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宝塚星組公演
『エリザベート』

宝塚大劇場
1996.11.8
 初日挨拶

 

 まずはいつものように組長 一樹千尋さんからのご挨拶

 「皆様、本日は星組エリザベート初日にようこそお越し下さいました。
  この作品は今年2月に雪組で上演され、大変ご好評を頂いた作品の再演ということで、星組一同嬉しさの中にも緊張感と責任感をもって毎日お稽古に励んでまいりました。
 千秋楽までの間に一人一人が新しい成長ができるように挑んでまいります。(周りのみんなに同意を求めるヒロさんに笑顔で答える星組組子たち。会場からは大拍手が☆)
 皆様ももうご存知のことと思いますが、エリザベートをつとめております白城あやかをはじめ、6名がこの公演で宝塚を卒業いたします。
 淋しくなります。だからこそ、1回1回の舞台を一生懸命つとめてまいりたいと思います。
 12月16日まで、星組のエリザベートをどうぞよろしくお願い致します。」

 続いてマリコさんのご挨拶

 「本日はご観劇ありがとうございました。半年前にこの公演の上演が決まり、それから本当に長い半年でした。
 やはりプレッシャーがなかったと言えば嘘になります。
 皆でこの素晴らしい作品をどう星組流に仕上げていくか、それだけを考えてお稽古してまいりまして、やっと今日スタートしました。
 私の大切な相手役、白城あやかはじめ6名が退団いたします。いい思い出づくりができるように、、、そしてこの作品はウィーンでもハンガリーでも同時上演しています。日本の宝塚の代表として恥じないように、全員で力を合わせて、このウィーン、、、ウィーン?…違いましたね(照れ笑いのマリコさんに客席にもあったかい笑いが)エリザベートを千秋楽まで頑張りたいと思います。
 本当に今日はありがとうございました」
  
 「私の大切な相手役」と言いきるマリコさんの言葉をニッコリと聞いているあやちゃんが印象的でした。
 あやちゃんのサヨナラ公演であることを、この時まで忘れていた私ですが、改めてこの大好きなトップコンビをしっかりと見納めしようと思いました。

   
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