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『ダル・レークの恋』
第2幕 (1/2)

第二部
第一場 パリの夜1(パリのナイトクラブ)
 ワクワクするような序曲と共に、4色のライトでにぎやかに照らされ、「なんだなんだ?!」と思っていると「Paris、前景より7年前」のスライドが…。
 何故かここで客席がざわめくのは、観客が口々にスライドを読んでいるからなのでしょうか…。

 14日にいきなりエトワールがかよちゃん(朝澄けい)の代役でびっくりしました。結局、この週末は3回ともかよちゃんで観ました。別発言で書きましたが、かよちゃんはとってもがんばってました。代役チャンスを確実に自分の力にしていると思います。頼もしい限り。(*^_^*)

 大劇場当時、エトワールのさえちゃん(彩輝直)は立ち止まる一瞬とか、振り向く直前とかの瞬間に客席にウィンクやらアピールを飛ばしていて、それは千秋楽が近づくにつれ堂にいったものになっていったんです。21日は、さえちゃんが一部復帰されている舞台を見ることが出来、エトワールはさえちゃんになっていました。(本当に良かったですね。)更にパワーアップしていたさえちゃんのお色気にすっかり悩殺されてしまいました。
 ここの振付、踊る女たちがとってもキュートな振付で大好きです。観ていると思わず踊ってしまいたくなります。

第二場 パリの夜2(ナイトクラブのマハ・ラジア)
 「あ〜可愛かったぁ〜(*^_^*)」とナイトクラブのショーの余韻にひたっていると、カーテンが開いてそこにはインドでの姿とは一変してタキシードに身を包みオールバックの遊び人ラッチマンが、長い足を組んでけだるそうに座っています。こういうマリコさん(麻路さき)も大好きなのぉ〜☆とマリコふぁんは一斉にとろけそうになります。(*^_^*)

 父上(千秋慎)との会話でいきなりラッチマンが王族の世継ぎであることが発覚。そして、その身分がうとましいらしい。しかも、マハ・ラジアの世継ぎでありながら、パリで「無頼漢」を商売にしているそうな…たくましいなぁ。
 インドのマハ・ラジアの世継ぎが、社会勉強も兼ねてパリへ留学していて、そろそろ帰ってきてもいい頃なのに帰ってこない。そこで父親であるマハ・ラジア自らが迎えに来たって感じです。
 無頼漢!と突っ張っているラッチマンですが、父親の必死の説得・泣きつきには弱っています。クラブのママ・ミシェル(藤京子)に諭されると、仕方なしにも同意して「無頼漢とバクチ」をやめると約束を…。その後で「恐喝もやってるんだけどなぁ〜(^_^)」と親父さんをからかって、それもやめろと言われたら「じゃぁ〜全部じゃないかぁ〜(`´)」と怒ったりして、、、なんだか可愛い。それゆえ、この時のラッチマンの推定年齢は私は20才位かなぁ〜と思っています。ゆえにカマラと出会ったのは7年後の27才位じゃないかなぁ?ちなみにカマラは13才でラッチマンと恋に落ちたのだそうです。

 ラッチマンは親父さんとのやりとりの途中で席を立ってカウンターでバーテンと話をしたり、他の客に色目をつかったり茶目っ気たっぷり。このバーテンさんが司祐輝くんなんですけど、なんと「ジョルジュ」という役名付きです。(^_^)

 ここにチャンドラ(夏美よう)が「悪い奴に追われている、助けてくれぇ〜」と、逃げ込んできました。ミシェルが「ひとまず別室に隠れて…」と言ってくれているのに出入り口に近づくチャンドラさん。(^^;)すぐに悪い奴達に見つかるのでした。当たり前だわ…(--;)。
 悪い奴…そう、ここに本当のラジエンドラ=ペペル(稔幸)が現れます。部下は、ジャン(朝宮真由)ピエール(音羽椋)他、高央・夏風・真飛・涼と割合可愛い顔の子ばかりで、ペペルが突出して渋いです。ラッチマンにはルネ(久城彬)がいます。ルネはラッチマンを「兄貴〜ぃ(*^_^*)」って感じで、ジャン達はペペルを「ラジエンドラさまぁ〜m(__)mペコ」って感じです。

 ラッチマンの父=ハリラムは同じインド人のチャンドラを心配してハラハラ見ていますが、ラッチマンは「俺は俺、他人は他人」と澄まし顔でカードゲームに興じたりして…。別室で話をつけるというのに、チャンドラは心配していないけど、親父さんがついていくのは心配そう。ルネについていってもらって、でも、「面倒な事にはかかわりたくないね。」とばかりに引っ込んでしまいます。

第三場 パリの夜3(パリのペテン師)
 ペペルの髪型は帝劇の方がより大人の悪っぽくなったような気がします。ぐじゃぐじゃ言うチャンドラを制するのに「うるせぇ!」というペペル。大劇場では、貸切の時によく「うるせぇぇぇぇぇぇぇ!ハーハー(--;)」という風にしてウケていたのですが、帝劇では毎回この「うるせぇぇぇぇぇぇ!ハーハー(--;)」にしているらしい。私は2枚目のノルさん(稔)が好きだし、パリのペペルには特に2枚目でいて欲しいのにぃぃぃ。
 チャンドラが引っ込んで後ろのテーブルに着くと、オトちゃん(音羽)達にいたぶられてその姿がまた可愛いんです(^_^)。そうこうしているうちに、我慢出来なくなったラッチマンのパパ=ハリラムが巻き込まれてしまうのであわててルネがラッチマンを探しに行き、再度ラッチマンの登場です。

