロ100%。滑らかで飲みやすいけれど、ボルドーでよくあるキャラメルっぽさや煮詰めた果実のような苦味はカベルネなんだなと改めて確認。また、このワインは割りと単調なんだけど、ボルドーは複数の品種をブレンドしていることで幾つかの顔が見えるということも、これを飲んでよくわかった。ところで、ピノ・ノワールは単一品種でもいろんな表情があるのは何でなんだろう? 74点。 ドラジェ で759円。

12月19日

Tosti Prosecco(トゥティ・プロセッコ)

熱はないけど頭痛があるという風邪(?)にかかり、しばらくワインをお休み。でもワインのない人生はつまらないことを実感して再開。ナシ味のスパークリング。酸味もあるけれど、甘めの果実味が優勢。イタリアにはよくタイプ。すすんで買うほどではないけれど、普段飲みにはアリです。70点。うきうきワインの玉手箱の日曜日究極辛口スパークリング6本セットで5378円(2019/9/15)。単品価格は1760円。さすがにこれは高すぎ。-1点で69点。

12月12日

Terres d’Orb 2016/Pay’D’Oc (テール・ドルブ/ペイ・ドック)

素晴らしいワインの後に何を飲むかは貧乏ワイン好きが時々直面する問題。南仏ならそれなりの濃さがあるので現実に引き戻してくれるだろうと思って選んだが、正解。普通のワインはこういうもの。濃縮したぶどうの味をバンバン前に出すので、それなりの飲みごたえを感じられる。だけど荒いし、がさつだし、平板だし。「それを言ったらおしめえよ」だけど今日だけは言わせてください。71(69)点。飲んだ感じではカッコ内の点だけど、ハンディがあるので脳内変換しました。タカムラの金賞赤ワインセット8本で7678円(2019/11/24)。単品価格は1100円。

12月11日

Vessier Cuvee Decouverte/Talus St. Prix/Champagne(ヴェスィエ・キュヴェ・デクヴェルト/タリュス・サン・プリ/シャンパーニュ)

はっきりした明るいリンゴ味。黒ぶどうが多いのか、青リンゴというより、ゴールデンデリシャス。後味にほんのりとした蜂蜜の甘さが印象的に残る。81点。タカムラで2035円(2019/11/24)。

12月10日

La Mission Haut Brion 89/Pessac Leognan(ラ・ミッション・オーブリオン/ペサック・レオニャン)

黒トリュフ、ダージリンに続いてプルーン、アプリコット、いちじくなどドライフルーツの香りが次々と出てきて、オレンジやレモンなど柑橘系の果物、だけど甘い香りで終わる。アタックは柔らかく、フルボディーなのにとても優しいワイン。味蕾にこれほど何の抵抗もなく自然に染み込んでくるワインは初めて。味も香りも夢見心地。購入してから16年半。きれいに熟成していてよかった。99点。みちのく岩手のワイン屋竹澤で29800円(2003/3/31)。

12月8日

A.R.Lenoble "Intense"/Champagne(ルノブルアンタンス/シャンパーニュ)

ほぼ1年ぶりに飲む銘柄。まずは典型的なイースト香。まったりと舌に絡みつくようなとろみがあり、はちみつのような香りを嗅ぎながらまろやかな酸味を楽しむシャンパーニュ。80点。タカムラでシャンパーニュ3本セット込み込み10000円(2019/2/22)。単品だと5324円。

Regis Boucabeille "Les Terrasses" 2017/Cotes du Roussillon(レジス・ブカベイユ・レ・テラス/コート・デュ・ルシオン)

チェリー、プルーンを煮詰めた果実味と木の茎のような苦さがうまくミックスされたシブいワイン。青い葉やハーブの香りもするので、シラーもはいっているの?味の濃さに比べるとヴォリュームは軽め。普通に言えば、重めのミディアム。ヴィラージュがつかない分だけ荒さがあるけれど、値段を考えると十分満足。ヴェリタスで1364円(2019/11/25)。

