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『ダル・レークの恋』
第1幕 (3/3)

第一部
第十三場 どうせこの世は…(ペペルの歌)
 ペペル(稔幸)のキザりようが楽しみな曲です。私の友達の間では魅惑IIのプレイボーイの歌のインド版とも呼んで楽しみにしています。ただ一つ「空にお日様、世界は広い」の譜割がなんか変な事が気になります。周りの水夫達も可愛い子ばかりで、、、目の保養〜☆

第十四場 インドの大きな港町
 ようやくハッチさん(夏美よう)登場。時々貸し切りで開演前に組長さんの挨拶があると、ハッチさんはこのときのお姿で出てこられますが、「…という事はこの後はあの格好のままでスタンバイなのね〜。」と思ったりして。リタのにゃんちゃん(羽純るい)は本公演で初の大役ですよね。すごく芸達者な方で、リタのような可愛い役から新公のインディラのような貫禄のある役までこなせて頼もしいと思います。
 ここの花売り娘のエリカちゃん(美椰エリカ)が可愛い。チャンドラ(夏美)に花を売ろうとしてマハ・ラジア様だと知って驚いてその場を去る時の仕草とかいつも見てしまいます。
 
第十五場 王城の門前の広場(ハイダラバード)
 ブンちゃんの歌は、いきなり転調して始まるんですね。今まで耳に染みついた音と少し違うので、それだけで「おぉっ。」と思えます。更に歌い出すブンちゃんがますます輝いていて満足。
 ブンちゃんが歌うところの動きも、周りの人の動きも変化はないので、大劇場からこうしていたら良かったよねぇ〜と思いました。あ、でも、無言で目線だけ意味深に飛ばしているブンちゃんも好きだったな。

第十六場 ラジアの饗宴
 ユズミさん(万里柚美)に、顔を動かさずに目だけ動かすインド風のエキゾチックな踊りがマッチしていて凄いです。ユズミさんの為にあるかのような役ですよね。
 後、若手男役5人組(久城・朝宮・音羽・朝澄・真飛)はダンスで競っている感じで、これまた見せ場ですね。足をあげるところなど、みんな競い合っていて凄いです。中でもやはりオトコちゃん(音羽)がイイですね。
 初めに音楽と共に金の女達の輪が開く瞬間は、どうしてもきんさん(朝峰ひかり)に目が行ってしまいます。エリザベートの革命の時といい、誠の群像の紫陽花の精といい、きんさんってなんか目立つ人ですよねぇ。
 チャンドラの歓迎の用意をしろっ!とクリスナがジャスビルに命令するところ、大劇場ではジャスビルが「それがそのぉ〜それがなかなかもって大変な事でして…(^^;)」とごちゃごちゃ言うところを「何をくどくどと言っている!!(`ヘ´) 」と怒って止めるんですが、そこでいつまでもクリスナが聞いていて止めてくれないので「そろそろ止めてくださ〜いm(__)mペコ」とジャスビルがお願いしたりする…というお遊びがあって、貸切の時に楽しみにしていたんですが、14日の貸切は普通でした。残念。

 チャンドラの連れてきたお客様がラッチマン大尉で、驚愕するカマラ達を尻目にラッチマンはリタと歌い出します。
 チャンドラがリタに「ラッチマン大尉のお相手をしなさい。」というとカマラは「えっ!!」という表情を見せます。ラッチマンはにこにことリタの手をとりながらもその場に立ちつくすカマラを見る一瞬だけ複雑な表情を見せます。が、すぐに気を取り直すかのように歌い出し、カマラはショックを受け泣きながらその場から走り去ります。
 ラッチマンはまだカマラに気持ちを残しているとは思うのですが、でも、別れる(別れた)事にも変わりがないよう思いました。むしろカマラの方が、動揺を隠しきれなかった感じです。

第十七場 王城の柱のある回廊
 ペペルの周りを侍女と童子が囲みますが、童子って男の子じゃないの?とか思いながらいつも見ています。なんか童子もペペルに夢中な感じですよね?「愛してるよぉ〜。」の声を聞くとペペルって憎めないヤツとか思います。リタがでてくると真面目そうにするペペルですが、服がすでにもう怪しげ。ペペルとリタの歌が始まると、リタがどんどん夢見がちなうつろな表情になってきて、ペペルが勝ち誇ってくる風なのが感じでてます。

第十八場 王城の仏像のある宮殿
 大劇場では下手から出てきていたラッチマンですが、帝劇では上手からなので、下手からのラッチマン登場をオペラで見ようと思った人はいつまでたっても出てこないのであせってしまいます。
 銀橋ないし、最後はどうなるんだろう〜☆とぼーっと見ていた私。こちらの会議室でのご報告を読んでいたくせに肝心な部分を読んでいなかったらしい…。
 いきなりXC列とA列の間の通路にペペルとラッチマンが降りてきたときは本当にびっくりしました。
 1回、下手の割と前の方でみていたんですけど、クリスナが「ジャスビル、誰が……」と叫ぶところでストップしますよね。そのときのラッチマンがすごく近くてそれがもうなんと綺麗だったことか〜〜☆(あ、いえ、他にもたくさん近くにいらしてますけど、私はマリコさんに釘付けだったんです。)
 強いライトをカーーーッッ!!と浴びて、黒塗りのお肌が光っていて、その中で目と衣装の白が映えてキラキラ輝いて見えました。別世界の方って感じでした。「きゃぁぁぁ!!時間よ止まってぇ〜〜!!」と心の中で叫んで、ストーリーがどうとか、演出がどうのとか、言っている場合ではありませんっ!(*^_^*)>酒井先生、幸せな演出をありがとうございました。m(__)mペコ

 こうして、途中までは「う〜ん、この役の解釈は、、、。」とか真面目に考えつつ、いろいろな味わい深い役に舌鼓を打ちつつ、格好いいラッチマンに溺れつつ、最後にはファンモード全開にキレまくって第1部の観劇が終わるのでした。
 
 ★Nifty-serveより転載★

   
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