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『ダル・レークの恋』
星組全国ツアー☆浜松
1998.5.11〜12


 永遠に続くかと思われた星組公演『ダル・レークの恋』ですが、無事静岡県浜松市浜松アクトシティーにて千秋楽を迎えました。浜松では11・12日と公演がありましたが、12日の昼・夜の部を観劇しましたので、ご報告など。

 アクトシティーは、クラシック向きの劇場とお見受けしました。とにかく天井が高いんです。一応上部は黒い幕で隠されてはいるのですがそれでも高くて、例えばラッチマンがカマラに愛想尽かしをされるホテルの広間のセットの上に星空が煌めいていました。
 桟敷席とでもいいましょうか、上・下に2列で座席があるのですが、これがなんと4階席までありまして「見切席」というそうですが、当日券売場で売り出されていました。2階見切席で5150円らしいのですが、あまりにも片寄った見方しか出来ない席なので高いと思いました。
 私は1階席で見ましたし、2階席もどんな感じが休憩時間に行ってみたのですが、正面の席はどこも見やすい席のように思いました。

 12日の昼の部は、ユズミさん(万里柚美)以下バウ組が1階下手前列でご観劇でした。ブンちゃん(絵麻緒)はいなかったと思います。それゆえ、出演者のみなさんは隙あらばそちらに目線を送っていました。
 ぺぺルの最初の下手花道からの出のときに、多分何かされたのでしょう、生徒さんたちから歓声があがっていました。

 「愛のバレエ」の翌朝、ボートから降りてくるカマラ。ラッチマンに「降りてきたまえ。」と言われて降りてきてつまずくのが基本形で、高松では基本形でしたが、浜松ではさきに降りてしまってから「こっちへ来たまえ」と言われて何故かつまづく(^^;)方で演じていました。初めて見たときは「あれ?ユリちゃん間違えたの?」と驚きますが、よくよく考えると何もないところでつまづくのは不自然かも。
 いつものようにキスしたあと口元を触るラッチマン、心なしか念入りだったような…。

 ハイダラバードでパタナックとジャスビルにちょっかいを出すところ。
昼の部は…忘れました(^^;)、夜の部は背後から膝をカックンさせていました。パタナックは不意打ちでしたが、ジャスビルはなんだかカックンされるのを今か今かと待ちかまえているかのようでおかしかったです。(^_^)
 そうそう、この直前「早くおもてなしの用意をしろぉ!!」とクリスナがジャスビルに言うところ、高松から浜松にかけてだんだんと厳しい口調に
なっていったように思います。

 「まだ役目があると言ったでしょう!」と降りてくるラッチマン。昼の部ではジャスビルは曲がる角の座席の柚美さんの膝の上に座っていて、ラッチマンは促して「早く行け!」とやっていました。夜の部では曲がる角の座席の背に隠れたジャスビルをほっといてラッチマンは行ってしまい、ジャスビルが「ここにいるよぉ〜(/_;)」と泣きべそをかいて呼ぶとやれやれという感じに戻ってきて二人で手をつないで走っていきました。会場はおろか、舞台上のみんなにも大ウケでした。(*^_^*)
 このとき、舞台上にはラッチマンに銃口を向けられて驚いている人々の中に、二人で組んで楽しそうに踊っているカップルもいたりして、千秋楽らしいてんやわんやな雰囲気でした。その上をいったかな。>ラッチマンとジャスビルコンビ。

 他に千秋楽のお遊びでは、舞踏会のときにラッチマンに見つめられたのは私だと言い合う貴婦人達、ハッチさん(夏美)は本来なら「私だけを憂いを含んだ瞳で訴えるようにご覧になりました。」というところでミッキさん(千秋)を指し「あなただけを、うさんくさそうな瞳でご覧になりました。」とサラリと言ってのけウケていました。
 
 2幕のナイトクラブで、兄貴(ラッチマン)に自分のすってきたらしいネックレスをルネが見せると、ラッチマンが「おぉ(*^_^*)」と手に取りますが、それをみつけた親父さんが「何だ?」と近寄ってくるとラッチマンがあわてて隠します。近頃ではラッチマンのところに親父さんがくるとラッチマンがルネにこっそり渡し、親父さんがルネに近寄るとラッチマンに戻すという連携プレーをしていたのですが、千秋楽では親父さんがこっそりと急に二人の間に割って入ったのでラッチマンはルネに渡すことが出来ず、あやうく見つかりそうになりました。(^^;)

 千秋楽のラストシーン、ラッチマンが最後に背中を向けて去っていくところ、何となくラッチマンも立ち去りがたい風に見えて、本当に千秋楽なんだなぁと思いました。

 パレードでは左右の見切り席の方が一生懸命手を振っていて、マリコさんが嬉しそうに左右前後会場中くまなく手を振り視線を送っていました。これはカーテンコールになるなぁと思っていたら先手必勝とでもいいましょうかカーテンコールが始まる前に幕が開いて、嬉しい事にマリコさんのご挨拶がありました。
 以下はマリコさんのご挨拶の要約です。

☆★☆ 麻路さき さん のご挨拶 ☆★☆
 本日はご観劇ありがとうございました。
 4月18日から始まった全国ツアーも今日無事に千秋楽を迎える事が出来ました。いろんな地方を回ってみなさまがいろいろと応援してくださり、星組一同嬉しく思っています。まだまだこのメンバー以外にも星組はたくさんおります。初めてご覧になった浜松の方も、次の大劇場ではもっと大勢でお迎えしたいと思っています。これからも宝塚を、星組を、どうぞよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。」

☆★☆              ☆★☆

 マリコさんのご挨拶の後、最後の音楽がかかり、出演者一同会場中に手を振りながら幕が閉まりました。
 閉まる直前、マリコさんから大きな大きな投げキッスがありました。(*^_^*)

 そして、昨年11月からこの5月まで、半年間ずーっと観つづけてきた星組公演『ダル・レークの恋』は、とうとう千秋楽を迎えました。

 ★Nifty-serveより転載★

   
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