12月7日

Santa Alicia 2018/Central Valley(サンタ・アリシア/セントラル・ヴァリ)

グラスワイン1杯つきのコースでどうぞと出された赤。苦味がつよい果実味に少しキャラメルっぽさがある味。軽めのミディアムで若いけれどある意味完成されていて飲みやすい。これはチリのカベルネでしょうと結論を出して、後でボトルを見せてもらう。みごと正解。というか、20年以上ワインを飲んできてこれがわからなかったらこれまでの日々は一体何だったの?という話ですが。73点。銀座シェ・トモで。

12月5日

Rione dei Dogi 2015/Salice Salentino Riserva(リオーネ・デイ・ドギ/サリーチェ・サレンティノ・リセルヴァ)

イタリアの中堅所にある雰囲気。キャラメルや煮詰めたチェリーの甘い香りなのに、口に含むとよく熟した果実味なのに100%ドライ。酒躯はなめらかで、味の密度とヴォリュームのバランスがいいからか、少し高級風。ただし味の変化はない。77点。タカムラの金賞赤ワインセット8本で7678円(2019/11/24)。単品価格は不明。

12月3日

Crepuscule 2017/Cotes du Marmandais(クレピュスキュル/コート・デュ・マルマンデス)

メルロとアブリウ(abouriou)というセパージュ。後者は調べてみるとガメイに似たタイプとのことだけど、初めて聞くぶどう。南西フランスのワインだけど、メルロの雰囲気は全くなく、言われてみるとボジョレに似ている。とはいっても甘みやいちごっぽさはなく、南仏のデイリーな辛口ワイン。 71点。タカムラの金賞赤ワインセット8本で7678円(2019/11/24)。単品価格は不明。

11月30日

La Closerie Saint-Vincent 2017/Bordeaux(ラ・クロズリ・サン・ヴァンサン/ボルドー)

典型的なメルロ味のボルドー。と思って裏ラベルを見ると、メルロ85%、カベソ15%。革っぽさや鉄っぽさが程よく感じられ、若いのに完熟、というかよく開いて飲み頃。スーパーで売っている安いカマンベールと合わせて飲むと、フランス人の普段着の食卓を味わえる(気がする)。74点。タカムラの金賞赤ワインセット8本で7678円(2019/11/24)。単品価格は1485円。

11月28日

Les Crouzes 2018/Old Vines Carignan/Pays d’Herault(レ・クルーズ/オールド・ヴァインズ・カリニャン/ペイ・デロ)

カリニャンで作られた珍しい(?)ワイン。アルコールが12.5%というのも今では珍しい。軽めではあるけれど、飲みごたえがある。カリニャン100%なのかどうかはわからないけれど、南仏産にある赤ベリーや血のような鉄っぽさの味はこのぶどうからきていることがわかったような気がした。73点。MASHIMOの世界ワイン紀行南フランス編で6本6700円(2019/11/10)。単品価格は不明。

11月26日

Pharos 2006/Rioja Reserva(ファロス/リオハ・レセルバ)

「知る人」ぞ知る、リオハのお宝ワイン。「知る人」とはこのサイトを読んでいる人。何度か飲んで宣伝しているけれど、幸か不幸か全然話題になりません。ま、それはいいけど、楽天ではもう売っていないようです。香りはいつもながら革、コーヒー、赤い実がうまく合わさり、ブラインドで飲めばボルドーの格付けワインと間違える。味、香り、飲み口のバランスがとてもよく、ぜひリピートしたい。ワイン屋さん!ぜひまた仕入れてください。80点。和泉屋で2430円(2015/7/8)。

11月23日

La Passion 2016/Cotes Catalanes(ラ・パスィオン/コート・カタラヌ)

