01/04/20 放送

名探偵コナン 魔術師の挑戦状！

●推理モノ

つーことで、コミックやアニメでお馴染みのコナンです．

基本的にはアドベンチャー形式なんですが、 推理部分を「推理パズル」にしてしまう大胆な設計です． 実際に プレイヤーに推理させる ってのは面白いですねぇ．

●シナリオ

説明用の入門編のほかに、本編シナリオが5つ入っています． 誘拐やら殺人やら、そういう事件が起きるわけです．

で、聞きこみや現場検証で情報を集めます． アドベンチャーなんで、基本的に「コマンド総当り」です(^^;． まぁ、そりゃそうです．
情報が集まったところで、後述の推理パズル「マルバツール」の出番です． 集まった情報を元に、プレイヤーが推理します． で、マルバツールで推理をしたら、話が進んで、 また事件が起きたり推理したりします．
こんな感じで、1つのシナリオの中で、何回かマルバツールを使うことになります．

●マルバツール

推理は、推理パズル「マルバツール」を使います．
マルバツールは、パズル雑誌の「推理パズル」そのものです(^^;． お絵かきロジックやマインスイーパっぽいマス目の中に、 証言通りに○や×を書いていって、推理します． パズルを解くことで、自動的に答えがわかるわけです．

で、けっこう手応えのあるパズルになっています． 最初のうちは証言通りに埋めるだけでほとんどが埋まるんですが、 進むにつれ、仮定して推理したり、証言が2つ目の意味をもってたり、 そういう感じで難度が上がっていきます． （例えば「Aが部屋に入ったのはBの次」っていう証言の場合、 「Bの次がA」ってのは当たり前ですが、 「Aが最初ではなく、Bは最後ではない」っていう意味も持ちます）
とはいえ、ミスをしたらすぐに教えてくれますし、 ちょっとくらいミスをしたところで、問題なく話は進みます(^^;． 「パズルは苦手」とかいう人も安心して大丈夫です． （一応、全シナリオクリア後に成績発表があるので、 できればミスしないようにクリアしたいですが(^^;）

●例題

例題です（笑）． 証言を元に、見た番組と時間、テレビ局を推理しましょう．
マルバツールのルールとして「必ず1-1対応」ってのがあります． 同じ時間に別の局を見たり、別の時間に同じジャンルをやったり、 そういうことはありません． 例えば証言1から、「○がついたら、他は×」ってことができます．

証言1：10時にニュースを見た． （既に書きこみ済み）
証言2：スポーツは見本テレビだった．
証言3：バラエティはスポーツより後で見た．
証言4：MHKではニュースかスポーツを見た．
証言5：9時には、ツジテレビもバラエティも見てない．

はいっ、解けましたか？ これで充分な情報なんですけど． 難度は5段階で2くらいですかね． 取りあえず、答えが知りたい人はメールください（笑）．
ちなみに、ゲーム中には、↑の2段タイプより大きい、 3段のマルバツール問題も出ます．

●推理？

こんな感じで「パズル＋アドベンチャー」って感じですね． 「推理ものか？」というと、ちょっと疑問はあります(^^;． パズルですから(^^;．
まぁ、コマンド総当りでフラグ立てて終わりなゲームもありますから、 それよりはプレイヤーの役割が大きいです．
ゲームと推理の融合っていう意味では、面白いと思います．

●オマケモード

で、すべてのシナリオを終わらせると、マルバツールの問題集が出ます． 全30問のタイムと正確さを競います． オマケだけあって、かなりの難問も入ってますし、 3回ミスをすると失敗なんで、パズルの実力が問われます．
タイムを競うといっても、同じ問題は同じ答えなんで、 覚えちゃうとダメなんですけどね(^^;． 極めるには向かないです． でもまぁ、純粋にパズルとして楽しめますので．

●ミス告知

まぁ、間違ってもすぐ教えてくれる、ってのは、 ある意味、邪魔でもあります(^^;． これがあると、ヤマカンで楽になっちゃうんですよね(^^;．

操作性も普通（悪くはナイけど快適でもない）なんで、 操作ミスで○×をつけてしまうこともあります(^^;． それが大ヒントになっちゃったりして、ちょっと残念です．
本編では、難度を下げるために必要なんでしょうけど、 せめてオマケモードくらいは告知ナシにしてほしかったですねぇ． まぁ、第1弾なんで、続編では解決してる……と思います(^^;．

●まとめ

パズルです（笑）． それさえわかっていれば、かなり楽しめます． ストーリーも結構面白いですし、難度もちょうどいい感じですし．
あと、当然キャラものなんで、コナンファンなら買いでしょう（笑）． とかいってファン以外でも充分に楽しめますし．

番組表 ／ ゲーム ／ スワン