東宝星組公演
『魅惑U』
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『魅惑II』は、更にパワーアップして濃いレビューになっていました。改めて私を虜にしたその魅力について書いてみたいと思います。
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★ ロマンチック・レビュー『魅惑II ネオ・エゴイスト!』 ☆
☆ 作・演出 岡田敬二 ★
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☆ 観劇日 8月16日 13時・17時半
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★ 17日 11時・15時半
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☆ 18日 13時 ★
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第一章 ネオ・エゴイスト
プロローグの男役の数がとにかく増えてますよね。カルテット歌手は4人だけど、舞台では6人いませんでした?ダンサーも花道にまであふれている感じ。リカちゃん(紫吹淳)の第一声からまず盛り上がり、雷鳴と共に迎え入れられたネオ・エゴイスト マリコさん(麻路さき)は大劇場と変わらぬ美しさと存在感で登場します。
最初のかけ声から下に降りてくるまでの間にかけ声がまた一つ増えていたんですけど、、、これがもう(*^^*)(*^^*)(*^^*)(言葉にならない格好良さで…)この場面、音楽が激しいロックで、でも振り付けは意外とノーブルなもので、それがマッチしていて凄く好きです。星組の男役の層の厚さを感じて、このままではいかないだかもなぁ〜と思ってしまいました。
第二章 風のロンド
トンミちゃん(月影瞳)がセリ上がりじゃなくなったのがちょっと残念。トンミちゃんだけでなく、みなさんお化粧が綺麗になりましたねぇ。銀橋を下手
寄りまで渡ったときに少し夢見るようなポーズが入るところがすごく好きです。銀橋を渡り終わった直後の表情が随分柔らかくなったと思います。
ワタルちゃん(湖月わたる)の髪型がペガサスから少し人間寄りになった様ですが、この方が私の周りでは評判が良いです。振り付けから衣装から何から何までお馬さん系だったのでちょっと違和感を感じていたので、人間っぽさが見えて馴染んだ感じです。
バックの6組と一緒に男役が娘役をエスコートするような振りの後で下手方面に移動しつつ足を上げる振りのところ(超細かくてすみません。)トンミちゃんの表情がすごく生き生きしていて可愛いんですよ。足もすんごく上がるんですよぉ〜。これからご覧の皆様、是非見て上げてくださいね。(*^^*)
わたるちゃんはこの風のロンドと、後に出てくる哀しみの詩のシャルル(紫吹淳)のバックで踊っているところがイメージが反対なのですが、どちらも違和感なく見せてくれていて、新人公演を卒業して2年、大きくなったなぁ〜とつくづく思います。もう押しも押されぬスターですね。(そういえば、9月に
は初主演の青年館公演がありますね。是非バウでもやって欲しいんですけど…。)
第三章 テーマ曲
ここはまずは上手袖から出てきたリカちゃん(紫吹淳)が壁に手を伸ばしてポーズするところに注目。大劇場に比べて東宝ではためにためてから手を伸ばしてらっしゃるような…。ちょっとじらされちゃいました。(*^^*)
あわてて下手に目をやればブンちゃん(絵麻緒ゆう)とノルさん(稔幸)が。ノルさんは東宝でもターミーネータ振りは健在でした。
もしも、ここにマリコさんが出ていればマリコさんだけをず〜っと追う事が出来るのですがいないので、誰か一人だけを追い続けるのは失礼かも…などと考えすぎてしまい、3人を替わるがわる追い続けているうちにあれよあれよと言う間に終わってしまいます。
3人のファンでなくても楽しめる場面で、大劇場で1列目で見たことがあったのでその時の興奮が忘れられず、友人(マリコファン)が「東宝でもう一度1列目で見たかった。」などと超贅沢を申しておりました。その気持ちはよく分かります。
第四章 セレナータ
ヴァレンチノ様…ヴァレンチノってそんなデザインする人でしたっけ?(^^;)扇で隠されていたヴァレンチノ様(麻路さき)が顔を見せたとき、ガウンの下から覗くどぎついピンクのシャツに、なるほどこれがねぇ〜と思った私。そんなに悪いとは思いませんでした。ヴァレンチノ様は大劇場そのままのプレイボーイ振りで、17日11時の総見ではお約束のステッキ指しウィンクをねっとりしていただき、私たちファンは嬌声を発しておりましたっけ。でもでも、ファンサービスタイムが終わり、美女達へのサービスタイムになったとき、ガウンを脱いだヴァレンチノ様のあまりにもきらびやかな上着には本当にびっくりしました。こんなにすごかったとは…。私はこの衣装変更には大反対です。
…でも、後で聞いた話では、、、まず上着にあれだけの飾りが増えて、前回の黄色いシャツでは負けてしまうとの岡田先生の判断で、新しいピンクのシャツが作られたそうなんです。それで、黄色いシャツはもうないんだそうで、今更前に戻すのは無理だとか…。きっともう5回位見れば慣れたと思うんですけど、私が見た5回では慣れなかったです。
慣れないと言えば、私は「セレナータ」は格好いいプレイボーイの場面だと思っていたので、最後に銃で撃たれたかもしれないギャグ…は洒落だと思っていたのです。そしたら東宝では最後に変なフニャフニャした音楽がついて、完璧なオチにしてしまったのが、すごく慣れませんでした。最初に聞いた時は、結構前の方のセンターにいたにもかかわらず、座席からずり落ちそうになってしまって、もしかしてマリコさんから見えていたんじゃないかと後で心配になってしまったくらいがっくりきました。岡田先生ってセンスがいいのか悪いのか今一つ分からない方だなぁとしみじみ思いました。
そうそう、ヴァレンチノが死に真似をしているときに近寄ってきた美女達は思い思いに騒いでいるんですけど、トンミちゃんは本当に死んでいるのかな?みたいに「エイッ、エイッ」っておそるおそるヴァレンチノをこづいているんです。(^^;)おもしろすぎます。でもってタキちゃんは何故かそのトンミちゃんを触ってました。何故に?(^^;)
後で聞いた話では美女達が網タイツに変わったとか?実は大劇場の3日目位まではトンミちゃんだけが網タイツだったのが、全員黒タイツに変更になってたんです。今頃の変更は暑いからですかねぇ。私はトンミちゃんが網タイツだった方が好きだったので、全員網タイツになったんだったらそれが見たかったです。ひと足違いで残念。(T^T)
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