 ラッチマンとペペルは知らぬ間柄でもないらしく、ペペルは後に「めざわりだったお前とおさらばするチャンス…」とも言っているくらい。「待ってろ、今、親父と話をするから…」とラッチマンが言うと「なに?!」と少しは驚くペペルですが、その後深い洞察は感じられません。冷静な人だ…。
 ラッチマンが「俺がギャンブルで巻き上げてやろうかぁ〜(^_^)」と親父さんに持ちかけると親父さんはす〜〜っごく怖い顔でラッチマンを睨むのでラッチマンは「じょっ、冗談だってば(^^;)」みたいに及び腰になったりして。ここらへんのラッチマンとパパのやりとり大好きです。(*^_^*)
 チャンドラが可哀想になったハリラムの許可も出て、ペペルとラッチマンはサイコロで勝負をすることに…。ここでみんな「サイコロ」と連発しますが、私は「ダイス」と言ってほしかったです。(^^;)
 ここの「サイコロ勝負」の振付はまたまたダレン・リーさんのモノ。全員で下手に移動してきびすを返して上手に動くところとかのキメ方がマリコさんらしくて好きだし、全体的な振付も今までにない新鮮な格好いい動きで、さすが現役のブロードウェイ・ダンサーだなぁと思います。
 結局、ラッチマンはイカサマで詐欺師のラジエンドラ=ペペルをだまして、まんまとチャンドラの借金のカタをつけたのでした。
 最後にラッチマンは親父さんの時計をスッてオチになりますが、ここ、一応毎回すっているようです。

第四場A 再びインド、ラジアの王城(回廊)
 4人の童子(美椰エリカ・妃里梨江・彩愛ひかる・美乃杏花)はみ〜んな可愛くて、もうニカニカしながら見ています。組み替え効果で今まで光りの当たりにくかった下級生の可愛い子たちに場が与えられるようになったのでしょうか?良いこと良いこと…(*^_^*)

第四場B どうせこの世は…(ペペルの歌)
 大劇場を見慣れた頭には、ここはもうカマラ(星奈優里)とリタ(羽純るい)の歌のイントロになるのですが、聞こえてきた音は…ブルースなんでしょうか?(私は最初演歌が始まるのかと思いました。あのイントロはちょっと…(^^;))
 おそらく要望も多かったであろう、「その後のペペル」の場面が追加されていました。ここはもちろんペペルの見せ場であると共に、実はジャスビル(英真なおき)の最大の見せ場でもあります。ひょうひょうと歩いて行くペペルの後ろから、ジャスビルがペペルの歌詞にいちいち反応しながら歩いてくるんですが、、、、これがもう百面相状態で、グー!!もうもう、オペラで観たくなります。22日に観た時にはペペルもノッて来ていて、場内大ウケでした。

第四場C 誰を信じればいいの…
 そして、私にとっては見慣れたカマラとリタの歌の場面に。ペペルとジャスビルの場面とのギャップが凄すぎます。
 大劇場の頃は「急に考えが変わったのね。>カマラ ラッチマンが王族だったから?」と思えていたのですが、帝劇では心から自分の愚かさを悔いていると感じられるようになりました。第一部の芝居に変更があって、全体的な流れがより自然になったからでしょうか。
 カマラ達の去った後、ラッチマンが正面のカーテンから割って出てきますが、ラッチマンは「カマラ、一度覚めた夢は戻らない。」と歌い出します。ラッチマンがカマラの先ほどのリタとの会話を直接聞いたのかどうかは分かりませんが、とにかくラッチマンにはカマラの気持ちの変化が伝わっていて、しかし、だからといって二人が恋人同士に戻る訳ではない、やがてくる別れを予感させます。

第五場 王城の柱のある回廊
 アルマ(朋舞花)の衣装と髪型が帝劇で変わったのですが、私の好みとしては大劇場の時の赤いドレスに1本に編み込んだ髪型の方が好きです。新しいサリーは豪華だけれど、生地が堅いのかゴワゴワしていて体型がすっきりと見えないしおろした髪型ではアルマが年齢不詳になってしまって(^^;)。
 アルマがインディラ(邦なつき)への文句をクリスナ(絵麻緒ゆう)に訴えていると奥の仏像のある宮殿でインディラが聞いているのですが、帝劇は舞台の幅がせまい割に奥行きがあるせいか、インディラの立ち位置がす〜〜〜〜〜っごく遠くて、「え?!この距離で聞こえていたの?インディラってば地獄耳ぃ(^^;)」と思えます。(^^;)
 遠いと言えば、第一部のハイダラバードの広間で歓迎の踊りを観ているクリスナ達もすっごく遠くて、あれではクリスナ達はオペラで踊りを観たくなるんじゃないかなぁ?と思ったりして…。
 
 ★Nifty-serveより転載★

   
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