星組大劇場公演
『エリザベート』
ALICE’S TEA PARTY(2)
東京プリンスホテル「鳳凰の間」
1997/03/16(Sun)
◆棺の上に乗るトートの演出は?◆
あ、あれは小池先生っ!小池先生が、「棺の上に乗ってみる〜?」と言うので、「乗ろう、乗ろう〜」って言って。先生が「危ないかもしれないから、僕がサキにやってみるから」って、ズルズル登って行ったんでね…う〜ん、ヤバイかもしれな〜い。(^^;)(とマリコさんは悩んだみたい…)それから先生が「降りられなかったら、階段つけようか?」って言って…降りられると思うんだけどなぁって思ったり(笑)。死神役でなかったら、棺の上に座るなんて絶対出来ないし、今でもちょっと、「あ〜、バチ当たるかなぁ」と思ったりね。初日前にちゃんとお参りに行ってきました。
司会「あそこだけ、エリザベートにちょっと嬉しそうな顔を一瞬だけ見せるんですけどね」
だって、あんなこと、言われたから・・・。結局OKしてくれたと思って喜んだら違ったという…ド〜〜〜ンという感じで辛いですねぇ。(^^;)
◆ルドルフへの死の接吻セリ下がりは奈落の下まであの姿勢のまま?◆
そんなことないですよ〜。あのラブシーンの形も変えたんですけどね。前はこう…こ〜なってたのかな?(と、やって見せるマリコさん)それを、やっぱり死んでるからダラーンと。だからブンちゃんは、多分凄くしんどいポーズなんです。
でも、あの『ベルサイユのばら』の長谷川一夫先生じゃないですけど、綺麗に見せるためにはしんどいポーズが必要だって言うんで。私も後半には手がこんなに(震わせて)なりそうになるし…その後は、新人公演で演じた彩輝直ちゃんが裾を持ってくれているんです。東京の楽屋ってどうしても古いんで、奈落とか、汚いんですよ。コートが凄く長いので、汚れるものだから裾を持って付いて来てくれる。ルドルフも死んだ後、コートを持って一緒に階段上がって来てくれる。
◆最後にどうしてエリザベートを連れて行く気になったのか?◆
私の解釈では…フランツがあぁ言わなかったら、実は、もうちょっと待っているつもりだったの。フランツが怒らせた。負けず嫌いだから、エリザベートを生かして一緒にさせておくより、自分のところへ連れてきちゃえっ!と、決意を固め
てしまったの。
◆フィナーレでの群舞(女役と男役それぞれ)は気持ちいいですか?◆
気持ちいいですね。(*^^*)それに、女役さんとか、振りが簡単っていうと変なんですけど、そんなに激しい振りじゃないんで…絡みとかあんまりないんですよ。
結局、銀橋に行く前とか、帰った時にみんなで迎えてくれるというのが、こう、コミュニケーションで…このエリザベートという作品では、今回会わない人は、本当に会わないの。楽屋でも、2階、3階、4階とバラバラだし、スケジュールが違うと「元気かな?あの人」というくらい会わないけど、あの場面でみんなに会えるという感じで…。私的感情が入ってしまうんですけどね。(^^;)
◆フィナーレでもトートのイメージを崩さないように、鬘をつけているの?◆
フィナーレだから変えても良かったんですけど、あの顔色でリーゼントしたら、たぶんびっくりするんじゃないかと思うんですよね。もし、フィナーレで男役に戻るなら爪もしてないし、顔色も、もっとどちらでもいいような顔色にしかでき
ないから、もう今回は徹底しました。それも「ミュージカルだから、全部通して欲しい」という小池先生の意見だったので…でも、最初は小池先生の方が気を使って「男役のスタイルを一回も出さないとファンの人が怒るかなぁ?」って
言ってたんですけど、「こうと決めてやっちゃえばこうだ…もういいです!!」って私が言っちゃったんで。その代わり、あんなにメークとかも思い切ったことが出来たので…そこのところ、ご了承下さ〜い。<m(_ _)m>
次の公演では、バリバリの男役が待っていますので!(*^^*)
■ゲーム■(正解:★印 意外なお答え(^^;)だったものを抜粋します!)
Qもし、この公演で娘役をするとしたら?
