電話086-255-7772 住所:岡山市北区絵図町9−40
ランチ12:00〜15:00 (13:30 L.O.)、ディナー18:00〜23:00 (22:00 L.O.)
定休:月曜と特定日
岡山駅西口から運動公園方面へ徒歩12分。
2015年10月
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この回の点数評価は<8、3.5、5=16.5点>
食べたもの
アミューズ◎フォアグラのミニバーガー・パニス・セップのカプチーノ
前菜1◎ポワロー・コウイカ・サザエ・ニシ貝・バイ貝
前菜2◎リゾット・鮑とその肝のソース
魚料理◎金目鯛のポワレ・ゴボウ・ジロール・平茸
肉料理◎ピジョンラミエ(山鳩)のパイ包み焼き
デザート1◎マスカット・オヴ・アレキサンドリアのジュレ
デザート2◎豊水梨とショコラのタルト・豊水梨のグラス
小菓子
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ディナーはお任せ約10皿のデギュスタシオンコース1種類。6500円+税
詳しくはお店のHPを参照。
相変わらず好調。もともと魚介料理が得意なシェフだったがさらに磨きがかかり、この半年で肉料理もかなりうまくなった。
アミューズのフォアグラがとても豪華。小さなものだと思っていたらかなりの厚切りで、味は以前にテリーヌをいただいていたのでお墨付き。キノコのスープは濃厚かつさっぱりのクリーミーなカプチーノ。
今回は秋の料理ということで、キノコやジビエをふんだんに取り入れてくれ、それだけだと重くなりすぎるので貝も多くの種類を盛り込んでくれた。前半はシェフ得意の魚介系を、タルタル、リゾット、ポワレとそれぞれ異なった技法で仕上げ、表や裏だけでなく、斜めからも光をあて、素材の知られていない魅力を引き出していた。
メインの肉料理はジビエから山鳩。パイ包み焼きと聞いて思わずにっこり。王道ということもあるが、30代前半のシェフの手になるとは思えない、いい意味での重みや落ち着きのある料理で、素材の滋味をたっぷりと味わうことができた。
街場のレストランでは料理がよくても、スタッフ数や設備の関係からデザートでがっかりということがよくある。日本の場合、ミシュラン星付きでも半数くらいがそのパターンかもしれない。でもここは例外中の例外。デザートの質が高いだけでなく、メインまでの流れをしっかりと引き継ぎ、ジュレ、ケーキ、グラスという三つの形で秋を表現してコースの締めとなっていた。デザート2品のあとにさらに小菓子がついているので喜びが倍増。
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