ヴィンテージ違いを何回か飲んだことのあるワイン。裏ラベルに「イチゴジャムのような甘い香りとスパイシーで力強い」とあるけど、その通り。イチゴといっても果実味が熟々にありながら苦味がたっぷり、しかも味にみあった重さがあるので、ボジョレのような軽くて甘さ一辺倒なのとは一線を画している。味に関係あるかどうかはともかく、澱もたっぷり。77点。MASHIMOの世界ワイン紀行南フランス編で6本6700円(2019/11/10)。単品価格は1166円。

11月21日

Le Paradou 2015/Vin de France(ル・パラドゥ/ヴァン・ドゥ・フランス)

ペスキエがつくるラングドックのグルナッシュ。サラサラ、いや、ザラザラな口当たりで軽い。だけど味は苦味、渋味、甘みが同じくらいの割合で舌に絡みつく。そのくせ味の成分と水分が分離しているみたいで、でがらしっぽいバランスの悪さ。通常のグルナッシュのイメージとはだいぶ違う。香りはグルナッシュだけど口に含むとあれ?というワイン。67点。MASHIMOの世界ワイン紀行南フランス編で6本6700円(2019/11/10)。単品価格は1188円。

11月19日

Little James’ Basket Press NV(2017)/Vin de France(リトル・ジェームズ・バスケット/ヴァン・ドゥ・フランス)

サンコムがつくるヴァン・ドゥ・フランス。いちごジャムにザクロの酸味、そしてプルーンの苦味。1000円台前半なので注文をつけすぎるのはお門違いだけど、単調で雑味が多いのが残念。この価格帯だと新世界ワインの方がはるかに質が高いことを再確認。68点。MASHIMOの世界ワイン紀行南フランス編で6本6700円(2019/11/10)。単品価格は1232円。

11月17日

Cremant du Jura 2016/MarcelCabelier(クレマン・デュ・ジュラ/マルセル・カブリエ)

シャルドネで作られたジュラのクレマン。ってそのまんまだけど、これは質が高いスパークリング。えぐみをとった梨の果実味にほどよい位の酸味が合わさり、とてもよいバランス。イーストっぽさはないけれど、ブラインドで飲めばシャンパーニュと間違えそうなくらい。安く手に入れられればリピート買いしたい。78点。うきうきワインの玉手箱の日曜日究極辛口スパークリング6本セットで5378円(2019/5/20)。単品価格は2137円。

11月16日

Vignes de Nicole 2016/Pays D’Oc/Paul Mas(ヴィーニュ・ドゥ・ニコル/ペイ・ドック/ポール・マス)

南仏で定評のあるドメーヌ。セパージュはカベソとシラー。重いボトルなので期待が高まる(笑)。ぶどう、ぶどう、ぶどう!ぶどうの甘さや酸味を除いた、渋味と苦味を味わうワイン。72点。MASHIMOの南フランスワイン6本セット6700円(2019/11/10)。単品価格は不明。

11月14日

Atlantico reserve 2016/Alentejano(アトランティコ・レセルバ/アレンテハノ)

ポルトガルの赤。品種は不明で、アルコールは14%。ポルトガルのワインは飲んだ経験があまりないので比較が難しい。ワインのそのものとして考えると、味は黒胡椒のようなインパクトがあるけれど、絶対的にはともかく、味のインパクトの割に飲み口は軽め。たとえて言えば、チリに対するアルゼンチンのような感じ。明らかに別物だけど共通する点が多く、そればかり飲むと飽きそうだけど、たまに飲むとリフレッシュできるので嬉しい。そんなワイン。72点。京橋ワインの「肉料理に合う濃厚赤ワイン」6本セット7678円(2019/10/20)。単品価格は1320円。

11月12日

Don David Malbec 2017/Calchaqui Valley(ドン・ダヴィド・マルベック/カルチャキ・ヴァリ)

