ワインに手を出した
        

ワインに目覚めて23年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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今までの金賞ワインたち

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2020年12月のワイン

2020年11月のワイン

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2020年

12月29日

Masottina/Prosecco Brut (マソッティーナ/プロセッコ・ブリュット)

オーガニックのプロセッコ。だからかどうかわからないけれど、古漬けっぽい苦味がある。少し緑色がかっていて酸味がやや強いタイプで口のなかがすっきりさわやかに。果実は梨味。シャンパーニュとは違う泡のおいしさを教えてくれるワインでした。75点。Cave de Naotakaの極上イタリアワイン6本セット6754円(2020/11/1)。単品価格は1870円。

12月27日

Puelles 2014/Rioja Crianza (プエージェス/リオハ・クリアンサ)

黒色果実を軽く煮つめるとなぜかしょうゆ味になる。リオハがしょうゆ味ということを疑う人にはそれを実感するためにちょうどよいワイン。渋みも甘さもあり、ほどよい軽さでバランスもよくキレもよく、普段飲みワインとしてはありがたい存在。73点。京橋ワインの90点以上赤6本セット7678円(2020/10/9)。単品価格は1861円。

12月24日

Pic St. Loup 2014/Languedoc/Christophe Peyrus (ピック・サン・ル/ラングドック/クリストフ・ペイリュス)

ラングドックだからか先日飲んだばかりのル・シルクとよく似てる。クローブやドライプルーンがベース。甘みはほとんどないけれど、時々桃やトロピカルフルーツ、そして梅の香りがするのが特徴。しっかりしたコクがあるけれど重すぎず、ボディーもそれにみあっている。ラベルを見るとアルコールは最近のものでは低めの12.5%。77点。ウメムラの福袋で4本11000円(2020/11/4)。単品価格は4730円。いいワインだけど、高すぎ。

12月22日

Camasella Rosso Appassimento 2019/Puglia (カマセーラ・ロッソ・アッパッシメント/プリア)

ローヌとは違った意味でラズベリーの甘酸っぱさとプルーンを煮詰めてジャムにした苦い果実味のコンビネーション。甘さがかなり感じられるけれど、苦味で中和されているので仕上がりは辛口。熟成感はさすがにないけれど2019年産とは思えない落ち着き。75点。うきうきワインの玉手箱の福袋赤3本白3本で11000円(2020/9)。単品価格は1848円。

12月20日

Le Cirque 2017 (ル・シルク)

新ラベル。AOCの記載がない代わりに、首の部分にパーカーポイントがデカデカと。セパージュはグルナッシュ、シラーとカリニャン。抜栓直後は荒々しく、味はいろんな要素がバラバラで濃いだけの南仏ワイン。でも翌日になると落ち着き、黒系果実を大鍋で煮込んで苦味でまとめた果実味たっぷりワインに変身。クローブやフェンネルのスパイシーさも。相変わらずコスパ抜群のワインです。79点。京橋ワインの90点以上赤6本セット7678円(2020/10/9)。単品価格は1366円。

12月17日

Go toなんちゃらを使って今年2度目の奈良ホテル。1泊2食付きデラックスツイン本館ガーデンビューで1人あたり8201円。食べたものはこちら

Pol Roger Reserve Brut/Epernay/Champagne(ポル・ロジェ・レゼルヴ・ブリュット/エペルネ/シャンパーニュ)

ハニー香とほんのりとした甘さのブリュット。泡がキラキラと綺麗に輝くのはレストランならでは。保存がいいのか照明がいいのか、はたまた同じ銘柄でもレストラン用のものは中身が違うのかわからないけれど、レストランで飲むシャンパーニュは家飲みよりおいしいことが多いです。78点。奈良ホテルのレストラン「三笠」でグラス3杯セット5000円。

Chassagne-Montrachet 2017/Delagrange(シャサーニュ・モンラッシェ/ドゥラグランジュ)

アーモンド香がいっぱいに広がる。口に含むととてもふくよか。酸もあるけれど、苦味と中和していて複雑な新しい味になっている。77点。同上。

Gevrey Chambertin 2015/Chanson(ジュヴレ・シャンベルタン/シャンソン)

