ワインに手を出した
        

ワインに目覚めて23年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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GOLD・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし  SKELTON・・・買うべからず



2020年6月のワイン

2020年5月のワイン

2020年4月のワイン


6月30日

Bourgogne "Cuvee Numero 1" 2016/Dominique Laurent(ブルゴーニュ・キュヴェ・ニュメロ・アン/ドミニク・ロラン)

ACブルゴーニュとしては深紅色。最近はときどきこれくらい深めの色の裾物ブルゴーニュをみるけれど、作りの傾向が変わったのか、気候変動でアルコール度数も増えたのと関係あるのか?なんて思ったけど、飲んでみたらあまりに出来がいいのでこのワインが特別なんだと思います。赤い実をベースに少しタバコっぽさや樽っぽさがあり香りも楽しめます。苦味と果実の甘さがうまくミックスされ、酸が後ろからしっかり支えるという味わいは超ACブルゴーニュ。若いので硬さもあるけれど、外向的で十分に飲み頃。おすすめです。81点。ウメムラの福袋で4本11000円(2020/6/20)。単品価格は3190円。

ちなみにこの福袋(希望はシャン1、ブル3)の内訳は
Legras Intuition/Chouilly/Champagne(6435)
Dominique Laurent Numero une 2016(3190)
Faiveley Mercurey 2018(2728)
Bourgogne Hautes Cotes de Beaune 2017/Denis Carre(3740)

6月28日

Lonsdale ridge 2019/Murray Darling(ロンズデイル・リッジ/マレー・ダーリング)

オーストラリア南東部のカベルネ。ということで、新大陸のカベソ味。果実味が全面に出ていて、さらに種の割ると中にはいっている実のような濃厚で喉にくる苦味と甘さが混合した味。アルコール13.5%。でエキスはたっぷりながら重すぎず軽すぎずなヴォリューム。サービスで銀賞。77点。うきうきワインの玉手箱でフルボディ6本セット5478円(2020/5/31)。単品価格は1147円。

6月25日

Baron D’Arignac Brut Blanc de blancs(バロン・ダリニャク・ブリュット・ブラン・ドゥ・ブラン)

泡物を2,3杯飲んでから赤へという季節がやってきました。まずはフランスのスパークリング。1979年にできた新しい生産者で本拠地が南西のランディラスということ以外の情報はなし。ブラン・ドゥ・ブランで明るめの色ながらカバのような透明ということはなく、それなりにコクがありそう。飲むとはっきりとした梨系の味が感じられる。泡もちゃんとあるし、普段飲みにはこれで十分です。73点。京橋ワインスパークリング6本セット5478円(2020/6/15)。単品価格は不明。

6月23日

Bianchi 2018/Montepulciano D’Abruzzo/Umani Ronchi(ビアンキ/モンテプルチアーノ・ダブルッツォ/ウマニ・ロンキ)

名前はビアンキだけど、赤ワインです。この産地のワインはいろいろありすぎて特徴がよくわからないという印象があるけれど、これは筋の通ったワイン。イタリアらしいとっつき易さとローヌのような濃い果実味の混合で、普段飲みにはありがたいタイプ。でもあえてこれを選んで飲みたいというほどの魅力は私にとってはないかも。ワインセットに含まれていたら、軽くラッキーという感じでしょうか。71点。うきうきワインの玉手箱でフルボディ6本セット5478円(2020/5/31)。単品価格は1012円。値段+αの仕事をしています。

6月21日

Medievo 2016/Rioja Crianza(メディエボ/リオハ・クリアンサ)

典型的なリオハという感じのワイン。ボルドー的な構造のかっちりさがあり、味はしょうゆだけど、しつこ過ぎず。ゆっくり飲んでるとエキスの抽出度が高めでローヌっぽい熟果実っぽさが感じられてくる。裏ラベルをみるとテンプラ80%にガルナッチャ10%とあって半分なるほど、半分存在感ありすぎと思いました。他はマスエロ、グラシアーノというはじめて聞く(?)ぶどうがそれぞれ5%。アルコールは13.5%。71点。うきうきワインの玉手箱でフルボディ6本セット5478円(2020/5/31)。単品価格は979円。

