『ダル・レークの恋』
帝国劇場千秋楽挨拶
1998.3.30
内容は出来るだけ元の内容に近いものを心がけていますが、話された方の言葉そのままではありませんので、その点をご承知くださいませ。m(__)mペコ
☆★☆ 星組組長 夏美ようさん のご挨拶 ☆★☆
「 皆様、本日は星組公演の千秋楽にお越し下さいまして、ありがとうございました。なごり雪の中を宝塚から上京してまいりまして、本日、この桜の中で、こうして無事にどん帳を降ろすことが出来ました。
初めての劇場で公演をするという、私たちの大きな不安を見事に吹き飛ばして下さいましたのが、この帝国劇場の劇場スタッフの皆様でございました。
毎日暖かく見守り、力強く支えていただき、私たちは本当に千秋楽まで安心して舞台をつとめることが出来ました。そしてこの帝劇の舞台に立てたこと私たちの誇りでございます。この場をお借りいたしまして、帝劇スタッフの皆様にお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
そして、手前みそではございますが、初めての劇場でいろいろ分からないことが多いなかアクシデントもありました。怪我も病気も停電もありました。でも、そんな時でもアクシデントに強い星組の仲間たちは、決して暗くならず力を合わせて本当に元気に乗り越えました。本当に手前みそですが、私はこういう星組の仲間たちを本当に誇りに思っています。そして何よりも、劇場が変っても、東宝の時と同じようにこうして劇場に来ていただけたお客様には、皆様のお顔を見る度に本当に何度励まされたか分かりません。この後1000days劇場、そして2001年には新しい劇場が出来ます。
私たちは皆様の期待に背くことなく素晴らしい舞台、大切に演じてまいります、勉強してまいります。ですから今後とも今までのように、今まで以上に宝塚を、星組を、愛して下さい。よろしくお願いします。今回も専科より、貴重な大人の女性を演じられる藤京子さん、邦なつきさんの、お二人のお力をお借りいたしました。そして我らがラッチマン麻路さきを中心に、この公演が麻路さきの相手役デビューとなりました星奈優里と共に、これからも一歩一歩、星組は前進を続けてまいります。
本日、ここより旅立ってまいります二人の仲間がございます。」
ここで大劇場と同様に、組長・副組長コンビによる退団者の紹介があり、退団されるお二人が最後の大階段を降りてこられました。
☆ 日比谷恵さんのご挨拶 ☆
「この華やかな舞台に憧れて入った宝塚。大好きな星組で毎日が楽しく、あっという間の7年間でした。すべての皆様とこの宝塚に、感謝の気持ちを込めて、ありがとうございました」
☆ 白鳥ゆりえさんのご挨拶 ☆
「いつも、どんな時も、笑顔でいられたらと思ってきました。白鳥ゆりえとして生きた7年間のすてきな思い出を、勇気に変え、新しい世界に踏み出します。今まで私を支えてくれた大好きな仲間たちと、大好きな皆様と、そして最後まで私の夢を助けてくれた大好きな両親に、心から、とびっきりの笑顔で、ありがとうございました。」
その後今後のスケジュールが紹介され、主演者の挨拶がありました。★
☆★絵麻緒ゆうさんご挨拶★☆
「4月25日から、5月10日まで、宝塚バウホールにて『ディーン』をさせていただきます。皆様のお越しをお待ちしております。」
最後にハッチさんがマリコさんを紹介されました。
「そして、麻路さきを中心に全国ツアーにまいります。北は仙台、南は熊本、福岡まで、行楽シーズンです、いい季節です。皆様、宝塚と共に、全国を巡ってみませんか?それでは最後におまちかね、まことの愛を探しているラッチマン、まことの愛に満ち溢れた麻路さきが、皆様にご挨拶いたします。」
☆★☆ 星組トップスター 麻路さきさん のご挨拶 ☆★☆
「 皆様、本日はご観劇ありがとうございました。帝国劇場というこの素晴らしい劇場で一ヶ月間公演出来て、本当に夢のようでした。最初は皆、慣れない劇場で戸惑いもあったり、迷子に楽屋でなったりいろんなことがあったのですけども、本当に、このように大入りのお客様に見守られ、そして、帝劇側のスタッフさん、いろんな方に支えられて、今日の千秋楽という日を無事に迎えことが出来ました。本当に皆様のおかげだと思っております。
そして、この貴重な経験は、星組にとっても凄い財産でもありますし、私にとっても、セリフではありませんけれども『一生の思い出です』。これからは、もっとこの思い出を沢山作れるように、皆で頑張っていきたいと思っております。
次にお会い出来るのは地方公演です。全国ツアーですね。各いろいろな地で春ですからいい時期です。お待ちしております。そしてバウホール「ディーン」の方も観に行ってあげて下さい。そして大劇場、そして東京で次にお目にかかるには1000days劇場です。また新しい劇場で新しい挑戦をして行きたいと思っております。
これからも星組を、そして5組になった宝塚を、どうぞよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました。」
マリコさんの両脇に白鳥さんと日比谷さんが並ばれ、微笑み合いながら全員で「すみれの花咲く頃」を合唱しました。
幕が閉まるとアンコールがかかり、もう一度幕が上がるとマリコさんが「本当にありがとうございました」とご挨拶されました。
通常はこのまま幕が閉まると思うのですが、今回はこの後「ジャスミンの君」「花の小舟」のフィナーレナンバーが繰り返されたため、なんとマリコさんの両脇に白鳥さんと日比谷さんがいるままに銀橋に出てご挨拶するという珍しいパターンとなりました。
本舞台に戻ってくると、いつものようにマリコさんが優里ちゃんをエスコートされてご挨拶され、幕となりました。
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