ダージリンや枯葉など香ってきて、果実がちょうど溶け込むタイミングみたい。良年のブルゴーニュで若さを楽しむという意味でいまが飲み頃。穏やかと力強さを兼ね備えている。3杯5000円でこのラインアップはなかなかいいセンスだと思いました。

12月16日

H.Goutorbe Rose Brut Grand Cru/Ay/Champagne (グトルブ・ロゼ・ブリュット・グラン・クリュ/アイ/シャンパーニュ)

きれいで透き通るようなコクのあるバラ色。ロゼは自分で買わないので福袋に入っていると嬉しいです。チェリーや梅の香りが芳しく、泡はキラキラ立ち上ります。味は目をつぶって飲んだら私にはブランと区別がつかない正統派ブリュット。ふくよかさはグランクリュならでは。81点。ウメムラの福袋で4本11000円(2020/11/4)。単品価格は6578円。

12月15日

Roc Gris 2017/Cotes du Roussillon Villages Tautavel (ロック・グリ/コート・デュ・ルシオン・ヴィラージュ・トタヴェル)

ヴィンテージ違いを以前に飲んだことがあり、今回はセットにはいっていた2年あとのものを。これもGSM。タンニンが結構あばれていて苦く感じられるけど、よく噛み砕いてみると凝縮した果実。でもジャムのように熟した感じではなく、ドライフルーツみたいな雰囲気。一見おとなしそうな口当たりなのに、あとでグイグイ来るという珍しいタイプ。72点。京橋ワインの90点以上赤6本セット7876円(2020/10/9)。単品価格は1465円。

12月13日

Le Caillou 2018/Cotes du Rhone (ル・カイユ/コート・デュ・ローヌ)

GSM(グルナッシュ、シラー、ムールヴェドル)のほかにクノワーズという品種も入っているらしい。典型的な若いローヌで一言で言えば果物のジャム。いちごの香りが中心なので、私ががオーストラリアのシラーズに毒されてしまったのか、このセパージュだと果実の甘さを期待してしまう。でもこれは酸味と渋味が80%で苦味が19%、甘さが1%。香りは他にザクロやメロン、バナナなど豊かなのに、高望みかもしれませんが味が割りと単調。ラグランジュの後に飲んだのが私にとってもワインにとっても不幸でした。75点。ウメムラの福袋で4本11000円(2020/11/4)。単品価格は2948円。

12月10日

Chateau Lagrange 2004/Saint Julien (シャトー・ラグランジュ/サンジュリアン)

ラ・グランジュの次に飲むのはラグランジュ。グランヴァンの実力を見せてくれました。香りがすごい。抜栓するとモワっと香りが立ち上り、あっという間に部屋中が湿度の高い森のようなムンムンする雰囲気に。西洋杉や土壌、トリュフのあとにはなめし皮、クローブ、フェンネル、ドライプルーン、カシスなど次々に香りが重なってくる。飲み心地はタンニンが感じられるけれどなめらかで穏やか。頂点をやや過ぎたような印象だけど飲み頃。購入してから12年半セラーで保管していたことになるけど、きれいに熟成していてよかったです。89点。リカーワールドで4316円(2008/8/20)。

12月8日

La Grange Reserve Castalides 2016/Languedoc Pezenas (ラ・グランジュ・レゼルヴ・カスタリド/ラングドック・ペゼナス)

典型的なしょうゆ味でこれはテンプラニーヨ、少なくともスペインワインと自信を持って思ったけれど、大ハズレ。グルナッシュとムールヴェドルでした。好きなセパージュなのにわからないなんて味覚障害?それともこういう味にするのが流行りなんだろうか。カリフォルニアのピノならわかるのに、南仏のワインだけ甘さを感じないのかとても不思議です。70点。京橋ワインで赤ワインフルボディ6本セット7678円(2020/11/23)。単品価格は1958円。

12月6日

Fog Theory Pinot Noir 2016/Monterey County/Santa Barbara County (フォグ・セオリー・ピノ・ノワール/モントレー・カウンティ/サンタ・バーバラ・カウンティ)