6月20日

Vessier Cuvee Decouverte/Talus St. Prix/Champagne(ヴェスィエ・キュヴェ・デクヴェールト/タリュス・サン・プリ/シャンパーニュ)

普段飲みに最適のシャンパーニュ。白ぶどうの割合が多いのか色は薄め。軽やかで、気楽に飲める。だけどシュワシュワ感はしっかりあり、味は酸より苦味中心なので軽すぎない。日本にいながら、なかなかくれない夕暮れにこれを飲むと、ヨーロッパにいる気分になれる(!?)。好印象で何回か購入しているけれど、ラベルをよく読むと、安ワイン者なら知らない人のない、ポワルヴェール・ジャック産なんですね。80点。タカムラワインハウスで2123円(2020/5/30)。

6月18日

Chevalier de Caylus 2018/Cabernet Sauvignon Vieilles Vignes/Pays D’Oc(シュヴァリエ・ドゥ・カイラス/カベルネ・ソヴィニョン・ヴィエイユ・ヴィーニュ/ペイ・ドック)

南仏のカベルネ。木の実の種にある刺すような苦酸っぱさ。単一品種なのかどうか記載がないのでわからないけど、久しぶりに味わうカベルネ・ソヴィニョンらしい苦味と、苦味のなかからでてくる果実の甘さ、甘すぎて喉にくるようなキャラメルっぽさ。73点。タカムラワインハウスで5本セット5602円(2020//5/30)。単品価格は不明。

6月17日

Pudu Chardonnay Pedro Jimenez/Concha y Toro(プドゥ・シャルドネ・ペドロ・ヒメネス/コンチャイトロ)

チリの白ワイン。これまた料理用を味見してみたらおいしいので、そのまま1本飲んでしまった。ぶどうはシャルドネとペドロ・ヒメネス。先日飲んだアルパカとくらべると、酸味のシャープさが後継に退き、まったりさとミネラル感が全体にある。フィニッシュは苦味タイプ?と思いやほんのりとした甘さで終わる。アルコールは12.5%。味の変化がないので単調といえば単調だけど、ボトル半分くらいは知らないうちに飲み干してしまう。73点。ハピーズで500円くらい。

6月14日

Castellum 2017/Costieres de Nimes(カステラム/コスティエール・ドゥ・ニム)

好みのAOC。色は若く健康的な濃い紫。濃厚な果実とスパイシーなハーブ香。それに熟々な果実味。甘さを通り抜けて苦い果物。喉にも鼻腔の奥にも突き刺さる。アルコール度数もさぞかしと思って裏ラベルを見たら、意外にも13%。味より香りのインパクトの方が強いかも。夕食はタンドリーチキンなので、ある意味ぴったりばっちりでした。だけど今の季節エアコンなしに飲めない。74点。タカムラワインハウスで5本セット5602円(2020//5/30)。単品価格は不明。

6月12日

Alpaca Chardonnay Semillon 2018/Valle Central(アルパカ/バレ・セントラル)

アクアパッツァの料理用として妻が買ってきたものをちょっと拝借したら、思いの外おいしかったので残りを飲んでしまいました。酸味は普通にあり、苦味がしっかり、ミネラル感はやや薄め。白い花の香りもして、冷やして飲むと今の季節おいしい。71点。ハピーズで500円くらい。

6月11日

Chateau Thuillac Cuvee Les Bordes 2016/Cotes de Bourg(シャトー・トゥイヤック・キュヴェ・レ・ボルデス/コート・ドゥ・ブール)

樽の香りを嗅ぎながら鉄や血のような味を楽しむという典型的なACボルドーの基礎味。それに加えて、ドライ・アプリコットの甘酸っぱい果実味がうまく合わさっている。4年たって柔らかくちょうど飲み頃。おいしくいただきました。75点。 うきうきワインの玉手箱でフルボディ6本セット5478円(2020/5/31)。単品価格は1298円。

6月8日

Tour de L’Abbaye Vieilles Vignes 2018/Cotes du Rhone(トゥール・ドゥ・ラバヴ・ヴィエイユ・ヴィーニュ/コート・デュ・ローヌ)

若いだけにしっかりしたローヌ。もちろんプルーン、チェリー、ブラックベリー系の濃い果実味たっぷり。でも最近の作りだからか喉にくるほどの凶暴さはないし全体のバランスがいいので、少しスワリングすれば楽しんで飲めます。73点。タカムラワインハウスで5本セット5602円(2020//5/30)。単品価格は1100円。