★A・宮廷の唯一の男といわれているゾフィ B・スペシャルな人魚のマデレーネ
麻路「究極の選択じゃない…(^^;)。どちらかといえば、A。マデレーネは、トウシューズがはけないから、できない。」
Qトート閣下が次に冥界に連れていきたい人は誰?
A・本当につれていきたかったのは、フランツ ★B・愛弟子のルキーニ C・革命家のエルマー
麻路「生きてる人間の中で自分の代わりに動いてくれる人として。結局宝塚のルキーニは実在のルキーニとは違って、トートの代わりをしてくれてる時もあるので。うん、忠実なんで、必ず横にいて敬意を表してくれて、よしよし(^^)という感じです。」
Qこの公演で、着てみたいお衣装は?
A・鳥(場内ざわつく、司会が、だるまみたいなお衣装と解説)
B・魚(さきほどのマデレーネの魚と解説。マリコさん、出る前のでしょ?と聞き返すがブルーの出たあとのと言われて、ありゃ(^^;)と呟く)
★C・エリザベートのネグリジェ(大爆笑)
麻路「どれも見たくないよ…(^^;)」
司会「見たいという願望が答えに現れているようで、場内はほとんどCですけど」
麻路「(吹き出すマリコさん)あたしは、まあCでしょう」
司会「実際、今回の公演で着てみたいお衣装は」
麻路「エリザベートの白のドレス、ねえあれすごいもんね。あれは、誰でも着てみたいでしょう(*^^*)」
Q今まで演じた作品の中でトート閣下が連れていきたい人物は?
A・ザビーネ B・マリー・ヴェッツェラ ★C・オスカル
司会「予想を覆してオスカルということですが、これは何か理由が?」
麻路「いっしょに心中した人は、相手がついてくるし、よくないかなと思って。同じような格好の人だし、久しぶりにオスカルに会いたいなぁと。(*^^*)」
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■お客様■ゴンちゃん(穂高ゆう)・ゆきちゃん(都々城あい)
麻路「ゴンちゃんの横にいるとゆきちゃん、すっごいちいちゃい。(笑)」
お花を渡して自己紹介と出演場面のお話。
ゴン「カフェの場面と2幕のエーヤンの場面でソロをやらせて頂いています。」
麻路「声がよく通って、オーディションで決まったんだよねぇ。(*^^*)新人公演ではヒロさん(一樹千尋)の役でエリザベートのお父さんだよね。」
ゆき「シシィの弟」
麻路「綱渡りするところで綱を持ってる…。綱が高くて届かないんだよね。(笑)」
ゆき「あとは、ミルクのところとか、ま、いろいろと。子供が出てきたら、私だと思って下さい。(^^;)」(場内、受ける(*^^*))
麻路「子供が上手いんだよねぇ。(*^^*)」
(レマン湖畔で下手から風船を片手にすごい勢いで走ってくるのもゆきちゃん)
■お客様■あやちゃん
『私だけに』(出雲・秋園秀逸デュオ)に乗せてあやちゃんのご登場。場内からはマリコさんをお迎えした時と同じように、「きゃ〜☆」という歓声が起こりました(*^^*)。
麻路「あやかだけ、贔屓(*^^*)。曲付きだよ〜。」
白城「私だけ〜?わ〜い、素晴らしい!!うわぁ〜、すごいですねぇ。ここはどこですか?」
麻路「ここ?プリンスホテル(^^)」
白城「ふふ(^^)。コンサート場内かと思っちゃいました。」
麻路「じゃ、歌ってみる?」
(場内、期待の拍手〜〜!!\(*^_^*)/パチパチー)
白城「いやいや…(^^;)」
麻路「お忙しいところ、ありがとう。」
白城「お茶会、おめでとうございます。」
麻路「もう来てもらうのもこれが最後…」
白城「そんな〜、これからも。次からはそこの席で(^^)。」
(…と言って、1番前のセンター席を指差すあやちゃん)
麻路「ほんと?いいよ、いいよ。贔屓してあげる(^^)。」
白城「ほんとですか?わ〜い(*^^*)。」
麻路「ほんと、ありがとね。じゃあ、お返しに…」
(マリコさんは、用意したピンクや白の優しい色合いのお花で作られた花輪をあやちゃんの頭に飾られました。)
白城「きゃ〜、嬉しい〜〜(*^^*)。」