本日は江田五月元参議院議長、弁護士の立田久義さんと一緒に登壇して地元議員さんたちの会で講師をつとめる。会場はコロナ換気で寒かったけど、会場の熱気で中和されました。家に帰ってから、カリフォルニアのピノをあける。新大陸らしくチェリーの香りがベースだけど、メロンやナシ、バナナ、梅の香りまでする。フルーツ爆弾系?かと思って飲むと、確かに果実味たっぷりだけど甘さ控えめで柔らかい苦味があり、バランスよく、飲み口はミディアム。でもやっぱり最後はチェリー。新大陸とブルゴーニュのいいところ取りだけど、やっぱり新大陸寄りかも。78点。ウメムラの福袋で4本11000円(2020/11/4)。単品価格は4378円。 この時のセットは以下のとおり。
Christophe Peyrus 2014/Languedoc 4730円
Le Caillou 2018/Cotes du Rhone 2948円
Fog Theory 2016/Monterey County/Santa Barbara County 4378円
Mercurey 1er Cru Les Velley 2017/Jacqueson 4890円

12月4日

Chateau Auris 2016/Corbieres (シャトー・オリス/コルビエール)

ボルドー的なしっかりした構造と南仏の太陽をしっかり浴びた果実味の特徴がうまく組合わさったワイン。血のような鉄分はACボルドー?と思ってしまうくらいだけど、優しいいけれどはっきりした黒ベリー系の果実味があるので別の地域だとわかる。といってもブラインドで飲めばどこのものか私は当てられません。結果的に似たような特徴のワインを連続で飲んでしまい、今回も甘さはほとんど全く感じられなかったけれど、このワインなら苦さ一辺倒でもおかしくない。74点。京橋ワインで1848円(2020/11/23)。

12月3日

Sekeida Mountain Vineyard 2018/Garnacha Iberica (セケイダ・マウンテン・ヴァインヤード/ガルナチャ・イベリカ)

スペインのガルナチャ(グルナッシュ)。梅の酸味とドライプルーンの苦い香り。苦い臭いは昔懐かし正露丸を思い出させる。キレがよく、熟々の果実味の正反対で、すっきりドライな味。アルコール14.5%とは思えない。だけど、甘みが全くない。もしかしたらコロナに罹患していて甘さを感じられないだけなのだろうか?他の食べ物では甘さも含めて普通に感じるのだけど・・・。74点。京橋ワインの90点以上赤6本セット7876円(2020/10/9)。単品価格は1628円。

11月29日

La Transicion 2018/Cebreros(ラ・トランシシオン/セブレロス)

スペインのガルナッチャ。販売店サイトの説明では魅力的な果実味を楽しめるワインなんだけど、私の感想としては出がらしみたいで、クローブのような苦さ一辺倒。せめて果実の甘さが感じられれば印象は随分違うんだけど、終始むっつり。ブショネなのかと思った。よく読むと「冷涼なテロワールのガルナチャ」と書いてあるので、なんとなく納得。痩せてはいないけど、微笑んでくれないワインでした。65点。京橋ワインの90点以上赤6本セット7876円(2020/10/9)。単品価格は1267円。

11月26日

Masso Antico 2019/Primitivo Salento (マッソ・アンティコ/プリミティーヴォ・サレント)

ボジョレ並みに若いのに落ち着いているだけでなくよく開いていて、梅の酸味と甘みを味わっているとドライ・プルーンの苦い果実香が匂ってきて、全体的には甘いワインだけど香りで中和され全体としてバランスよくなっている。軽いのに味が濃厚で、これまたバランスがとれている。77点。Cave de Naotakaの極上イタリアワイン6本セット6754円(2020/11/1)。単品価格は1848円。

11月25日

Gran Passaia 2017/Toscana (グラン・パッサイア/トスカーナ)

ソルダムのような赤い果実の暗めの味、そしてACボルドーのような鉄っぽさと血のサラサラ感とが合わさったワイン。太くてやや重いボトルなので、個性的なワインを作っているのかと多少期待してしまうけど、中身がこれなら普通のボトルの方がよかった。普段飲みとしては悪くないけど、思わせぶりな点がマイナス。71点。Cave de Naotakaの極上イタリアワイン6本セット6754円(2020/11/1)。単品価格は1958円。