6月6日

Philippe Gonet Extra-Brut Blanc de Blancs 3210 /Le Mesnil sur Oger/Champagne(フィリップ・ゴネ・エクストラ・ブリュット・ブラン・ドゥ・ブラン/ル・メニル・スュル・オジェ/シャンパーニュ)

緑色系のシャンパーニュでりんごというよりレモンのタイプ。エクストラ・ブリュットでドサージュ0とのことだけど、ほんのりとした甘さを感じでそれが上品さのもと。味は爽やかながら、しっかりした重さがある。普段飲むものよりワンランク上のシャンパーニュ。ウメムラの福袋で6本22000円(2020/1月)。単品価格は5940円。

6月4日

Mi Tractor Azul 2018/Almansa(ミ・トラクトル・アズル/アルマンサ)

ラマンチャはアルマンサのワイン。綺麗で明るい紫色。一口飲んでスペインとわかるけれど、リオハとは違った味わい。ガルナチャ・ティントレラという品種だけあってブラックベリーやチェリーの果実味中心ながら、全体的になんとなく軽め。ローヌでは暑苦しいという時のオールタナティヴになる「夏のワイン」。72点。タカムラワインハウスで5本セット5602円(2020//5/30)。単品価格は1320円。

6月2日

Fossacole 2009/Brunello di Montalcino(フォッサコッレ/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ)

グラスに注ぐとオレンジがかっており、色だけみると2009年産なのにもう枯れる熟成した雰囲気。飲んでみると、格付け3-5級のボルドー?と思ってしまうようなチョコレートやコーヒー、樽の香りにしっかりした構造。飲んでみるとボルドーっぽさの他にドライアプリコットのような乾いた果実味があって外向的。ここでイタリアワインなんだなぁとわかる(ブラインドでは、もちろん当てられません)。確かに飲み頃の終わりの方にきているけれど、まさに枯れる直前で、飲むなら今のうち。82点。

5月31日
コロナの自粛明けで、本日は江田五月・京子ご夫妻を拙宅に迎えてジョージア料理(チャホフビリ、タバカなど)の会。法務省と検察庁の関係、民主党政権時代の反省、丸山真男の教え、コロナ後の世界の展望など12時から17:30までたっぷりお話しを聞かせてもらいました。

Новый Свет Брют Белое 2011(ノーヴィ・スヴェト・ブリュット・ベーロエ/セヴァストーポリ)

1878年にゴリツィン公が作った蔵で作られたクリミアのスパークリング。シャルドネ、ピノ、リースリング種だけど、味は「ロシア」的。はちみつのような甘い香りが核にありながら饐えた雰囲気とひっかかるような苦味のミックスで独特な味わいになっている。繊細さはなく大味だし平板だけど、甘味、酸味、苦味それぞれを味わえるという意味ではいいワイン。アブラウ・デュルソよりこちらの方が上という店主のアドヴァイスにより購入しました。73点。プレハーノフ通りのAMで599ルーブル約1018円(2019/3/17)。

Yayla Reserve Malbec 2016/Севастополь(ヤイラ・レゼルヴ・マルベック/セヴァストーポリ)

クリミアの赤で名前通りマルベック。野菜炒めのような香りで口に含むとエキスたっぷり。カシス、プルーン、チェリーの甘さ抑えた果実味はまさしくマルベック。でも重さはそれほどでなく、軽めのミディアム。日本で飲む場合はクリミア産という希少価値はあるけれど、重いボトルをわざわざ持ってくるほどではない。サンクトペテルブルクのインテンダント」で1170ルーブル(1872円)。本当は1600ルーブルのところ35%引き(2020/3/14)。

5月30日

Eris Rosso/Vino D’Italia(エリス・ロッソ/ヴィーノ・ディタリア)

NVのイタリアワイン。今どき珍しいアルコール12%。素朴ながら飲みやすく、濃さといい軽さといい、ボジョレのような感じ。赤い実を漬けて、そのままワインにしたような感じ。だけど甘さは雰囲気だけで、しっかり辛口。71点。京橋ワインで赤ワイン12本セット10978円(2020/4/19)。単品価格は1078円。

