RPGとはなんぞや?
第1章 ソード・ワールドの扉
Chapter 1
楽しい解説「RPGとはなんぞや?」の第2部ソード・ワールド編です。軽い気持ちでお読みくださいませ。
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冒険のタイプ

 このゲームは一般的な中世ヨーロッパをモチーフにしたファンタジー世界が舞台になります。

エレン あらためまして、エレンです。
GM 進行役で〜す。
サリナ 通りすがりの人で〜(ふかふが)。
GM どうやったら、そうボケられるんです?(笑)
エレン しばらくそのままにしておきませんか?(笑)
GM 異議無し(笑)。

エレン ところで、この「中世ヨーロッパをモチーフにしたファンタジー世界」というフレーズはRPGではよく耳にしますけど、一体どういうことなんですか?
GM 「一般的な中世ヨーロッパ風ファンタジー」とは、ある程度中世ヨーロッパの現実を取り入れつつ、それをPRGとして扱いやすいようにアレンジしてあるんだ。だから、現実にあった中世とは結構違うんだよ。
エレン 具体的に、どのあたりが違うのですか?
GM RPGによく出てくるような大都市は、中世には存在しなかったし、存在し得なかった。
エレン 大都市を支えるだけの基板が無かったということですね?
GM そう。冒険者の店なんて場所はもちろん無いですし、旅人の苦労は絶えなかったでしょうね。一般的な宿屋は個室が少ないですし、小さい街なら宿屋さえない。
エレン そうすると、冒険なんて夢のようなことですね。
GM このほかにも矛盾点がごろごろと出てきてしまう。 それが問題になってしまうので、仮想世界の特権として、便利なように作り替えているんだ。
サリナ せこくない?
GM あ、さるぐつわが取れてる(笑)。

冒険の世界

 ソード・ワールドの世界は、現在、新王国歴となってから500年あまりが経過しています。物事を主に剣によって解決しているこの時代のことを、「剣の時代」ともいいます。

サリナ 剣の時代・・・てことは、そうじゃない時代もあるのね?
エレン そうです。説明の続きお願いします(笑)。
GM 詳しい説明は省かせてもらうからね。詳しくは「ソード・ワールドRPG」のルールブックを読んでくださいな。

 世界には最初、「万物の始祖」なる巨人がただ一人存在していたと伝えられています。この巨人が死を迎えた時、肉体は大地に、最後の息は風となり、全身の血は海となり、孤独を哀しみ憤る心が炎となり、生命をもたらしたといいます。

GM さて、ここから先はかいつまんでいこう。巨人の体の各部分から、神々が生まれてきたと言われている。同時に、植物とドラゴンもこの時に誕生する。
エレン 神々は世界を精霊界、物質界、そしてその中間的な妖精界をつくりあげ、生命体を創造しました。
GM そう、だが、この世界は神々の戦いで幕を閉じる。
エレン 神々はこの戦いで肉体を失い物質界に直接影響を与えることができなくなりました。今では、精神的な存在(力)として残るのみです。
サリナ エレンの使える魔法が、その力なんだよね?
エレン そうです。

 暗黒の時代が続いた後、魔力の強い人間たちが、魔法王国(カストゥール王国)を築きあげました。各種の魔法に通じた偉大なる魔法使いたちによって治められる一方で、魔力の弱い、または持ち合わせていない人間たちは、奴隷や蛮族(王国外に追放)として扱われました。

サリナ ひどいじゃないの。
エレン ええ、ですが、成長の鍵となった魔力の暴走によって滅び、今では古代王国と呼ばれています。
GM こういう経緯があるため、魔術師が嫌われる傾向にあるんだ。
エレン 仕方ないのでしょうけどね・・・。

 現在の新王国は、古代王国で奴隷や蛮族として扱われてきた人々が主立っています。彼らは生命力に満ちあふれ、混乱の時代を生き抜いてきました。魔法では、高度な呪文が失われ、ルーンマスター(魔法使い)の数も減りました。

サリナ だからこそ、剣の時代なのね?
GM そういうこと。わかった?
サリナ 多分。
GM まぁ、そういうものだと思ってくれればいいよ。
エレン 詳しい話はルールブックを参照してくださいね。
GM そそ、ここでの説明はかっ飛ばしてるからね(笑)。ってエレン、アシスタントと化してない?(笑)
エレン 気にしないでください(笑)。

 どれぐらい説明を飛ばしているかというと、原文の8〜9割は消滅している、と言えます(笑)。

サリナ 穴だらけの古文書みたいだね(笑)。
GM 悪かったな(笑)。

おまけ雑談 - 序章〜第1章

サリナ 今回の下書きも、ルーズリーフを使ってるの?
Emu そうですよ(笑)。
サリナ なんか、文字が大きくなったり小さくなったりしてない?(笑)
Emu なぜ知ってるんですか?(^^;
エレン 女のカンは鋭いんでしょうね。
Emu それはちょっと意味が違うと思いますが(笑)。

 他人に見せることを意識してないため、書く日の体調、気分等により、文字のサイズにばらつきがあります。ちなみに、今日は寝ぼけていたので、更に大きさが一定していません(笑)。

サリナ ところで、今回から「製作室」を利用して進められてるんだよね?
Emu その通りです。製作室では、原稿を「ほぼそのままの形で」紹介しています。本編として公開するときには、そこから書き直されてまとめられるわけです。
サリナ じゃあ、原稿と完成版の違いを比べられるのね?
Emu 残念、原稿は公開時には伏せちゃいますから(笑)。
サリナ うぁ、セコい(笑)。
エレン 原稿を伏せる理由があるのですか?
Emu では、同じ内容の物が2ヶ所に存在し、そのお互いの書き方が違ってたらどう思います?
エレン 見る人にとっては混乱しますね。
Emu と言うことで。製作室をあらかじめ見ていた人は、そういう所を思い出しつつ楽しんでもらい、見ていなかった人は、仕上がった本編を見て笑ってもらおうという、執筆者の願いです。
サリナ 本当は恥ずかしいからなんでしょ?(笑)
Emu ノーコメントとさせていただきます(笑)。

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