11月24日

Big Boys Zinfandel 2018/Puglia (ビッグ・ボーイズ・ジンファンデル/プッリア)

お相撲さんのような3人の「ビッグボーイ」が描かれたボトル。それぞれ複雑性、濃縮された果実、力強さを表してるとのこと。この説明は、見事にワインの特徴を表している。複雑だけど、梅の果実が一番はっきり出ていて、次いであんずと桃。なのでそれなりに甘さがあり、ソーテルヌみたいでもあるけれど、あくまで辛口ワインの甘さ。ジンファンデルといえばカリフォルニアだけど、プッリアも主要な産地だということをはじめて知った。というか、プリミティーヴォとジンファンデルは遺伝子的に同じなんですね。おそらく、普通はイタリアのプリミティーヴォがカリフォルニアでジンファンデルなんだろうけど、このワインはビッグ・ボーイズという英語名なので、イタリア産にもかかわらずジンファンデルを名乗っているのでしょう。うんちくはともかく、好みのワインです。81点。うきうきワインの玉手箱で1518円(2020/11/1)。

11月22日

Poilvert-Jacques/Talus St. Prix/Champagne (ポワルヴェール・ジャック/タリュス・サンプリ/シャンパーニュ)

11月7日はロシア革命記念日だけど、誰も覚えていないし誰も祝わないので、いまはなきソ連を気の毒に思ってシャンパーニュをあけた。だけどやはり祝う気分にはなれないので一口だけ。その後は寒くなってきたので毎日ちびちびと2週間かけて。最後まで泡が少しでも残っていたのはさすがシャンパーニュ。でも白ワインっぽくなってきたのは確か。何日もかけて飲むと、普通ならだんだん香りが飛んで、味も曖昧になるけれど、これは泡が減る分、味がよりはっきりしてきたような気がする。個性があり、酸も苦味もはっきり。そしてレモンとグレープフルーツのような果実味。重みもあり、アンダー2000円シャンパーニュとしては立派なので、またリピートします。78点。ヴェリタスで1797円(2020/9/7)。

11月20日

Rocca di Castagnoli 2017/Chianti Classico (ロッカ・ディ・カスタニョリ/キアンティ・クラシコ)

少しミントのようなスパイシーさと赤い果実の香りがここちよい。収斂性があり、開けるのが早すぎたかも。ワイン自体は水っぽく、育ちのよさは感じられるけど、口の中では楽しめない。キアンティ・クラシコを初めて飲む人がこれにあたったら、偏見をもってしまいそう。67点。Cave de Naotakaの極上イタリアワイン6本セット6754円(2020/11/1)。単品価格は2530円。

11月19日

Le Cirque 2017/Cotes Catalanes (ル・シルク/コート・カタラヌ)

おなじみのワイン。最近は別ラベルもあるけれど、シックな方。従来今回も期待に応えていつものプルーンベースの酸味を含んだ果実の苦味、キャラメルを含んだ梅のニュアンスがいい。スパイシーで黒胡椒のニュアンスも健在。ただやや早いのかザラザラ感があり、気のせいの領域だけど水っぽい。いつもながら値段を考えるとものすごいCPだけど、今回は銅賞。78点。 うきうきワインの玉手箱で913円(2020/9/17)。

11月17日

L’esquisse de La Tour Figeac 2012/Saint-Emilion Grand Cru (レスキス・ドゥ・ラ・トゥール・フィジャック/サンテミリオン・グラン・クリュ)

セカンドだし、「クラッセ」のつかないサンテミリオン・グランクリュはピンキリなのでまゆにつばして飲んだら、本物のグランヴァンでした。ミントや黒胡椒のスパイシーな香りとなめし革や西洋杉のボルドーらしい香りがうまくあわさり、弾力性がありシルキーな酒躯。ポテンシャルが高いワインで飲み頃ドンピシャだったんだと思います。82点。 ウメムラの福袋で4本11000円(2020/11/4)。単品価格は3850円で絶対額は高いけれど、その価値あり。