5月29日

Pol Gardere Brut/Champagne(ポール・ガルデール・ブリュット/シャンパーニュ)

りんご味のシャンパーニュ。イースト香、ミネラル、ややオイリーな酸味、そして余韻としての甘さなど、シャンパーニュに求める要素をすべて持っている。やや酸味が強めでバランス的に微妙ではあるけれど、格安シャンパーニュ>その他のスパークリングになっているから満足です。78点。うき袋のシャンパーニュ4本セット11000円(2020/5/10)。単品価格は3058円。

5月27日

Villa Yambol 2017(ヴィラ・ヤンボル)

ブルガリアの赤。若いカベルネ・ソヴィニョンはトゲトゲしていたり、ピーマンくさかったり飲みにくいことが多いけれど、これはタンニンが丸くとても飲みやすい。カシスとプルーンの果実味と苦味でカベソの特徴を味わえるけれど、軽くて素朴なのが不思議。悪くはないけれど、内容的には800円ワインだと思います。68点。トスカニーで1032円(2020/4/10)。

5月24日

Torbreck Woodcutter’s Shiraz 2017/Barossa Valley(トルブレック・ウッドカッターズ・シラーズ/バロッサ・ヴァリ)

おなじみのワイン。このワインがマズいことはないし味も毎年安定しているので、このヴィンテージが平年とくらべてどうか、ということ。こんヴィンテージは「買い」です。完熟果実はいつもながらだけど、意図的かどうかはともかく甘さが控えめになっており、黒胡椒やクローブなどスパイシーさがシラーっぽさがいつもより増している。また、いつもながらのザクロの果実味に加えて梅っぽさあったおいしい。これで2000円くらいなら言うことなし。今回は3000円近くに値上がりしてたけれど、内容を考えれば仕方ないかも。カーブ・ドゥ・ナオタカで2728円。84点。

5月23日

Rocca Bruna Appassimento 2018/Puglia(ロッカ・ブルーナ・アッパッシメント/プリア)

イタリアワインとしてはかなり濃厚。ローヌみたい。味はブランデーっぽく、甘さもそれなりにある。ただあくまでなめらかで口当たりよく飲みやすいのはさすがイタリアワインというところでしょうか。75点。京橋ワインで赤ワイン12本セット10978円(2020/4/19)。単品価格は1408円。

5月21日

Conalma 2018/Carinena(コナルマ/カリニェーナ)

スペインはアラゴン産のワイン。品種はテンプラニーヨ。飲み口はやや軽め。チェリーとか、果実の種を炒ったような喉にくる味。エキス分はそこそこあるけど、品種の個性はあまり感じられない。スクリューキャップだし軽く飲むワインとしてはアリかも。67点。京橋ワインで赤ワイン12本セット10978円(2020/4/19)。単品価格は不明。

5月20日

Gruet Selection Brut/Champagne(グリュエ・セレクシオン・ブリュット/シャンパーニュ)

しっかりブリュットの辛口で、酸味や苦味がかなり強いのと並行して、他のシャンパーニュより甘みが多い。なので全体としてはバランスがよくなっている。後味の余韻もたっぷり。2000円代前半のシャンパーニュとしては個性もあり、味も好み。81点。うきうきワインの玉手箱でシャンパーニュ4本セット11000円(2020/5/10)。単品価格は2398円。

5月17日

Tenuta del Principe "Seresa" 2014/Romagna Sangiovese superior Riserva(テヌータ・ディ・プリンチペ・セレサ/ロマーニャ・サンジョヴェーゼ・スペリオーレ・リセルヴァ)

はじめは砂糖入りビターコーヒーの苦甘さがある端正なボルドータイプ。よくこなれていて、角がない。そしてサンジョヴェーゼらしい甘いプルーンの果実味。ところが最後の方になると意外なことにあんずの甘酸っぱさがでてきた。そこそこ熟成したワインには時々感じられる味だけど、6年でここまでくるのは好きな味なので好感がもてます。半ばお約束のように重いボトルです。80点。カーブ・ドゥ・ナオタカで3本セット7678円(2020/4/1)。単品価格だと5500円。それはさすがに高すぎ。評価額は2000円+αくらい?

