BRONZEコム・シノワ 

神戸市中央区栄町通4-3-5 毎日新聞神戸ビル1F(訪問時)
  2001年4月30日
神戸市中央区波止場町2−2 神戸海洋博物館2階(電話:078-332-7675)へ移転
 


ゴールデンウィークに神戸に1泊旅行
行きたかったジャン・ムーランは閉店してしまったので、レストランH、アラン・シャペルとここで迷い、ぐるなびでメニューを比較してこちらを3年ぶりに訪問
実際には面白みのないメニューになっていたけれど・・・
 


◎アミューズ1
春の貝とお米のプティフル

赤貝の殻が器。すこし芯のあるごはんにはお米大に刻まれているれんこん、マッシュルームが混ぜ込まれているお米が敷いてある上に生の赤貝と甘えび。ういきょうが添えられている。すだちをかける仕組みになった和洋折衷の先付け。

◎アミューズ2
新タマネギとフォワグラのフラン

カップにはタマネギの入った茶わん蒸し風フラン。その底にフォワグラ。混ぜて食べてもいいのかもしれないが、別々に食べて二種類の味を楽しんだ。にんじんのパンが添えられている。

◎前菜
オマール海老のサラダ、スパイス風味

ホワイトアスパラと緑のアスパラに支えられてオマールが鎮座。オマールのミソとマンゴーチャツネと二種類のソース。ほかにインゲン、レンコン、トマトなども添えられて、てっぺんには白ねぎのフライ。かるくピンクペッパーがかかっている。本日のメイン的完成された一品で、二種のソースも考えられたものだったが、全体的には淡白な味。

◎スープ
あぶらめと春野菜のしゃぶしゃぶスープ

魚のスープ。ハマグリ、うど、ふきが煮込んであり、木の芽がパラパラと一面に。あぶらめとはハマグリがうまく合致してうまみを引き立てている。野菜のおかげか脂っこさはまったくない、あっさりスープ。

◎メイン:肉料理
十勝産仔羊のロースト グリーンペッパー風味

仔羊と空豆やグリーンピースを合わせているのが面白い。マスタードの入ったブラウンソース。これもあっさり味。羊は味も香りもしなかったただの肉。

◎メイン:肉料理
牛フィレ肉の赤ワインソース

ソースが焦げた匂い。口に入れると甘さが勝つ。それがいい後味になっていない。お肉は薄いが焼き加減はちょうど。ジューシィな美味しさがちょっぴりだけ味わえる。付け合わせのきのこが多すぎた。(特にエリンギが悪い!)これではお肉の香りが死んでしまう。

◎デザート
ブランマンジェとチョコの入った生クリーム
フロマージュブランの浮き雲
木いちごム−ス入りチョコクレープ
サフランの香りのクレームブリュレ

十分な大きさのブランマンジェは水準的味。クリームソースがこの料理の比重の半分くらいを占め、ブランマンジェをソースにはいったスプーンにひたして食べると1+1=2,5になる。

フロマージュブランの酸っぱみとそれに重なる甘味がちょうどいい加減。柔らかな気泡のなかにチーズの香りがたっぷりと現れたいい作品。ただベリーのソースが少しきつめ。もうちょっと控えめでもいいのかな。

チョコたっぷりの気泡の入った薄いクレープで木いちごのムースが包まれている。チョコと木いちごがバラバラに主張してどうもいただけない。それぞれ別に食べると美味しいのだが。

奇をてらい過ぎ。サフランがちっともクレームブリュレを引き立てていない。かえってサフランの匂いが鼻をつき、気になる。上にかかっているカラメルがカリっと香ばしかったのが、救いか。
 


メモ


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