ヴォイスとナツキは川沿いの道を下り、一路塔を目指した。リリルがさらわれてから一時間ほど経過している。だがふたりは不用意に走ったりはしない。周囲を警戒し、音を立てず足早に道無き道を進む。モンスターに発見されること無く、スタミナを温存しつつ、最適なルートを選択する。彼らは追跡の極意を心得た超一流の狩人なのだ。
この当時の狩人は、モンスターと互角に渡り合うだけの満足な装備が無かった。当然そのリスクは、現在のハンターとは比べ物にならない。彼らは、踏み折られたほんの僅かな草からでさえ、そこを通ったモンスターの種類や時間、時にはその体調までも洞察する。ひと度大型モンスターを狩ると決めれば、非力な武器で少しずつ相手の体力を削り、十日でも二十日でも追い続け消耗と自滅を誘い、ついには相手の息の根を止める。彼らの強靱な精神力、卓越した追跡能力、サバイバル技術は、現代のハンターでは到底及ぶべくも無い。ハンターの聖地と謡われるナザルガザルでは、今日でもハンター育成の一環として、ベテランハンターも泣き出す高難度訓練『千夜行(せんやこう)』の名で当時の狩りを再現していると噂される。
現在ではナザルガザルの祖師と崇められるヴォイスのスキルは、勿論一片も疑う余地は無い。一方、サガはともかく傭兵達の足跡からは、彼らがモンスター溢れる大自然での所作に不慣れな事が容易に見て取れた。ましてや彼らはリリルを連れたうえ大人数である。モンスターとの接触を最小限に塔を目指すには、相当な時間をロスするはずだ。ヴォイスとナツキの追跡は、着実に彼らとの距離を縮めていた。
如何に数多のモンスター溢れるフィールドであっても、その危険度は場所により大きく異なる。そんな安全地帯とも言うべき地域に入ったことを察知すると、ナツキは抑えた声でヴォイスに話しかけた。
「ヴォイス。村長の話、あんたはどう思う?」
「塔が罠だという話か?」
状況から判断すれば、塔が帝国に連なる者を抹殺する罠だという判断に誤りは無い。塔の頂上を隠す雲は天空宮殿の在り場所を隠し、古龍は探し訪れる者を容赦なく屠る。そしてサガが語った森羅ならばそれを実行出来るだろう。
だが、何故そんな面倒な事をするのだろうか。天変地異を引き起こす力さえ持つのだ。いっそ帝国共々人を滅ぼす事も出来たはずだ。僅かに生き残った人々が一万年の時を飛ばされたのも、おそらく森羅がやった事に違いない。だが、それは何故なのだ?
ヴォイスとナツキは、集まり始めた真実に、何かとても重要なピースが欠けていると感じていた。
樹海を進むふたりは、塔へと続く峡谷に突入した。ジャギィの巣に近付くと血の臭いが立ち込めていた。谷底の広場に足を踏み入れる。そこは夥しい数のジャギィの死体で血の海と化していた。四、五頭のドスジャギィの死体も見える。傭兵も数人倒れていた。ヴォイスとナツキは、傭兵達に駆け寄った。全員既に死んでいる。
「まだ温かいわ!」
「近いぞ」
谷底の出口に、生乾きの血の足跡が続いている。ふたりは塔へと急いだ。相変わらず黒雲が塔の上部を隠している。石畳の坂を登り、ガブラスの舞う広場を駆け抜け、入り口へ飛び込む。
「これは!」
第一層に飛び込んだふたりは、その異常に気付いた。殺気が無い。頂上から降り注ぐ古龍の気配が全く無い。
「どういう事なの、ヴォイス?」
ふたりは顔を見合わせた。こんな事は初めてだ。これが偶然などで無い事は明らかだ。階段を下り、昆虫の光が仄かに照らす第一層ホールを駆け抜ける。ヴォイスは胸騒ぎを覚えた。何かとんでもない事が待っている。ふたりは塔の基部を一気に進んだ。
広い円筒形の螺旋回廊最下層へ出た。見上げると、薄暗い闇の中からガブラスのざわめきが聞こえてくる。人の叫び声も混じっている。
「追いついたね!」
ナツキに頷くと、ヴォイスは螺旋回廊を駆け上がった。ナツキもそれに続く。広い回廊の吹き抜けを、死んだガブラスが一頭、また一頭と落ちてくる。駆け上がるふたりに気付いたガブラスが、次々と襲い掛かる。この吹き抜けだけで百頭近いガブラスが巣くっている。ヴォイスは行く手を遮る小飛竜を抜刀と共に切り裂いた。エピタフイディオンが唸りを上げ、最初の獲物を血祭りにした。
「こいつは使えるな」