アルゼンチンの赤。かなりインパクトがある舌触り。よく嗅ぐと、裏ラベルに書いてあるように、「プラムジャムやレーズンの香り」が感じられる。ただ、「レーズンの香り」って、ぶどう酒なんだからそのままじゃんと突っ込みたくなるが・・実際、干しぶどうのような味がする。構造がカチっとしっかりなので、インパクトのある味でも全体としてのバランスはとれている。もちろんフルボディー。「味わう」より「飲んで楽しむ」ワインだけど、このワインを選ぶTPOは意外に多くありそう。77点。京橋ワインの「肉料理に合う濃厚赤ワイン」6本セット7678円(2019/10/20)。単品価格は1518円。

11月9日

Tintara 2014/McLaren Vale/Hardys(ティンタラ/マクラレン・ヴェイル/ハーディーズ)

南オーストラリアのカベルネ・ソヴィニョン。無国籍的な味わい、というか、カベソのステレオタイプ的な味わい。苦味や茎のような甘い酸味、チョコやブラックコーヒーの渋苦さがしっかりある。と書くとどっしり重いワインが想像されると思うけど、逆に味の割には軽く感じられる。ということで、アンバランスに思えた。70点。京橋ワインの「肉料理に合う濃厚赤ワイン」6本セット7678円(2019/10/20)。単品価格は1738円。ちと高い。

11月8日

Chateau Rigaud 2014/Faugeres(シャトー・リゴ/フォジェール)

フランス最南部のひとつ、フォジェール。シラー、ムールヴェドル、グルナッシュ。太陽燦々で果実味たっぷりかと思って飲んだが、想像とずいぶん違う。エキスは濃いけれど、甘みや酸がほとんどないからか、枯れた雰囲気。果実味系ではない日本酒に近いかも。あまり口に合いませんでした。PPは91点だけど、私からすれば65点。よく読むとビオワインでした。だから愛想がないのかな?

うきうきワインの玉手箱で1628円(2019/10/11)。

11月5日

Kumala 2017/Cabernet Sauvignon Shiraz(クマラ/カベルネ・ソヴィニョン・シラーズ)

南アフリカの赤。カベルネとシラーズなら、かなりインパクトの強い味になると想像したけれど、これはサラサラ。確かにほのかな苦味や酸味、ザクロのような果実味があるけれど、なんというか「出がらし」っぽい。最近は記憶力が衰えて買った時には知っているはずのワインの値段を飲む時にはすっかり忘れている。だけど、これはいかにも安物。アカシアは入っていないけれど、飲んでいるうちに頭が痛くなりそう。味がわからなくなるほどベロンベロンに酔っぱらったけど、もう1本飲みたい時に最適。49点。京橋ワインの「肉料理に合う濃厚赤ワイン」6本セット7678円(2019/10/20)。単品価格は858円。

11月4日

Apollonio Terragnolo Primitivo 2013/Salento Rosso(アポッロニオ/レッラニョロ・プリミティーヴォ/サレント・ロッソ)

はちみつと梅、さらにブランデーを加えたようなとても芳しい香り。これだけ満足でき、きもちよく酔えそう。と思ってラベルを見るとアルコール度15%。クセになる味と香り。と思って飲み続けると、甘さが積み重なってきて、飲み飽きてしまう。この甘ったるさはちょっと勘弁。ということで残りを翌日飲むと、やはり、いい。かなり濃いけれど、(単調なことを除いて)中身がそれに伴っている。だけど・・・。甘い。飲み飽きる。1日2杯までと決めて飲めばいいけれど、そうじゃないと苦手。74点。京橋ワインの「肉料理に合う濃厚赤ワイン」6本セット7678円(2019/10/20)。単品価格は不明ながら、ヴィンテージ違いから考えると多分2000円くらい。

11月1日

Veramonte Carmenere 2018/Colchagua Valley(ベラモンテ・カルメネール/コルチャガ・ヴァリ)