11月14日0

3 Passo 2018/Massimo (トレ・パッソ/マッシモ)

イタリアのビオワイン。だけど(無駄に?)重めのボトル。ビオワインと思えない洗練度。アンズの甘酸っぱい果実が全面にひろがり、香りは甘いけれど味は酸味と苦味がうまくバランスとれていて辛口。ヴォリュームともマッチ。好みの味でもあるので銀賞。80点。Cave de Naotakaの極上イタリアワイン6本セット6754円(2020/11/1)。単品価格は2728円。値段分の価値あります。

11月12日

Riebeek Cellars Collection 2018/Swartland (リーベック・セラーズ・コレクション/スワートランド)

南アフリカの赤。品種はピノタージュ。一見ローヌのような果実味だけど甘さがほとんど感じられないドライタイプ。キレがよく、後味がほとんど残らない。でも余韻がここまでないのはワインとしてどうかと思う。辛口は好きだけど、ここまで徹底してないとカカオ90%のチョコがおいしくないことを思い出してしまう。濃厚なのにドライで、しかも飲み口は軽いという意味では個性的なワイン。72点。Cave de Naotakaで1279円(2020/11/1)。

11月11日

Cranswick Sarus 2016/Barossa Valley (クランスウィック・サルス/バロッサ・ヴァリ)

オーストラリアのシラーズでバロッサ渓谷ときたらザクロの酸味と熟々のプルーンやブラックカラントの苦いニュアンスのある果実甘み。ただ味の系統が似ているので無意識のうちにトルブレックと比較してしまう。そうなると舌触りがザラついていて少し痩せた感じに想えるし、値段も同じなのでトルブレックに軍配。76点。ウメムラの福袋で4本11000円(2020/11/4)。単品価格は2860円。

11月8日

Saperavi 2016/Giuaani (サペラヴィ/ギウアーニ)

8ヶ月ぶりに飲むジョージアワイン。カヘチ地方マナヴィ村。品種はサペラヴィ。少し収斂性があったけれど、とても洗練された口当たり。チェリーやプルーンの果実に梅の酸味が加わった魅力的な味。果実たっぷりなのに押し付けるようなところはなく、ラフィットのようにソフトなのに存在感がたっぷり。サペラヴィなので特徴的な味があるけど、それを除くと西側の一流ワイナリー作といってもおかしくない。ジョージアはやはり潜在力があると再認識。81点。トスカニーで1419円(2020/4/10)。

11月7日

Toscaia 2018/Toscana Rosso (トスカイア/トスカーナ・ロッソ)

甘み7、酸味2,、苦味1の割合。渋さはほとんど感じられない。熟した果実が全面に出ていて私の好みのはずだけど、残念ながら熟しすぎ、甘さが突出しすぎ。チェリーのニュアンスもあるけれど、果実はほとんどドライプルーン一辺倒で、厳しくいえば単調。口の中に甘さのみが残り水を飲みたくなる。71点。Cave de Naotakaの極上イタリアワイン6本セットで6754円(2020/11/4)。単品価格は1870円。

11月6日

Finca El Carril 2015/Hechicero/Manchuela (フィンカ・エル・カリル/エチセロ/マンチュエラ)

少し重めのボトル。草の香りと果実の苦味。と書くとまるでローヌ。だけど、ある意味典型的なスペインワインの味。違いは何かと考えたら、煮詰めたジャムのようなべっとりした果実味はなく、チリチリとした浅いスパイシーさが優勢なところ。かも。味は悪くないし、これに合う食べ物と合わせて飲んだらさぞかしおいしいだろうと思うけど、単独で飲むとスペインという顔が全面に出ていて、残念ながらリピートしようと思うまでにはならない。71点。京橋ワインの超目玉スペシャル赤9本セットで8778円(2020/10/9)。単品価格は2068円。

11月4日

Weid 2015/Lucien Albrecht (ウェイド/リュシアン・アルブレヒト)

アルザスのピノ。菜の花やゆりなどしっかりした花の香りでブルピノと区別できない。違いといえばその後にアルコール香がたっぷりくることくらい。ちなみにアルコールは13%なのでそれほど高くなく、現在では標準的。口に含むと後味スッキリ系で、ピノの味だけどブルゴーニュじゃないかもと匂わせる重さがある。この値段なら単品でわざわざ買わないけれど、いつもながら福袋ならではの面白い経験ができました。75点。ウメムラの福袋で4本11000円(2020/11/4)。単品価格は3520円。

