星組大劇場公演
『ダル・レークの恋』
ALICE’S TEA PARTY(4)
宝塚ホテル「宝寿の間」
1997/11/15(Sat)
★.・.・.・
ウィーン旅行(9月下旬)のお話 .・.・.・☆
司会「今年のウィーンはお天気が良かったですね。」
麻路「去年はすっごく寒かったのですごい厚着を持っていってホカロンまで持っていったんですけどね、全然使わないくらい暖かかった。ウィーンには2泊。いつもは全日空ホテルに泊まっていたけど今回はインペリアル。エリザベートとフランツ・ヨーゼフの大きな肖像画が2Fに飾ってあって、エリザベートの肖像画のすぐ隣の部屋に泊まった。皇帝列車にも乗って、楽しかった。」
司会「まず初めにハンガリーに行かれたんですよね?」
麻路「ハンガリーでは……どこに行ったんだっけなぁ(?_?)…」
司会「私達は英雄広場でお出迎えして頂いたんですよねぇ…(助け船(^^;))」
麻路「そうそう、英雄広場ねぇ。名前が出て来なかった(^^;)。鎖橋・城壁跡とかゲデレ城でハンガリー版エリザベートのメンバーのガラ・コンサートがあって。トートの人が向こうの挨拶でチュッチュッってね。(笑)」(←頬を合わせるチュ)
司会「格好いいトートさまでしたね。さきちゃんとはまた違った…」
麻路「エキゾチックな感じでねぇ。黒髪なんですよ。どっちかと言うと私はこちらのタイプだと思うのですが、天使というか悪魔的でしたね。惹きつけられるような目をしていて、魅力的な人でした。」
司会「エリザベートの方もとても綺麗な方で…」
麻路「ねぇ〜、なんかウエストが本当のエリザベートと同じサイズで細かったですよ。普段は活発な人みたいで、大人っぽいんですが、実際は若くて、外国の人って自分達が思っているより若くてねぇ。ガイドさんもしっかりした可愛い人で同じぐらいかなぁって思っていたら実はとても若くて、向こうも私のことを同じぐらいかなぁって思っていたら、パスポートを見て驚いて…こっこんなに〜(^^;)って凄い反応をして、日本人は若く見られるので、まっいいか(^^;)って感じでねぇ。(笑)」
司会「びっくりされたと言えば…さきちゃんのトートのお写真を見て…」
麻路「そうそう、トートだと思っていなかったらしくて、日本でエリザベートに出ていた人だっていう紹介でどうもなんかしばらく説明するまではトートをやっていたと思っていなかったらしくて、やっぱり女ですしねぇ(笑)、で私はトートをやったんだ!って言ったら「え??」って疑いの目で見られたので、トートの写真を見せて「これが私だ!」って言うまでなかなか信じてもらえなくて…(笑)」
司会「向こうの方は何をやっていたと思っておられたのですか?」
麻路「エリザベートをやってたと思っていたみたいよ(笑)まぁそういう誤解もいいかなぁって思ったんですけどね。(笑)」(場内笑)
司会「一応、誤解は解いていらしたんですか?」
麻路「誤解は解いて来ました!(笑)」
司会「その後、ウィーンに入られて皇帝列車に乗られて、クラークヴィック城に。」
麻路「初日の次の日に、メッテルニッヒ城主さまがご観劇にいらして下さったんですよ。ワインコンクールで可愛いワイン嬢と一緒に日本にいらしていたそうで。」
司会「トートをやり終えた後にウィーン版をご観劇になったご感想は?」
麻路「いやぁ、日本のトートはよく出ていたんだなぁ…と思いました。まだ少ししか経っていないので、どこから出てきてどこに動いてって身体が覚えているんですけど、見ていると、そこをトートがやっていないんですよね。でも自分は全部やっていて覚えているから、「あぁ日本では異常に出ていたんだなぁ…」と思ってね。向こうでは違う配役でやっていますからねぇ。トートは宝塚の半分以下しか出ていませんから。あぁありがたいことだなぁ…と。」
司会「残念だったのは、「バンパイヤ」を観る予定だったのですが…中止で…」
麻路「あぁ観たかったです。もう今は始まっているらしいですが。また1週間でもあれば観に行きたいと思っています。吸血鬼のダンスっていう新しいミュージカルなんですが、エリザベートを作ったのとほとんど同じスタッフだそう。ドラキュラっていう怪人系が好きなので、観てみたかったなぁ…とガッカリでねぇ。その代わりオペレッタ「愉快な農夫」を観て、初めてのオペレッタで八百屋舞台で面白かったですよ。でもドイツ語なので歌詞がわからなくてねぇ…英語でもわかんないですけどねぇ。(笑)わかったらもっと面白いのになぁ…帰ったら勉強しよう!って思って帰ったんです…一向にしてないですけどねぇ。(笑)」(場内笑)