チリのカルメネールということで、先日飲んだコンチャイトロととてもよく似た味。この品種はメルロと間違えられていたというけれど、このワインの場合は草やスパイシーさがあり、煮詰めたプルーンのような滑らかな苦甘さも相まって、穏やかなシラーみたいです。75点。京橋ワインの「肉料理に合う濃厚赤ワイン」6本セット7678円(2019/10/20)。単品価格は1408円。

10月30日

La Condamine Paulignan 2015/Minervois(ラ・コンダミーヌ・ポリニャン/ミネルヴォワ)

全体的に弱く、心に響かない、というか届かないワイン。ヴィンテージはいいし、若いし、何といってもシラー、グルナッシュ、カリニャン、サンソーという黄金のセパージュ。なのに控えめというか、綺麗に、整ったワインを作ろうとしたせいか、ぶどうの個性が表に出てきたないように思いました。70点。

うきうきワインの玉手箱で1628円(2019/10/11)。

10月27日

Chateau des Jacques 2015/Bourgogne Gamay(シャトー・デ・ジャック/ブルゴーニュ・ガメイ)

定評あるシャトーだけど、残念ながら閉じている。収斂性もしっかり。ガメイなのでボジョレ的な紫だけど、ACブルとは思えないとても濃い色。いちご的な味はあるにはあるが、果実の甘み、酸味はほとんどなく、渋みが中心で少し苦い。ヴィンテージがいいので期待していただけに残念。飲み頃なら全く別の顔になると思うけれど、いま飲むと70点。うきうきワインの玉手箱で2068円(2019/10/11)。

10月26日

Vina Adelaida Brut/Cava(ビーニャ・アデライダ/カバ)

久々に飲むレモン味のカバ。かといって酸味が強いわけでなく、まろやか。味の変化がないので1本飲めば飽きるだろうけれど、毎日ちびちび飲むと、いい食前酒になります。72点。うきうきワインの玉手箱で1058円(2019/9/15)。

10月24日

Casillero del Diablo Reserva 2017 /Viognier(カッシェロ・デル・ディアブロ・レセルバ/ヴィオニエ)


Casillero del Diablo Reserva 2017 /Carmenere(カッシェロ・デル・ディアブロ・レセルバ/カルメネール)

恒例の研究室旅行。今年の行き先は小豆島。台風が少し心配だったけどうまく逸れてくれ、初日は普通の雨、2日目は曇り時々晴れのなか、岡山から70分の船旅を楽しみました。いつも通り二次会用に白と赤を1本ずつもちこみ。ヴィオニエはグレープフルーツの酸味に夏みかんの苦味のあるオイリーな味、カルメネールはブラックベリーの果実味、たばこの煙のニュアンスある香り、後味に黒胡椒のアクセントという、どちらも教科書通りの安定の味。普段ほとんどワインを飲まない学生にも好評でした。ともに78点。うきうきワインの玉手箱でともに1177円(2019/10/15)。

10月20日

Pommard 2012/Billard-Gonnet (ポマール/ビラール・ゴネ)

ブルゴーニュにしては結構濃い色。ルビーのようなきれいな赤ではなく、もっと 深く燻んだ色合い。やや収斂性があり、さほど古くないのに果実味は既に落ち、ドライフルーツのような味わい。甘みがほどんどなく、残ったのが酸味と苦味なのでワインだけ飲んでおいしいとは思えなかったのが残念。70点。ウメムラの福袋で4本10800円(2019/1月)。単品価格は6048円。

シャンパーニュ+赤3本という注文で、他のワインは
13’Originale/Richomme Collet/Barbonne Fayel/Champagne(5378円) 
Bourgogne 2009/Patrick Clerget(2678円)
Dehesa La Granja 2007/Alejandro Fernandez/Castilla y Leon(1760円)
合計15846円(1.468倍)

10月19日

Roc Gris 2015/Cotes du Roussillon Villages Tautavel(ロック・グリ/コート・デュ・ルスィオン・ヴィラージュ)