ちなみにこの時のセットは以下の内容です。
Henri Goutorbe Rose Grand Cru/Ay/Champagne 6578円
L’esquisse de La Tour Figeac 2012/St-Emilion Grand Cru 3850円
Weid 2015/Lucien Albrecht 3520円
Cranswick 2016/Shiraz/Barossa Valley 2860円
合計 16808円(1.528倍)

11月3日

Casillero del Diablo 2017/Cabernet Sauvignon/Concha y Toro (カッシェル・デル・ディアブロ/カベルネ・ソヴィニョン/コンチャ・イ・トロ)

ヴィンテージにかかわらず、カベルネはカベルネらしく、いつも安定した味。たばこやロースト香、種の中身を煮詰めた果実味、凝縮しつつ外交的で丸いタンニン。このレヴェルの味を1000円と少しで経験できるのはOh, my God!の領域です。敢えて欠点をいえば味が変わらないことだけど、1人で1本飲むくらいでは飽きない複雑さをもっています。76点。ドンキホーテ岡山駅前店で1100円(2020/10/24)。

11月1日

Chablis 2018/William Fevre (シャブリ/ウィリアム・フェーヴル)

牡蠣の季節になったので、生にはシャブリ、フライには赤ということで。オイリーで滑らかさ。でもそのためオブラートに包まれているような感んじで、キリっとした酸味や藁っぽい香りがストレートに出てこず、シャブリじゃなくてもドライなシャルドネならこういう味だよなという感じで飲み干しました。シャブリの個性を求めるなら1級以上からなのかな?72点。うきうきワインの玉手箱の赤白6本福袋で11000円。単品価格は2288円(2020/9)。

10月31日

Terra di Lavoro 2010/Roccamonfina (テッラ・ディ・ラヴォロ/ロッカモンフィーナ)

とても柔らかい口当たり。柾目の食感でしっかりした構造。だけど柔軟。ブラインドなら、ラフィットタイプのボルドーと自信をもって間違える。でも味が変化して果実の甘さがめだってくる。やっぱりイタリアワインだなぁと思って飲み進めると、もう一度味が変わり、血の味タイプのボルドーになる。積極的な旨味があるわけではないけれど魅力的で、どんどん杯が進む。飲み終わってラベルにアルコール14%とあるのを見て少し驚いた。セパージュはアリアニコ80%、ピエディロッソ20%。80点。京橋ワインで6128円(2014/1/18)。

10月30日

Chateau Grand Billard 2017/Bordeaux (シャトー・グラン・ビラール/ボルドー)

ボルドーだけど若いからか、はたまたメルロ主体のセパージュからか、果実味優勢。重くも軽くもなく、でもミディアムというのも少し違う近づきやすさ。でも骨格はしっかりしているので、ダレた感じはない。一言でいえば、安いワインだけど飲み頃なのでおいしく飲めるということ。73点。京橋ワインの超目玉スペシャル赤9本セットで8778円(2020/10/9)。単品価格は1485円。

10月27日

Pena Monte 2016/Toro (ペーニャ・モンテ/トロ)

スペインの赤。記載はないけれどガルナチャ系だと思う。ローヌ的なプルーンジャムやスパイス、葉の香り。なのでベースは下のイタリアワインと同じ系統の味だけど、イタリアは甘さが加わるけれど、こちらは梅のような酸味。濃厚な味ながらキレがよく、さっぱり系の後味。75点。京橋ワインの超目玉スペシャル赤9本セットで8778円(2020/10/9)。単品価格は1738円。

10月25日

Rocca Bruna Appassimento 2019/Puglia (ロッカ・ブルーナ・アッパッシメント/プリア)

90%干プルーン、10%はブランデー。香りは甘く、味はとてもなめらかで苦め、奥に渋みがある。2019年なので若さはもちろんあるけれど強すぎず、むしろ落ち着いていて今飲み頃になっているのがすごい。ヴィンテージをみてびっくりした。黒系果実たっぷりだけど甘くないのが特徴。ある意味イタリアワインのステレオタイプ。79点。京橋ワインの超目玉スペシャル赤9本セットで8778円(2020/10/9)。単品価格は1408円。