5月15日

Grumier NV/Alcardet(グルミエ/アルカルデ)

スペインの赤ワイン。原産地呼称とかヴィンテージはないようです。あっさりめだけど軽いとか薄いとかいうことはなく、しっかり果実味を味わえます。スペインでは普段飲みにこういうのを飲んでるのかなと想像させるようなワインです。少ししょうゆっぽさやヤニ臭さがあるけれど気になるほどではなくスルスル飲めます。記憶に残ることはないだろうけど、たまにこういうワインもいいです。70点。京橋ワインで赤ワイン12本セット10978円(2020/4/19)。単品価格は748円。

5月14日

Miral 2018/Terre Siciliane(ミラル/テッレ・シチリアーネ)

軽く飲めるシチリアのオーガニックワイン。あっさり、さっぱりだけど、ふっと梅の香りも果実味もして、変にオーガニックらしさのないところがいい。70点。京橋ワインで赤ワイン12本セット10978円(2020/4/19)。単品価格は1188円。

5月12日

Chateau Saint Nicolas "Merveille" 2016/Cadillac Cotes de Bordeaux(シャトー・サン・ニコラ・メルヴェイユ/カディヤック・コート・ドゥ・ボルドー)

若いボルドーのよさがよくでているワイン。メルロ45%、カベソ30%、カベルネ・フラン25%でメルロ多めながら他のぶどうの割合も結構高いという面白いセパージュ。品種の個性が表れないのでは?というと確かにそうだけど、それがうまく作用し、それぞれのぶどうがミックスされて溶け込んでいるように穏やかな味。それでいてワイン自体はヴィンテージに恵まれたおかげか力強さもあり、でもタンニンは丸く飲みやすい。75点。京橋ワインで赤ワイン12本セット10978円(2020/4/19)。単品価格は不明。

5月10日

Chateau Bonal 2017/Cabardes(シャトー・ボナル/カバルデス)

前総社市長の竹内さんに猪の生捕りをいただき、フライにして食べました。野生っぽさに合いそうなのは若いシラーと考え、これをあける。好みの味でした。梅と熟々になったチェリー、いちごの香りで、エグミがあるのに洗練されている味。ここまで果実に振れていると思っていなかったけれど、南仏らしい濃さもほどほどかつ十分で、猪にぴったり。おいしくいただきました。80点。京橋ワインで赤ワイン12本セット10978円(2020/4/19)。単品価格は1958円。納得の値段。

5月9日

Michel & Tina Gassier 2017/Cotes du Rhone(ミシェル・エ・ティナ・ガシエ/コート・デュ・ローヌ)

グルナッシュ70%、ムールヴェドル20%、シラー10%のワイン。黄金のセパージュかもしれません。プルーンやチェリの果実味がベースで、スパイシーな胡椒や渋いハーブがワンポイントになっている。チューイーで心地よい弾力性ある果物味のグミを噛みしめている気分になる。大味で単調さが欠点だけど、酔ってくると全然気にならない。78点。京橋ワインで赤ワイン12本セット10978円(2020/4/19)。単品価格は1958円。

5月6日

Chateau Mont-Perat 2016/Bordeaux(シャトー・モン・ペラ/ボルドー)

黄金週間最後の一本は無難にモンペラ。ヴィンテージに左右されず一定以上の質を保つボルドーといえば、レフォールと双璧では?と思ってしまうほど、今回も安定した味。若いめなので、荒々しさがありながらすぐに落ち着き、砂糖入りビターコーヒーの味にすぐに着地。しかも少しオリがあり、ホンモノという雰囲気も演出。実際、本物だし。もちろんムンタダなんかとくらべれば大味で緻密さが10倍くらい違うけれど、全体に醸し出されるムンムンとした土臭さがあるのでそんなことはどうでもよくなる。ボルドーAOCの血の雰囲気もちゃんとあるのにうまくオブラートにカバーされ、すべてが飲みやすい方に変換されている。2000円のワインとしては、やはりお見事。80点。タカムラワインハウスで2017円(2019年11月24日)。

5月5日

Charles de Monrency Reserve Brut/Bethon/Champagne(シャルル・ドゥ・モンランシ・レゼルヴ・ブリュット/ベトン/シャンパーニュ)