グルナッシュ50%、シラー30%、カリニャン20%の黄金セパージュなのに、控えめで、味が前に出てこない。おかしいなと思って、スワリングしたり、ゆっくり飲んだりしたけど、初日はダメ。翌日になるとドライプルーンのような「らしい」香りは出てきたけれど、味そのものはやはり控えめ。閉じ気味?飲み干す直前になって熟々っぽさの片鱗がみえてきたけれど、このぶどうを使ってここまで冷めたワイン作りも珍しい。71点。うきうきワインの玉手箱で1097円(2019/10/15)。値段を見て少し納得

10月17日

Jurgo 01/Vino de Mesa Tinto(フルゴ/カビノ・デ・メサ・ティント)

普段飲みのワインがなくなったので、酒蔵をごそごそ探したらこれが2本あるのに気付き、1本をあける。久しぶり。いつものようにエッヂはオレンジ色で、色で長年の熟成がわかる。味はこれまた懐かしい、酸味のしっかりした鰹節味。30年くらい寝かせたボルドー格付けワインにしか思いえない。ゆいいつ欠点をつっこむとしたら、味の変化がないこと。たっぷり感はあるけれど、アルコールが13.5%もあることには驚いた。これは「みつけたら買うべし。」82点。

10月16日

Carlota Suria Brut/Cava(カルロタ・スリア・ブリュット/カバ)

これは色も味もレモン、レモン、レモン。良い意味でも悪い意味でも味の変化はなく、とにかくレモン!これはこれで存在価値のあるワインです。産地はわからないまま飲んだけれど、最後にカバと確認して少し驚く。金属味より果実味の方が優勢で優しいから。75点。うきうきワインの玉手箱の日曜日究極辛口スパークリング6本セットで5378円(2019/5/20)。単品価格は1274円。

10月14日

Chateau Beaumont 2015/Haut-Medoc(シャトー・ボーモン/オ・メドック)

抜栓してしばらくは、苦いだけの液体で、ささくれ立っている。明らかに今は閉じているので我慢が必要。初日、ボトル2/3ほど飲んで残りは翌日に。すると苦味、砂糖入りブラックコーヒーとそのロースト香に加え、凝縮した果実味が感じられるようになり、酒躯も磨かれたかのような滑らかで、全体としてまとまる。この銘柄はリリースから10年後に飲みたいと思いつつ、いつもその前に開けてしまうのが常。今回も、購入から1年持ちこたえるのがやっとでした。2009年産なんか、いま飲めば苦味が溶けて夢ごごちになれそうに思うけど、現実に飲めるかといえばそれは夢のまた夢。80点。ヴェリタスで2138円(2018/10/10)。

10月13日

Chateau Bournonville Reserve 2017/Cabardes(シャトー・ブルノンヴィル・レゼルヴ/カバルデス)

ラングドック・ルスィオンの赤。黒ベリーの厚い果実味とローヌ的なスパイシーで青くさい草っぽさが50:50。両者の特徴を知らないで飲むと、グっとくる濃さ、重さ、厚さに圧倒され、飲みにくいと思うけれど、知って飲むと両者の特徴を併せ持つ貴重なワインに思える。とはいえ、試しに味わうために飲むには重すぎ。少なくともステーキやウォッシュタイプのチーズなど重量級の食べ物と合わせて飲んだ方がよい。74点。京橋ワインの「大満足赤ワイン」6本セット5378円(2019/9/12)。単品価格は1598円。

10月11日

Poilvert-Jacques Brut/Talus St. prix/Champagne(ポワルヴェール・ジャック・ブリュット/タリュス・サン・プリ/シャンパーニュ)

ほんのりと甘く、ほんのりと苦い。それを味わっていると、酸味がじわりと効いてくる。キラキラ光るタイプではないけれど、膨らみもイースト香もちゃんとある、いぶし銀的なシャンパーニュ。2000円なので、平日に少しリッチな気分を味わいたいときにためらわず開けられるのもメリット。78点。うきうきワインの玉手箱で2138円(2019/9/15)。