10月23日

Catherine de Beauvais 2018/Pays d’0c (カテリヌ・ドゥ・ボヴェ/ペイ・ドック)

南仏なので濃いワインを予想したら、少し想像とは違った。よく味わうと確かに濃いのだけど、浅漬けというか、飲み口が軽い。味のタイプはプルーンとかカシスだけど、エキス分がたっぷりという感じではなく、むしろサラサラ。裏ラベルを読むとビーフ、ジビエ、熟したチーズに合うというので、家にあったスティルトンと合わせたら、ますますサラサラに。71点。京橋ワインの超目玉スペシャル赤9本セットで8778円(2020/10/9)。単品価格は1738円。

10月20日

Alma Valley 2015/Cabernet Sauvignon/Крым (アルマ・ヴァリ/カベルネ・ソヴィニョン/クルィム)

教え子で○○庁に就職した北村くんが東京から遊びに来てくれたので珍しいワインをと思いこれをあける。ほんのりとした果実感がありながら甘くなく、角がどこまでも丸いワイン。小さくまとまっているんだけど、酸味と苦味のバランスが絶妙で、酸味、苦味、甘みのどれもないようでしっかりとある。これがカベルネというのはびっくりだけど、果実を形跡がなくなるまで煮詰めこんだ味といえばようやく納得。もちろん飲み頃で、アルコールは13%と今では標準レベルなのでアルコールっぽさはない反面、ものたりなくもない穏やかさ。こういう説明は何も語っていないみたいだけど、でも、そうとしか言いようのないワイン。80点。ロシアワインを所望したら、当然のようにクリミア産を薦められました。サンクトペテルブルクのAMで799ルーブル約1358円(2019/3/17)。

10月18日

Gevrey Chambertin 2013/Rene Leclerc (ジュヴレ・シャンベルタン/ルネ・ルクレール)

ブルゴーニュは高騰したので、普段飲みで村名なんて飲めないけれど、福袋なのであける。確かに質の高いワイン。7年前のものだけど果実味が中心で、酸味はしっかりありながら丸くなっている。ミントっぽさが特徴かも。重さもほどほどにあるし、舌触りはいいし、でも畑名ほどの個性はない。やや薄く感じるのはヴィンテージAOCなりなので、うまく作られているなと思います。79点。ウメムラの福袋で6本22000円(2020/8/4)。単品価格は5980円。

10月17日

Luna B 2017/Bordeaux (リュナ・ベ/ボルドー)

若いボルドーも飲み頃をおさえればとてもおいしく飲める。とても凝縮した果実、そして革の雰囲気。苦味と渋みが昇華して苦くも渋くもなくなっている。メルロベースでなめらか。ほとんどそれだけだけど、味と飲み口のバランスがぴったり、そしてよく開いているので普段のみとしてはこのうえ何を望むかという感じ。77点。京橋ワインの超目玉スペシャル赤9本セットで8778円(2020/10/9)。単品価格は1485円。

10月15日

Rocca Bruna 2017/Brindisi Riserva (ロッカ・ブルーナ/ブリンディズィ・リセルヴァ)

たぶん初めて聞くDOCだけど、私的にはステレオタイプなイタリアワイン。軽めのミディアムだけどエキス分が強く、きつめの花の香り(ユリ?)がある。味はザクロやイチゴのつぶがある赤い果実を熟々にしたジャム。でもしつこくなく、さらりと飲める。75点。京橋ワインの超目玉スペシャル赤9本セットで8778円(2020/10/9)。単品価格は1298円。

10月13日

Chateau Le Mayne Turon 2017/Bordeaux (シャトー・ル・メイヌ・テュロン/ボルドー)

普通のボルドー。なので3年が過ぎた今まさに飲み頃。たぶんメルロ多めなんだと思います。ルシオンの煮詰めたプルーンと共通性があると同時に、血のような鉄分が感じられ、ニューウェーヴとクラシックの両面を楽しめます。75点。京橋ワインの超目玉スペシャル赤9本セットで8778円(2020/10/9)。単品価格は1628円。

10月12日

Chateau de Corneilla "Heritage" 2017/Cote du Roussilon (シャトー・ドゥ・コルネイヤ・エリタージュ/コート・デュ・ルシオン)

