戻る

東宝星組公演 
『魅惑U』
(2/3)


間奏曲(一) ハートブレイカー
 リカちゃんがもう目一杯キザってくれるこの場面。密かに楽しみにしていました。リカちゃんの目線って結構白目の量が多くて「カーーーーーーッッ!!」って音がするように思えます。マリコさんは「ぢーっ☆」って感じなので、ちょっと違うのがいいんです。お歌が東宝の方がずーっと声にハリがあっていいですねぇ。ポーズがいちいち決まっていて目でも楽しく、声にも哀愁が漂っていてドラマだわぁ〜と言っている間に決めのポーズ。格好よすぎです。(~~*)

第五章 ビギン・ザ・ビギン
 幕が開いてスポットライトが当たるとブンちゃんの笑顔に釘付けになります。拍手もそこそこにブンちゃんをオペラで追い続けていると、マリコさんがもう階段上に登場する時になってしまってあわてて上にオペラを向けます。ところが、この登場の仕方が大劇場は下手袖から歩いて出てきたマリコさんだったのですが、東宝では最初から階段のセットの後ろにスタンバイしているそうで、それを知らなかったので私はスタンバイしているマリコさんの姿は1回しか見ていません。その時は階段にちょっと腰を降ろしていたように見えました。
 階段を上りきったマリコさんがスポットライトで照らされ、マリコさんが歌い出します。この旋律が大劇場の時と少しだけ違う様です。最初はマリコさ
んが間違えられたのかなぁ〜(^^;)とどきどきしたのですが、他の4回も全て同じ旋律で歌われていたので少し手直しがあったのでしょう。
 前髪を少しだけ垂らされていて、嬉しいです。ビギンのお衣装には、オールバックよりもこちらの方がお似合いです。5回の内1回だけオールバックの時があったのですが、時間的に余裕がなかったのかなぁと思いました。
 マリコファンならば誰もが楽しみにしているのが、セリ下がっていって消え去り際のウィンク。消え去り方も毎回違っていて、今日はどんな風に消えていくのがが気になります。マリコさんも好き放題って感じに楽しそうに消えていってくれます。
 次にマリコさんがセリ上がってくる時のお衣装が大劇場の時と変更になって賛否両論のようですが、私は断然東宝の金色総スパン燕尾服の方が好きです。スタイルの良さが強調されてますし、何より風格が感じられます。少しだけ垂らした前髪との相性もばっちりで、何だかお気に入りです。(*^^*)
 銀橋上にラインナップした時のコーラスがどんどんパワーアップしていて聞いていてゾクゾクしませんか?ここのコーラスの編曲がとっても綺麗で、手拍子をしながら自分も密かにコーラスに加わりたくなります。それくらい綺麗。
 9分ちょいあるらしいですが、次から次へとスターが出てきて、最後は明るく手拍子も入って盛り上がって終わります。お衣装や振り付けが少しクラシカルで気品が感じられ、まるで宝石箱のような素敵な場面です。

間奏曲(二) ザ・ダンディー
 もしも、あなたがセンターブロックのお席に座っていたのなら、ブンちゃんが振り返るところからオペラをあげてみてください。あなたの前にライバルのオペラがない限り、ブンちゃんから熱い視線をいつまでもどこまでも注いでもらえる…かもしれない。
 ブンちゃんに苦悩させたらもう〜もう〜天下一品ですわ。(マリコさんもだけど。ほほほ(^o^))
 なんていうか、舞台上のマリコさんには守ってもらいたい私ですが、舞台上のブンちゃんは守ってさしあげたくなります。(*^^*)
 私が観に行った時はちょうどブンちゃんがお風邪を召していて…でも、それこそ気力でカバーされていたと思いますし、歌声もしっかりされていました。今はもう回復されているのでしょうか?
 この場面って退団者スペシャルがありますよね。今回の退団者、まりさん(松原碧)ひーこさん(舞路はるか)ゆきちゃん(都々城あい)とブンちゃん
が絡むところでは、「あ、ひーこさんだ、ゆきちゃんだ、まりさんね。」と毎回確認していました。お三方、どうぞお幸せに〜☆

第六章 哀しみの詩
 この場面のトンミちゃんのセリ上がりは健在でした。ジュリアン(稔)シャルル(紫吹)クロード(麻路)と次々と美青年達から見つめられた(オペラ越しの全プレ目線で)日にはもうもう、「あぁ星組って好きだわぁ〜(*^^*)」と何を今更みたいな感想を漏らして友達にあきれられてしまいました。
 ジュリアンの場合、私の見所は少し上手寄りでマントを抱きしめるような振り付けがあるじゃないですか。ここのプライドの高そうな高貴な表情・仕草ですね。後、バックで踊る皆さんの揃いっぷり。静かな動きが揃うとこんなにも凄みがあるのかと驚いてしまいます。娘役さんの喪服のデザインチェックも楽しみの一つでした。
 シャルルの場合は、一旦後ろに下がってからセンター前に走り寄ってきてひざまずき顔をあげた瞬間。その熱い視線にドキドキしてしまいます。後、違う方向を向きながら差し出す手も好きです。歌っているシャルルは、胸から赤い血を流しているような雰囲気です。確か大劇場の前半は胸のクロスが赤色だったように思うんですけど、そういう意味で赤い方が好みでした。東宝では戻っていないかなぁ〜と思っていたんですけど、緑色でした。シャルルのバックには星組自慢の男役ダンサー達が競うように踊っていてゴージャス。誰を見ても格好いいし、迫力があるんです。
 クロードで一番好きなのはやっぱり棺へのキス。大劇場の時は下手側に顔を向けてだったのですが、東宝では上手側に顔を向けてキスしていました。棺の頭の部分が上手側なのでおそらく頭側に顔を向けるようにしたということだと思うのですが、こちらの方がマリコさんがより綺麗に見える気がしました。2倍おいしいです。
 それから棺にキスをし終わった後に下手へ移動するときに、両手と体をひねりながら歩くところ、マリコさんの手の美しさと仕草の美しさが際だっていていつもいつもうっとりしながら見ています。
 忘れるところでした。マチルド(月影)とクロードが離れた場所で一緒に踊っているような振り付けがありますが、あそこのキス、クロードさまはマチルド(幻影ですが)の顔を両手で支える風になりました。大事なものを持つみたいでなんだか思いが深まった感じでこれまたうっとりです。

   
   戻る      つづき