星組帝国劇場公演
『ダル・レークの恋』
ALICE’S TEA PARTY(3)
ホテル・ニューオータニ「鶴の間」
1998/3/22(San) 19:20〜
司会「2部になると、突然7年前の設定、パリ風のラッチマン様になりますが、その点で何かご苦労された事はありますか?」
… 一応若ぶって、動きとか軽快にしてる。7年前というと随分若いはず。どっちかと言えばオールバックは老けてみえるので気を付けないといけないな…と思いながら。やり取りするメンバーが面白いメンバーで、同期のミッキは、何を演っても大丈夫だろうという安心感もある。ミッキを笑わすのが大好きなので「いかにここで笑わせようかな」って思いながら演ってるとそういう所が本当にお父さんを困らせるみたいな感じになっていいんじゃないかな(^^)この間、ミッキが「あんたって私を笑わせる時に、ホントにいたずらっ子の目をする」って言ってたので「あ、そうか。じゃあ本当にそう思って演ったらいいんだ」とか思って、「パパ〜(^^)」って言って。」
司会「毎回とても楽しそうな雰囲気で…」
… 本当に楽しい(^^)。男の人って…まあ女性もそうでしょうけど、つい遊んでしまう不良の時期…高校生位かな?そういう時期ってあると思う。7年前のラッチマンは、一応20歳前後と思いながら…見た目違うかもしれないけど(^^;)そうしないと後の設定がずれてしまうので(^^;)高校を卒業してすぐに家を出ちゃったっていう歳にしてるので、一般人というよりは学生さんと思ってもらえたら…。お酒は飲んでますけどね(^^;)
司会「ダイスの場面で、とても素敵なダンスをされているのですが、今回ダレン・リー先生の振付けということでいかがでしたか?」
… 素敵な先生でした(^^)『おとめ』を見て、全員の名前を覚えてくれて。一日だけ名札を付けてくれって言われて“MARIKO”など愛称をローマ字で付けたら、次の日には下級生の愛称も全部覚えてきてくれてて。振付家としてはまだすごく若く踊るとめちゃ格好いい!横で「格好いい〜!」って言ってたら「それ演って」と言われちゃって(^^;)。
(今迄の宝塚ではないような振りですねと言われて)とっても新鮮。現役のトップダンサーなので、自分が踊ったらこういう踊りをしたいっていう振 りをすると思う。振りが男性っぽいので私達が踊るのには腕力・脚力がいる踊りが多い。しゃがんだり、立ったりする振りも多いがあれはすごくしんどい。 でも、そういうのが宝塚はどうしても女の子が演るからって言って避けて通りがちだけど、あのリフトにしても「僕はこれが演って欲しい」って言って。また稽古場でやれちゃったんですけど(^^;)
司会「あれは、かなり高度なリフトなんでしょうか?」
… 上げるのは簡単でも降ろすのが難しい。上げたものをまわりながら降ろすのが。優里ちゃんを一回飛び上げて、ひっくり返すので、タイミングがずれるとガーンときちゃう。イチかバチかです。
司会「以前にも『ラ・カンタータ』のシボネーの場面でも同じリフトをされてましたよね。」
麻路「そう。あの時と同じリフトです。あの時はあんなに持ち上がってなかったですけど…。お互い年代を重ねて、リフトも上手になったかな(^^)。衣装も今回は軽いし…。楽まで失敗しないように頑張ります!」
司会「“踊り曼陀羅”の場面で、今回唯一のセリ上がりですが…。」
… 帝劇のセリは下げると地下6階まで下がるので、本当に奈落の底まで…。一回降りると次に舞台に出るまで5〜6分はかかる。今回はぶんちゃん(絵麻緒ゆう)が歌ってる最中に乗って、ちょっと降ろしてもらってそこで止めてもらっている。だから、幕が開いた時には、セリの中でしゃがんで待っている。今はすごい早替わりで、ぶんちゃんの歌の繰返しの時にはセリに乗っていないといけない。『誠の愛』を歌って、幕が閉まった瞬間にみとちゃん(真汐薪)が待機してて、マントとかターバンを投げ捨てながらガーっと走って衣装部さんとミッキとか曼陀羅に出ていないメンバーが靴や口紅とかを用意しておいてくれて、いつも何とかギリギリ間に合っている。
司会「フィナーレのダンスでベストが大劇場と変わりましたが着心地は?」
… 軽いですよぉ〜(^^)。前は死にそうな位重たかった。羽根を背負っている位に重たかった。あれでクルクル回ると自分の肋骨に当たってアザができちゃった(;_;)「これは絶対にケガをする」と思って東京では変えて欲しいと言って変わったらホントに軽くて(*^_^*)光り物とか付けてくれたりしたの で、「今の方が絶対綺麗です」なんて言われて「ガクッ」ときたりして(^^;) でも、お陰で楽でとっても踊りやすくなりました(^^)
司会「帝劇は銀橋がなくてちょっとサビシイのですが、大階段はあって一安心という感じなのですが、これは今迄の物と同じなのでしょうか」
… 新しく作った物で、1000daysで使う物。4つに分かれてて合体させる。段数は一緒で、大きさもほぼ同じ。
★・。・。・ゲームコーナー 二択クイズ・。・。・☆
「カマラに別れを告げたラッチマン様のパリでのアンニュイな一日」
テーブル毎に「A」「B」の紙を高く上げ、さきちゃんが正解(★印)の札を上げるというスタイルです。
<1>ラッチマン様が朝起きて一番最初にすることはなんでしょうか?
