星組公演『皇帝/ヘミングウェイ・レビュー』
宝塚大劇場
1998.8.3 千秋楽挨拶
内容は出来るだけ元の内容に近いものを心がけていますが、話された方の言葉そのままではありませんので、その点をご承知くださいませ。m(__)mペコ
マリコさんは緑の袴姿で大階段を降りて来られました。ノルさんとユリちゃんから大きな胡蝶蘭の花束を受け取られマイクの前に立ちます。
☆★☆ 星組トップスター 麻路さきさんのご挨拶 ☆★☆
とうとうこの宝塚大劇場とお別れする日が来てしまいました。まだ自分でも実感がないところが実のところの気持ちです。でも今日一日、舞台で公演を務めて、この瞬間を皆さんと共有できて、本当に私は宝塚に入って幸せだったとずっと思いながら公演をしていました。16年前に「麻路さき」として生まれて、旧大劇場、そして、新大劇場、いろんなことがありました。この劇場の空間の中で笑ったり、泣いたり、そして、一つの作品を作る度にみんなで苦しみ、いろんな出来事の中にも、必ずここに来れば自分ひとりじゃなくて、仲間がいる、いつもそう思っていました。
私の大好きな星組の仲間たち、そしてこの劇場を支えて下さっているスタッフのみなさん、オケのみなさん、本当に私はいつも見守られながらこうして舞台に立つ幸せを感じています。
そして、私の愛すべき、ここにいらっしゃるファンのみなさま、そして今日劇場には入れませんでしたけれども、どこかで応援して下さっている大勢の宝塚ファンのみなさま、本当にたくさんの幸せを、ありがとうございました。これからもまだ11月23日まで「麻路さき」として精いっぱい生きていきます。
みなさまには、是非これからも宝塚を、そして私の愛する星組、ノルを中心としてこれからまた頑張って行くと思います。是非みなさま、愛してあげて下さい。本当に本日はありがとうございました。」
「さよなら宝塚」を歌いながらのお別れとなりました。
すぐにアンコールがかかり、幕があくとマリコさんが一人で立っていました。
「今日のこの時、皆様のことは一生忘れません。本当にありがとうございました。」
幕がおります。
再びアンコール。
幕が開くと舞台には退団者4人が立っていてみんなに手を降りつつ幕が降ります。
三度アンコール。
幕が開くと退団者4人がもう一度立っていました。客席は総立ちとなり拍手。星組組子をマリコさんが手招きして、全員が揃うとマリコさんが一歩前に出て「ありがとうございました。」とご挨拶。そして、投げキッスを。
もう一度アンコールがあり、 最後はマリコさんが下手袖の幕前に出て来られました。
場内は大興奮状態で、叫ぶ人多数、大きな拍手に送られてマリコさんは幕の向こうに消えました。
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