ヴォイスは帝国の武器の威力に鳥肌が立った。斬撃力はナツキの閃刀鞭をも凌ぐ。ナツキもその威力に感奮すると、自らも閃刀鞭を抜き上空を舞うガブラスを斬り裂いた。ふたりは大型モンスターとまともに対峙できる力を得たことを実感した。
「雑魚に構っている暇は無い!」
戦いながらでは追いつけない。大剣は只でさえ、抜刀状態では動きが鈍くなる。ヴォイスがエピタフイディオンを背中に納刀すると、ナツキも閃刀鞭を畳んだ。
「急ぎましょ!」
ふたりはガブラスの攻撃を躱しながら追跡を続けた。
大連の末裔率いる一行の頭上に、螺旋回廊の終点が見えてきた。サガは眠らせたリリルを背負っており、戦う事が出来ない。代わりに傭兵たちが、ガブラスの攻撃を防いでいた。毒液攻撃を喰らった傭兵のひとりに、ガブラスが次々と襲いかかった。傭兵は体をふらつかせながら、必死に剣を振り抵抗した。足がもつれ、吹き抜けの方へと追い込まれる。幅の広い螺旋回廊には手摺りが付いていない。
「いかん!」
サガが傭兵に叫んだが遅かった。剣をかいくぐり、一頭のガブラスが傭兵に体当たりした。よろけた傭兵は足を滑らせ、絶叫を上げながら地面目掛けて落ちていった。
「愚か者が!」
黒衣の男は苦々しく吐き捨てた。これで残る傭兵は三人だけだ。吹き抜けを見下ろした時、駆け上がってくるヴォイスとナツキの姿が見えた。ナツキが叫ぶ。
「待ちなさい、サガ! その子を頂上に上げてはダメ!」
ヴォイスは襲うガブラスを次々と切り裂きながら考えた。古龍のプレッシャーが消えた事と、大帝の血族であるリリルを連れて来た事に因果関係があるのは明らかだ。各地の塔を巡ったサガなら、塔が罠だということは誰よりもよく理解している。それでもなお塔を巡り、ついに天空宮殿の在り処を突き止めた。止めたところで聞くはずが無い。行為はともかく、奴もまたプロフェッショナルという事だ。ヴォイスは呆れた笑みを浮かべると。疾風のごとくガブラスの群を切り裂いた。
「近衛の村の追っ手か。急ぐぞ!」
黒衣の男が傭兵たちに命じる。サガはポケットからけむり玉を取り出すと、次々と周囲へ投げた。白い煙が吹き抜けに充満しサガたちを隠す。目標を見失ったガブラスが、登ってくるヴォイスたちに狙いを変え、次々と襲い掛かった。
「フッ。やるな、サガ」
ヴォイスはニヤリと笑うと、ガブラスの猛攻に一歩も退くことなく反撃した。
大連の一行は、ついに塔の頂上へ辿り着いた。広場へ次々と飛び出して行く。サガは気付かれぬようひとりだけ壁際へ移動し周囲の気配を探った。
通常、塔の頂上では、周囲を覆う雲海が地上を隠し、頭上には空が広がっている。だが、ここナザルガザルの塔は違っていた。広場の上を、シャンデリアのような高い天井が覆っていた。広場より更に広大な天空宮殿セミラミスの底だ。黒衣の男は、宮殿を見上げると不気味な笑みを浮かべ高らかに笑った。
「見つけた! ついに帝都を見つけたぞ!」
広場の外れに広く大きな階段が降りている。天空宮殿への入り口だ。黒衣の男は足を踏み出した。その時、巨大な極低温の冷気が、砲弾のように男達を襲った。傭兵2人がまともに喰らい、全身が凍り付いた。冷気は黒衣の男もかすめ、左腕が凍り付いた。
「グッ! 何だ?!」
振り向くとそこには、ごつごつしたピーコックグリーンの肌に無数の棘を生やしたモンスターが、唸り声を上げて睨んでいた。氷狐竜デュラガウアだ。ティガレックス同様前足が発達しており、飛竜種でありながら鋭い地上戦を仕掛けてくる。四肢で石畳の地面にへばりつくように身構えるその姿は、飛竜と言うよりは血に飢えた巨大な狼を彷彿させる。冷気を扱うモンスターで、男達は奴が吐き出した凍傷ブレスを、まともに喰らってしまったのだ。
「何だ、こいつは! サガ! こいつが巣くっているモンスターか!?」