麻路「ふふ(^^)。来てくれるかな〜なんて期待してたの(^^)。
…これで来てくれなかったら、自分の頭にのせなきゃいけなかった(^^;)」
白城「いや〜(^^;)。もう、このまま(場内の外に)出てもいいですか?」
麻路「いいよ(^^)」
(テーブルの上にあるマリコさんの飲み物が気になるあやちゃん。)
白城「それ、シャンパンですか?」
麻路「飲みたい?これね、ドンペリ(^^)。」
白城「でも…でも、みなさんはジュースなんですね(^^;)。」
麻路「そうなの(^^;)。贔屓してもらったの。」
白城「ふふ(^^)。クイズの途中だったんですよね。お邪魔しちゃってすみません。こんなベラベラしゃべっちゃって(^^;)。」
麻路「いやいや。ねぇ〜、おもしろいでしょ、この人(^^)。」
白城「え?」
麻路「最初の頃はおとなしかったんですけどねぇ。」
白城「私、エレベーターの前のお部屋なんですけど、最近いつも何か食べてると…バクバク食べてる所をマリコさんに見られちゃうんですよね(^^;)」
麻路「そう…一緒の仕事の時に、「どうして着替えないんだろう」って思ってね」
白城「そうなんです。ホントに唐揚げを食べようとした瞬間に…」
麻路・白城「仕事だよ!!」
麻路「で、慌てて「え〜!!」とか言いながらウォーミングアップの格好のままでね(^^;)。ホント、同じ階でよかったよね。」
白城「ね〜、ホントにすみませんm(_ _)m。」
麻路「…といつも大騒ぎして(^^;)。だからまだあんまりシンミリとはしてない。」
白城「すごいですねぇ。」(と場内を見渡している…話を聞いていない(^^;))
麻路「舞台の上では一瞬シンミリしてるんだけどね。(;_;)」
白城「え?」(…話を聞いていなかった(^^;))
麻路「してないの?あや。」
白城「え?すみません。今改めてすごい人だなぁ〜と思ってたんです。」
麻路「ガクッ(^^;)」
白城「だってぇ〜、死神だから(^^;)」
麻路「なんかねぇ〜、時々話通じないんですよ。今日も言われてたよね。」
白城「…クスン。もういいんだ…もう。あ〜、どうしよう〜〜(^^;)。」
麻路「退める人、一番強いから。」
白城「今日はお着物じゃないんですね。どうして?」
(『武蔵野』バウのお茶会で、マリコさんはお着物姿でした☆)
麻路「だって、はだけちゃったんだもん(ーー;)。姿勢正しくしなくちゃいけないのに、座って、目線を合わせていると、どんどん着崩れちゃって。」
(マリコさんが話していると、何やらあやちゃんの様子がちょっと変…)
白城「マリコさ〜ん、これ輪っかがはずれちゃった(>_<)。直して〜。」
(花輪の結び目がほどけて、カチューシャ状態になってしまったあやちゃん。真剣に直すマリコさんの姿をのぞきこむあやちゃんの姿が何ともおかしくて、可愛かったぁ(*^^*))
麻路「はい。じゃ、これ付けて帝国まで帰ってね。」
白城「いえ…イナカの実家まで。」
麻路「あ…○○区までね(^^)。ホントにお忙しいところ、ありがとね。」
白城「どうも、お邪魔しましたm(_ _)m。」
(帰りもBGM付きで帰って行かれたあやちゃん。マリコさんも仰っていましたが、こうやってマリコさんお茶会で会えるのも最後かと思うと、とても寂しい気持ちになってしまいました。
次回からは場内でお会いできると嬉しいよ〜>あやちゃん(*^^*))
◆あやちゃんとのデュエットダンスで一番好きなのはどれですか?◆
全部好きなんですけど…前の作品(『二人だけが悪』/『パション・ブルー』)のタンゴが特に好きかな。あれはお互いにやったことのないダンスだったので、凄く難しくて、いつになく、よく稽古したし。タイミングがズレるとお互い蹴り合いになってしまうような感じで難しかったので、普段でもそうですけど、お互いの呼吸を必死で感じながら踊ったという感じで、印象深いです。
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お菊☆: 麻路さきお茶会(97.03.16)前編・後編
Nifty-serveより転載