ピノノワール、ムニエ、シャルドネが上手にアッサンブラージュされているシャンパーニュらしいシャンパーニュ。まずババーンとトーストの香りがして、それだけでなぜか安心する。軽めで色はブラン・ドゥ・ブランに近い。酸味に偏らず赤リンゴと青りんごが半々くらいな果実味が絶妙。セールだと2000円切るシャンパーニュとしてはかなり質が高い。5月のシャンパーニュ「うき袋」をポチったので同じ銘柄が入っていることを前提に単品で買ったコレをあけました。80点。うきうきワインの玉手箱でシャンパーニュ3本セット6979円 (2020/2/28)。(通常)単品価格は2837円。

Muntada 2008/Gauby/Cotes du Roussillon Villages(ムンタダ/ゴビ/コート・デュ・ルシオン・ヴィラージュ)

自粛のゴールデンウィークなので明るいうちから飲んでます。で、2本目。南仏の有名ワインのひとつ。なめし革の雰囲気があり、いつもながら格付けボルドーを思い出す。だけど今回はバナナやメロンのような南国フルーツの香りも同居。といってもフルーツ爆弾のような押しの強さは皆無で、むしろラフィットのように軽やかでソフト。こんなワインだったっけ?というのが正直な感想。もちろん粒子の緻密さは高級ワインのそれだけど、わざわざ高い値で買うほどのものかなとも思う。79点。フィッチで8586円(2015/4/12)。

5月3日

Guillaume Aurele Pinot Noir 2016/Pays D’Oc(ギヨーム・オレル・ピノ・ノワール/ペイ・ドック)

ブラインドで飲めば、南仏の素朴なワイン。だけどピノと知って飲むとなるほどと思う。香りは確かにブルゴーニュ。クリュ・ボジョレっぽい独特の果実や酸があり、かなりいい感じ。だけど飲むとかなり濃く、果実由来の甘さはほとんどない。後味にほんのりとブルゴーニュっぽさがある。そして切れ味がいい。普段飲みとしては面白いワイン。73点。京橋ワインで赤ワイン12本セット10978円(2020/4/19)。単品価格は1298円。

5月1日

Berardenga 2016/Felsina/Chianti Classico(ベラルデンガ/フェルズィーナ/キアンティ・クラシコ)

この作り手のワインは初めてイタリアに行った際、お店でみつけてお土産として買い、当時住んでいたモスクワに戻って飲んだもの。飲むとその時の味が蘇ってくる。ボルドーのようなしっかりした構造をもちつつ明るく、赤い実の果実味がよくとけ、黒胡椒やハーブの香りがアクセントとなった、ほんのり甘いワイン。若さと熟成感を兼ね備え、ワインを飲みなれた人にも初心者にもおいしく感じられる。これが私にとってのイタリアワインのステレオタイプ。20年くらいたっても同じポリシーで作られていることに素直に感動。80点。トスカニーで2673円(2020/4/10)。

4月30日

Rossoreale 2018/Terre di Chieti(ロッソレアーレ/テッレ・ディ・チエティ)

イタリア的な明るさと南仏の小さな作り手のようなゴツゴツした感じが同居している面白いワイン。サンジョゼーヴェの個性は出ていて一見飲みやすいんだけど、土壌か作り手の問題で廉価版になってしまったというオチのあるストーリーテラーなワイン。70点。トスカニーで1045円(2020/4/10)。

4月28日

Pol Gardere Brut/Champagne(ポール・ガルデール・ブリュット/シャンパーニュ)

本日は研究室の学生とオンライン飲み会。平日だけど乾杯用に見栄を張ってシャンパーニュをあける。ラベルが変わっているので気付かなかったけれど、過去に飲んだことがある銘柄。香りは梨やパイナップルなど控えめながらキラキラするような果実味がおいしく、味は酸味が売り(?)で苦味もしっかりあるバランスのよいシャンパーニュ。やや硬いけれど、廉価版としては頑張っている。2000円代前半なら「買い」。76点。うきうきワインの玉手箱でシャンパーニュ3本セット6979円 (2020/2/28)。単品価格は2837円。安く購入できました。

4月26日

Chateau Canos "Le Madrague" 2015/Corbieres(シャトー・カノス・ル・マドラグ/コルビエール)