黒衣の男は、凍り付いた左腕をさすり機能回復させながら振り向いた。サガの姿が無い。広場へ出てまだ一瞬だ。遠くへ行ける筈がない。氷狐竜が一気にジャンプし襲い掛かってきた。着地に合わせ鋭い爪で薙払う。黒衣の男は咄嗟に横へ飛び退き回避した。デュラガウアの鋭い爪が凍り付いた傭兵たちをまともに捕らえた。上半身が粉々に砕け、地面にへばり付いた足だけを残し死んだ。デュラガウアは着地と同時に素早く身を翻し、再びうなり声を上げた。二十メートルを超える飛竜でありながら動きが素早い。最後の一人となった傭兵は、恐れをなし螺旋回廊に向かって逃げ出した。氷狐竜は道を塞ぐように傭兵の前にジャンプすると、その場で鋭く旋回した。棘の生えた棍棒のような尻尾が、傭兵の体をまともに捕らえる。傭兵の体はひしゃげ、ゴミくずのように石畳を跳ね飛んだ。総ての傭兵を失った黒衣の男は、歯ぎしりしながらドラゴンフィストを装着した。
デュラガウアが黒衣の男へ狙いを定める。短い咆吼を上げると、両手で地面を叩き、大きく息を吸い込んだ。黒衣の男目掛け凍傷ブレスを浴びせる。だが男は、漆黒のマントで完璧にそれを防いだ。常闇の帳はあらゆる属性攻撃を無効化できる。男は足のブーストブーツで一気に間合いを詰めた。帝国最強の武器であるドラゴンフィストは、リーチが最短の武器でもある。フットワークを活かすため重厚な甲冑を着ることは出来ない。防御を捨て、攻撃に特化した武器だ。黒衣の男は、大連に伝わる常闇の帳を使うことで属性攻撃のリスクを軽減していた。
黒衣の男は誘うようにわざと顔面に近付いた。デュラガウアが左右連続して爪を振り、攻撃してきた。男は光のようなステップで躱し、デュラガウアの右側に回り込んだ。顔面にパンチを叩き込もうとする。だが、振り切られた腕が邪魔になり、顔面に取り付くことが出来ない。如何に機動性に優れようと、初見のモンスター相手では無理があった。男は苦し紛れに前足に一撃を加えた。デュラガウアは身を翻すと、次の攻撃のために身構え、力を貯めた。男は再び顔面へと飛び込み先手を仕掛けた。その瞬間、デュラガウアは右爪でカウンターを会わせてきた。男はステップして回避したが躱しきれなかった。直撃こそ避けたものの、衝撃で目眩がする。デュラガウアは左右の爪を振り、冷気のつむじ風を繰り出した。常闇の帳で防ぐ。だが、手元が滑り、常闇の帳が旋風に巻き込まれ剥ぎ飛ばされた。
「しまった!」
舞い上がった常闇の帳が、つむじ風に運ばれ、雲の中へと消えていく。
「お、おのれ!」
防御手段を失った黒衣の男に、デュラガウアが再び凍傷ブレスの狙いを定めた。その時、デュラガウアの後ろ足を鋭い突きが貫いた。頂上へ辿り着いたナツキが閃刀鞭を放ったのだ。デュラガウアが新たな敵へと振り返ったその瞬間、ヴォイスのエピタフイディオンがデュラガウアの顔面を叩き割った。絶叫を上げ怯んだ氷狐竜は、後方へと身を翻し、体勢を立て直した。裂けた顔面から血が吹き出す。怒り狂ったデュラガウアが地面を叩き咆吼を上げると、爪を振り上げヴォイス目掛けて飛び掛かった。ヴォイスはエピタフイディオンでガードしつつ力をいなし、受け流した回転力を利用して着地した氷狐竜の後ろ足に思い切り旋回斬りを叩き付けた。ナツキが与えた傷への追い打ちとなり、デュラガウアはたまらず膝を折り倒れ込んだ。ナツキは頭の側へ回り込み、中間距離から頭部へ連撃を加えた。デュラガウアは起き上がると、闇雲に冷気のつむじ風を繰り出した。ヴォイスとナツキはつむじ風の軌道を読み、最小限の移動で躱し、後退した。デュラガウアも命中する事など期待してはいない。体勢を立て直し間合いを確保するための捨て攻撃だ。だが、それを読み切れぬ者がいた。黒衣の男は、氷狐竜がヴォイスたちと戦う隙に、天空宮殿の入り口を目指し走り出した。
「よせ! 視線を切るな!」
モンスター相手に視線を切ることは自殺行為だ。ヴォイスの叫びも間に合わず、デュラガウアは後方で背を向けた黒衣の男目掛けて飛び掛かった。振り向いた男に、デュラガウアの鋭い牙が迫る。もはや回避も間に合わない。男は前に踏み込み、デュラガウアの顔面目掛け熱線のカウンターパンチを繰り出した。牙剥く口に飛び込んだ左腕が上顎へと突き刺さる。熱線が氷狐竜の脳髄を焼き、後頭部へと貫通した。だが同時に、氷狐竜のあぎとが男の左腕を噛み砕いた。そのままデュラガウアは事切れ、男をくわえたまま石畳を滑っていった。広場の縁にぶつかり、乗り上げて止まった。ヴォイスとナツキは、男の元へ走った。氷狐竜の体が、広場の縁からゆっくりとずり落ち始める。
「早くそいつから離れろ!」
