Meets the IMPREZA

記憶を辿ってみると、インプレッサとの出会いは92,3年頃のことでした。

ある日、ボンヤリとテレビを眺めていると、あるクルマのCMが眼に飛び込んできました。
CHAGE&ASKAの『なぜに君は帰らない』という、ビートの効いた曲にのって現れたそのクルマは、どこかの外国の街並みを颯爽と駆け抜けていく、というもので、その頃、チャゲアスにハマっていたこともあり、そのCMは頭の中でリピートし続けていました。
そのクルマこそが、インプレッサスポーツワゴンWRXだったんです。
当時はクルマのことはあまり判っていなかったのですが(今もそうですが)、このクルマはなんか違う。カッコよさのレベルがなんか他とは違う。そんなふうに思ってました。

月日は流れて97年冬、あるゲームと出会いました。
と書くと「あぁ、ひょっとして?」と思い当たる方も多いかもしれませんね。
そう、プレイステーションの『グランツーリスモ』です。
ちなみに、この頃はダイハツムーヴに乗っていました。


インプレッサの前に乗っていたダイハツムーヴ
ダッシュボードの上にいろいろ乗っているのは・・・・


国内外メーカーのクルマが実名で登場ってことで、当然スバルの、そしてインプレッサシリーズもしっかり登場していたこのゲーム。ゲームの中の話ではあるにしろ、あこがれのクルマを手に入れるチャンス到来!なのですが・・・・。

プレイされた方ならご存じかと思いますが、このゲーム、いきなり自分の好きなクルマを使えるわけではなく、最初は手持ちの少ない資金で中古車を買い、レースに出るためにライセンスを血の涙を流しながら取得し、何度かレースに出て賞金を稼ぎながらクルマをチューン。その結果、晴れて自分の憧れのマッスィーン(今田耕治調)を手に入れ、そしてまた上のレベルのレースへ…という流れになっています。
このゲーム内のスバルの新車・中古車は、すべてスタート時の資金である100万を軽く上回っており、とても手を出せる金額ではなかったのです。

そんなわけで、最初は日産スカイラインGTS-t TypeMを買い、なかなか勝てないながらもレースで賞金を貯め、地道にチューンを続けていきました。
そして、初級ランクのレースで勝てるようになり、資金もかなり貯まったところで、ついにインプレッサクーペWRX STi Type Rを購入。レース界で快進撃を続けたのです。

ゲームの中では、あこがれのクルマを手に入れたものの、実世界では縁がないクルマなんだろうなぁと思っていました。280馬力のクルマなんてどこで乗るんだよ、みたいな感じで。
このゲームの影響なのか、実はムーヴはちゃんとエンジンを回してやると、結構キビキビと走ることに気づき、このクルマに乗っていた後期くらいから、いわゆる『ドライブ』が面白くなり始めたような気がします。

そして98年秋。
クルマを乗り換えようという話になって、いろいろと物色していた頃です。
ちょうど、各メーカー販売会社の合同展示会が行われたときに、インプレッサセダンWRX STi Version V が展示されていて、それを見たときに火がついてしまいました。
このあたりの話は『購入顛末回想』を読んでいただくとして、結局その年末にWRXではありませんが、スポーツワゴンのC'zというグレードのインプレッサを購入。現在に至ります。


オレのちょークール(笑)なインプレッサ


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