麻路「このあいだ、ダレン・リー先生がいらしていた時も毎日思ったんですよ。「明日こそは英語で喋ろう!」って。(笑)通訳の方が同時通訳で話して下さるので不自由は全然なくて、もうコミュニケーションはとれちゃうんですけど、やっぱりこう人を通さずに、個人的に喋りたいじゃないですか。で、一番最初にお会いした時には「Hello!」ぐらい言えよ!って思うんですけど「こんにちは〜!」から始まっちゃって(笑)、どうも言えなくなってしまうんですよね。「あぁ、言わなきゃ、言わなきゃ…」って思えば思うほど「よろしく!」って日本語できちんと喋っちゃってね、でも3日目ぐらいには「Good
morning」から始まって、で帰りは「お疲れさまでした〜!」って。(笑)今度、絶対にNYへ観に行くって約束したので、その時には英語を覚えて…一方的にこっちから言うだけの文だけ覚えて行けばねぇ、返されると答えられないけど。(笑)(会場に)イギリスからもいらっしゃって下さっているのですが…私に英語教えて下さい〜!<m(_
_)m>(笑)」(場内笑)
★.・.・.・ 舞踊会などのお話 .・.・.・☆
司会「私たちは楽しい思い出を胸に日本の方へ帰ってきたのですけど。さきちゃんは10/14恒例の宝塚舞踊会に出演なさいまして。今回はちょっと変わった感じの踊りでしたね。」
麻路「そうですね、水売りって言うやつで。コメディーでは無いんですけど、ちょっとコメディーっぽい。邦なつきさんと星里未子さんと三人で、お話、ストーリー仕立てになっていて、お酒飲んで酔っ払っちゃって、三人が怒りんぼと泣きんぼと笑いんぼになるというやつなんですけどね。」
司会「さきちゃんは何?」
麻路「私は怒りんぼです。すごい楽しかったですよ。途中からはずっと怒っていればよくて。」
司会「じゃ、土方さんからずっと怒りっぱなし…」
麻路「そうなんですね、ずぅーっと怒りっぱなしで…」
司会「でも、本当はさきちゃんはお酒が入ると、どちらですか?」
麻路「笑い上戸かなぁ…説教上戸かな(笑)(場内笑)さっきのさえこちゃん、すごい強いんですよ。彼女も赤ワイン好きなんでワインとチーズの話になって盛り上がってね。よく一緒に集まるんですけどね、2人とも喋り出すんですよ。で他に第三者が居ると聞いてくれる人が居るんですけど。2人で飲んだときは「ちょっと聞いてくれる?」って言うのが多くて、もう一方的に話して。どっちかが納得して、聞いてくれたら良いんですけどね。2人ともお酒入っちゃうと。同じ話の繰り返しってよくやってますけどね。(笑)」
司会「それで、舞踊会が終わりましたら、この大劇場公演ということなんですけれど。あとオフのことを。今回、ウィーン旅行と舞踊会の前に少しお休みと言うか時間的にいつもよりかは…」
麻路「いつでしたっけ?8月東京公演が終わって、9月のツアーに行く前ですね。あ、そうそうオフだったんですけど、舞踊会の稽古と…何してたっけなぁ…旅行の準備と、東京公演の片づけで終わっちゃたんですよね。あと、本当は公演始まる前にインドに行きたかったんです。そしたら、インドってやっぱりお水とかが日本人にキツイから、パっと行ってその後何も無くて一ヶ月くらいお休みがあるなら良いんですけど。すぐ仕事しなければならないんなら、もしお腹壊したら、隔離されちゃうんですよね。1週間入院しろとか、検査で分かるまでは人に会うなとか、そうなるといけないから駄目ですって言われて。だから、また時間がある時にゆっくり行こうかなと思っているんですけど。」
司会「また今度、インドツアーって言うのがあるかも知れませんよね。」
麻路「ね!みんなお腹壊したりしてね。(笑)本当に向こうの人は平気らしいんですけど、日本人ってやっぱりすごい安全な食生活で生活しているから、ちょっとお水で歯磨いただけでもやられちゃう人いるんですって。食器とかにもね。それを植田理事長さんに『せっかく行こうと思ったのに、駄目だって言われたんです』と言ったら、『きみは大丈夫だよ』って言われて。(場内大爆笑) ちゃんと理事長さんのお墨付きを貰ったんですけどね、自粛したんです。(笑)」
司会「1週間ほどお休みが出来たら、ぜひトライしていただきたいですね。」
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お菊☆:
麻路さき「ダル・レークの恋」お茶会報告
Nifty-serveより転載