ボディーは軽めだけど、しっかりめのタンニンで飲みごたえはある。ボルドー的なしっかりした構造と、ローヌ的なスパイシーさ、南仏の濃厚な果実味がそろったトリプルAといいたいけれど、口触りが荒くてささくれ立っているのが残念。73点。京橋ワインで赤ワイン12本セット10978円(2020/4/19)。単品価格は1628円。

4月25日

Roggio del Filare 2015/Rosso Piceno Superiore(ロッジョ・レル・フィラーレ/ロッソ・ピチェノ・スペリオーレ)

重くてばか太いボトル。片手でつかんで注ぐのがかなり大変。ボトルだけで1212グラム。まさかマグナム?と勘違いしてしまうほど。また、真っ黒で向こう側がみえないボトルなので、どれだけ残っているかもわからない。ワインはイタリアらしく果実味中心で明るく甘く、でもドライであることは死守する程度に甘すぎないようにつくった飲みやすいもの。でもなんでこんな変なボトルを使わなきゃいけないの?という疑問は残る。重すぎ(ボトルが)。77点。ウメムラの福袋で4本11000円(2019/12月)。単品価格は3960円。

4月23日

Chateau Le Vieux Manoir 2016/Bergerac(シャトー・ル・ヴュ・マノワール/ベルジュラック)

ボルドー?って思ってしまうけれど、なんとなく古くさく素朴な味。それが魅力。漬物っぽい香りに果実系というより苔むした赤レンガ系の味。普段飲みらしいテーブルワイン。71点。京橋ワインで赤ワイン12本セット10978円(2020/4/19)。単品価格は不明。

4月22日

Desgencieres Brut/Champlat-Boujacourt/Champagne(デジャンスィエール・ブリュット/シャンプラ・ブジャクール)

レーニン生誕150周年。だからというわけではないけれど、平日にシャンパーニュ。黒ぶどうが多いのか、濃いめのシャンパンゴールド。色は伊達ではなく、味もなかなかのもの。りんご!りんご!!りんご!!!というくらい酸味と甘みがからみあい、ブリュットなゴールデンデリシャス。角がとれて飲みやすく、しかも飲みごたえがある。81点。カーブ・ドゥ・ナオタカで3本セット7678円(2020/4/1)。単品価格は4950円。

4月19日

Primitivo di Manduria 2018/Poggio Volpi(プリミティーヴォ・ディ・マンドゥリア/ポッジョ・ヴォルピ)

飲みやすいけれど、甘すぎる辛口ワイン。飲むといかにもイタリアだとわかる。明るく、甘く、果実味たっぷりで飲みやすい。奥の奥の方にブランデーのニュアンス。だから一本道の甘さだけではないし、確かに辛口。だけど1本ひとりで飲むには甘すぎ。72点。トスカニーで1254円(2020/4/10)。

4月18日

Radacini 2017/Cabernet Sauvignon/Chisinau(ラダチニ/カベルネ・ソヴィニョン/キシナウ)

きっちりした作り。ロースト香や熟した果実の控えめな甘さがありなるほどカベルネ・ソヴィニョン。味の立体性はあまりないのでベーシッククラス。でも産地はさっぱりわからない。というのがブラインドで飲んだ感想。正解はモルドヴァ産でした。なるほど。しっかりした技術でぶどうを飲みやすいワインに転化している。値段も納得。現地ではもっと安いのだろうけれど、日本で飲むには良心的な価格だと思います。トスカニーで1221円(2020/4/10)。

4月15日

Miocene des Accoles 2012/Florence et Olivier Leriche(ミセーヌ・デ・ザコル/フロランス・エ・オリヴィエ・レリシュ)

これは面白いワイン。革の香りがありながら、味は熟々の果実。それもバナナやメロン。セパージュはなんだろうと思って裏ラベルをみると、グルナッシュ70%、カリニャン30%。ローヌ系のぶどうだけど、シラーがないと味や香りが甘い方に傾くのかな。たまに飲むには嫌いじゃないです。80点。ウメムラの福袋で6本22000円(2020/3月)。単品価格は2915円。

4月12日

Corazon Loco 2018/Andres Iniesta/Manchuela(コラゾン・ロコ/アンドレス・イニエスタ/マンチュエラ)