ヴォイスの叫びに意識を取り戻すと、黒衣の男は自分の左腕を見た。焼けるような痛み。万力のように閉まった氷狐竜の口。逃げることが出来ない。
「クソーッ!」
ヴォイスたちがあと少しの所まで迫る。だが、二人の手が届くより早く、デュラガウアの体が大きく跳ね上がり、黒衣の男を咥えたまま広場の縁から落下した。男の絶叫だけを残し、スローモーションのように地上を隠す雲海の中へと消えていく。この高さだ。到底助かりはすまい。天空宮殿を目前にしながら、大連の末裔、銀のクロスの紋章を継ぐ男の野望は、叶うこと無く消え去った。
ヴォイスとナツキは広場の中央へ戻った。ナツキが辺りを見回している。
「サガとリリルの姿が無いわ。早く追いましょ!」
ナツキが宮殿入り口に向かおうとする。だが、ヴォイスはそれを制した。ナツキが振り向くと、ヴォイスは微動だにせず立っていた。ゆっくりと背中のエピタフイディオンを抜く。右手一本で持ったまま、体の向きを変えることなく、切っ先を一点に向けた。
「鬼ごっこは終わりだ、サガ」
ヴォイスは振り向くこと無く通る声で告げた。ナツキはエピタフイディオンが指し示す方角を見た。入り口から続く五メートルほどの高さの石壁。一部は崩れ、巨石が転がっている。切っ先は、岩陰の僅かな窪みを指していた。だが、そこにはサガの姿など無い。
「俺たちを宮殿の中へ先行させるつもりだったのか?」
ヴォイスは不敵な笑みを浮かべ振り向くと、指し示した窪みをじっと睨んだ。風が、僅かに砂を巻き上げる。
「やれやれ。やっぱり君には叶わないな」
何もない窪みから声が聞こえた。突然そこに、リリルを抱きかかえたサガの姿が現れた。サガは手に入れた神隠しの羽衣を使い、今までずっと隠れていたのだ。
サガはヴォイスの方へと歩き出した。リリルを人質にすることも出来る。だが、その考えはあっさりと捨てた。このふたりを敵に回して上手くいく筈が無い。ここまで来たのだ。大帝の血族を連れて行けないのは残念だが、あとは一人で宮殿を調べるまでだ。
ヴォイスの前まで来ると、リリルを渡そうとした。その時、睡眠薬が切れ、リリルが不意に目を覚ました。サガはリリルをゆっくりと降ろした。両手でしょぼつく目を擦る。リリルは、『ここはどこだ』とキョロキョロ辺りを見回した。広場の奥にある天空宮殿への入り口が目に留まる。ヴォイスはリリルを抱きかかえようと手を伸ばした。
「さあ、帰ろう、リリル」
だが突然、リリルはヴォイスの手を擦り抜け、全速力で宮殿の入り口へと走り出した。ヴォイスたちは慌ててリリルを追った。優しく捕まえ、抱き上げる。リリルは必死にヴォイスの手から逃れようと暴れている。小さな右手を入り口の方へ伸ばし、大きな声で叫び始めた。
「ママ――! ママ――!!」
泣きながら必死に何度も呼び続ける。
「リリル!」
リリルの姿に、ヴォイスは総てを理解した。アドレナリンが沸騰する。筋肉が音を立てて盛り上がる。リリルの母親は、あの奥で命を落としたのだ。リリルの仇があの奥にいる。ヴォイスは、リリルと共に天空宮殿の入り口を見た。
「あそこに、お前のママがいるんだな!」
ヴォイスはリリルを左腕に抱えると、右手でエピタフイディオンを抜いた。状態を確認し、再び背中の鞘に収める。
ヴォイスは黙ってナツキを見た。
「乗りかかった船だ。最後まで付き合うよ」
ナツキはニヤリと笑うと、腰に手を当てヴォイスの左に立った。続いてサガを見る。
「ボクが中を案内する」
サガは緊張した面持ちで頷くと、ヴォイスの右に立った。ヴォイス、リリル、ナツキ、サガの四人は、宮殿への入り口をじっと見つめた。広く緩やかな階段が頭上の宮殿へと続き、その先には暗い入り口が静かに口を開けている。あの奥には、リリルの母親を殺したモンスターが待っているはずだ。そしておそらくそれは、あの凄まじい殺気を放つ、近衛の長さえ敗れた謎の古龍だ。だが、そんな事はどうでもよい。俺は奴を倒す。今のヴォイスにあるのは、不動の決意だけだ。ヴォイスは落ち着いた声でナツキとサガに告げた。
「それじゃ、行くか。天空宮殿セミラミスとやらへ」
四人はついに、失われた帝国の中枢へと、その足を踏み入れた。
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