10月10日

Sangiovese 2016/Toscana/Tenuta Montecchiesi(サンジョヴェーゼ/トスカーナ/テヌータ・モンテッキエーズィ)

あんまり使いたくない言葉だけど、普通のワイン。ブラインドでサンジョヴェーゼと当てることはできないけれど、軽めのミディアムボディーで、中身はしっかり詰まっている。果実香はあっても果実味はなく、ほどよい酸味と苦味はあり、お供になる食べ物と一緒に飲めばおいしくいただけるかも。71点。京橋ワインの「大満足赤ワイン」6本セット5378円(2019/9/12)。単品価格は1490円。

10月7日

Denis Marchais 2017/Pays D’Oc(ドゥニ・マルシェ/ペイ・ドック)

ある意味想定内のワイン。プルーンジャムやスパイシーなハーブ、そして梅のような酸味があり、味の層は厚いけれど割と単純・単調な味で、ボディーは軽い。3桁なら満足できるけど、1000円クラスだとよくあるタイプ。70点。京橋ワインの「大満足赤ワイン」6本セット5378円(2019/9/12)。単品価格は1166円。

10月6日

Irongate 2014/Hawke’s Bay(アイロンゲイト/ホークス・ベイ)

ものすごく重いボトル。ニュージーランドの赤。「カベルネ・メルロ・(カベルネ・)フラン」と書いてある。ヴァニラの香りが支配的。そのせいか、実際の味は辛口なのに、あまったるいワインを飲んでいるような気がする。ここまで香りと味のタイプが違うワインも珍しい。ニューウエーヴ(死語?)のサンテミリオンに似ている。だけどとても人工的。しなやかできめ細かいけれど、人工的な香りがすべてをぶち壊している。好きな人は好きかもしれない。だけど高すぎなので、自分ではすすんで購入しません。72点。ウメムラの福袋6本セットで21600円(2019/8)。単品価格は4860円。

10月4日

Chateau Quinault L’Enclos 2008/Saint Emilion Grand Cru(シャトー・キノ・ランクロ/サンテミリオン・グラン・クリュ)

岡山では一番の老舗になったフランス料理屋さんにもちこみ。メインが鴨のオレンジソースとのことなので、サンテミリオンの赤を持ち込む。コーヒー、たばこ、チョコレートといった一昔前の「ニューウェーヴ」っぽい香りとならんで、正統的ななめし皮の香りも。抜栓直後はまだ若いからか収斂性があり、厚紙のような固さがあったが、ゆっくり飲んでいると空気と触れたからか気にならなくなる。はじめはさすがグランクリュと思った味、香りの複雑さや飲み口の深さがあったが、酔いも進んだせいもあって、結構軽い飲み口に感じられる。だけど香り、エキス、ボディーが同じような軽さ(というか、重さというか、軽めのミディアムボディー)なので、統一感があり、その意味で本当の軽いワインとは一線を画する。粒子はとてもきめ細かく、くちあたりは極上のなめらかさ。鴨との相性はともかく、ちゃんとした地元のフランス料理店のコース料理にはちょうどよいバランスでした。80点。リカーワールドで3507円(2011/3/24)。リヨンペラーシュにもちこみ。持込み料1650円(+サ5%)。

10月1日

Aglianico 2017/Torre Varano(アリアニコ/トッレ・ヴァラーノ)

イタリアワインにしてはしっかり辛口、かつ酸味がうまく効いている。酸味といっても酸っぱい感じではなく梅のような果実味。その周りをガチャガチャした木の実の皮や黒ベリーのなめらかな苦味がコーティング。若いのにしっかりまとまっており、浅い感じがしないのも好感。75点。京橋ワインの「大満足赤ワイン」6本セット5378円(2019/9/12)。単品価格は1166円。


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