ヤニくさい香りでいかにもスペイン。味も、ある意味ど真ん中で酸味中心で、穏やかな苦味が下から支えている。なんだけど飲んでみるとしょうゆっぽさはなく、梅のような心地よい果実味たっぷりで好印象。シラーとテンプラのセパージュで、ラマンチャから分かれたDOとのことです。73点。カーブ・ドゥ・ナオタカで1155円(2020/4/1)。

4月11日

Aaldering 2017/Stellenbosch(アルデリング/ステレンボッシュ)

重たいボトル。とても飲みやすい味わいは確かにピノータジュなんだけど、こんな味だったっけっていう疑問も。酸味は苦味はしっかりしているのにイタリアワインみたいに人懐っこくてグイグイいけてしまいます。75点。カーブ・ドゥ・ナオタカで3本セット7678円(2020/4/1)。単品価格だと4950円。それはさすがに高すぎ。評価額は2000円+αくらい?

4月9日

Ray Maurin Brut Cuvee Reserve/Chigny-les Roses/Champagne(レイ・モラン・ブリュット・キュヴェ・レゼルヴ/シニ・レ・ローズ/シャンパーニュ)

久しぶりに飲むおいしいシャンパーニュ。ぶどうの酸味とはちみつの甘さが混ざり合ったような、いつまでも嗅いでいたい香り。しっかりブリュットで、後味にほんのりとした甘さ。立体感もあり、泡も細かい。大手メーカーものみたいにバランスが抜群にいい。おいしくいただきました。81点。 うきうきワインの玉手箱でシャンパーニュ3本セット6979円 (2020/2/28)。単品価格は2376円。安い!

4月7日

Paul Dolan 2014/Pinot Noir/Potter Valley(ポール・ドラン/ピノ・ノワール/ポッター・ヴァリ)

カリフォルニアワイン。辛口だけどとても甘い。ザクロやイチジク、赤い実の果実味とぶどうの酸味のような香り。アルコール14.5%というにはスルスル飲めるし、底の浅いワインではないけれど、4000円超というのは高すぎる。ラベルをよく見ると、ピノノワール! ブルゴーニュとは全然違うのでびっくり。こういうワインを飲めるのが福袋の醍醐味。ウメムラの福袋で6本22000円(2020/3月)。単品価格は4059円。

4月5日

Marie Stuart Cuvee de la Reine/Champagne(マリ・ストゥアルト・キュヴェ・ドゥ・ラ・レヌ/シャンパーニュ)

レストランで飲むシャンパーニュはほとんどの場合おいしい。仕入れの違いかなとなんとなく思っていたけど、飲むときの温度やそれまでの保存状態が結構重要な気がする。その意味でこれはやや残念。温度は高めで出自はイオンの福袋。泡は普通に立ち昇るけれど、味にキレがない。シャンパーニュと上級スパークリングとの境目という感じ。ブリュットで普通においしいけど。75点。紀村さんから。

Barbaresco Riserva 2013/Roberto Sarotto(バルバレスコ・リゼルヴァ/ロベルト・サロット)

ほどほど熟成したネッビオーロ。バラの香りが特徴的。ほんのり甘く、タンニンはよく溶けていてほどほどの重みはあるのに深みも角もないのでとても飲みやすい。ちょっといい飲み頃のイタリアワイン。77点。ウメムラの福袋で6本22000円(2020/3月)。単品価格は3278円。

4月3日

Enclos de Viaud 2010/Lalande de Pomerol(アンクロ・ドゥ・ヴィオ/ラランド・ドゥ・ポムロール)

土や革の香りがほどよくあり、AOCの特徴はわからないけれど鉄っぽさもありわかりやすいボルドー。いろんな意味でミディアム。2010年産でいまちょうど飲み頃。76点。ウメムラの福袋で6本22000円(2020/3月)。単品価格は4235円。

4月1日

Cune Crianza 2016 /Rioja(クネ・クリアンサ/リオハ)

定評あるワインのすそ物。リオハなので少ししょうゆっぽさはあるけれど気になるほどではなく、いい意味で後味さっぱり。もちろん重くはなく、軽すぎもせず、普段飲みとしてはちょうどいい。スペイン臭さのないワイン。73点。うきうきワインの玉手箱で1298円 (2020/2/27)。


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