いつもながらだけど、このAOCは私の口に合います。煮詰めたブルーベリーやプルーンジャムのような滑らかさ、苦味がありながら果実の甘さがあり、ピカントな感じもありアクセントとなっている。メルロベースのボルドーみたいに構造はしっかりしていて、スパイシーさや果実味はローヌといったいいとこ取り。パーカーポイント90点も納得です。80点。京橋ワインの超目玉スペシャル赤9本セットで8778円(2020/10/9)。単品価格は1738円。

10月10日

Woodcutter’s Shiraz 2018/Barossa Valley/Torbreck (ウッドカッターズ・シラーズ/バロッサ・ヴァリ/トルブレック)

定点観測ワインの一つ。これも元々は光弘さんに教えてもらったもの。スクリューキャップのワインとしては品質の面で最高峰。ウメやプルーンの果実味が全面にでていて甘酸っぱさ満載。表には出ないながらローヌのような苦さの核があり深みがある。口に含むと心地よい弾力性。飲みたかったのはまさにこの味。ヴィンテージに関わらず「いつもの味」を表現しているという意味ではラトゥールと共通している。味に個性があるので一緒に食べるものを選ぶけれど、辛口好きでも甘口好きでも楽しめる。81点。うきうきワインの玉手箱で2695円(2020/6/1)。

10月9日

Macon "Aux Bois D’Allier" 2017/Cordier Pere et Fils (マコン・オ・ボワ・ダリエール/コーディエ・ペール・エ・フィス)

オイリーで心地よいミディアム。酸味より苦味なので本当にシャルドネ?とハテナがつく。でも飲んでみると味はムルソー。口の中がアーモンド臭でいっぱいになる。自分が自分がというところは全くない控えめなタイプだけど、しっかりした主張が感じられる素敵なワイン。78点。うきうきワインの玉手箱の赤白6本福袋で11000円。単品価格は2948円(2020/9)。

10月7日

Stark-Conde 2018/Postcard Series/Coastal (スターク・コンデ/ポストカード・シリーズ/コースタル)

南アフリカのカベルネ。干しぶどうやブラックコーヒーの香りが香ばしく、ドライなのにプルーンなど黒系果実の甘さがよくでている。ヴォリュームもしっかりで、カベルネ・ソヴィニョンというぶどうを廉価がおいしく飲めるよう作ったお手本といってもいい。モンペラと比べたらどうなんだろうと思うけど、構造のしっかりさに重きをおくか、果実味を生かすかの違いでしょうか。76点。うきうきワインの玉手箱で1595円(2020/9/17)。

10月4日

La Crima 2017/Morro d’Alba superiore/Velenosi (ラ・クリマ/モッロ・ダルバ・スペリオーレ/ヴェレノーズィ)

個性的なワイン。ボトルも独特で、太くて背が低いずんぐりむっくり型。はじめにスミレの香りがきて、そのあと香水のような強いバラ。教科書にでてくるような、はっきりとした薔薇の香り。アルコールは13%で普通だけど、クラクラしそうなドギツサがある。味香りのままに強く個性的で好みがわかれるタイプだけど、最初から最後まで変化球という感じで複雑さに乏しく単調。おいしいというより面白いワイン。光弘さんのサイトで高評価だったので購入しました。セットにはいっていれば嬉しいけれど、単品で買うほどでは・・・という感想です。高い値段で買っちゃったかも。76点。うきうきワインの玉手箱で2464円(2020/9/17)。

10月1日

Bourgogne Pinot Noir 2017/Frederic Magnien (ブルゴーニュ・ピノ・ノワール/フレデリク・マニャン)

先日ガヴィニェの2017年産ACブルゴーニュを飲んだばかりなので、全体的には同じような印象。こちらの本拠地はモレ・サンドゥニ。色は薄くなく、暗めのルビー。味に酸っぱさはほとんどなく、赤い果実がたっぷりタイプ。複雑さはあまりないけれど、2500円くらいの値段で「これがブルゴーニュ」というワインを飲めるなら、これで十分。75点。うきうきワインの玉手箱の赤白6本福袋で11000円。単品価格は2618円(2020/9)。


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