★A…インド人ならまずターバンを巻くこと
B…首を左右に動かすトレーニング
司会「さきちゃんは首を左右に動かすのがとてもお上手だということですが…」
麻路「そうですか?あれ?みんな出来ません?」
司会「かなり練習されているのではないですか?」
麻路「いや、凄い肩凝りでしょっちゅう首を動かしているから…でも昔からダンスのレッスンに入っているので出来たのかもしれませんが、これ数やったら出来ますよ、絶対!練習してみて下さい。肩凝りにいいらしいですよ。(*^^*)」
<2>すっきり目覚めたラッチマン様、本日の朝食はどちらがお好みですか?
★A…インド人だけど本当は納豆ごはんが好き(場内爆笑)
B…インド人ですものナンとカレー
さきちゃんの納豆好きはファンの中では有名ですが、しかし、役者麻路さきがラッチマンとしてならばBだと踏んだ私は考えすぎでした。(;_;)
<3>おなかいっぱい、すっかり満足したラッチマン、次の行動は?
A…ダンスのテクニックを磨くためにバレエのレッスン
★B…女の魂を奪うため、美貌に磨きをかけるエステサロン
************お客様5:万里柚美さん、羽純るいさん*****************
麻路「どうもどうも…はるばる遠くまで…帝国ホテルなら近いけどここは遠いもんねぇ。柚美ちゃんは帝国劇場の楽屋が同室だからね。毎日一緒に…ね。」
万里「ここにたどり着くまでに大丈夫かなって(^^;)…」
麻路「オトコさっきね、こう走って来てこう来てこう走って帰って行ったの」(…とさきほどのオトコちゃんの登場・退場経路を説明するさきちゃん)
万里「あぁ〜そういうコもいるのね。丸テーブルの間をどっちに行こうか悩みながら来ちゃった。凄い人ですねぇ。」羽純「双眼鏡使ってらっしゃる??」
麻路「ディナーショーの倍なんですよね。DSって大体600名ぐらいでしょ?前、にゃんちゃん一緒にDSに出たことあるけど、インターナショナルでも最高に入れてそうだったでしょ?」
羽純「(ため息まじりで)そうですねぇ…」
麻路「(お茶会を)3回公演ぐらいできたらいいんだけど(笑)、そうなると公演ができなくなっちゃうから(^^;)」
万里「いっそのこと、ここで公演しちゃうとか?(笑)」
麻路「いっそのこと?(笑)」
万里「今、ウソでしょ!って思ったでしょ。」
麻路「思った、思った、思った。(笑)」
万里「いつも楽屋ではお世話になってます〜<m(_
_)m>」
麻路「いやぁ、こちらこそ〜<m(_ _)m>今回大変なんですよ、慣れない楽屋で階もみんなバラバラだし…」
万里「5階、6階、7階とみんな分かれて、舞台からは遠いし」
麻路「果てしなく遠いから忘れ物したら絶対取りに帰れないんだよね」
万里「そう。出る時も全部自分達で戸締まりも電気も消してゴミも捨ててね…」
麻路「イメージ崩すといけないと思って今迄言わなかったけど…凄いんですよ、まずフィナーレが終わって何をするか?というと、まぁお風呂には入るんですけど、お風呂から出たら、『生ゴミでしょ〜缶ゴミでしょ〜』ってもう地方公演!(場内爆笑)コンセントは抜いて、ハイっ、電気消して!ってねぇ。楽屋のおばさんが一応お掃除をして下さるんですけど…。ある日『なんか私ちょっとココが気になる』って綺麗好きだったんで(*^^*)MY掃除機を楽屋に入れて、日曜日11時開演の朝に柚美と二人でガァ〜って掃除してたら、窓越しに組長さんのお部屋が見えて向こうのお部屋から『日曜のお父さんみたいだ!』って言われて『どういうこと〜、掃除してるのに、お父さんってひどいよねぇ〜』って。(笑)」
万里「日曜日のウォーミングアップの前に掃除しちゃおう!って始めてウォ−ミングアップの格好してて…」
麻路「掃除だっていつもやりますから普通のことなんですけど、みんながどうも見慣れていないらしくて、柚美が『そんなぁ、私がやります!』って言ってやってくれたんですけど、結局は一緒にガァァァってやってたら…」
万里「日曜日のお父さんみたいだ…って」
麻路「そう、『日曜日の新婚夫婦』とか言われて(笑)」
万里「なんか、でもちょっと寂しかったね。(笑)」
麻路「うん、どっち?って思ったね。」
万里「いや、そりゃ、どっち?っていう疑問が出ることが…(どう見ても私がおくさんだろう〜と言いたいらしい>柚美さん)この会場のみなさんは全
然疑いもしなかったと思う。」(場内爆笑)
その後、糸電話をつけて中庭を通してお話をしようとしたエピソードが披露されました。それが糸電話がなくても大きな声で話せば聞こえるらしくって…
万里「また一つバラしちゃっていい?(*^^*)今日糸電話がついて、窓側にいる私と組長さんとで試しにやっていたら、『やりたい!やりたい!』って(さきちゃんが)来て、やったのはいいんですけど、普通にしゃべってその 振動が糸に伝わるのに、小さい声で『もしもしミッキ?聞こえる?』って。そんな小さい声じゃぁ聞こえないのに(笑)。」(場内爆笑)
麻路「いや、本当に普通にしゃべったら糸電話を使わなくても聞こえるぐらい距離が近いから、糸電話だけで本当に会話が聞こえるのか?試したかったから、つい小さい声でしゃべっちゃったの。」
万里「あんな小さな声でしゃべったら…絶対聞こえない。(笑)」
麻路「ねぇ〜、凄い楽しい楽屋でねぇ。楽しんでます。(*^^*)」
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メリコ☆:
麻路さき「ダル・レークの恋」お茶会
Nifty-serveより転載